『野生のラスボスが現れた! 第2期』第14話 感想|狂愛と忠誠、そして女神の深淵

『野生のラスボスが現れた! 第2期』第14話 感想|狂愛と忠誠、そして女神の深淵 バトル・アクション

ブルートガングに迫る魔物の大軍と、女神の思考誘導によって暴走する覇道十二星天の蠍スコルピウス。二百年ぶりに再会した部下を止めるため、ルファスは自らの戦闘本能と向き合いながら戦いに挑む。ご都合主義を逆手に取るルファスの戦い方、剣王が語った二百年前の真相、そして深まっていくディーナへの疑念まで、第14話を場面ごとに一つずつ振り返る。

アニ
スコルピウス殿との戦いでござる
ラン
愛が重すぎるのよ、あのサソリ!
キャロ
ディーナさんのことが気になります。
アニ
世界の真相に迫る回でござる

暴走するスコルピウス

『野生のラスボスが現れた! 第2期』第14話は、女神の思考誘導によって暴走する覇道十二星天の蠍スコルピウスとルファスの戦い、勇者瀬衣と剣王の対話、そして魔神族の側で動き出す新たな人物たちを描いた回だった。戦いの迫力に加え、女神とディーナをめぐる疑念がいよいよ濃くなっていく、物語の核心に近づく一話だった。

経験値の行方

ブルートガングに迫る魔物の大軍を、ルファスは方々から回収した武器で一掃する。これでウィルゴはレベルアップできるはず、と考えたものの、ルファスの目には、飛んでいくマナが見えていた。以前は見えなかったものが、ルファスとの同調が進んだことで見えるようになったらしい。

ところが、そのマナは自分のところに飛んできてしまう。これじゃウィルゴがレベルアップできない、と慌てるルファスの姿が少しおかしかった。圧倒的な強さを持ちながら、仲間の成長に気を配るルファスの姿に、彼女の変化が表れていた。

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ヴィルコかわいいな #lastbossanime #アニメ野生のラスボスが現れた

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ルファスの戦闘本能

再会したスコルピウスとの戦いが始まると、ルファスの中の戦闘本能が顔を出す。さあ、次は何を見せてくれる、二百年間ただ遊んでいたわけではあるまい。そう昂ぶったところで、いや待て、落ち着け俺、これじゃただの戦闘狂だ、と自分を引き戻す。

今はスコルピウスをおとなしくさせるのが先決。ルファスに飲まれていたのか、という自問は、中身の彼がルファスという存在と向き合い続けていることを示していた。自分こそがルファスを弱体化させている最大の要因だと気づきながらも、今はこれでいい、目的は殺すことじゃない、と言い切る姿が印象的だった。

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さぁ〜(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)TOKYOMXで〜 #野生のラスボスが現れた!  第14話 「暴走するスコルピオスが現れた!」の〜始まりだ〜
#アニメ野生のラスボスが現れた!  #野生のラスボスが現れた第2期

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ご都合主義との戦い

スコルピウスの本来の姿が現れると、その力は時間とともに増していく。まだ女神補正が上がり続けているのか、と気づいたルファスは、その仕組みを冷静に見抜いていく。

理不尽な強化

敵に力で劣る主人公が、絆の力だの何だので突然強くなって逆転してしまう展開。人はそれをご都合主義と呼ぶ。今のスコルピウスも、ご都合主義の後押しを受けて理不尽な強化を果たしている。ならばやるべきことは単純、相手がこちらより強くなる前にたたきのめす。物語の仕組みそのものを敵の能力として分析するこのくだりは、この作品ならではの面白さだった。物語ではよくあることだ、と言い放つルファスの余裕も、なんとも頼もしい。

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蟹VSサソリだ! #lastbossanime #アニメ野生のラスボスが現れた

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相手が死なないようHPを調整しながらの戦いは面倒なものだ、とぼやきつつ、少し痛いぞ、我慢しろよ、と流星の一撃でスコルピウスを制する。けれど、単純に気絶させても終わりにはならない。女神の思考誘導を解く方法、その鍵としてルファスが名を呼んだのは、ディーナだった。

勇者と剣王

一方、勇者の瀬衣たちは、レベル1000に至る方法を求めて七英雄の一人である剣王のもとを訪れていた。普通に成長していては、レベルアップに必要なマナの絶対量が足りない。寿命の短い人類がその領域へ踏み込んだのには何かあるはず、と訴える仲間たちに、剣王は、女神をどう思うか、と問いかける。

偉大な創世神、我らすべての母、絶対なる正義。模範的な答えを返した仲間たちに、剣王は秘宝を伝えることはできない、と告げ、瀬衣だけを残す。よくわかりません、ただきな臭いとは思っています、と率直に答えた瀬衣に、剣王は二百年前の戦いについて語り始めた。私は友を裏切った、それは変えようのない事実だ。けれど、それが本心からの行動なのか、何者かに誘導された結果なのか、自分では判断できない。勇者だけが、女神を疑う目を持っていることが、物語の大きな転換点になりそうだ。

少なくとも意識ははっきりしていたし、誰かに操られている感覚などなかった。だが、あのときは皆の様子がおかしかった。嫉妬、恐怖、対抗心。それぞれがルファスに抱いていた負の感情が、まるで増幅されたかのようにあふれていた。剣王のこの証言は、スコルピウスに起きている異変とぴたりと重なる。魔神族がいて人類が苦しんでいるのに女神は何もしない、なのになぜ誰も疑問を感じていないのか、という瀬衣の違和感も、決して的外れではないのだろう。

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勇者だけが違う感覚もってんのか #lastbossanime #アニメ野生のラスボスが現れた

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ディーナへの疑念

ブルートガングの内部では、アリエスとリーブラが言葉を交わしていた。今のルファス様は、昔と比べてずいぶん優しくなった気がする。けれど、記憶が戻らないほうがルファス様にとって幸せなんじゃないかな、とアリエスは複雑な思いを口にする。

リーブラの警告

一緒に過ごした日々を忘れているなんて耐えられない、それも嫌なんだ。そう本音をこぼすアリエスに、リーブラは冷静に続ける。鍵を握るのはおそらくディーナ様でしょう、あの方の行動はあまりに不自然が過ぎます。ゴーレムゆえに精神干渉や支配を受けない自分以外、最悪の場合全員がすでに記憶操作か思考誘導を受けている可能性がある。決してあの方、いえあの女に気を許してはなりません。

精神干渉を受けないリーブラだからこそ見えている違和感が、ここではっきりと言葉になった。これまで軽妙な参謀として描かれてきたディーナへの見方が、一気に変わる場面だった。

女神と同じスキル

ルファスは、ディーナに女神の思考誘導の解除を頼む。調べてみると、スコルピウスのルファスへの独占欲が無理やり伸ばされていたらしい。本来は意中の相手には決して攻撃を加えない良識的なヤンデレのようですね、という分析に、ヤンデレに良識もクソもないだろう、と返すルファスのツッコミが冴えていた。

けれど、ルファスの胸には疑念が芽生えていた。やはりディーナも女神と同じスキルを持っている。ディーナが誘導する先に都合よく現れる十二星天や七曜、事件のタイミングのよさ。これを解除したら女神から敵認定されるかも、とおびえるディーナに、案ずるな、余が守ってやる、と棒読みで答えるルファス。約束ですよ、絶対ですよ、と念を押すディーナに、わかったわかった、全力で守ってやるから、と言い直す掛け合いには、この二人らしい空気があった。最悪、ディーナ自身が女神のアバターである可能性まで考え始めたルファスの冷静さに、緊張が走った。

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ルファスかわいい #アニメ野生のラスボスが現れた #lastbossanime

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魔神族の王子テラ

その頃、魔神族の側でも物語が動いていた。七曜のルーナは、失態が続くなかで功績を立てようと焦り、テラに、無理をせずともよい、とたしなめられる。七曜は仮初めの指揮官でしかない、決して貴公らが強いというわけではないのだ、という言葉は、彼女を案じるがゆえのものだった。けれど、かわいそうなルーナ、このままでは永遠に彼の隣に並ぶことはできません、ブルートガングを落とすなどの功績を立てなければ、とささやく声に背中を押され、ルーナは無謀な行動に出てしまう。そして、そのルーナの前に立ちはだかったのは、アイゴケロスだった。

アイゴケロスの問い

降伏して死ぬか、抵抗して無残に死ぬか。圧倒的な力でルーナを追い詰めたアイゴケロスは、ある問いを投げかける。なぜ魔神族が死んだあとには、死体が残らないのか。我ら魔物すら死ねば死体となり大地に帰るのに、なぜ魔神族だけがまるで初めから存在しなかったかのように消えるのか。魔神族の正体に迫る問いかけに、思わず身を乗り出した。

その答えが語られようとした瞬間、割って入ったのが魔神王の息子テラだった。無茶をするなとあれほど言い聞かせただろう、とルーナを救い出し、アイゴケロスの前から撤退していく。

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まあこれで決着だったら、あっさりだしな #lastbossanime #アニメ野生のラスボスが現れた

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操られる魔神族

今、七曜は、いや魔神族全体がある者の意志によって操られている。父はそれを知っていて止めようともせず、それどころかその者に協力的だ。テラが明かしたこの言葉は、女神の思考誘導をめぐる謎と重なり合い、物語の構図をさらに複雑にしていく。今、魔神族のなかで貴公は数少ない信頼に値する者だ、どうかこんな戦場で無駄死にはしないでくれ、とルーナに告げるテラの姿からは、敵側にも守りたいものを抱えた者がいることが伝わってきた。

空を飛ぶテラの姿を目撃したルファスに、ディーナは、魔神族の王子様ですね、と教える。けれど、魔神族の特徴とは異なる見た目で、魔神王とも全然似ていない。乙女ゲームなら間違いなく攻略対象ですよ、というディーナの軽口に、やったことがないからわからん、と返すルファスのやりとりには少し笑ってしまった。

まとめと考察

『野生のラスボスが現れた! 第2期』第14話は、スコルピウスとの決着を通して、女神の思考誘導という仕組みと、それをめぐる疑念を一気に浮かび上がらせた回だった。最後に、印象に残ったポイントを振り返っておきたい。

誰が誰を操っているのか

スコルピウスの暴走、七英雄の裏切り、魔神族全体を操る者。今回描かれたのは、この世界の誰もが、何者かに感情を増幅されているかもしれないという不気味な構図だった。剣王が語った、あのときは皆の様子がおかしかった、負の感情で溢れていた、という言葉は、その証言のようにも聞こえる。

▼ ネットの反応

#野生のラスボスが現れた 14話
ルファスは魔物達を倒しヴィルゴにレベルアップさせようとしてたのが笑ったw
スコルピウスはルファスと再開できた事で嬉しさの余りめっちゃ早口になってヤンデレみたいな感じだったなw
そしてルファスとスコルピウスは戦う事になりルファスは奴の暴走を止められるか!

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そしてルファスの隣には、女神と同じスキルを持つディーナがいる。中身が男だと今さら打ち明けられて驚くディーナの反応は軽妙だったが、その軽さの裏に何があるのかが、これからの大きな焦点になりそうだ。

一方で、今回のルファスは、戦闘本能に飲まれかけた自分を引き戻し、部下を傷つけずに止める道を選んだ。強さだけでなく、仲間を思う心を持った主人公だからこそ、疑念に満ちた世界のなかでも、その判断を信じて見守りたくなる。

ミザールの影

ラストでは、ゴーレムがルファスの来訪を待っていたと告げ、王室エリアへと案内する。我らがマスター、我らが制作者でもある鍛冶王ミザール様がお待ちです。まさか生きてんの、と驚くルファスの反応どおり、七英雄の一人の名が、思わぬ形で浮上した引きに、続きが待ちきれなくなった。

戦いの迫力、ルファスとディーナの掛け合い、そして世界の真相に迫る謎。そのすべてがかみ合った、見ごたえのある第14話だった。

アニ
謎が一気に深まったでござる
ラン
ディーナ、やっぱり怪しいじゃない!
キャロ
ミザールさんが生きているなんて驚きです。
アニ
続きが待ちきれぬでござる

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