『アオアシ Season2』第6話「教えてくれ」感想|プライドを捨てた冨樫とサブ組の逆襲

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柏商を下してプレミアリーグ首位に立ったエスペリオン。小早川も復帰し、レギュラー組はついにベストメンバーがそろう。しかし紅白戦で浮き彫りになったのは、サブ組との大きな実力差だった。福田監督の言葉を受けて、真っ先に動き出したのは冨樫だった。強いチームの最大の条件、冨樫の「教えてくれ」、そして夜のグラウンドの守備練習まで、第6話を振り返る。

アニ
アオアシ第6話でござる
ラン
冨樫がアシトに教えてって!
キャロ
福田監督の言葉にも注目です。
アニ
順に見ていくでござる

サブ組に突きつけられた実力差

ベストメンバーがそろったレギュラー組

『アオアシ Season2』第6話「教えてくれ」は、柏商戦の翌日から始まる。他チームの結果を受けてプレミアリーグ首位に立ったエスペリオンに、左サイドバックのレギュラーである3年の小早川が復帰した。「レギュラー組にすんなり順応してる」、「また一人上手い人が入った」。チームの雰囲気はさらに良くなり、「みんな自信に溢れてサッカーしてる感じや」とアシトも感じ取る。

そして告げられたのが、ベストメンバーがそろったレギュラー組とサブ組との紅白戦だった。試合に出られない今、紅白戦くらいしかアピールのチャンスはない。サブ組にとっては、数少ないアピールの場であると同時に、実力差を思い知らされる場でもある。「怖い いつ福田監督に見限られてもおかしくない」という不安が、サブ組の空気を重くしていた。

首位に立ち、主力が戻り、チームが勢いづくほど、試合に出られない選手との距離は広がっていく。強いチームの中にいることの厳しさが、冒頭から静かに描かれていた。

お前のプレイには対話がない

紅白戦が始まると、福田は何度もプレーを止めて指示を出す。「今週の福田さん、ティーチングが多いな」、「紅白戦なのに、その都度止めてまで」と、選手たちも驚くほどだった。ベンチに入れない1年生にまで声をかけるその姿に、何か意図があることがうかがえる。

見せ場になったのは、冨樫とアシトのやり取りだ。いい場所でインターセプトしながら、チャンスを生かせなかった場面で、冨樫は「アシト、てめえ、寄せが甘いんだよ!」、「行くなら行く、行かねえなら行かねえ!」、「はっきりしろよ!」と声を荒らげる。その言葉に、福田がすかさず問いかけた。「今言ったことを」、「なぜ事前に指示しない」。

「お前のプレイには」、「対話がない」、「余計なプライドが邪魔してるんならすぐ何とかしろ」。そして「お前が今一番Bに近いぞ」。冨樫にとって、これほど痛い言葉はなかっただろう。言わなくても分かるはず、自分の思う通りに動いてくれるはず。その思い込みこそが、冨樫の伸び悩みの原因だと見抜かれていた。

アシトにも具体的な指示が飛ぶ。「センターバックとサイドバック」、「どちらかが敵にアプローチに行った際」、「さっきのようにその間だけは死んでも抜かれるな」。「そのためならサイドバックがセンターバックにコーチングしたっていい」。守備の基本を一つずつ叩き込むような指導に、福田がアシトを本気で育てようとしているのが伝わってくる。

強いチームの最大の条件

レギュラー組の守備を見て、改めて浮かび上がったのが小早川の存在感だった。「小早川さんは守備のバランスをとっている」。超攻撃型のディフェンダーたちが攻撃しやすいように、空いた守備の仕事までこなす。「守備のバランスを取って」、「チームのバランスを取っている」。派手さはないが、チームに欠かせない選手であることがよく分かる分析だった。

一方で、サブ組ばかりに時間を割く福田に、首脳陣からは疑問の声も上がる。それに対する福田の答えが、この回の核心だった。「強いチームの最大の条件を知っているか」、「サブも強いことだ」。「レギュラーが年間通して一番戦うのは」、「紅白戦のサブ組なんだ」。「サブが強くなくてはいずれレギュラーも弱くなっていく」。

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\サブメンバー、頼むぜ。お前ら全員にかかっている/

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そして福田は、「今のように実力差がありすぎる状況に」、「俺は責任を感じている」と自ら認めたうえで、「サブメンバー頼むぜ」、「お前ら全員にかかっている」、「食らいついてこい」と言い切る。サブ組を突き放すのではなく、チームの強さを担う存在として期待をかける。監督の言葉ひとつで、サブ組の顔つきが変わっていくのが印象的だった。

控えの選手は、どうしても自分を戦力外だと感じてしまいがちだ。けれど福田は、サブ組こそがレギュラーを鍛える相手であり、チームの強さそのものだと語った。この考え方は、ユースという育成の場だからこそ、いっそう重みを持って響く。

冨樫の「教えてくれ」

だからどうするかだ

福田の言葉を受けて、サブ組はそれぞれに動き出す。「とりあえずもうちょっと人を頼った方がいい」、「信頼できる意見を求めて人に聞け」、「聞いて修正」、「この繰り返しだぜサッカーは」という言葉が、サブ組の背中を押していた。「監督があーまではっきり言ってくれると勇気もらえるぜ」と前を向く声も上がる。

黒田は、アシトに向かって正直な気持ちを口にする。「君はプレミアに出場した」、「僕の先を行っている」。「認めなければ」、「君は僕にないものを持っている」。そのうえで「大事なのは」、「だからどうするかだ」と、Bチームのコーチである伊達のもとへ助言を求めに行く。悔しさを認めたうえで、次の一歩を選ぶ。黒田らしい冷静さと強さが表れた場面だった。

一方のアシトは、誰に聞けばいいのか迷っていた。「守備は一人ではどうにもできん」。けれど、Aに上がって間もないのにBのコーチを頼るのは「甘えのような気がする」。高杉や平の顔も浮かぶが、なかなか踏み出せない。攻撃では迷わず動けるアシトが、守備のこととなると途端に足踏みしてしまう姿がもどかしかった。

ちょっとサッカー教えてくれ

そんなアシトの前に現れたのが冨樫だった。「ちょっとサッカー教えてくれ」。あの冨樫が、アシトに頭を下げて教えを請う。柏商戦の映像を見ながら、「お前がどうしてそこまで視野が広いのか」、「何を見てプレイしてるのか逐一」、「詳しく教えろ」と迫る。プライドの高い冨樫がここまで踏み込んだことに、周りの選手たちも「信じられねえな」と驚きを隠せない。

▼ ネットの反応

#アオアシ Season2
第6話「教えてくれ」
冨樫がプライド捨ててアシトから学ぼうとしてる
すごい‼️
でもアシト本人もまだ掴みきっていないからなぁ
何に気づいたら良いのかすら分からない
そこが分かれば一気に開花しそう

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アシトの説明を聞いた冨樫は「そんなとこまで見えてんのかよ」と目を見張る。一方でアシトにとっても、これは大きな学びになっていた。「相手に伝わるよう言葉に落とし込むから」、「自分でもあの時のプレーがどうだったのか」、「腑に落ちる」。教えることで、自分の感覚を言葉にできる。感覚派のアシトにとって、これは思わぬ収穫だった。

前の話で杏里から、アシトから何かを学ぼうとしたことはあるのかと問われていた冨樫。その言葉が、ここにきて行動として返ってきた。福田に「対話がない」と言われ、「余計なプライド」を指摘されたことも、冨樫の背中を押したのだろう。変わろうとする冨樫の姿は、この回でいちばん心が熱くなるところだった。

第6話のまとめ考察

森を見る

教える側と教わる側が入れ替わることで、二人の関係そのものも変わっていく。これまで衝突ばかりだった冨樫とアシトが、同じ画面をのぞき込んで言葉を交わす。そのささやかな光景に、サブ組全体が変わり始める予感があった。

映像だけでは足りないと、冨樫はアシトを外へ連れ出す。「ここから先は練習しながらじゃねえと入ってこねえ」、「てめえも守備練習してえんだろ付き合ってやる」。朝利や竹島、遊馬、橘まで巻き込んで、夜のグラウンドで即席の練習が始まった。差し入れに来た橘の姉や杏里も、その様子を見守る。

練習の合間に、アシトは自分の見え方を言葉にしていく。「とにかく首を振るんだ」、「なんとなく人影を頭に残しとくんだよ」、「その時、木じゃなくてこう、森を見るっつうか」。首を振った瞬間の全員の位置を覚えていると聞いて、冨樫は「体の向きそこまで見んのかよ」と驚く。アシトの視野の広さが、具体的な言葉で初めて解き明かされていく場面だった。

▼ ネットの反応

『#アオアシ 2期』6話
プライドとはまるで”風”のよう
それを糧にすれば前へ進む”追い風”になるし、それが邪魔すれば歩を鈍らせる”向かい風”になる
利用次第では力になるが、その風向きを決めるのは自分次第
そんな風向きを大きく変えた冨樫の”風”は見事に周囲を巻き込んだね
彼らの成長に今後も期待

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そして冨樫は、アシトの子どもの頃について尋ねる。母親が一人で育ててくれたため、兄と二人で夜も母の店で過ごしていたアシト。「新聞紙をこう丸めたやつで」、「客とテーブルに当たらないように」、店の中でずっとドリブルをしていたという。「子供の頃から執着してやったこと」、「それが選手の礎になることは多くあります」という声に、アシトの視野の広さの原点が見えた気がした。

冨樫もまた、自分の弱さと向き合っていた。「俺は頭に血が上ると周りが見えなくなる」、「それはアシトも一緒だろうよ」、「だがこいつはそこから落ち着いて周りを見渡すことができる」。「真剣に観察して学べば何割かは身につく」、「俺は一からやるぜ」。同期のアシトを手本と認めて、一から学び直す。その覚悟に、冨樫という選手の芯の強さを見た。

誰でもいい、教えてくれ

一方のアシトは、即席の練習でさえ、自分の守備の未熟さを痛感していた。「サッカーやってる時」、「いろんなもんが見えてる」、「本当にブワーッとアイディアが湧いてくるんや」。けれど「でも守備は」。「俺の守備はプレミアのレベルじゃねえ」、「痛いほど分かってる」。それでも、もう一度あの舞台に立ちたい。「誰でもいい」、「教えてくれ」という心の叫びが、副題と重なって響いた。

ところが、朝利や竹島は「どこから教えたらいいのか分かんねえんだよ」と戸惑う。「僕らがジュニアから当たり前に教わってきた守備の概念が」、「青井くんの場合全くないわけで」。守備は組織的なものだからこそ、言葉にすると理論的で小難しくなってしまう。そこへ現れた人物が「お前ら二人の弱点はそういうとこだよ」と言い放ち、「お、おっちゃん!?」という声が上がる。

その人物こそ福田だった。「よし、俺入るわ」と練習に加わり、「これ俺が何年か前に提案した練習法でよ」、「守備陣4人、このロープを両手に持って繋げ」と、守備の感覚を体で覚えるための練習を始める。理屈ではなく、目に見える形で守備の組織を教えようとする発想が面白い。

第6話は、レギュラー組との実力差を突きつけられたサブ組が、それぞれのやり方で動き出す回だった。プライドを捨ててアシトに教えを請うた冨樫、悔しさを認めて助言を求めに行った黒田、そして守備を教えてほしいと願うアシト。「サブも強いことだ」という福田の言葉が、夜のグラウンドで少しずつ形になり始めている。ロープを使った守備練習で、アシトの守備がどう変わっていくのか、ますます楽しみになった。

アニ
サブ組が動き出した回でござった
ラン
ロープの練習が気になる!
キャロ
冨樫さんの変化に心が熱くなりました。
アニ
アシト殿の守備の成長を見届けるでござる

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