『乙女怪獣キャラメリゼ』第11話「クロエVSアカエ」感想|あの頃に戻ろうとした黒絵が、会うために元の姿へ戻りたいと願う

『乙女怪獣キャラメリゼ』第11話「クロエVSアカエ」感想|あの頃に戻ろうとした黒絵が、会うために元の姿へ戻りたいと願う コメディ

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『乙女怪獣キャラメリゼ』第11話の副題は「クロエVSアカエ」。主人公の名前が副題に入るのは、十一本目にして初めてである。冒頭の黒絵は「戻ろう」「あの頃の私に」と、恋を知る前の自分に戻りたがっている。南は「あの頃みたいに、また一人になるのが怖い」と、同じ「あの頃」を怖がっている。後半の黒絵が戻りたいと言う先は、南に会いに行ける元の姿だった。

アニ
第11話の副題は「クロエVSアカエ」でござる。主人公の名前が副題に入るのは初めてでござるよ
ラン
東京に新しい怪獣が来ちゃったのね!
キャロ
でも黒絵さんは、なかなか怪獣になれないんです。
アニ
冒頭の独白は「戻ろう」から始まるでござる
  1. 副題に、主人公の名前が初めて入る
    1. 十一本目で初めて「クロエ」が副題に並ぶ
    2. 止められた名付けと、公式の呼び名
    3. 公式のあらすじは「怪獣になれない」と書く
    4. 始まりは「戻ろう」
  2. 女優の忠告は、南の作戦のいちばん弱いところを突いていた
    1. 「振られでもしたの」
    2. 「あの女狐」の話
    3. 取り戻したかったのは時間
    4. 「彼女の気持ちにも気づけない」
    5. 再会のハグシーンの稽古
    6. 見抜いたときには、黒絵はもういない
  3. 「怪獣映画じゃないんだから」と笑った直後に
    1. 爆発の音を、最初は冗談にする
    2. 「やっぱり狙いは私」
    3. 「私が」のあとが続かない
  4. 「戻ってきます、二人で」
    1. 知らせを受けた南
    2. 送り出す声が、恋人の台詞になる
    3. 真夏も動き出す
    4. カメラは止まらない
    5. 南が赤石さんをかっこいいと思った理由
    6. 南の「あの頃」
    7. 少なくとも一人は
  5. 嫉妬では変身できず、「このままは嫌だ」で変身する
    1. 無事を確かめるメッセージ
    2. 「嫌だ」「このままは嫌だ」
    3. 大好きだ、の一言が重なる
  6. 怪獣の中にいるのは、ただの女子高生
    1. ヘリの特等席
    2. ニュースの実況と、中の本音
    3. 侍と女子高生
    4. 真っ先に確かめるのは友達の無事
  7. 同じ夜に、二人は別々の場所で後悔している
    1. 怪獣の姿で「早く会いたい」
    2. 「バカだ私」
    3. 待つ南と、張り合う大地
    4. 「どうして、ちゃんと話聞いてあげられなかったんだ」
    5. 光る怪獣
  8. まとめ:二つの「あの頃」と、向きを変えた「戻る」
    1. 同じ「あの頃」を、黒絵は楽と言い、南は怖いと言う
    2. 「戻る」の行き先が変わる
    3. 怪獣映画と恋の話が、同じ場面で進む

副題に、主人公の名前が初めて入る

十一本目で初めて「クロエ」が副題に並ぶ

第11話の副題は「クロエVSアカエ」。これまでの十本にも「狙われた新汰」「らいりの森」のように人の名前を含むものはあったが、主人公の赤石黒絵の名前が副題に出るのは、十一本目のこれが初めてである。「VS」でつないだ対決の形も、ここで初めて使われた。

名前は漢字の黒絵ではなく、カタカナのクロエで書かれている。並べられたアカエとは頭の二文字が違うだけで、クロは黒、アカは赤。黒絵の名字が赤石であることを思うと、この並べ方はただの語呂合わせには見えない。

止められた名付けと、公式の呼び名

第9話で、凛子が育てていた卵について光太郎は「妹ってわけか」と言い、名前を口にしかけたところで凛子に「勝手に名前つけないで」と止められていた。

第10話の終わりに現れた新しい怪獣を、公式のあらすじもキャラクター紹介もアカエと呼んでいる。一方で本編のニュースは、この怪獣を「巨大飛翔生物」と呼ぶ。作品の外では名前があり、作品の中では大きさと翼で呼ばれている、というずれが面白い。

公式のあらすじは「怪獣になれない」と書く

公式のあらすじは「東京にアカエが出現した。狙いはどうやら黒絵らしい。」と始まり、続けて「新汰と聖奈の親しげな光景が脳裏にちらついて怪獣になれない」と書く。怪獣が来たのに、迎え撃つ側の怪獣が出てこられない。

これまでの黒絵の悩みは、なってはいけない場面で怪獣になってしまうことだった。この回はその逆が、東京が燃えている夜に起きている。

始まりは「戻ろう」

冒頭は、第10話の終わりに撮影現場で決心が折れた場面の続きから始まる。黒絵の独白は「さよならしたのは私の方だが」「いくらなんでも早すぎるだろう」と続く。別れを切り出したのは自分なのに、南が次へ進むのが早すぎると感じている。

そのあとが「こんな思いするくらいなら戻ろう」「あの頃の私に」「嵐のような感情を知る前の私に」で、「その方が楽だ」「世界だって平和だ」と締めくくられる。恋さえしなければ怪獣にもならないのだから、世界が平和だというのは冗談ではなく、この体質の人にとっては本当のことだ。

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乙女怪獣キャラメリゼ11話放送中です!

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女優の忠告は、南の作戦のいちばん弱いところを突いていた

「振られでもしたの」

撮影の合間、南新汰に話しかけるのは共演者の聖奈である。「にしてはしけた顔してるけど」「なに、振られでもしたの」と聞かれて、南は「まあ、そんな感じっす」と答える。返事は「あら、残念」だった。

第9話で「あなたと共演できるのを楽しみにしてるわ、王子様」と言った女優が、ここでは南の暗い顔を気にしている。番組の出番を取られたと怒っていた人が、最初に南の様子に気づく側に回っている。

「あの女狐」の話

聖奈はそのまま忠告を始める。「あんたさ、知ってるの」「あの女狐」「業界人としての才能はピカイチだけど、結構ヤバい女よ」。

続きは「視聴率と自分のキャリアのためなら何だってするし」「素人が迂闊に近づいたら骨までしゃぶられるんだから」。そして「芸能界辞めるなら今のうちよ」で終わる。出番を取られた相手に、辞めるなら今だと教えている。この人は意地悪な役回りで出てきたが、根は面倒見がいい。

取り戻したかったのは時間

南の答えは「俺はただ、彼女との時間を取り戻そうと思って」だった。聖奈が「それでなんで芸能界入ったのよ」と聞き返すと、「テレビに出まくれば逆にみんな飽きるし」「ハルゴンのことも伝えられるって」と説明する。

第9話で黒絵が内心「甘いんじゃないかな」と思った作戦を、南はまだそのまま信じている。聞いた聖奈の感想は「鈍いわね」の一言だった。

「彼女の気持ちにも気づけない」

聖奈はさらに「そういうお人よしなとこにつけ込まれてんの」「そんなとろい思考じゃ、彼女の気持ちにも気づけないでしょうね」と続ける。説教の中心にあるのは、南の身の危険より、彼女の気持ちのほうである。

言われた南の独り言は「ほんと何やってんだ俺」。この一言は、後半で南が自分から口にする後悔の、最初の形になっている。

再会のハグシーンの稽古

話の途中で聖奈は「練習するわよ、ど素人」と切り替え、「再会のハグシーン」の稽古を始める。「ていうか共演したいとは言ったけど、なんで恋人役なの」とこぼしながら、南には「違う、もっと情熱的に」と注文をつける。

公式のあらすじが書く「親しげな光景」は、この稽古のことだろう。離れて見ていた側からは「演技の練習じゃね」という声が上がり、友里真夏も「ですわね」と受ける。

見抜いたときには、黒絵はもういない

ところが、そのとき黒絵はもうその場を離れていた。のちに南は、黒絵がさっきまで一緒にいたこと、稽古の様子を「目撃しちゃってショック受けて」いたことを聞かされる。

本当のことに気づいた二人と、その前に立ち去った一人の差が、この回の行き違いを全部生んでいる。もう少しだけ残っていれば、と思わずにいられない。

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【#乙女怪獣キャラメリゼ 第11話】
新太の思考が頼みを断れなくて、女の子を苦しめるタイプのものだというのが悲劇だった
変わってくれるとは思うけど
テレビに出まくったら飽きるより、テレビ出なくなった方が忘れられるでしょ。

怪獣映画じゃないんだから!って怪獣アニメだもんね!
少しシーン移ってる間に町が大惨事じゃないか!

ハルゴンやられたけど、アカエはクロエを倒したいのか他に目的あるのかどっちだろね

#アニメ感想 #アニメ好きと繋がりたい

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「怪獣映画じゃないんだから」と笑った直後に

爆発の音を、最初は冗談にする

爆発の音を聞いた黒絵の頭に浮かぶのは「まさか、私を倒しに」という考えだった。けれどすぐに「そんなわけないじゃないか」「怪獣映画じゃないんだから」と笑い飛ばしてしまう。

怪獣に変身する本人が、怪獣映画のような展開を打ち消している。しかもこの日、彼女が足を運んだのは怪獣映画の撮影現場だった。自分の置かれた立場を一番よく知っている人の、精一杯の現実逃避である。

「やっぱり狙いは私」

打ち消した考えは、すぐに「やっぱり狙いは私」に戻ってくる。撮影は「撮影中止」の声で止まり、現場からは「ハルゴンじゃない」という声も上がる。

テレビの臨時ニュースは「晴海に巨大飛翔生物が出現しました」「近隣の方は直ちに避難してください」と伝える。黒絵にとっては、自分を探しに来た相手が、街ごと壊しながら近づいてくる状況になった。

「私が」のあとが続かない

黒絵は「私を探してる」と気づき、「どうしよう、このままじゃどんどん被害が」と焦る。そして「私が」と言いかける。

けれど続いて出てくるのは「あんなのと戦えないって」という弱音で、公式のあらすじのとおり、怪獣にはなれない。責任を感じる気持ちと、変身の引き金になる気持ちは、別のものだった。

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今週の #乙女怪獣キャラメリゼ 第11話「クロエVSアカエ」
8話に続き怪獣作監・エフェクト作監に大島城次氏を迎えての二大怪獣の激突編。
バトルシーンは原作から増量され、怪獣映画好きなら大盛り上がりの濃いバトル、カメラワークに仕上がっています。
アニメだけど実質特撮怪獣映画!

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「戻ってきます、二人で」

知らせを受けた南

撮影が止まった現場で、南は河野来夢から「ヤバいよ、南くん」と黒絵のことを知らされる。黒絵がさっきまで一緒にいたこと、稽古を見てショックを受けていたことを聞いた南に、「あんた死にたいの」という声が飛ぶ。

南の返事は「戻ってきます、二人で」だった。冒頭で黒絵が口にした「戻ろう」とは、同じ言葉でも向きが逆である。

送り出す声が、恋人の台詞になる

走り出す南の背中に向かって「絶対帰ってきなさいよ」という声がかかり、続けて「これじゃ本当に恋人みたいじゃないの」とこぼれる。

さっきまで恋人役の稽古をしていた現場で、本物の別れ際のようなやり取りが起きている。稽古では「もっと情熱的に」と言われていた南が、いちばん情熱的に見えるのは、台本のない場面だった。

真夏も動き出す

見送った真夏は「私もうかうかしていられませんわ」と言う。第8話で「今度は私がハルゴンを迎えに行きますわ」と宣言した人が、ここでもう一度、会いに行く側に回る。

走り出した理由は南と真夏で違うが、二人とも逃げる方向ではなく、怪獣のいる方向へ向かっている。

カメラは止まらない

同じころ、現場では「カメラ追って」という指示が出ていた。止めようとする声に返ってくるのが「いいから、視聴率取るチャンスよ」である。

聖奈が「視聴率と自分のキャリアのためなら何だってする」と忠告したのは、ほんの少し前のことだった。忠告の中身が、そのまま目の前で起きている。

南が赤石さんをかっこいいと思った理由

燃える街で黒絵を探す南に、回想が重なる。「赤石さんってなんか、かっこいいよな」「いつも下向いてね」「でも、すごく力強い目してるんだよね」「常に何かと戦っているような」。

最後に出てくるたとえが「まるで侍」で、そばからは「いや、睨んだだけだろ」と返される。本人は睨んだだけの顔を、南は戦っている顔として受け取っていた。

南の「あの頃」

回想の締めは南の独白で、「俺とは全然違うんだろうなと思った」「あの頃みたいに、また一人になるのが怖い自分とは」と続く。

学園一の人気者として描かれてきた南が、一人だった時期と、それを繰り返す怖さを本人の口で語っている。第9話で女優に「もし何か、俺にできることがあれば言ってください」と申し出たのも、この怖さから見るとつじつまが合う。

少なくとも一人は

回想には、「食べろ」から始まる短い言葉も差し込まれる。「でも今日お前とここに来れてよかったと思う」「そういう人間もお前の周りにはいる」「少なくとも一人は」。

一人になるのが怖いと言う人の記憶に、「少なくとも一人は」という言葉が残っている。黒絵をかっこいいと思った回想の中に、この言葉が置かれている。

▼ ネットの反応

さすがに新汰もクロエ=ハルゴンに気づき始めますよね。
どうなんだろ?
新汰はそれでもクロエを好きでいられるのか?新汰がクロエに惹かれた理由がここで明かされたの良いタイミングでしたね。
次回も楽しみ!

晴海が洒落にならんくらい破壊されてしまった笑
#乙女怪獣キャラメリゼ 11話
#アニメリゼ

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嫉妬では変身できず、「このままは嫌だ」で変身する

無事を確かめるメッセージ

一方の黒絵は「真夏さんたちはちゃんと逃げたが」と、まず友達の無事を確かめている。そこへ来夢から、無事かどうかを尋ねるメッセージが続けて届き、最後に「とにかくこの動画見て」と送られてくる。

その先で黒絵は南の名前を呼ぶ。南が走り出したあとに「カメラ追って」と指示が出ていて、のちに「いい絵撮れたわ」という声も上がる。南が本気で走るほど、それを撮る側には都合がいいという皮肉が、この回にはずっと付いて回る。

「嫌だ」「このままは嫌だ」

黒絵の口から出るのは「嫌だ」「このままは嫌だ」だった。冒頭で「戻ろう」と言った人が、ここでは戻るのでも、立ち止まるのでもない言い方をしている。

恋を知る前に戻ればいいという逃げ道を、黒絵が自分で閉じた瞬間だと思う。

大好きだ、の一言が重なる

そこへ重なるのが「俺、本当に赤石さんが大好きだ」という南の声である。第7話で、黒絵が「私、きっと南くんが思うよりずっと強いと思うから」と言ったのを受けて、南が返したのと同じ言葉だった。

公式のあらすじは、南と聖奈の親しげな光景がちらついて変身できないと書いていた。黒絵を止めていたのが見たくない光景なら、動かしたのは一度聞いたことのある言葉だった。嫉妬では怪獣になれず、好きだと言われた記憶で怪獣になる。この作品の変身の仕組みが、いちばんきれいに出た場面である。

▼ ネットの反応

#乙女怪獣キャラメリゼ。11話。ハルゴンVSアカエ、想像以上に真正面から怪獣映画してて熱かった。最後はアカエの巨大な光線まで飛んでくる。アカエも産まれたばかりとは思えないくらい戦い慣れてる

でも、その大怪獣戦の真ん中にあるのがクロの恋なんだよね。南くんの気持ちが離れたと思ったら、今度は怪獣にすらなれない。

あれだけ街を揺らす怪獣同士の戦いなのに、最後まで一人の女の子の恋として見られる。この振れ幅が好きでした
#KaijuGirl #アニメリゼ

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怪獣の中にいるのは、ただの女子高生

ヘリの特等席

後半、真夏と来夢はヘリの上にいる。「ヘリの方が安全ですのよ」と言う真夏に、同乗者からは「冗談じゃないわよ」と悲鳴が上がる。真夏はかまわず「もっと、もっと接近してくださいな」と頼み、「ハルゴンの勇姿」を「見届けますわ」と言い切る。

怖がって身を隠す相手には「あらあら、せっかくの特等席ですのに」。真夏の恋は、相手が戦っている最中でも、いちばん近い席を取りにいく。

ニュースの実況と、中の本音

テレビは「なんということでしょう」「我々は今信じられない光景を目撃しています」と伝え、「いいぞハルゴン」と声援も飛ぶ。

その怪獣の中で黒絵が思っているのは「だって私、ただの女子高生なんだから」だった。外からは頼もしい怪獣に見えていても、中にいるのは声援を受け止めきれない高校生である。

侍と女子高生

回想の南は、黒絵を「常に何かと戦っているような」「まるで侍」と見ていた。この夜の黒絵は本当に怪獣と戦っているのに、本人は自分をただの女子高生だと言う。

南が見ていた強さと、黒絵が感じている弱さが、同じ夜に同時にある。第7話の「私、きっと南くんが思うよりずっと強いと思うから」と並べると、この回の黒絵は、その言葉を自分で言い直しているようにも見える。

真っ先に確かめるのは友達の無事

戦いの合間に友達の姿を見つけた黒絵は、「よかった、無事で」とほっとする。怪獣の姿でいちばん先に考えるのが、勝ち負けではなく友達の安全というところに、黒絵らしさが出ている。

▼ ネットの反応

特撮映画のような大怪獣バトルが始まったぞ!
咆哮による開戦の合図に、
尻尾掴み投げ等々お約束にニヤリ。

ハルゴンは倒されてしまったのか…
クロたんに気づいた南君はどうするのか…
私はこのラブコメを見届けなければならない!
#乙女怪獣キャラメリゼ #アニメリゼ 11話

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同じ夜に、二人は別々の場所で後悔している

怪獣の姿で「早く会いたい」

戦いのあいだも、黒絵の気持ちは南のほうを向いている。「南くん、大丈夫かな」「今どこにいるの」「怪我してないか」。

そして「早く元の姿に戻りたい」「早く、早く会いたい」。冒頭で「あの頃の私に」戻ろうとした人が、ここでは会いに行くために元の姿へ戻りたいと言っている。戻る先が入れ替わった。

「バカだ私」

独白は「バカだ私、あんなこと言って」「こんなに、こんなに好きなのに」と続く。第10話の別れ話を、黒絵は自分から悔やんでいる。

「その方が楽だ」と言っていた人が、楽な方を選んだことを後悔している。一話のうちに、黒絵の気持ちは冒頭と反対の場所まで来た。

待つ南と、張り合う大地

避難を促される場所で、南は「俺は大丈夫」「ここにいるよ」と動かない。そこへ米山大地が「じゃあ、じゃあ、俺も待つ」「俺の方がクロエ姉ちゃんのこと好きだし」と張り合う。

南の「なんか子供みたいだな」に返ってくるのは「子供だし」。第10話で「俺、子供じゃねえし」と言い張った大地が、今度は自分から子供だと認めている。そのうえで「俺小学生だけど、お前には絶対負けねえかんな」と宣言するのだから、年齢を隠すのをやめて、正面から張り合うことにしたらしい。

「どうして、ちゃんと話聞いてあげられなかったんだ」

第10話の別れ際の言葉、「私のことは気にせずに、どうか羽ばたいてくれ」がここでもう一度流れる。それを受けて出てくるのが「どうして、ちゃんと話聞いてあげられなかったんだ」だった。

前半で聖奈は「そんなとろい思考じゃ、彼女の気持ちにも気づけないでしょうね」と言っていた。南は他人に言われたことを、この夜のうちに自分の言葉で言い直している。黒絵は「バカだ私」と、南は「どうして」と、同じ夜に別々の場所で後悔している。

光る怪獣

そして「怪獣が光ってる」という声が上がり、ハルゴンに逃げるよう叫ぶ声が続く。終盤には、アカエの光線が飛んでくる。

二人の後悔がそろった直後に、戦いのほうが一気に動く。気持ちの整理がついたところで、状況が待ってくれないのがこの作品らしい。

▼ ネットの反応

11話目
対決クロエ!vsアカエ!
真夏様ハルゴン魂草
決着したかと思ったクロエっちだが!!
#乙女怪獣キャラメリゼ

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まとめ:二つの「あの頃」と、向きを変えた「戻る」

同じ「あの頃」を、黒絵は楽と言い、南は怖いと言う

第11話には「あの頃」が二度出てくる。黒絵の「あの頃の私に」と、南の「あの頃みたいに、また一人になるのが怖い」である。どちらも、誰かを好きになる前の、一人だった時間を指しているように読める。

同じ場所を、黒絵は「その方が楽だ」と言い、南は怖いと言う。南がかっこいいと思ったのは、一人でも平気そうに見えた黒絵だったが、その黒絵はこの夜、ただの女子高生として怖がっている。

「戻る」の行き先が変わる

冒頭の「戻ろう」は、恋を知る前の自分へ逃げる言葉だった。南の「戻ってきます、二人で」は、危ない場所から黒絵を連れて帰る約束である。

そして後半の黒絵の「早く元の姿に戻りたい」は、会いに行くための言葉になっている。同じ「戻る」が、逃げる言葉から、会いに行く言葉へと向きを変えた。副題は対決だが、この回の芯はこの向きの変化にあると思う。

怪獣映画と恋の話が、同じ場面で進む

「怪獣映画じゃないんだから」と笑った黒絵の東京は、この夜、怪獣映画そのものになった。それでも台詞を拾っていくと、戦いの最中に交わされているのは、相手の無事を案じる言葉と、自分を責める言葉ばかりである。

大怪獣の戦いと、言いそびれた気持ちの話が、同じ時間に並んで進んでいる。放送直後の反応にも、その振れ幅を楽しむ声が多かった。

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「乙女怪獣キャラメリゼ」第11話。ラブコメアニメ観てたはずなのに、気が付けば東京炎上…!大怪獣襲来…!そしてバトル…!(笑)なのに戦況を左右してるのは乙女の恋心という徹底した少女漫画っぷり。ラブコメと怪獣映画が完全融合してきたのです。#乙女怪獣キャラメリゼ #アニメリゼ #KaijuGirl

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アニ
戻ろうとした黒絵が、会うために戻りたいと言うでござる
ラン
南くんも、ちゃんと話を聞けなかったって後悔してたのね!
キャロ
二人とも、同じ夜に別々の場所で悔やんでいました。
アニ
「戻る」の向きが変わった回でござったな

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