『グロウアップショウ』第11話「見果てぬ夢は、誰がために?」感想|翼になってと頼まれた子と、力を貸してと頼めた子

『グロウアップショウ』第11話「見果てぬ夢は、誰がために?」感想|翼になってと頼まれた子と、力を貸してと頼めた子 日常・ほのぼの

『グロウアップショウ』第11話の副題は「見果てぬ夢は、誰がために?」。二回戦を勝ち上がったひまわりサーカスを、テレビのニュースは「総合力でもその実力を証明し」と伝える。ところが団長代理の瑞佳は「団長代理としてみなさんに迷惑はかけられないですから」と、団員を自分の演目へ帰してしまう。休みの一日を経て、同じ人が「力を貸してください」と頭を下げるまでを追う回だった。

アニ
第11話の副題は「見果てぬ夢は、誰がために?」でござる
ラン
ひまわりサーカス、決勝に進んだのね!
キャロ
テレビのニュースでも取り上げられていました。
アニ
ところが瑞佳殿と桜翔殿は練習をやめないでござるよ

二回戦も、勝負そのものは映らない

公式サイトのあらすじは、第11話を「二回戦突破を果たす」と書き、すぐに「団員たちの活躍が新聞の一面を飾る中」へ進む。本編も同じ配分で、二回戦の演技は白黒テレビのニュース映像の中でしか映らない。

語り手は「今大会台風の目となったひまわりサーカスは」「総合力でもその実力を証明し」「2度の勝利をもぎ取りました」と伝え、「先に決勝へと駒を進めたブルーローズサーカス」「果たしてこの王者に挑戦することはできるのでしょうか」と締める。決勝公演は「隣り合ったサーカステントで」「5日間にわたって行われます」。第10話の一回戦は負けた牡丹曲芸団の会話だけで片づけられたが、今回の二回戦はニュースの一分ほどで片づく。

▼ ネットの反応

#グロウアップショウ
既に決勝進出の大胆な省略も、ニュース映像等の見せ方も面白いし、何より本作が語りたいのは勝ち進むその経緯ではなく、家族としての"ひまわりサーカス"であり、家族が共に手を取り合って困難に立ち向う姿だと、描きたいモノが明確なのが素晴らしい
故に省略にも納得が行きます

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「記事ちっちゃ」から、「台風の目」へ

第10話では新聞が二度出て、二度とも記事が小さかった。一回戦を勝った後でさえ、団員の口から出たのは「記事ちっちゃ」だった。それが今回は、あらすじの言葉では新聞の一面で、テレビでは「台風の目」扱いになる。ニュースの後は「それにファンレターなんて初めて」「その上こんなに差し入れしてもらえるなんて」と、団員が浮き立つ場面から始まる。

ただ、ニュースの紹介の仕方は第10話とあまり変わっていない。フライヤーとして川澄桜翔の名前を挙げたあと、瑞佳は「キャッチャーはあのブラックロータス氏の」娘として紹介される。第10話の取材で瑞佳が「質問はゾウリムシのことばっかりでしたけどね」とこぼしたとおり、世間はまだ父の名前から瑞佳を見ている。

▼ ネットの反応

『グロウアップショウ』第11話、ご視聴ありがとうございました。
LOと原画、作画監督として参加させていただきました。
冒頭の部分を所々を担当しました。
何卒宜しくお願い致します。
来週もお楽しみに!

#グロウアップショウ

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それでも語り手は、ひまわりサーカスの勝ちを「総合力」とまとめている。空中芸の二人だけでなく「空中芸以外の演目も大変素晴らしく観客を魅了」した、という言い方だ。この一語は、回の終わりに瑞佳本人がたどり着く答えと同じで、ニュースが最初の一分で先に言ってしまっている。

伸びていくチキンラーメンと、手を止めない二人

冒頭のテレビではチキンラーメンのCMまで流れ、記事内のツイートでも話題になっている。そのチキンラーメンが、昼の食卓に出てくる。「お昼できたんだけど」と声がかかっても、瑞佳と桜翔は練習をやめない。「まだ練習の区切りは悪いみたい」「あとチキンラーメン伸びちゃうよ」。

▼ ネットの反応

グロウアップショウ11話のこのチキンラーメンのCMは当時のものそのままなんですかね
時代の空気作りが見事すぎる
CMフルで流した上でアバン終了も思い切り良すぎます
#グロウアップショウ

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麺が伸びていくあいだに、見ている側の評価ははっきり出る。「横ひねりは難易度がとても高いの」と認めたうえで、相手が皇七海でなければ「演目から外すところよ」とまで言う。

先輩たちの見立ては「でもそれだけね」

返ってくる評価は「でもそれだけね」「ひとまずは演技ができるようになっただけ」「今のままではお客様を満足させることはできない」だった。足りないものの名前もはっきりしていて、「動きの小ささをごまかす方法がまだ見つからないんだね」「次の段階に進めない」。

「ごまかす」は、第10話で瑞佳が父の言葉として持ち出した「全力でごまかせって言ってました」と同じ語だ。あのときは「簡単なことをすごそうに見せるのもサーカスの大事な技術だとも言ってましたね」で新技の糸口をつかんだのに、今回は技をこなすだけで手一杯になり、見せ方のほうが抜け落ちている。「本人たちが一番わかってるのだけれどね」という一言が、いちばん厳しい。

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#グロウアップショウ 11話
いよいよ大詰めやけど…
どんな結末になるのかな…
クリームソーダとチキンラーメン食べたくなったな✨

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「迷惑はかけられない」で、全員を持ち場へ帰す

団員たちも、ただ見ているわけではない。「ネットを外すとか」と冗談半分の案まで出してくる。ところが団長代理は「みなさんは自分の演目のことだけ考えてください」「各自苦手なところの克服に専念してください」と返し、「私たちは大丈夫です」「団長代理としてみなさんに迷惑はかけられないですから」と言い切る。

第10話で「皆さん麻利亜さんに才能を見込まれた家族なんじゃないですか」と団員を説き伏せた人が、自分の担当の話になると、家族を外に置いてしまう。迷惑をかけないことが団長代理の仕事だと思い込んでいるのが、この時点の瑞佳だ。

「こんなに悩むの初めてです」

夜、瑞佳の部屋を訪ねてくる相手がいる。演目を見直している瑞佳は、決勝には「全体で新たな演目が必要なんじゃないかと」考えていて、サーカスのことで「こんなに悩むの初めてです」と打ち明ける。

相手が「七海さん相手だもんね」と受けると、瑞佳は「そういうことじゃないんです」と打ち消す。続くのが「どれだけ考えてもどれだけ練習しても不安」と、「私前はただ無邪気に好きな気持ちだけでサーカスやってたんだなって」だった。

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「グロウアップショウ」第11話
順調に勝ち進んで人気も出たけど、練習に入れ込み過ぎってことでお休みに。
昔の横浜の風景も興味深いし、寄生虫博物館ってそんな前からあったんだ。
手術前にお見舞いに行くぞからの面会謝絶は笑える状況じゃないけど、面白かった。
#グロウアップショウ

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好きなだけでは済まなくなった

悩みの種は七海という相手の強さではなく、自分が何のために飛ぶのかが変わったことにある。第9話で麻利亜から「私の、私たちの夢、あんたに預けるわ」と託されて以来、瑞佳のサーカスは自分の「好き」だけのものではなくなった。副題の「誰がために」は、まずこの人に向いている。

部屋を訪ねた相手の答えは「付き合うよ」「もう少しだけ頑張ろう」で、止めるのではなく一緒に抱える側に回る。優しい返事だが、この時点ではまだ、二人で抱えているだけだ。

無理を止めたのは、無理をした本人だった

やがて二人を呼び止める声がかかる。「無茶するな」「今みたいなのは危険だ」。二人の側は「多少の無理は承知の上です」「早く完成させなきゃ時間がないじゃないですか」と返すが、相手は引かない。「今のまま続けてたら取り返しのつかないことになる」「そんなことくらいわからないお前たちじゃないだろ」。

そして「僕みたいになっちゃダメだ」「あの時の僕は納得した上だったけど」「お前たちにはそうなってほしくない」「そうなっちゃダメなんだ」。無理を重ねて肩を壊し、空中芸を降りた「あの時」を持っているのは、この団では雫だけだ。

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#グロウアップショウ 11話
冒頭昭和すぎるw
ひまわりサーカスis家族。雫と山…スヴェ姉の年長者ムーヴかっこよ。
麻利亜の姿は回想のみ。最終的なハッピーエンドは疑ってないけど、薄化粧とか七海のマスクとか不安煽ってくるのツラい…。
凛さん言うの遅いのは疲れてるからとして、そこで続く?
え!?

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第3話で七海が言ったことを、今度は雫が言う

第3話の冒頭で雫に「怪我、怖くないのですか」と問い、「自らの力量に合わせて引くことも必要です」「慢心はいずれ、あなたからサーカスを奪うことになる」と忠告したのは七海だった。雫の信条は「怪我が怖くてサーカスはできません」で、忠告のとおり肩を壊して皇を去っている。

その七海に勝つために無理を重ねる二人へ、七海の忠告が雫の口を通って届いている。しかも雫は「納得した上だった」と自分の選択を取り消していない。後悔を語るのではなく、同じ道を後輩に歩かせないとだけ言うから、説教くさくならずに重く響く。

休ませるのも「先輩としての判断」

休みを言い渡す場面も容赦がない。「あなたたちちゃんと休んでるの」と聞かれ、返事をすれば「嘘おっしゃい」。「闇雲に取り組んでも結果に結びつかないわ」「目的を見失わないで」と続き、「今日はもう練習やめ」「これは先輩としての判断よ」で押し切る。公式あらすじのとおり、雫とスヴェトラーナの判断での休みだ。

理由の一つが「麻利亜の夢を叶えたいのはみんな同じ」で、もう一つが「休むことも仕事のうちよ」。麻利亜の夢を背負っているのは瑞佳一人ではない、というこの回の答えが、ここで一度、先輩の口から出ている。ただ、この時点の二人にはまだ届いていない。

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「グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~」第11話。決勝を意識して焦る瑞佳ちゃんと桜翔ちゃん。でも二人きりで横浜を歩くことで、張り詰めていたものが少しずつほどけていく。切磋琢磨できる相手がいるから頑張れる…でも休ませてくれる仲間がいるのも大事なんですよね。#グロウアップショウ

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横浜で見つけた、客との近さ

休みになった二人は、それでもまず技の話をしてしまう。「今の技決勝に間に合わせたいですよね」「でも七海さんに勝つ切り札にならないってのも事実だよね」。間に合わせても切り札にはならない技のために、体を削っていたことになる。そこで「スヴェトラーナさんの言う通り」「ちょっと焦りすぎてるんだと思う」と認め、「今日は悩むのやめて遊ぼう」「無理やり楽しんじゃおう」と切り替える。

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#グロウアップショウ 11話

いくら練習しても効果が出ず
焦るばかりの瑞佳と桜翔
気晴らしに横浜を満喫することに

映画館では『オズの魔法使』を観る
1939年公開のアメリカ映画で
日本では1954年12月に公開です
これで時代背景が分かりますね
当時から映画観る時は食べてたみたいですね

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映画、寄生虫館、そして100円の挑戦

横浜の町では、まず映画を観る。「でもやっぱり脳みそが欲しいんだよ」という台詞が聞こえる作品で、見終わって出てくるのは「絵本とは違ったワクワク感があって」「本当に楽しい映画でした」。次は「今度は桜翔ちゃんの行きたいところで」と桜翔に選ばせて、出てきた候補が「目黒寄生虫館」、答えは「絶対嫌」。ここでようやく、ただの休日の会話になる。

町では大道芸人に「1分間うちらと同じ動きについてこれたら金100円」と呼び止められ、「やりましょう」と乗る。結果は、芸人の側が「何者だい」と驚く側に回るというものだった。この日は「サーカスよりもお客さんと近い感じが新鮮でしたね」という言葉も出る。テントの中で客を満足させられずに悩んでいた二人が、テントの外では、客との近さを面白がっている。

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本日のアニメお気に入りシーン⑤
#グロウアップショウ

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留守番組は、町の店に力を貸していた

休みは二人だけのものではない。残った団員たちは「何していいかわかんないね」と持て余しつつ、「少しは頼ってくれてもいいのにね」とこぼしている。団長代理に持ち場へ帰された側にも、言いたいことはあったのだ。

町で伊万里が「タコさんはねちょっとお散歩に行ってるんだよ」と手品を見せていると、「あんたひまわりサーカスの手品師だろ」と声がかかる。町の人は、もうひまわりサーカスの手品師の顔を知っている。頼まれたのは「こっちの客寄せにも力貸してくんな」「わしんとこも頼むわ」で、ほかの団員も「私たちもやる」と加わる。そのあとは「売れた売れた」「お客さんと触れ合うのっていいよね」「うん新鮮」と続き、「うちも他の団みたいに何か商品作れたらいいのにね」「そろそろ作ってもいいんじゃない」まで話が進む。

この日、団員たちは別々の場所で、同じ「新鮮」を口にしている。そして、この回で最初に出てくる「力を貸して」は、町の店から団員に向けたものだった。昼間に知らない人へ力を貸していた団員たちが、夜には自分たちの団長代理から同じ言葉を聞くことになる。

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かわいい
#グロウアップショウ
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「あなたは私の翼になって」

町を歩いたあと、「私絶対に麻利亜の夢を叶える」という言葉が出る。続けて「覚えてるよね」「私の小さい頃の話」「大きな舞台でロータスブロッサムを飛びたいって」。第6話で桜翔が瑞佳に語った、ブラックロータスの演技に憧れて演者を目指したという話の続きだ。あのときの打ち明け話を、瑞佳は最後まで聞かずに寝落ちしていたが、今回は「はい」と答えている。

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#グロウアップショウ 11話
本作の描きたいモノが詰まった素晴らしい一話
焦りと不安も、共に悩み励まし合って、一緒に頑張って乗越える家族が居る
麻利亜が掲げた"家族"としてのサーカス団の姿を、多くの困難を前にしたこの状況の中で確かに見ました♪
この作品が何を大切にしているのかが伝わる好篇

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桜翔の夢は、最初は母のためだった

今回語られるのは、その憧れの出どころだ。「お母さんと見たロータスブロッサム」。幼い桜翔は「私サーカスやりたい」「そしたら」「お母さん嬉しい」と尋ね、いまの桜翔は「同じ技を演じたら」「もしかしたらお母さんが帰ってくるんじゃないかって思ってたの」と打ち明ける。

ロータスブロッサムを飛ぶ夢は、もともと自分のためではなく、帰ってこない母のためのものだった。けれど「何の経験もない私を入れてくれるサーカス団なんてどこにもなかった」「そこらのただの子供を相手にしてくれるわけがない」。そこで声をかけたのが麻利亜で、「サーカスに興味あるの」。桜翔は「麻利亜は私の言葉を聞いてくれたの」と言う。

飛べない団長が、翼を探していた

麻利亜が幼い桜翔に語ったのは「みんなは家族」「家族みんなで頑張る」「それが私の目指すサーカスよ」。「あなたはもう家族」と迎え入れ、「私はみんなのためにいっぱい頑張る」「だから」「あなたは私の翼になって」と頼んでいる。

第9話で麻利亜は「私の体ではあの人みたいに飛ぶことはできない」「でも心を高く飛ばせたら同じ景色が見れるはず」と語っていた。自分では飛べない団長が、飛びたい子どもに翼を頼んだ。桜翔がフライヤーであることの意味が、ここで一本につながる。「麻利亜は私にすべてをくれたの」「あの人がいたから今の私があるの」を聞いた瑞佳は「家族みんなで頑張るか」と受け止め、話は「私たちみんなで麻利亜の夢を叶える」に落ち着く。

「力を貸してください」と、「大変な手術になるそうです」

団に戻ると、瑞佳は隠れていて「なんで隠れてんの」と言われる。出てきた瑞佳は「みなさん聞いてほしいことがあります」と切り出し、「私みなさんが頑張ってないとか」「みなさんの力がいらないとかじゃなくて」「団長代理として迷惑かけちゃいけないって思ってました」と、昼の自分を説明する。そして「力を貸してください」「空中芸一つでどうにかなるものじゃなくて」「だからみなさんの力を貸してください」。

最後に「ごめんなさい」「みんなで頑張るって言っておいて」と謝ると、返ってくるのは「まあこっちもふざけすぎたしごめん」と「で どこから始めようか」。「手伝ってくれるんですか」「当たり前だろ」「まだまだ頼りない団長様の面倒は」「みんなで見てあげないとね」。

▼ ネットの反応

#グロウアップショウ 11話視聴終了
麻利亜の手術の目処が立った
決勝公演の初日の朝に日本を旅立つか
難しい手術だし会いたいよね
けど、面会謝絶ってのは困った
本来なら、その時点で諦めるだろうけど
ここに良くも悪くも空気を読まない子が
瑞佳なら何か考え行動を起こすでしょ
頼みますよ団長代理

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「頼って」と「頼りない」

昼間、留守番組は「少しは頼ってくれてもいいのにね」とこぼしていた。夜に返ってきたのが「頼りない団長様」だ。頼ってもらえなかった側が、頼りない団長代理だから面倒を見てやると言い換えて、手を貸す理由を自分たちで作っている。第10話で「麻利亜さんを信じるということはそういうことです」と全員を説き伏せた瑞佳が、今回は説き伏せられる前に自分から頭を下げた。この順番の入れ替わりが、団長代理としての一歩だと思う。

瑞佳の「ちょっと思いついたことがあるので」「意見聞かせてください」には、「それならこっちもいい案あるぞ」と返ってくる。昼に商品の話をしていた側からの案で、中身はまだ明かされない。

「成功の確率はかなり低いです」は、どう伝えられたか

話は前後するが、休みの前に、七海が間宮凛を呼んで「わざわざ出向いてもらって申し訳ないわね」と迎える場面がある。凛は「七海さんのおかげで団の子たちと一緒にいられます」「不安な気持ちが和らいでいます」と礼を言い、七海は「ひまわりサーカスに伝えなければならないことがあります」と切り出す。中身は、その場では明かされない。

終盤、凛は年長組に「麻利亜の手術ができる医師が見つかりました」「近くアメリカで手術を受けることになります」と伝え、「隠さずに言うと成功の確率はかなり低いです」と付け加える。「だからみんなに会っておいた方がいいと思うの」と言いながら、「みんなに言うべきかどうか」で迷っている。そこで呼ばれるのが瑞佳で、理由は「団長代理に黙ってるわけにはいかない」だった。

団長代理が選んだのは、隠さないことだった

瑞佳の答えは早い。「みんなに話して」「みんなで一度会いに行きましょうよ」。「このことを伝えて」「あの子たちが練習や公演に集中できると思う」と問い返されても、「私がなんとかうまいことを言いますから」「大丈夫です」と引き受ける。第10話では麻利亜も団員も、心配をかけまいとして互いに隠していた。今回の瑞佳は、隠さないほうを選んでいる。

団員の前では「麻利亜さんの手術が決まったそうです」から始まり、「アメリカで手術をしてくれる医師が見つかったの」「ですが」「大変な手術になるそうです」「アメリカに行ったらしばらく会うことができません」と伝えられる。凛が年長組に伝えた「成功の確率はかなり低いです」は、団員の前では「大変な手術になるそうです」になっている。隠してはいないが、全部も言っていない。「うまいことを言いますから」の中身は、たぶんこの言い換えだ。父の「全力でごまかせ」が、こんなところで一言分だけ生きている。

▼ ネットの反応

【#グロウアップショウ 第11話】
開幕白黒TV?
そういう時代設定なんだっけ?
昭和30年前後の設定なんだってね

気持ちはわかるけど空回ってるよ瑞佳!
七海さんの方もキャッチャーの腕が危うい描写だったけど大丈夫かね?

街の風景初めてだけど本当に昭和中期の街並みだった

街でのノリがカレイドスターに似ててそう言う所好き
麻里亜を助かる、で何を閃いたんだろ?
皆に伝えるかどうか悩んだ結果、伝えて会っておくべきと言った瑞佳
そして伝えたい瞬間に面会出来ない発言!
面会謝絶なら皆に伝える前に言え(笑

#アニメ感想 #アニメ好きと繋がりたい

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出発は「決勝公演の初日の朝」。「私らが優勝して」「それから気持ちよく出発すればいいじゃん」という声には、相手方の都合で動かせないと返ってくる。「ようやく見つかった医師だから」「この機会を逃したくない」。決勝のもう一方の団長は、第9話で「スメラギナナミは私の実の妹なの」と明かされた七海だ。麻利亜が日本を立つ朝は、妹にとっても決勝の初日になる。

そして「すぐにでも麻利亜さんに会いに行きましょう」「そして私たちの元気をお裾分けして」「元気にアメリカに行ってもらいましょう」と呼びかけたところで、返ってきたのは「麻利亜は面会謝絶なの」。回はここで、「え」の一言を残して終わる。

見果てぬ夢は、誰がために

副題の問いには、回の中でいくつもの答えが出ている。桜翔の夢は最初は母のためで、麻利亜に迎えられてからは麻利亜のためになった。麻利亜は「私はみんなのためにいっぱい頑張る」と言って、自分では飛べない分の翼を桜翔に頼んだ。瑞佳は「無邪気に好きな気持ちだけで」飛んでいた自分と、預かった夢の重さのあいだで立ち止まった。

「総合力」は、最初の一分で言われていた

どの答えも一人分では終わらず、最後は「私たちみんなで」に集まっていく。麻利亜が最初に掲げた「家族みんなで頑張る」へ戻る、言ってみれば原点回帰の回だ。冒頭のニュースが勝ちの理由を「総合力」と呼んだのも、振り返ればこの結論の先回りだった。

▼ ネットの反応

#グロウアップショウ 11話
#growupshow

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決勝は「隣り合ったサーカステントで」の五日間。空中芸一つでは勝てないと認めた団長代理と、昼に商品の話をしていた団員たちが、そこでどんな「総合力」を見せるのか。面会謝絶の一言で止まった見舞いの行方も含めて、決勝の舞台で確かめたい。

アニ
瑞佳殿がようやく「力を貸してください」と言えたでござる
ラン
麻利亜さんの「あなたは私の翼になって」、泣けるのね!
キャロ
手術の知らせは「大変な手術になるそうです」と伝えられました。
アニ
最後は「面会謝絶」の一言で幕切れでござる

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