『新テニスの王子様 決勝メンバー決定戦』第5話 感想|オリジナルの仁王と幸村・柳ペア

『新テニスの王子様 決勝メンバー決定戦』第5話 感想|オリジナルの仁王と幸村・柳ペア スポーツ

決勝メンバー決定戦の第2試合は、いよいよ終盤へと入る。イリュージョンを封印したまま戦い続ける仁王雅治は、デューク渡辺を相手に自分自身のテニスを探す。ダブルス1では遠野の交渉で君島との即席ペアが生まれ、ダブルス2では金太郎と大曲、幸村と柳のペアがついに激突する。オリジナルの仁王、遠野の交渉、そして幸村と柳のペアまで、第5話を振り返る。

アニ
決定戦の第2試合が佳境の回でござる
ラン
仁王のイリュージョン封印
キャロ
遠野さんと君島さんのペアが意外でした。
アニ
順に見ていくでござる

第5話 オリジナルの仁王雅治

封印したイリュージョン

第5話は、前回から続く仁王雅治とデューク渡辺の試合から始まる。「ここまでイリュージョンを一切封印している」、「あくまでオリジナルの仁王マサハルとして戦い抜くか」。相手になりきる力を持つ仁王が、あえてその力を使わずに戦い続けていた。

しかしデュークは強い。仁王の得意のショットにも「私には通用しませんぞ」と余裕を見せ、ゲームを重ねていく。ドイツ戦で流れを変えた一打でさえ通じず、仁王は一気に追い込まれていった。それでもイリュージョンを使おうとしない仁王の姿に、ただの意地では片づけられない覚悟を感じた。

仁王は、イリュージョンを封印した理由をこう語る。「おまんらにイリュージョンして、技やテニススタイルだけでなく」、「精神もイリュージョンしたことで」、「おまんらの努力や挫折をも感じ、頭の中がイカれそうじゃった」。そして「だから、わしも一度でいいから」、「そんな経験をしてみたくなってな」。

他人になりきることで、相手が越えてきた壁の重さまで感じてしまった。だからこそ、自分自身の力で壁にぶつかってみたい。器用に誰にでもなれる仁王が、初めて自分だけのテニスを探そうとしている。その告白には、どこか不器用な誠実さがあって胸を打たれた。

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TVアニメ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP 決勝メンバー決定戦』

第4話 #アイキャッチ

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仁王はこれまで、相手の技もスタイルも写し取って勝ち抜いてきた。けれどそれは、言い換えれば自分ではない誰かとして戦ってきたということでもある。決定戦という負けても代表の道が閉ざされるかもしれない舞台で、あえて素の自分で勝負を挑む。その選択そのものが、仁王にとっての大きな挑戦だったのだろう。

メテオドライブを超えて

デュークも「イリュージョンを封印したのは」、「彼なりに考えがあってのこと」と受け止め、「仁王マサハルは今」、「変わろうとしているのですな」と見守る。対戦相手でありながら、後輩の成長を正面から受け止める懐の深さがいい。

追い詰められた仁王は、「ワシにはイリュージョンがあったからこそ」、「今ここにいる」と認めたうえで、「だがワシはイリュージョンに偏りすぎて」、「自分自身に向き合えていなかったのかもしれん」と自分を見つめ直す。そして「わしは生まれ変わる」。デュークの打球の力まで取り込んだ一打は、「メテオドライブを超えたメテオドライブ」と驚かれるほどのものだった。

「これがオリジナルの仁王マサハルじゃき」。試合はデュークの勝利に終わり、仁王はドイツ戦の疲れもあって医務室へ運ばれる。それでも、「それにしても いい顔してますな」という言葉どおり、負けた仁王の表情はどこか晴れやかだった。勝敗以上に、自分の殻を破った一戦として記憶に残る試合だったと思う。

相手を写し取ることで強くなってきた仁王が、写し取ったからこそ知った他人の苦しみを、今度は自分のものとして引き受けようとする。イリュージョンという特別な力の意味を逆から照らし直すようなこのエピソードは、仁王という選手の奥行きを大きく広げてくれた。

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忍足の新技「心を全解放」の可能性

#決勝メンバー決定戦 #テニプリ

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越智・毛利と君島・遠野

遠野の交渉

ダブルス1では、君島と遠野という意外なペアが越智と毛利に挑む。きっかけは遠野の申し出だった。「一回くらい俺と交渉してみねえか」。組む相手が見つからなかった君島に、遠野は監督に話をつけてきたと告げる。

遠野自身は、勝っても決勝には出られない。「決勝トーナメントの選手登録はもう締め切ってっからな」。それでも、「今少しでも強いやつと戦うことが」、「チームを強くするなら」と、「日本代表のナンバーエイトとして黙って」見てはいられないという。「互いにメリットがあるから交渉は成立する」と交渉の専門家らしく返す君島だが、その表情にはどこか照れくささもにじんでいた。

自分には何の得もないと分かったうえで、それでも仲間のために動く。普段は荒っぽい言動の目立つ遠野が見せたこの姿は、意外でありながら妙に納得もできた。チームが強くなるなら自分の出番がなくても構わないという覚悟は、日本代表の一員としての誇りそのものだと思う。そして、その不器用な誘いに乗る君島もまた、損得だけでは動かない一面を持っていたのだ。

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新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP 決勝メンバー決定戦 4話感想
やっぱ跡部様が勝ったね
跡部様は入江倒せるかが見ものだよね

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最後は出場枠を譲ってくれる仲間まで現れ、二人のペアが実現する。「自分ではなくチームのために全力でプレイする」、「交渉術はひどいものですが」、「彼のためにもこの試合絶対負けられません」。君島の言葉に、普段は打算的に見える男の熱さが表れていた。

120%のマッハ

試合では、君島の言葉で相手の動きを縛る戦法が連発され、タイブレークまでもつれ込む。ところが「君島リリックに惑わされず、自分の感性を信じるべきだ」という声に支えられ、越智・毛利ペアが反撃に転じる。さらに毛利は眠ったまま打ち返す睡眠テニスを見せ、「ついに睡眠テニスを俺らにも」と驚かれる。

遠野も処刑法を次々と繰り出して応戦するが、越智のマッハは打つたびに速度を増していく。「あれは80%のマッハ」、「今のは100%のマッハ」、そして「100%を超えた120%のマッハ」。タイブレークの末に勝利したのは越智と毛利のペアだった。

試合後、遠野は「元ナンバー4だったオチの眠れる闘志を叩き起こしてやったぜ」と胸を張るが、君島は「彼はこの時を息を潜めて待っていたんですよ」、「相棒の成長を」と返す。負けたペアが勝ったペアの成長を語り合う。この決定戦が、ただ代表の座を奪い合うだけの場ではないことを強く感じさせる結末だった。敗れた遠野と君島が互いに礼を言い合う姿も清々しく、即席のペアだったとは思えないほど息の合った二人に見えた。

ダブルス2の始まり

金太郎がダブルスを選んだ理由

そして最後に始まったのがダブルス2、金太郎と大曲のペアだ。誰より越前とのシングルスにこだわっていた金太郎が、なぜダブルスに出ることになったのか。その裏には四天宝寺の先輩の説得があった。「今オレらが倒す相手は」、「スペインや」、「今はエチゼン君と一緒に戦うんや」。

それでも渋る金太郎を動かしたのは、「エチゼン君はダブルス下手やって聞いたな」、「キンちゃんもできへんやろなダブルス」というひと言だった。「やったるわ ダブルス」と乗せられてしまう単純さが、いかにも金太郎らしくて笑ってしまう。

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【新 #テニプリ U-17W杯 #決勝メンバー決定戦 :第4話】
亜久津の思いも背負い、ラッキーに頼らない堅実なテニスでリョーマを追い詰めた千石が格好いい。
じっくり対話をするような心理描写はシリーズが終盤に差し掛かったことを実感させる。本気の勝負の中で万感を交わす跡部と忍足はまさにその象徴。

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頼まれた大曲も、「なんか断りづれえな」とぼやきながら引き受け、「まずは思い通りにやらせてみるか」と金太郎を自由に動かす。その結果、ほとんどの球を金太郎が一人で返してしまい、「これじゃあ、金太郎のシングルスだろい」と言われる始末。ダブルス経験のない金太郎の危うさと、懐の深い大曲の対比がおもしろかった。

金太郎にとってダブルスは、打てる球が半分になってしまう窮屈なものだった。それでも越前と一緒に決勝の舞台に立ち、日本代表として世界一を目指すために、苦手な形式へ踏み出す。シングルスへのこだわりを一度脇に置いた金太郎の決断は、この回のもう一つの成長の物語だった。

幸村と柳のペア

対するのは幸村と柳。シングルスで出るものと思われていた幸村は、「正直シングルスで昨日のドイツ戦ほどの集中力を次の試合にぶつけられるかは分からないんだ」と打ち明ける。そこで柳が「なら俺とダブルスで出ないか」と持ちかけ、「手塚戦で取ったお前のデータ」、「早速試してみたくてな」と理由を添えた。

柳は「中学生同士のペアが高校生に勝てる確率は極めて低いが」と冷静に見積もりながらも、幸村は「柳とダブルスか、それもいいな」と快く受け入れる。ドイツ戦で限界まで力を出し切った幸村が、自分の状態を正直に見つめてダブルスを選ぶ。強さだけでなく、自分の弱さまで冷静に把握しているところに、この選手の本当のすごさがあると感じた。データを試したい柳の思惑と、幸村の判断がぴたりと重なった瞬間でもある。ドイツ戦を戦い抜いた幸村と、データで戦う柳。この二人が組むというだけで期待がふくらんだ。

試合は互いにゲームを取り合う展開になり、金太郎は「おもろすぎてワクワクが止まらんわ」と全開の力を見せる。「やられたらやり返すや」と息巻く金太郎に、幸村が「受けて立つよ」と応えたところで、第5話は幕を閉じた。

第5話のまとめ考察

第2試合の勝ち残り

第2試合を終えて勝ち残ったのは、シングルス1が徳川とデューク渡辺、シングルス2が越前と不二、シングルス3が入江と跡部、そしてダブルス1の越智・毛利ペアなど。残すはダブルス2の決着のみとなり、第3試合はその結果を待ってから一斉に始まることになった。勝ち上がった顔ぶれを見ると、どの枠にも実力者がそろっていて、次の戦いがさらに激しくなることは間違いない。

▼ ネットの反応

4話見た!
跡部vs忍足の決着がついたけど、お互い支え合って今の氷帝を築き上げてきて、二人の絆を感じる回で良かった…!
試合してる時の跡部様が本当にカッコよくてキュンとした!
やっぱり試合してる時が一番カッコイイ!
#決勝メンバー決定戦
#テニプリ

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第5話は、仁王の自分探し、遠野と君島の即席ペア、そして金太郎のダブルス初挑戦と、それぞれの選手が新しい自分に踏み出す姿が並んだ回だった。勝ち負けの結果よりも、誰かのために、あるいは自分の殻を破るためにコートに立つ選手たちの思いが印象に残る。

変わろうとする選手たち

特に、イリュージョンを封印した仁王と、プライドを捨ててチームのために戦った遠野の姿は、この決定戦の意味をよく表していたと思う。代表の座を争う場でありながら、そこで得た経験がチーム全体を強くしていく。監督が狙ったのは、まさにこういう成長なのだろう。試合に勝つことと同じくらい、試合を通して誰かが変わっていくことに価値がある。そう思わせてくれる回だった。

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TVアニメ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP 決勝メンバー決定戦』 4話

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それぞれの試合で、勝った側だけでなく負けた側にも確かな収穫があった。そこにこの決定戦の面白さがある。そして始まったばかりの金太郎と大曲、幸村と柳のダブルス。シングルスの天才がダブルスでどう変わるのか、幸村と柳がどんな連携を見せるのか、金太郎の勢いがどこまで通用するのか、決着の行方が気になるところだ。それぞれが壁を越えようとする姿が、この決定戦をいっそう熱いものにしている。

アニ
選手たちが殻を破った回でござった
ラン
金太郎のダブルス心配
キャロ
仁王さんの晴れやかな顔が印象的でした。
アニ
ダブルス2の決着を見守るでござる

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