『二十世紀電氣目録』第12話「電氣頭脳」感想|協力の先にあった洋輔の本当の目的

『二十世紀電氣目録』第12話「電氣頭脳」感想|協力の先にあった洋輔の本当の目的 ファンタジー

第12話の副題は「電氣頭脳」。坂本喜八と三添洋輔は、坂本清六との約束を理由に手を組む。必要な電球は最低でも100万個で、三添商店の財力がそのまま夢の速度になる。同じ日、百川稲子は母の遺した処方の電氣錦を任され、杜氏として蔵に立つ。やがて二人は名前で呼び合うまでになるが、完成した先に洋輔が置いたのは別の目的だった。人形の清六と、花嫁衣裳を着せられた喜八で幕が下りる。

アニ
喜八と洋輔が手を組む回でござる
ラン
電球が100万個も要るのね!
キャロ
稲子さんは電氣錦を任されます。
アニ
洋輔の狙いに注目でござるよ
  1. 第12話「電氣頭脳」は、二人が同じ夢を追い始めるところから動く
    1. 協力の始まりは、あくまで打算の形をとる
    2. 危うさは最初の会話に出ている
    3. あらすじが最後に置く一行
  2. 電氣錦を任された稲子のほうも、同じ日に動き出す
    1. 任されたのは、母の遺した処方だった
    2. 蔵人たちの反応が、稲子の立場を示している
    3. 外の目は、まだ変わっていない
  3. そろばんの何百倍、という説明の場面
    1. 説明はほとんど独り言になっている
    2. それでも、未来の話だけは伝わる
    3. 競争という形の約束
  4. 最低でも100万個、という単位の話
    1. 求めるものは電球100万個から始まる
    2. 洋輔は、迷わずそろえる側に回る
    3. 無理が通っている自覚はある
  5. 真空管の壁が、この回の絵の中心になる
    1. 規模そのものが、狂気として描かれる
    2. 蒸気のほうにも限界が来る
    3. 喜八のほうは、寝ずに回路を描き続ける
  6. 衝突の場面に出てくる「妥協」という言葉
    1. 言った言わないの喧嘩になる
    2. 同じ言葉を、二人とも否定する
    3. 洋輔の側から見た喜八
  7. 「喜八くん」と「洋輔」で呼び合うまで
    1. 手を回してでも、環境を守る
    2. 宣言が重なる
    3. 呼び方が変わる
  8. 杜氏の顔と、「特別な人」という問い
    1. 作りの現場は、数字で進む
    2. 咲の持論が、そのまま宿題になる
    3. 喜八がいなくなっても、稲子は蔵を離れない
  9. 通電の夜に、人形が目を開ける
    1. 完成の直後に、同じ話が蒸し返される
    2. 目覚めた人形が、名前を尋ねられる
    3. 人形は、喜八の兄として起き上がる
  10. 花嫁衣裳と、足りないもの
    1. 完璧なのに、人間にならない
    2. 答えは「魂」だった
    3. 花嫁衣裳の意味は、説明されない
  11. 発表会の壇上と、地下に続く階段
    1. 稲子たちは、咲の一言で中に入る
    2. 発表されるのは、機械のほうだった
    3. 追う側は、一人ずつ止められる
  12. まとめと考察
    1. 洋輔の目的は、電氣の時代ではなかった
    2. 喜八の側の危うさも、同じ形をしている
    3. 稲子の酒だけが、別の答えを出している

第12話「電氣頭脳」は、二人が同じ夢を追い始めるところから動く

公式のあらすじは「喜八と洋輔が、共に電氣頭脳の実現を目指す」と書き、それが「二人が清六と約束したことであり、諦めかけた夢だった」と続ける。同じ回で、電氣錦の酒造りを許された稲子もまた歩き出す。

協力の始まりは、あくまで打算の形をとる

坂本喜八の言い分は「電氣頭脳を作るために仕方なく協力するだけだ」というものだ。三添洋輔のほうも「まさに清六の夢の要だ」と応じ、二人の間にあるのは友情ではなく清六との約束になっている。同じ夢を共有しているのに、理由のほうはまだ噛み合っていない。

▼ ネットの反応

喜八と洋輔が協力………!?!?

第12話「電氣頭脳」
このあと23時より放送&配信開始

#二十世紀電氣目録
#ユーレカエヴリカ

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危うさは最初の会話に出ている

洋輔は「この電氣頭脳はやがて、人間の脳以上になり得るだろうね」と言い、「ならば、いずれは人間を」「生命を作れるということだ」と続ける。喜八の返事は「そんな使い方、兄ちゃんは望んでない」だった。最終的な衝突の理由が、協力を始めた日の雑談としてもう置かれている。

あらすじが最後に置く一行

公式のあらすじは「しかし、洋輔の真の目的は別にあった」で終わり、「ついに、洋輔の夢が動き出すのだった」と続く。この回は、その一行に向かって二十数分をかけていく。協力の場面がていねいであるほど、行き着く先が重くなる。

電氣錦を任された稲子のほうも、同じ日に動き出す

百川酒造には新しい米が届き、その場で父から発表がある。

任されたのは、母の遺した処方だった

「今年は酒造りの一部を稲子に任せようと思っている」と告げられ、稲子は蔵人たちの前で名乗る。「作るお酒は電氣錦」「母が死の床で残した処方のお酒です」「うちは未熟ですが」「母の意思を継いでこのお酒を作りたいんです」。夢の中身が、自分の思いつきではなく受け継ぐものとして語られている。

▼ ネットの反応

Netflix #二十世紀電氣目録 #ユーレカエヴリカ 第12話。
百川稲子は夢に進みつつも坂本喜八を大切に思うが、喜八は電氣頭脳の開発。三添洋輔は家業を傾けさせる勢いで支援するが、もちろん裏がある。喜八は水槽の中の脳にさせられるのか。矢倉弥治郎が望むのは喜八と稲子の幸福か。彼と三添咲が救い。

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蔵人たちの反応が、稲子の立場を示している

返ってきたのは「稲子ちゃんなら鼻もいい」「俺たちは構わんよ」という言葉で、父も「蔵で育った娘だ」「遠慮なく何でも言ってやってくれ」と頭を下げる。「久しぶりに稲子さんのお酒を作れるのか」「腕が鳴るな」と続く。反対する人が一人も出てこないところに、この家の変化が出ている。

外の目は、まだ変わっていない

その一方で、喜八の見舞いに向かう稲子に対して、通りすがりの声は「気味悪い子だね」と言う。町の評価は前回までと同じままだ。家の中の信頼と、外からの視線が、同じ回に並べて置かれている。

そろばんの何百倍、という説明の場面

稲子が作業場に来ると、喜八は電氣頭脳の話を始める。

説明はほとんど独り言になっている

「これはな、電氣頭脳だ」から始まり、「回路が増えるほど複雑な計算ができるけど」「数を増やすのが簡単じゃない」と続く。途中で「聞いてるか」と聞かれた稲子の返事は「あ、あんまり」だ。分からないまま聞いている側の顔が、この回のいちばん明るい場面になっている。

▼ ネットの反応

人じゃないw #二十世紀電氣目録 #ユーレカエヴリカ

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それでも、未来の話だけは伝わる

喜八が挙げるのは「計算がそろばんの」「何百倍の速さで正確にできる」こと、「弾丸みたいに走る列車」、「海をまたいで繋がる電氣の信号」だ。そして「電氣の時代が一足飛びにやってくるんだ」と締める。専門の話は伝わらなくても、変わる世界の話だけは共有されている。

競争という形の約束

稲子が「お父さんにお酒造りを許してもらえたんです」と報告すると、喜八は「夢が叶ったんだな」と返す。そこから「それじゃあ、二人で競争だな」「俺が電氣頭脳を作るのが先か」「稲子が理想の酒を作るのが先か」となり、稲子は「受けて立ちます」「うち、負けませんからね」と答える。会えない日々の理由が、この約束の形で先に用意されている。

最低でも100万個、という単位の話

協力が始まると、必要なものの規模がすぐに見えてくる。

求めるものは電球100万個から始まる

喜八の求めは「まずは真空管を作るから、電球を用意してくれ」で、「いくつ必要なんだい」と聞かれて答えるのが「最低でも100万個」だ。「そんな数、どれだけの費用と時間が」という声も上がる。発明の話が、ここから一気に金と物量の話に変わる。

▼ ネットの反応

圧倒的財力 #denkimokuroku #二十世紀電氣目録

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洋輔は、迷わずそろえる側に回る

洋輔の返事は「清六の夢のためだ」というもので、「それと蓄電器、変圧器に大量の導線と」「磁石と水晶」という追加にも「人も物も、すべて用意するとも」と応じる。案内された先は「地下にこんな施設が」と言わせる規模で、「すべて君が自由に使っていい」と渡される。財力が、そのまま夢の速度に変換されている。

無理が通っている自覚はある

現場では「こんな高貴でなんて無理です」という声が出るが、「これは三添商店の未来がかかった事業と心得る」と押し切られる。会社のほうは、すでに傾き始めている。

真空管の壁が、この回の絵の中心になる

地下に積み上がっていくのは、見たことのない数の真空管だ。

規模そのものが、狂気として描かれる

画面いっぱいに並ぶ真空管の壁は、明かりが灯るほど美しく、同時に正気ではない。ネットの反応でも、真空管で計算機を作るという発想そのものに驚く声が並んだ。この作品の発明は、いつも美しさと異常さを同じ画面に収める。

▼ ネットの反応

#二十世紀電氣目録 12話。つーか未成年が酒作るのおかしいよな、公女殿下の家庭教師でも思ったが。でも稲子は飲んでるし異世界だからいいのか。真空管でコンピュータ作る狂気。モロにBLになって喜八を花嫁にしているしもう性倒錯作品になり果てた。あとはオカルト儀式でゴーストを作り出すのか?

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蒸気のほうにも限界が来る

稼働のために使われる蒸気の量も尋常ではなく、「これのために工場のほとんどの蒸気を使っています」「このままでは京都中の蒸気が」と諫められる。洋輔の答えは「今だけだ」だった。町全体の資源を吸い上げてまで、一台の機械が動かされている。

喜八のほうは、寝ずに回路を描き続ける

作業場での喜八は、紙の上に回路を描き続ける。弥治郎に「喜八、楽しい」と聞かれ、「ああ、考えれば考えるほどやる気にさせてくれる」と答える姿だけが、この回の喜八らしさになっている。夢中であることが、そのまま囲い込まれる理由にもなっている。

衝突の場面に出てくる「妥協」という言葉

協力は順調には進まない。設備の話で、二人は正面からぶつかる。

言った言わないの喧嘩になる

「おい、これじゃダメだ」「こっちと合わなくなるだろ」「ようやく話をまとめてきたところだぞ」「知るか、やり直してくれ」と続き、「なぜ最初に言わない」「言ったんだよ」「言ってない」と噛み合わない。洋輔は「この僕が聞きそびれるわけがないだろ」「電氣頭脳のことで伝えこぼすなんて絶対ない」と譲らない。どちらも相手より自分のほうが本気だと思っている。

▼ ネットの反応

① 二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ- 用バズりやすい投稿例1(映像美押し)
今夜0:40〜 ABCテレビで京アニ最新作『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』第12話!

印象派みたいな背景と滑らかな動きに今夜も泣かされそう

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同じ言葉を、二人とも否定する

喜八の「半端なもん作っても意味ないだろ」「俺は妥協しないぞ」に対し、洋輔は「妥協だなんてありえない」「そんな言葉、二度と口にするな」と返す。喧嘩の中身が、実は完全に一致している。

洋輔の側から見た喜八

そのあとで洋輔が漏らすのは「電氣の知識や技術は大したものだが」「生意気すぎないかい」という愚痴で、「面倒なことだけ僕に甘えてくるところなんか」「君にそっくりじゃないか」と続く。相手は目の前にいない。洋輔が話しかけている相手が誰なのかが、この独り言で分かる。

「喜八くん」と「洋輔」で呼び合うまで

危機をひとつ越えたあと、二人の距離が縮まる場面が来る。

手を回してでも、環境を守る

三添商店の車が動き、外の圧力が片づけられる。「手を回して、なんとかしてやったぞ」「当面この環境を維持できる」と告げる洋輔に、喜八は「本当か」と返す。喜八を働かせる環境のほうが、先に守られている。

▼ ネットの反応

#二十世紀電氣目録_電氣頭脳
#二十世紀電氣目録 12話
電氣錦と電氣頭脳
共に夢を追いかける稲子と喜八がまぶしい!

「喜八…くん」「…洋輔」
設備投資に金を惜しまない洋輔
不眠不休で解明を進める喜八
清六の夢を分かち合う仲間になったかと思いきや…

狙いは、清六のデータをメモリに持つロボット?記憶は再生できても「命」は芽吹かない──
この絶対的距離を、喜八の命で埋めないで…!!

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宣言が重なる

洋輔は「僕は絶対に諦めないからな」「なんとしても電氣頭脳は完璧に完成させる」と言い、喜八も「兄ちゃんの夢を諦めたりしない」と返す。そこに続くのが「清六の存在なしに、電氣の時代は叶わない」という一致だ。諦めないという言葉だけが、二人の間で完全に同じ意味を持っている。

呼び方が変わる

そのうえで洋輔が言うのが「僕も同じ気持ちだ」「喜八くん」だった。驚く喜八に「その、いつまでも弟くんじゃ悪いと思ってね」と続け、喜八も「なんでもいいよ」「急ごうぜ」「洋輔」と返す。この回でいちばん穏やかな場面が、破局の直前に置かれている。

杜氏の顔と、「特別な人」という問い

一方の酒蔵では、作りが山場に入っている。

作りの現場は、数字で進む

蔵の場面は「水分、3割5分が目標です」といった短いやり取りで進み、稲子は判断する側に立っている。三添咲が顔を出して「電氣錦の調子はどう」と聞き、「まだ始まったばかりです」と返される。任された側の顔つきが、前回までとはっきり変わっている。

▼ ネットの反応

第12話「電氣頭脳」よりメイキング映像公開――!

毎週日曜23時よりTV放送&Netflixにて配信中
#二十世紀電氣目録
#ユーレカエヴリカ

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咲の持論が、そのまま宿題になる

咲は「稲子ちゃんが作ったお酒、誰に一番飲んでほしい」と聞く。稲子の答えは「たくさんの人に飲んでもらうのが夢でしたから」「考えたことなかったです」だった。そこで咲が言うのが「飲んでほしい人を思いながらお酒を作るとね」「味が格別になるのよ」という持論だ。技術の助言ではなく、誰を思うかという宿題が渡されている。

喜八がいなくなっても、稲子は蔵を離れない

喜八が行方不明だと知っても、稲子は「作りを放ってはいけません」と動かない。「二人で、どっちが先に夢を叶えるか競争だって約束したんです」「だったらうち、喜八さんの邪魔したくありません」。咲の返しは「杜氏がそんな顔してて、電氣錦は美味しくなるの」だった。約束を守ることと、心配を押し殺すことが同じになってしまっている。

通電の夜に、人形が目を開ける

電氣頭脳は完成する。そして洋輔は、喜八を休ませる。

完成の直後に、同じ話が蒸し返される

「これならきっと人間の脳の代わりも可能だろうね」と言う洋輔に、喜八は「前も言ったけど、そんなの兄ちゃんは望んでない」「俺も許さない」と返す。洋輔の返事は「あはは、冗談さ」だ。そのうえで「通電開始までまだ時間がある」「少し休んだらどうだい」「寝てないんだろ」と勧める。気づかいの形をした準備になっている。

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見える…見えるぞ…!! #二十世紀電氣目録 #ユーレカエヴリカ

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目覚めた人形が、名前を尋ねられる

喜八が眠っている間に通電は始まっている。洋輔が「おはよう」「君の名前を言ってくれ」と呼びかけ、「僕の知ってる君の記憶は」「全て電氣頭脳に覚えさせた」と続ける。そして「それじゃ、僕の名前を」と促し、自分から「三添洋輔だよ」「君の洋輔だ」と名乗る。記憶を入れた側が、呼ばれたい名前まで自分で指定している。

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人形は、喜八の兄として起き上がる

目を覚ました喜八に、人形は「おはよう」「そうだよ」「君の弟だよ」と話しかける。喜八は「何言ってんだ、そんな人形が兄ちゃんなわけないだろ」と叫ぶが、洋輔は「人形じゃない」と断じ、「蒸気機関で内臓と血流を」「そして電氣頭脳を加えることで」「人体を完璧に再現した」と説明する。兄の再現という目的が、ここで初めて口に出される。

花嫁衣裳と、足りないもの

人形は完成しない。洋輔は、足りないものを埋めにかかる。

完璧なのに、人間にならない

洋輔は「どうしてだ完璧なはずだ」と取り乱し、「なぜ君は人間になってくれない」と問う。「体は全部揃って動いて」「電氣頭脳にも間違いはどこにもない」と並べ、「だったら何が足りないんだ」と叫ぶ。設計は正しい、という確認が、そのまま次の発想を呼び込んでいる。

▼ ネットの反応

9話の舞踏会のドレス、12話のウェディングドレス…喜八はなぜいつも女装させられるんだろう

#二十世紀電氣目録_電氣頭脳
#二十世紀電氣目録

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答えは「魂」だった

返ってきた答えは「坂本喜八の設計に間違いありません」というもので、続くのは「人間たるには同じ人間の魂が必要なんだ」という一行だ。洋輔は「それならすぐにできるよ」と応じ、「君を取り戻すために」「僕はあらゆる学問を収めてきたんだから」と言う。足りないものが分かった瞬間に、手近な相手が材料として数えられている。

▼ ネットの反応

#二十世紀電氣目録 12話
洋輔のキモさがいよいよ限界突破して来ましたね
何故、喜八に花嫁衣裳を着せる必要があるのか…
折角、男子2人で名前呼びイベントまでやって、”洋輔×喜八”ルートが開いたのに、理念が違うからこそ迎えた破局と狂気
やはり喜八×稲子√しか勝たんw
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花嫁衣裳の意味は、説明されない

縛られて座らされた喜八は、白い花嫁衣裳を着せられている。理由は台詞として一度も説明されない。第9話の舞踏会でもドレスを着せられていたことを思い出す声も、ネットの反応には並んだ。説明がないぶん、着せた側の理屈だけが画面に残る。

発表会の壇上と、地下に続く階段

同じ夜、三添パークでは大きな発表会が開かれている。

稲子たちは、咲の一言で中に入る

招待状がなく足止めされた稲子たちに、咲が「この子たち私のお客様だから、入れてあげてね」と声をかける。壇上では「続きましては、京都支店長、三添洋輔様の発表です」と紹介が入る。入り口を開けたのも、洋輔の家族だった。

▼ ネットの反応

英語からの翻訳
これ何なのマジで、実際のところこれの意味って何?なんで必要なん???
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発表されるのは、機械のほうだった

洋輔は「私たちの暮らしが一変する、革命的なものです」と前置きし、「その名も」「電氣頭脳です」と発表する。続けて「自ら思考し考える機械」と説明し、実演を「ご覧いただきます」と告げる。公の場に出されたのは機械で、兄の再現は地下に隠されたままだ。

追う側は、一人ずつ止められる

稲子たちは地下へ向かうが、「これ以上はお通しできません」「誰も入れるなと命じられています」と阻まれる。友人が引きつけ、弥治郎が「僕が引き止めるから」と残り、稲子だけが先へ進む。連れてこられた側ではなく、追いかける側の物語として最後が組まれている。

まとめと考察

第12話は、同じ夢を追っていたはずの二人が、まったく違う場所に立っていたことが分かる回だった。

洋輔の目的は、電氣の時代ではなかった

洋輔が繰り返してきた「清六の夢」という言葉は、電氣の時代そのものではなく、清六という個人に向いていた。諫められたときの答えも「僕は清六がいない世界を許さない」だ。手段として語られてきた電氣頭脳が、実は目的の側の部品だった。

▼ ネットの反応

#二十世紀電氣目録 12話
遂に具体化した本作の核心
スーパーカミオカンデ的な巨大な真空管群で人工知能を作ってしまう喜八
トンチキ発明家だったはずなのに稀代の天才に。そんな彼は電気清六完成のために最後の「贄」になる。怒涛にぶっ飛んできたわね

#ユーレカエヴリカ    
#さー感_電目

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喜八の側の危うさも、同じ形をしている

喜八もまた、兄の夢という理由で寝食を削り、稲子との約束を理由に会わない日々を選んでいた。二人とも、清六を理由にして自分の生活を後回しにしている。同じ原因から、守る側と奪う側に分かれている。

稲子の酒だけが、別の答えを出している

咲の問いに対する稲子の答えは、誰か一人を思って作る酒だった。亡くなった人を取り戻すのではなく、生きている人に飲んでもらうための酒だ。同じように思い続けていても、向きが正反対になっている。

アニ
名前で呼び合った直後の破局でござる
ラン
人形の清六が起き上がったのね!
キャロ
足りないのは人間の魂でした。
アニ
稲子の酒だけが別の答えでござるな

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