逃げ上手の若君 第二期

『逃げ上手の若君 第二期』第20話「かけがえがないもの」感想|命はかけがえがないと使い潰す側が言う ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第20話「かけがえがないもの」感想|命はかけがえがないと使い潰す側が言う

『逃げ上手の若君 第二期』第20話の感想です。雫は郎党として命に代えても兄さまを守ると言い切ります。ところが締めでは、人の命はかけがえがないから最後まで使い潰せ、という理屈が通ります。同じ一文が正反対の結論に使われる、後味の強く残る一本でした。
『逃げ上手の若君 第二期』第19話「ぼくのおじさん」感想|顔に出る男が顔で嘘をつく ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第19話「ぼくのおじさん」感想|顔に出る男が顔で嘘をつく

時行の叔父・北条泰家は、言っていることと額に浮かぶ本音が一致しない男です。ところが関所では、その顔のまま哀れな侍になりきって突破してみせます。この作品が肯定してきた逃げる才能の出どころがここで示され、一方の玄蕃は凄みという宿題を持ち帰る第19話です。
『逃げ上手の若君 第二期』第18話「神になった少年」感想|比喩だった鬼ごっこが遊びに戻る ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第18話「神になった少年」感想|比喩だった鬼ごっこが遊びに戻る

『逃げ上手の若君 第二期』第18話「神になった少年」の感想。公式が第1話から「天下をかけた鬼ごっこ」と呼んできた言葉が、この回で本物の遊びとして戻ってくる。しかも鬼は時行のほうだ。七歳で神を継がされた頼継の敵意と、縁起物だと説明された髪が終盤で命綱になる置き方、そして時行が選んだ勝ち方を読み解く。
『逃げ上手の若君 第二期』第17話「負けざる者たち」感想|負けざる者は一人ではない ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第17話「負けざる者たち」感想|負けざる者は一人ではない

第17話のサブタイトルは「負けざる者たち」。前回のラストで担ぎ出された戦闘神輿の中身が、まず明かされる。そして、戦を知らない公家がなぜここまでやるのかという答えが、後醍醐天皇との回想で示される回でもあった。ただし今回いちばん怖いのは神輿ではない。その騒ぎをおもちゃと言い切って裏山から下りてきた男のほうである。
『逃げ上手の若君 第二期』第16話「愛の戦士!信濃仮面」感想|助けに来た側が恩を感じている ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第16話「愛の戦士!信濃仮面」感想|助けに来た側が恩を感じている

第16話のサブタイトルは「愛の戦士!信濃仮面」。燃え落ちた北の砦を前に亜也子は崩れ落ちるが、望月重信は生きていた。砦を捨てたのは、負けたからではない。軍議では雫が南から二百を引き抜く策を出し、戦力は中の戦場へ集まっていく。ところが貞宗はその一手先を読んでいて、追い詰められた時行の前に仮面をつけた男が現れるのだった。
『逃げ上手の若君 第二期』第15話「時行と三大将」感想|忠義の宛先は北条ではない ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第15話「時行と三大将」感想|忠義の宛先は北条ではない

決起まであと4ヶ月。京から戻った国司・清原が北信濃への大侵略を始め、迎え撃つ諏訪方には頼重直属の三大将…祢津・望月・海野が極秘の援軍として立つ。時行たち逃若党に任されたのは、戦場から戦場へ駆ける絶対に捕まらない伝令という適役だった。第15話「時行と三大将」を振り返る。
『逃げ上手の若君 第二期』第14話「亜也子のドキドキ♥大作戦!」感想|眼力を封じたのは田楽だった ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第14話「亜也子のドキドキ♥大作戦!」感想|眼力を封じたのは田楽だった

北条の残党を狩ろうと足利勢が各地に目を光らせるなか、信濃守護・貞宗は、犬追物などで頭角を現す少年「長寿丸」に不審を抱く。あの小僧の正体は、北条一族か。貞宗は返礼の使者として、時行がただ一人で己の陣へ赴くよう求める。冷静沈着で並外れた眼力を持つ貞宗との、逃げ場のない「言葉の戦」。第14話を振り返る。
『逃げ上手の若君 第二期』第1話(通算第13話)「もう一度、食べタイ!」感想|釣りの裏で偵察は済んでいた ファンタジー

『逃げ上手の若君 第二期』第1話(通算第13話)「もう一度、食べタイ!」感想|釣りの裏で偵察は済んでいた

建武元年の信濃・諏訪。故郷の味を懐かしむ時行のため、逃若党は海へ走り、生魚を内陸へ運べぬ“魚尻線”のタブーを破って鯛を諏訪まで届け、時行を涙させる(その裏で雫は鎌倉を偵察していた)。一方の鎌倉では、尊氏の弟・足利直義が“計算”で民心を掌握する新統治を始動。