『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた ファンタジー

『ポケットモンスター』第148話の副題は「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」。題に二匹の名前を掲げているのに、本編のリコとロイは最後まで正体を知らない側にいる。公式のあらすじも「モトトカゲだと勘違いしたふたり」から書き出されている。ところがその二匹は、レースの音を聞いた途端、自分から人を乗せる姿に変わる。勘違いの中身は、振る舞いのうえでは当たっていた。

アニ
第148話は「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」でござる
ラン
伝説のポケモンが二匹も出てくるのね!
キャロ
二人はモトトカゲだと思っていました。
アニ
食べ物をあげて仲良くなるでござるよ

題に名前を掲げているのに、二人は最後まで知らない側にいる

副題が二匹の名前を並べている

第148話の副題は「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」。作品の顔にあたる伝説のポケモンを二匹とも題に並べた、いちばん派手な形の見出しである。

ところが本編を見ていくと、その二匹が何者なのかを分かっているのは大人のほうだけで、出会った当人たちは最後まで気づかない。

公式のあらすじの主語が「勘違い」

公式のあらすじは「モトトカゲレース観戦に来たリコたち」で始まり、「そこで、リコはミライドンと、ロイはコライドンと遭遇する…!」と続く。そのすぐ次に置かれているのが「モトトカゲだと勘違いしたふたりは、食べ物をあげて仲良くなるが」である。

遭遇の一文よりも、勘違いの一文のほうが長い。売る側が推しているのは、伝説に会ったことではなく、伝説を見間違えたことのほうだった。

正体を知っているのは大人だけ

会場で合流する先生は、二匹を見た瞬間に反応する。「私もかつて一体だけ見たことがあるが」「通常現代にはいないはずのポケモン」「だがなぜここに」。もう一匹については「まさか、わずかな記録のみ残されているミライドンなのか」。

この驚きが、リコとロイのいる場所には届かない。二人はその間、ずっと食べ物を分けている。

知らないまま距離が縮まる

正体を知らないことが、この回では邪魔になっていない。むしろ、知らないから普通のポケモンとして接することになり、それがそのまま仲良くなる手順になっている。

締めの台詞が効いている。二人が最後に口にするのは「あの二匹、どこまで行っちゃったのかな」「喧嘩してないといいけど」で、伝説ではなく、けんかしがちな二匹として心配している。

▼ ネットの反応

#アニポケ 第148話
「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」

リコが #ミライドン と
ロイは #コライドン と遭遇!

モトトカゲレースの音を聞いた途端
ライドフォルムになった2匹に巻き込まれ
2人もレースに参加!

勝負の行方は…
このあとよる6時55分からテレ東系で放送の
アニポケで!

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像1
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像2
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像3
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像4

元のツイートを見る

放送前後の投稿を並べておく。

▼ ネットの反応

#アニポケ,#ワンダーボヤージュ,#ポケモンイラスト,#リコロイ編,#ポケモン,#コライドン,#ミライドン,#リコ,#ロイ
【アニポケ】第148話「コライドン&ミライドン❗️パルデア大レース」
*ミライドン/コライドン,ついに登場へ✨✨*

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像5

元のツイートを見る

レースの説明が、先に「人を乗せる」を定義してしまう

一万年前の壁画から始まる紹介

会場に着いた時点で、モトトカゲについての説明が入る。「大昔から人を背中に乗せていたらしい」「1万年前の壁画に様子が描かれている」。

この回の最初の情報が、人がポケモンの背に乗るという行為には一万年の歴史がある、という一点だった。

習性から生まれた大会

実況の紹介も同じところを押さえる。「古くからパルデア地方で人と共に暮らしてきたポケモン、モトトカゲ」「人を乗せるのが好きな、その習性を生かし生まれたのが、このモトトカゲレースです」。

続けて「第103回を数える本大会も本日最終日」。百三回という数字が、壁画の一万年に比べればずいぶん最近であることも、あとで効いてくる。

最終日で、町ごとお祭りになっている

会場に着いた第一声が「すごい、まるでお祭りだね」「モトトカゲレースってこんなに人気あるんだ」で、答えが「今日は最終日だから特に盛り上がるよ」。何日かにわたって走り継ぐ大会の、最後の一日という設定になっている。

屋台が並び、レース期間中はフリーマーケットまで開かれる。競技を見に来た人と、古い本を探しに来た人が同じ場所にいる。

コースは町から町へ

決勝は出発地点の町から山あり谷ありの南のエリアを抜け、セルクルタウンへ。そこから東へ向かって、ゴールはテーブルシティ。一日で地方を横断する構成で、レースというより移動そのものが競技になっている。

解説はドラゴンタイプの四天王

解説席に呼ばれているのがパルデアリーグ四天王のハッサクで、第一声が「ドラゴンタイプといえばこの小生」「バッチリ解説しちゃいますですよ」。

モトトカゲはドラゴンではないのに、ドラゴンの専門家が解説に座っている。その人選が、あとから飛び込んでくる二匹で回収される。

▼ ネットの反応

第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」
CAST(2026年9月4日放送回)
#anipoke #アニポケ

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像6
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像7
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像8

元のツイートを見る

顔ぶれについては、こんな声も出ていた。

▼ ネットの反応

ポケモン 声優まとめました(148話まで)

<追加キャスト>
レホール(cv.本田貴子)
ハッサク(cv.置鮎龍太郎) etc

鈴木みのり/林原めぐみ/寺崎裕香/山下大輝/青山吉能/浪川大輔/藤原夏海/芹澤優
#アニポケ #リコロイ #ワンダーボヤージュ

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像9

元のツイートを見る

勘違いのほうが、振る舞いとしては当たっていた

食べさせる前に、自分が食べてみせる

二匹と仲良くなる手順は単純で、食べ物を差し出すだけである。ただし順番があって、差し出す前に「食べてみる」と言って自分が口に入れ、「美味しいよ」と見せている。

相手が安全だと判断できる材料を先に出してから渡す。相手が何者かは分かっていないのに、渡し方だけはきちんとしている。

音を聞いた途端に走り出す

仲良くなった直後、二匹はレースの音を聞いて走り出す。止める間もない。食べ物で寄ってきた相手が、号砲のほうへ勝手に行ってしまう。

公式のあらすじも、そこを「レースの音を聞いた途端に走り出して─!」と書いている。理由の説明は本編にも紹介文にも無い。

人を乗せる姿に、自分から変わる

このとき二匹は姿を変える。公式の言い方では「ライドフォルムになった2匹に巻き込まれ」で、つまり人を乗せて走るための形になっている。

冒頭でモトトカゲについて説明されたのは「人を乗せるのが好きな習性」だった。モトトカゲだと勘違いされた二匹が、その習性とまったく同じことを自分からやっている。名前の見立ては外れているのに、中身の見立ては合っていたことになる。

巻き込まれた形の飛び入り

結果として二人もレースに参加する。自分の意思で出場したのではなく、乗せられて運ばれただけである。飛び入り参加という言葉のわりに、選んだ人は一人もいない。

▼ ネットの反応

#アニポケ 148話

昔からリコがポケモンたちを身を挺して守ることが多かったけど、今回はマスカーニャがリコのことたくさん守ってあげてて心がほっこり

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像10

元のツイートを見る

中身は自転車のロードレース

エースとスプリンター

実況と解説の言葉づかいが、まるごとロードレースのものである。勝負どころの説明が「ここでスプリンターがどれだけエースを牽引できるかが勝負の分かれ目ですよ」。

チーム単位で走り、役割が分かれていて、引く係と勝負する係がいる。ポケモンに乗って走るという設定に、実在の競技の文法がそのまま持ち込まれている。

赤いジャージは譲らない

山岳の区間では、選手同士のやり取りが入る。「この赤ジャージを譲ってくんねえかな」と持ちかけられた側の返事が「実力で奪い取ってもらわないとな」で、続けて「山岳賞ジャージは俺がもらうぜ」。

譲ってくれ、と頼むほうも本気ではない。ジャージの色に意味がある競技だということが、説明ぬきで通じている。

四連覇中の絶対王者

トップを走るのは大会四連覇中の王者トバシテンノで、レース中の台詞が「絶対王者は俺だ」。他地方から来た選手も「せっかく遠路はるばる来たんだ。手ぶらじゃ帰れないっつーの」と譲らない。

解説が先に予想外を言い当てる

スタート前、コンディションについて解説が付け加える一言があった。前日と条件が違うので一般のモトトカゲには厳しいかもしれない、と述べたうえで「ですが、何か予想外のことが起こる予感もしますですよ」。

この予感がそのまま当たる。解説者が先に口にした予想外が、本当に横から入ってくるのがこの回の作りだった。実況席は、レースの外から来るものを最初から待っていたことになる。

転んだあと、最初に確認されるのはポケモン

中盤、飛び出してきたポケモンを避けようとして大きなクラッシュが起きる。倒れた選手から出るのが「大丈夫か、モトトカゲ」で、自分より先に乗っていた相手を気づかっている。

実況が引き取るのは「このタイムロスが、勝負の行方にどう影響するのでしょうか」。順位の話に戻るのは、その一言のあとだった。

▼ ネットの反応

#アニポケ 148話
視聴後みんながすっかり忘れていたこと

コルサの行方

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像11

元のツイートを見る

乱入が「あるべき姿」だと認定される

解説の締めが、人とドラゴンの絆

レースが終わったあとの締めくくりが、この回でいちばん強い一言だった。「皆さん、素晴らしいレースでした」「人とドラゴンの絆」「これぞまさに、歴史あるモトトカゲレースの、あるべき姿です」。

出場登録もしていない二匹が割り込んだ回で、その乱入こそが大会の理念だと、公の場で言い切られている。ドラゴンタイプの解説者が座っていたことも、ここで意味を持つ。

王者の第一声が「やるじゃねえか」

割り込まれた側の反応も速い。「お前らやるじゃねえか」「どこであのポケモンたちと」、そして「次会う時は、またレースしてくれよな」。

四連覇の記録を持っている人が、記録の話を一度もしない。抗議でも文句でもなく、次の約束から入っている。

二人の感想に順位が出てこない

リコとロイの口から出るのは「楽しかった」と、二匹と思い出ができた、という言葉だけである。飛び入りで上位に絡んでおきながら、結果について一言も言わない。

副題は大レースと銘打っているが、この回が勘定しているのは順位ではなかった。

▼ ネットの反応

#アニポケ 148話 見てきた

ロイとリコ 伝ポケに出会う
モトトカゲレースに2体興奮し変形
乱入参戦が別の所
喧嘩したが食べ物与え気分良くなった
レースに戻る
そのまま帰ったー
次回も楽しみに

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像12
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像13
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像14
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像15

元のツイートを見る

歴史は繰り返す

研究する側の反応は逆だった

同じ場面で、先生のほうは記録として見ている。フリーマーケットで「古い文献探しさ」をしていた人が、二匹を見つけると「またとないチャンスだ」と言って、ゴール地点へ先回りしようとする。

子どもは相手として見て、大人は資料として見る。同じ二匹に対して、この回はその二つの見方を並べたまま進む。

捕まえずに別れる

それでも最後まで、モンスターボールは出てこない。出会って、走って、そのまま帰る。仲良くなった相手を手元に残そうとする場面が一度も無い。

先生が食事をふるまい、「おいしいパエジャの店を知ってるんだ」と言って一日が終わる。持ち帰るものは思い出だけである。

また姿を現す、の条件

別れぎわの言葉が「貴様たちが望むなら、また姿を現すさ」「歴史は繰り返すからな」だった。

別れの前には、乗せてもらえなかった側から「今度は俺様にも乗らせるよな」という要求も出る。返ってくるのは「お前たち次第じゃない」で、次があるかどうかは人間の側の態度で決まる、という条件が二度くり返される。

冒頭に置かれた一万年前の壁画は、人がモトトカゲの背に乗っている絵である。その一万年後に、人が伝説のドラゴンの背に乗って同じ道を走った。繰り返す、という言葉はそこに掛かっている。

バトルの解説だけが付く

締めのコーナーでは、フリードとスターミー教官がミライドンを取り上げる。「いろいろな姿を持っているぞ」「四本足はリミテッドモード」、では浮遊しているときは、という三択で、答えは「コンプリートモード」。

解説の中身が「空中から相手を牽制し、戦いを有利に運ぶんだ」なのに、本編の二匹は一度もバトルをしていない。走っただけで終わった回に、戦い方の講義だけが付いてくる。

▼ ネットの反応

アニポケ148話
伝説との交流回
以前のスナノケガワみたいに、自然のままに自由に生きてるポケモンとは「交流のみ」で終わらせてGETはしない方針なのかな?といった感じ
前回のエモじゃないけど、形(仲間)としては残さないけど思い出にはなる感じ
自然なままの姿を守るのもまたトレーナーかな
#アニポケ

『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像16
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像17
『ポケットモンスター』第148話「コライドン&ミライドン!パルデア大レース!!」感想|勘違いのほうが当たっていた反応画像18

元のツイートを見る

アニ
モトトカゲだと勘違いしたまま仲良くなったでござる
ラン
でも二匹は自分から人を乗せる姿になったのね!
キャロ
勘違いのほうが当たっていました。
アニ
解説は乱入をあるべき姿だと言ったでござる

コメント