『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白 コメディ

初めてできたカワイイもの好きの同志、ケンタとファンシーショップへ向かった小路。浮かれる二人に注がれる小さな女の子の視線、そして鳴戸との出張先で待っていたのは、思いがけない元妻との再会だった。ずっと隠してきた本当の離婚の理由を、小路はついに口にする。ケンタとのショップめぐり、猫カフェをめぐるすれ違い、そして元妻への告白まで、第3話を振り返る。

アニ
小路殿に同志ができたでござる
ラン
元妻の登場は予想外
キャロ
ケンタさんとのお買い物が楽しそうでした。
アニ
順に見ていくでござる

第3話「小路課長と初めての同志」はケンタとの初めてのショップめぐりと元妻との再会の回

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」は、前話で出会ったケンタとの初めてのファンシーショップめぐり、そして鳴戸との出張先での思いがけない再会を描いた回だった。カワイイもの好きの仲間ができた喜びに浮かれる小路と、その秘密がきっかけで終わった結婚。笑える場面の連続の中に、好きなものを隠して生きてきた小路の過去がそっと顔を出す、味わい深い一話だった。

▼ ネットの反応

さぁ〜(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)TOKYOMXで〜 #おじさんはカワイイものがお好き。 第3話 「小路課長と初めての同志」の〜始まりだ〜
#おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像1
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像2
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像3
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像4

元のツイートを見る

SNSと公式に覚えられること

冒頭は会社での雑談から。SNSを何もしていないのかと部下に驚かれ、昔の同級生やたくさんの人と絡めて楽しい、公式の情報収集にも便利だと勧められる小路。公式の情報収集という言葉には少し心が動いたものの、公式と絡むうちに覚えられたりする、と聞いた途端に心の中で拒否が始まる。「公式に覚えられるとか恥ずかしすぎて無理」、認識されたくない、密かに応援していたい。推しとの距離感をここまで大切にしているところが、いかにも小路らしい。

どうしてそんなにSNSでつながりたがるのか、周りの人間関係で十分じゃないか、と考えた直後に届いたのが、ケンタからのメッセージ。新しいスタンプを買ったので使ってみました、という一言とカワイイスタンプに、小路はあっさりと「新しい人間関係必要だわ」と考えを改める。同じ趣味の人間とならつながるのも悪くない、今度またSNSに挑戦してみよう。この手のひら返しの早さに、思わず笑ってしまった。

▼ ネットの反応

せやせや #ojikawa #おじカワ
data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20width=%221%22%20height=%221%22%3E%3C/svg%3E

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像5
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像6
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像7

元のツイートを見る

部下たちの推し談義

一方、部下の女性たちは小路の噂話。相変わらず素敵だ、そんなに好きなら告白しちゃえばいいのに、急がないと誰かに取られちゃう、とけしかけられても、小路を慕う部下の答えははっきりしていた。課長は素敵でかっこよくて大好き、でも恋愛対象ではない。アイドル的というか、うちわを作って応援したい気分。推しっていうやつかしら、という言葉は、そのまま小路がパグ太郎に向ける気持ちとも重なって見える。好きの形はそれぞれで、それを周りに説明する必要もないのだと、この作品は繰り返し教えてくれる。

初めての同志とのファンシーショップ

憧れていた仲間とのショップめぐり

仕事帰り、なかなか予定が合わなかったケンタとようやくファンシーショップへ。小路にとって、仲間とのファンシーショップめぐりはずっと憧れていたものだった。腹ごしらえよりショップめぐりを優先するケンタに、「それでこそ同志」と心の中でうなずく小路。かわいいグッズに囲まれて癒されながらも、全種購入したいけれど置く場所がない、毎月新しいグッズが出てキリがない、と自分に言い聞かせる姿には、大人のカワイイもの好きならではの現実的な悩みがにじむ。

ところが、テンションの上がったケンタの声が少しずつ大きくなっていく。ファンシーショップに大の男が二人というだけで目立つのに、店内で名前まで呼ばれてしまう。誰かとこういう店に来るのが初めてで、つい気が緩んでしまったと謝るケンタに、気持ちは分かる、と小路。二人は好きなキャラクターを堪能するため、別行動を取ることにする。初めての同志だからこそ浮かれてしまうケンタの気持ちも、それを責めない小路の優しさも、どちらもまぶしかった。

▼ ネットの反応

めっちゃ見られてる #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像8
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像9
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像10
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像11

元のツイートを見る

女の子のまっすぐな視線

一人になって、これで怪しく見えないはずだ、とパグ太郎グッズを手に取った小路。心が満たされていく、と浸っていたその瞬間、すぐそばからじっと見つめる小さな女の子の視線に気づく。自分もケンタと同じで浮かれていたのか、こんな近くに幼い子がいることに気づかなかった。服装は大丈夫なはず、まずいことは何もしていないが、子どもにどう映っているかは分からない。何か一言でも言われたら終わりな気がする、と追い詰められていく心の声には、思わず笑ってしまった。

そこへやってきたのは女の子の母親。話しかけられて身構える小路だったが、母親は「うちの子も好きでつい」と笑い、プレゼントは悩みますよね、と声をかけてくれる。小路がパグ太郎好きだとばれたわけではなく、誰かへの贈り物を選んでいると思われただけだった。ほっとしたのもつかの間、胸が痛い、純粋な子どもの視線ほど刺さるものはない。好きなものを好きと言えない後ろめたさが、子どもの無垢な目によって照らし出されたような場面だった。

▼ ネットの反応

ニヤリw #ojikawa #おじカワ #tokyomx

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像12

元のツイートを見る

ケンタの本命と初めての二人飲み

一方のケンタにも、小路にまだ言えていない秘密があった。小路とのやりとりではよく別のキャラクターのスタンプを送っていて、きっとそちらが好きだと思われている。もちろんそれも間違いではないけれど、本命は別にある。ある程度許容されそうなデザイン事務所の中でさえ、変な誤解をされそうで打ち明けられずにいる。カワイイものに罪はないってのに、という心の声には、ケンタもまた小路と同じ痛みを抱えていることが伝わってきた。

けれど店内で合流したとき、ケンタが手にしていた本命のキャラクターを、小路はかわいいよな、と当たり前のように受け止める。これが好きで、と打ち明けるケンタに、そうなのか、と返すだけの自然さ。好きなものを否定されない安心感こそが、同志という言葉のいちばん大事な中身なのだと思う。そのあとの二人飲みは、どこかぎこちなかったけれど楽しい時間だった。ところが、近くにできる期間限定のアニメコラボショップに誘おうとすると、ケンタはアニメコラボはマジ無理だと言う。同じカワイイもの好きでも、ストライクゾーンの広さは人それぞれ。仲間だからこそ違いも見えてくる、という描き方がうまい。

▼ ネットの反応

そこはダメなんだwww #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像13
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像14
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像15

元のツイートを見る

鳴戸との出張と元妻との再会

新幹線と猫カフェ

同じ趣味の仲間ができただけで、仕事も出張も楽しくなりそうだ、と浮かれていた小路だったが、今回の出張の相手は鳴戸。座席はどちらがいいかと聞いておきながら、自分は通路側が好きだと付け加え、着くまで寝ます、起こされるのは好きではありません、と告げる鳴戸の一言多さが相変わらずだ。車内で見かけたキャラクターのキーホルダーに目を奪われた小路は、アイマスクの下から鳴戸に覗かれていたことに気づいて焦る。

仕事を終えて、小路はこのあたりのかわいいものショップを巡りたい。そして鳴戸もスマホばかり見ていて、どうやら近くの猫カフェに行きたいらしい。彼も同じ気持ちなのではと察した小路は、鳴戸が嫌な気持ちにならないように自然な笑顔で別行動を提案する。ところが鳴戸には、その笑顔が人をばかにした表情に見えてしまう。聖域である猫カフェを汚されたくない、という鳴戸の内心とのすれ違いには、思わず吹き出してしまった。互いに好きなものを隠している者同士だからこそ起きるこのすれ違いが、本当によくできている。

▼ ネットの反応

イケオジ判定 #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像16
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像17
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像18
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像19

元のツイートを見る

出張先での元妻との再会

お土産を買って満足していた小路が、落とし物を拾われた相手は、まさかの元妻だった。若い頃に会社で世話になった元上司でもあり、なんやかんやあって結婚、その後離婚。転職した彼女が、この出張先に来ていたのだという。久々に会った元妻を役職で呼んでしまい、その呼び名はないんじゃない、とたしなめられるところからして、二人の距離感がよく分かる。

▼ ネットの反応

元妻!?!? #ojikawa #おじカワ

元のツイートを見る

袋から出したお土産を見て、元妻は懐かしいと笑う。何度かこういうことがあった、あなたはいつも隠していた。子どもっぽいものなのに知り合いへと言う。昔は女性の影を疑ったけれど、シャツに匂いが移っていたこともなかった。別れて時間も経つし言っちゃいなさいよ、まさか隠し子、と詰め寄る元妻に、小路は違うと否定するばかり。離婚を選んだ本当の理由を、私だけが知らないまままた別れるの、という問いかけは、冗談めかしながらも彼女の本音だったのだろう。

▼ ネットの反応

主語を言えwww #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像20
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像21
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像22
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像23

元のツイートを見る

打ち明けた本当の理由

意を決した小路が口にしたのは「好きなんだ」という言葉。今さら言っても何も変わらない、いい歳をしてと思うよな、でも止められない。よりを戻したいという告白かと身構える元妻に、小路が続けたのは、かわいいものが好きなんだという一言だった。ずっと隠しててすまん、と頭を下げる小路と、あきれ返る元妻。一瞬でもドキッとした自分がばかみたいだ、という元妻の言葉には、笑いながらも少し切なさがにじむ。

今さらだが、最初に打ち明けていたら何か変わっていたかな、という小路の問いに、元妻は「そしたらその時に終わってたわね」と答える。あなたの趣味は認めるけど、私は理解できない。この答えはとても誠実だと思う。認めることと理解することは別で、隠していてもいなくても、二人はいずれ別れていたのかもしれない。それでも、小路がようやく本当のことを言えたことには、確かな意味があったはずだ。

▼ ネットの反応

どっちにしろダメじゃん #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像24
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像25
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像26
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像27

元のツイートを見る

鳴戸の目撃と新たな脅威

猫カフェ帰りの鳴戸が見かけたのは、小路と元妻が並んで歩く姿。元妻は、今の会社に毎月グッズをたくさん買っている人がいて、定期購入客にはノベルティが送られるらしい、と貴重な情報を教えてくれる。どの店だ、どのキャラクターだ、と前のめりになる小路に、元妻は「ちなみにそういうところよ」と一言。私の気持ちが冷めたのは、と続く言葉に、すまんと謝るしかない小路の姿がおかしい。

しかも元妻は、近いうちに小路たちの近くに転勤してくるという。それは初耳だな、今初めて言ったわね、という軽いやりとりの後、またどこかで会うかもね、と去っていく元妻。出張先の夜に元妻と逢い引きか、と勘違いしたまま、猫と充実した時間を過ごしたはずなのに敗北感を覚える鳴戸。もう会うことはないと思って打ち明けたのに、また会う可能性が出てきた小路。それぞれの思いを胸に、出張は終わった。

▼ ネットの反応

草 #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像28
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像29
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像30
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像31

元のツイートを見る

第3話のまとめ考察

好きを打ち明けるということ

第3話は、好きなものを打ち明けることの喜びと難しさを、三つの関係から描いた回だった。初めての同志であるケンタとは、互いの好きなものを当たり前のように受け止め合える。けれどそのケンタでさえ、職場では自分の本命を言えずにいる。そして元妻は、小路の趣味を認めながらも理解はできないと、はっきり線を引いた。好きの形が人それぞれであるように、受け止め方もまた人それぞれなのだと思う。

▼ ネットの反応

なんでおじさんはかわいい好きはダメでおばさんはいいんだろうな #ojikawa #おじカワ

『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像32
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像33
『おじさんはカワイイものがお好き。』第3話「小路課長と初めての同志」感想|元妻への告白反応画像34

元のツイートを見る

それでも、小路はこの回で一歩前に進んだ。ずっと隠してきた本当の離婚の理由を、元妻本人に伝えられたこと。理解はされなくても、言えたことそのものに価値がある。ケンタとの関係も、鳴戸とのすれ違いも、そして転勤してくるという元妻の存在も、これからの小路の日常をにぎやかにしていきそうだ。カワイイものを好きな自分を少しずつ肯定していく小路の姿を、これからも楽しみに見守りたい。

アニ
好きを打ち明ける回でござった
ラン
そしたらその時に終わってた、は刺さる
キャロ
鳴戸さんとのすれ違いに笑いました。
アニ
これからの小路殿を見守るでござる

コメント