『ケロロ軍曹☆【完全新作】』第2話 感想|侵略拠点候補は、思わぬ家族との出会いだった

『ケロロ軍曹☆【完全新作】』第2話 感想|侵略拠点候補は、思わぬ家族との出会いだった SF

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第1話から時をさかのぼり、ケロロが地球にやってきたばかりの頃。宇宙人の夢を見た冬樹と、あきれる姉の夏美の前に、しゃべるカエルのような姿をした宇宙からの侵略者が突然姿を現す。ケロボールをめぐる攻防、ママの日向秋の想定外のひと言、そしていわくつきの専用部屋の秘密まで、ケロロと日向家の出会いを描いた第2話を場面ごとに一つずつ振り返る。

アニ
ケロロ殿との出会いの話でござる
ラン
前回と話がつながってないじゃない!
キャロ
時間をさかのぼるんですね。
アニ
日向家の始まりを見届けるでござる

姉ちゃんが死んじゃった夢

『ケロロ軍曹☆【完全新作】』第2話は、第1話から時をさかのぼり、ケロロが日向家にやってきたばかりの頃を描いた回だった。冬樹と夏美による宇宙人の発見、ケロボールをめぐる攻防、ママこと日向秋の想定外の反応、そしていわくつきの部屋。おなじみの出会いの物語を、新しい作画とテンポで楽しめる一話だった。

予知夢から始まる朝

冒頭、冬樹は寝言で、姉ちゃんが死んじゃった、とつぶやく。すかさず勝手に殺すな、と飛び起きる夏美。寝ながら私にけんかを売るとはいい度胸ね、という勢いのあるツッコミから、日向家の朝がにぎやかに始まった。

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という夢を #keroro #ケロロ軍曹

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冬樹が見ていたのは、ヘンテコな宇宙人が地球に攻めてくる夢。宇宙人からの電波をキャッチしてるとか言う気でしょ、変な本とか映画の見すぎ、とあきれる夏美に、地球は常に宇宙人に狙われているんだよ、と熱弁する冬樹。オカルト好きの弟と現実的な姉という二人の関係が、短いやりとりのなかでしっかり伝わってくる。

前回と話がつながっていない

しかも今回は、物語の途中で、前回とお話がつながってなくない、と思っていませんか、安心してください、これはケロロ軍曹第2話でちゃんと合ってますから、というメタな語りが入る。第1話でにぎやかな日常を見せたあとに、あえて出会いの物語へさかのぼる構成を、作品自身が笑いに変えてしまうのがケロロらしい。

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メタネタやめろ
#ケロロ軍曹 #keroro_anime

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中学2年生の日向夏美と、中学1年生の日向冬樹。改めて二人が紹介されるのも、第2話にしてもう一度始まりを描くこの回ならではだった。

カエルの姿をした宇宙人

あんなところに宇宙人が、という冬樹の声に振り向くと、そこにいたのは、しゃべるカエルのような生き物だった。あんた一体何者、と問い詰める夏美に、うかつにこの星の連中には言えないであります、と口を滑らせてしまうのがおかしい。

語るに落ちる

我が輩ちょいと発育過剰でお茶目なだけのただのカエルであります、と言い張るものの、みるみる語るに落ちてるわよあんた、と夏美に突っ込まれる始末。冬樹は、あの夢って予知夢なんだ、と大喜び。侵略者のはずなのに、どこまでも抜けているケロロの第一印象が、今も昔も変わらない魅力になっている。

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第2話なので登場人物を紹介(?)
#ケロロ軍曹

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学校に遅れると冬樹を引っ張っていく夏美と、留守中逃げちゃったらどうするんだよ、と心配する冬樹。宇宙人だか何だか知らないけど、かくまってる暇なんかないの、という夏美の言い分も、もっともではある。

奪われたケロボール

一人残されたケロロは、本部に救援を要請しようとして、ある事実に気づく。ケロボールがない。敵軍に兵器を奪われた場合は死刑、という軍法を思い出し、いやあれは奪われたのではない、貸しましたであります、と自分に言い訳する姿には笑ってしまった。

一方、ケロボールを手にした冬樹は、きっと宇宙人の武器なんだ、と夢中になっていた。このボタンは何だろう、こっちは何だろう、と興味が尽きない冬樹の表情が、本当に楽しそうだった。学校では、人気キャラクターの裏設定が実は地球侵略しに来た宇宙人で、本気を出したら全人類滅亡らしい、という配信の話題で盛り上がる声も聞こえてくる。まさに家にいる宇宙人の話とも知らずに、というすれ違いがおかしかった。

ケロシアンルーレット

帰宅した二人を待っていたのは、本性を現したケロロだった。我が輩はケロロ軍曹であります、我が軍のペコポン、すなわち地球侵攻の前準備をしていたのであります。ばっかじゃないの、と一蹴する夏美に、ならば仕方ない、とケロロは尋問を始める。

尋問が甘かった

さあ早く吐きたまえ、ケロボールはどこだ、と迫るケロロ。ケロボールがあればすぐに援軍が呼べる、そうしたらお前たちはアブダクションであります、とすごむものの、尋問の中身はどこか間が抜けている。尋問が甘かったか、とさらにエスカレートするケロロに、夏美もさすがに悲鳴を上げる。

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スカートは抑えておく #keroro #ケロロ軍曹

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けれど、最後に形勢を逆転させたのは夏美だった。このボケガエル、と怒りを爆発させる夏美の迫力は圧倒的で、宇宙人の侵略者よりも中学生の夏美のほうが強いという、おなじみの力関係が、早くもここで出来上がっていく。これぞケロロ軍曹という掛け合いだ。

僕らと友達になろう

まあ許してやってよ、と間に入った冬樹は、ケロボールを返す代わりに、僕らと友達になろう、と持ちかける。お安い御用であります、と即答するケロロに、ちょっとどういう気なのよ、と夏美はあきれ顔。それでも冬樹は、僕らは多分地球で初めて宇宙人と友達になったんだ、と目を輝かせていた。

侵略者を前にしても、まず友達になろうとする冬樹のまっすぐさこそが、この物語の出発点なのだと改めて感じる場面だった。

置き去りの軍曹とママ

ところがケロボールに届いたのは、本隊からの非情な通信だった。同胞の一部がペコポン人と接触し、存在が知られた可能性がある。本隊は一時作戦を中止して地球圏内から撤退する。緊急決定のため、諸君らの救助は断念せざるを得ない。

哀れね

しかも通信機能は壊れてしまったらしい。お友達であります、と冬樹にすがるケロロに、哀れね、とつぶやく夏美。地球に置き去りにされた侵略者という、なんとも情けない立場がここで決まってしまった。本隊に見捨てられたからこそ、日向家との暮らしが始まるという流れがよくできている。

成り行きでケロロを家で飼うことになったものの、二人には大事な問題が残っていた。ママは極度の生き物嫌い。前にインコをもらってきたときも大変なことになったらしい。少年漫画の編集者だというママを、冬樹は僕らの隊長かな、と表現する。お二人の上官であれば我が輩の上官も同然、とケロロは身構えるのだった。ママ殿に謁見し、日向隊に配属させていただくであります、と軍人らしく意気込むものの、その内心はかなり不安げだ。

インパクトとアクション

帰ってきたママの日向秋は、まさかまた犬か猫でも拾ってきたんじゃ、と部屋に入ってくる。人質作戦に出たケロロだったが、秋の身のこなしの前にあっさり形勢逆転。ママごめんなさい、今すぐ捨ててくるから命だけは、と青ざめる夏美に返ってきたのは、思いもよらない言葉だった。

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ママン! #keroro #ケロロ軍曹

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あなた最高よ、ぜひここで暮らしなさい。これこそまさに私が少年漫画に求めていた衝撃、インパクトとアクション、それらを兼ね備えた最高のキャラクターだわ。生き物嫌いのはずのママが、編集者の目でケロロにほれ込むという展開に、思わず笑ってしまった。こうしてケロロは、日向家に正式配備されることになる。

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斎藤千和さん、当時の夏美の声も感じつつ、大人っぽさを演じてるのすげえ
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いわくつきの専用部屋

宇宙人のプライベートルームなんてめったに見られるものじゃないわよ、と目を輝かせる秋は、ケロロに専用の部屋を与える。けれどそこは、窓もなく、風水的にも場所が悪いと物置として使われていた部屋だった。

この部屋のおかげ

今どき都心の一戸建てを、ママの細腕一つで買えた理由。要するにこの部屋のおかげだったのよね、と意味ありげに語る夏美。宇宙人には関係ないか、無事を祈っとくわ、一応、と言い残して去っていく夏美に、冬樹は不安になる。

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いわくつき #ケロロ軍曹

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けれど当のケロロは、適度な湿気でお肌ツヤツヤ、この部屋気に入ったであります、とご満悦。冬樹からケロボールを借り、あとは自分でやるであります、と部屋にこもってしまう。悪用しないという冬樹との約束を守ろうとするあたりにも、ケロロのどこか憎めない人柄がのぞいていた。

劇的ビフォーアフター

おどかせば自分から泣いて断ってくるかと思ったのに、どれだけずうずうしい星から来たのよ、とあきれる夏美。この部屋にまつわる不穏な話に冬樹がおびえるなか、家族そろってケロロの部屋をのぞきに行くと、そこはすっかり様変わりしていた。

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あのちゃんの曲wwww #keroro #ケロロ軍曹

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ゲーミングPCに、レコードプレーヤー、そしてプラモデルの塗装ブースまで。何よこれ、どうやってそろえたの、と驚く夏美に、ケロボールを使って、情報とデータがあればその辺のごみやほこりから再生できるであります、と胸を張るケロロ。いかがでありますか夏美殿、と振られた夏美が、正直うらやましいわよ、と負けを認める流れにも笑わされた。

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劇的ビフォーアフター #keroro #ケロロ軍曹

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まとめと考察

『ケロロ軍曹☆【完全新作】』第2話は、ケロロと日向家の出会いを、新しいテンポとギャグで描き直した回だった。最後に、印象に残ったポイントを振り返っておきたい。

部屋のもう一人の住人

例の妙なしみも消したんだね、という冬樹の一言に、何のことでありますか、と首をかしげるケロロ。そして画面には、ケロロの隣にたたずむ見知らぬ少女の姿が映る。いわくつきの部屋には、やはり何かがいた。日常とはかくも身近なところから崩壊するものか、という夏美の日記の一文で締めくくられるラストが、絶妙な余韻を残していた。

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あっ…… #keroro #ケロロ軍曹

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侵略者のカエルに、幽霊らしき少女まで。日向家の日常が、これからどれだけにぎやかになっていくのか楽しみになる終わり方だった。部屋の秘密をいちばん怖がっていた冬樹がオカルト好きというのも、今後の展開にどう効いてくるのか気になるところだ。好きと怖いは別腹だよ、という冬樹の言葉が、なんとも彼らしくてほほえましかった。

懐かしさと新しさ

予知夢、ケロボール、ケロシアンルーレット、ママのインパクトとアクション。往年のファンにはおなじみの場面が並びながら、ゲーミングPCや配信、現代的な小ネタが自然に溶け込んでいる。懐かしい出会いの物語を、今の時代の日常として描き直しているところに、完全新作ならではの面白さを感じた。

第2話にしてもう一度始まりを描き、そこにメタなツッコミまで入れてしまう。その遊び心こそがケロロ軍曹らしさなのだと思う。友達になろうと手を差し伸べる冬樹、文句を言いながらも結局受け入れる夏美、そして何でも面白がってしまう秋。この家族だからこそ、侵略者が居候になれたのだと納得させられる回でもあった。日向家とケロロの新しい日々を、これからも楽しみに見ていきたい。

アニ
懐かしい出会いでござった
ラン
ママが一番強いじゃない!
キャロ
最後の女の子が気になります。
アニ
日向家の日常に注目でござる

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