『ダークサモナーとデキている』第1話 感想|禁断の夜が、固い関係性を溶かしていく

『ダークサモナーとデキている』第1話 感想|禁断の夜が、固い関係性を溶かしていく ファンタジー

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剣と魔法の世界パラスティアで、魔物退治を請け負うパーティーに、悪魔の力を使うダークサモナーのアモナが加わった。真っ先に反対したのは、堅物の神官ロニだった。出会いの時点で最悪の相性、一夜で変わった二人の距離、そして信仰と恋心の間で揺れるロニまで、聖と邪の二人が織りなす新しいラブコメの幕開けとなる第1話を場面ごとに一つずつ振り返る。

アニ
聖と邪の二人の物語でござる
ラン
犬猿の仲から急接近なのよね!
キャロ
ロニさんの葛藤が気になります。
アニ
二人の日常を見届けるでござる

第1話の副題は「ダークサモナーと堅物神官」

『ダークサモナーとデキている』がついに始まった。剣と魔法の世界パラスティアで、魔物退治を請け負うパーティーに一人のダークサモナーが加わる。第1話の副題は「ダークサモナーと堅物神官」。聖と邪、正反対の二人が、思いもよらない形で距離を縮めてしまう、にぎやかなラブコメディの幕開けだ。

「僕は反対です」

パーティーのリーダーで剣士のハルは、悪魔の力を使うダークサモナー、アモナの実力にすっかりほれ込んでいた。アモナが加われば、もっと上のクエストも受けられる。ところが、神官のロニはただ一人「僕は反対です」と声を上げる。悪魔の力を使うなど「神への冒涜」にほかならない。しかもアモナは、悪魔の生まれ変わりといわれる種族だった。

冒頭の戦闘では、アモナが悪魔を呼び出して雷の魔法を放ち、魔物をあっさりと片づけてみせる。その圧倒的な力は、確かにパーティーにとって頼もしいものだった。だからこそ、力そのものではなく、その力の出どころを問題にするロニの頑なさが際立っていた。

そんな存在と同じパーティーになるなど「耐えられません」。ロニの拒絶に、アモナも負けずに言い返す。歓迎会に誘われても、ほら吹き神官と一緒では飯もまずくなると断るほどだ。あの二人は大丈夫なのかと心配する仲間に、ハルは同じ宿で過ごしていればそのうち心も通じ合うと笑う。むしろ殴り合いになりそうで怖い、という返しがおかしかった。

聖職者と悪魔使い。互いの立場からすれば、相容れないのは当然だ。出会いの時点で最悪の相性として描かれた二人だからこそ、この後の展開の落差がより大きくなる。真面目な神官がどこまで意地を張れるのかと思っていたら、物語は予想をはるかに超える速さで動き出した。

▼ ネットの反応

ダークサモナーとデキている 1話
僧侶の癖に明らかに力入ってるアニメなのでこれだけは観た方がいいです
頼むからこの金髪エルフちゃんのえっちだけは見せてくれ

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一夜明けて、何かが変わった二人

翌朝、仲間たちの前に現れたロニとアモナの様子は、前日とはまるで違っていた。荷物を持とうかと気づかうロニと、あまりベタベタするなと照れるアモナ。どうしてこうなったのかと首をかしげるハルに対し、エルフの弓使いエウリィは一目で二人の関係の変化を見抜いてしまう。犬猿の仲に見えた二人は、加入初日の夜に一線を越えてしまっていたのだ。

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見せられないよ! #darksummoner #アニメダークサモナー

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衝突から急接近までの流れがあまりにも早く、思わず笑ってしまう。普通のラブコメなら何話もかけて積み上げる関係の変化を、第1話の冒頭で一気に済ませてしまう大胆さ。くっつくまでではなく、くっついてからを描くという作品の方向性が、ここではっきりと示されていた。

それでいて、二人の態度は前日の言い合いの延長線上にある。素直に甘えるのではなく、照れ隠しに突っぱねるアモナと、ぎこちなく気をつかうロニ。関係が変わっても性格は変わらないからこそ、二人のやりとりに独特のおかしさが生まれていた。

そこでタイトルが表示される演出もまた絶妙だった。視聴者が驚いているうちに、物語はすでに二人の関係が始まった後の日常へと進んでいる。このテンポのよさが、作品全体の軽快さにつながっていると感じた。

関係が変わっても、二人の言い合いは相変わらずだった。むしろ、遠慮がなくなった分だけにぎやかになっている。

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やったなこいつら? #darksummoner #アニメダークサモナー

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「待っててくれたのか」

傷薬を買いに来たアモナを、ロニは店の外で待っていた。「待っててくれたのか」と言うアモナに、ロニは「別に待ってない」とそっぽを向く。けれど、言い合いの中身はすっかり恋人同士のそれになっていた。神官としての身だしなみを持ち出してごまかそうとするロニに、アモナはあきれ顔だ。

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ここ公共の場所やぞ #darksummoner #アニメダークサモナー

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ロニは、関係を持ってしまったとはいえ「信仰心を失ったわけじゃない」と言い張る。神官としての誇りと、アモナへの思いの間で揺れる姿が、どこまでも生真面目で憎めない。そんな二人の大声の言い合いに、ハルは街中だから「喧嘩なら」「宿に帰ってから」にしないかと声をかける。周りの視線を浴びて固まる二人と、何もわかっていないハルの温度差が楽しい場面だった。

ハルは天真爛漫で、二人の関係にまったく気づいていない。一方のエウリィは、すべてを察しながら面白がっている。同じパーティーの仲間でも、気づいている者と気づいていない者がいることで、会話の一つひとつに二重の笑いが生まれていた。

とくにエウリィの立ち回りがうまい。湖での休憩では、アモナに探りを入れながら、二人の関係を面白がって根掘り葉掘り聞き出そうとする。仲間でありながら、半分は観客のような立ち位置にいるエウリィの存在が、物語の笑いをいっそう引き立てていた。

「精神統一」

一行は湖で休憩をとることになる。荷物番を買って出たロニは、一人になって自分の気持ちと向き合っていた。あれ以来、自分の心が抑えられない。神官として許されるはずがないのに。こういうときこそ「精神統一」だと、邪念に惑わされない「強い心を鍛える」と自分に言い聞かせる。

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でっか!!! #darksummoner #アニメダークサモナー

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けれど、思いは消えるどころか膨らむばかり。木に頭を打ちつけながら「神よ」と天を仰ぐロニの姿は、真面目すぎるがゆえの空回りそのものだった。信仰と恋心の板挟みを、ここまでコミカルに描けるのはこの作品ならではだと思う。

本気で悩んでいるのに、見ている側には笑いにしかならない。それはロニが自分の気持ちから逃げずに、正面から向き合おうとしているからだろう。真面目さゆえに空回りする主人公は、見ていてどこか応援したくなる。

そこへ、湖にスライムが現れる。体にまとわりついてくる魔物に、仲間たちは苦戦する。駆けつけたロニは、こんなときでも学者のように知識を披露し始めた。アモナの種族が悪魔の生まれ変わりというのは俗説で、最近では生まれ持った高い魔力による「突然変異」と考えられているのだという。

出会ったときには、アモナを悪魔の生まれ変わりと呼んで拒んでいたロニ。そのロニが、今は同じ知識を使ってアモナの種族をかばうように説明している。たった一晩で、彼の中の見方がこれほど変わったのかと思うと、それだけで二人の関係の深まりが伝わってきた。

本人はあくまで学術的な説明のつもりなのだろう。けれど、その言葉には、アモナを偏見の目で見ていた過去の自分を改めようとする気持ちもにじんでいるように感じられた。理屈っぽいロニらしい、遠回りな歩み寄りだった。

アモナが召喚したインプに魔物の弱点を尋ねると、返ってきたのは見当違いの答えばかり。ようやく放った魔法で、スライムの弱点が火だとわかる。人の恋愛を見るのが大好きなインプが、二人を茶化し続けるのもこの作品のお約束になりそうだ。

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ぐへへ…… #darksummoner #アニメダークサモナー

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宝箱の装備と「絶対にダメだ」

冒険を続ける探索の途中、一行は「宝箱」を見つける。ロニによれば、この箱は神話で「神の恵み」と呼ばれ、世界を見守る神が我々の「最も必要としているもの」を授けてくれるのだという。中から出てきたのは、とてもかわいらしい装備だった。性能もいいので、アモナが着てみたらとハルが勧める。

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でもその衣装は見ちゃうと思うんですよ #darksummoner #アニメダークサモナー

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ところが、ロニは顔色を変えて「絶対にダメだ」と叫ぶ。その理由は、ロニの幼いころの思い出に関係していた。シスターのもとで過ごした子ども時代のある出来事が、ロニにとってこの装備を特別なものにしていたのだ。真面目な神官の意外な弱点が明かされ、仲間たちの反応がおかしかった。

普段はアモナに対して神官としての正しさを説いているロニが、ここでは完全に取り乱してしまう。その落差が大きいほど笑いも大きくなる。ロニという人物の真面目さと危うさが、短い場面にぎゅっと詰め込まれていた。

エウリィは、その装備を着てあげればロニはきっと喜ぶとアモナに耳打ちする。それではまるで自分がロニを喜ばせたくて仕方がないみたいではないかと反発するアモナ。けれど、その夜のアモナは、ロニの前に少しだけ勇気を出して現れることになる。結局、装備は「いざという時のため」にとっておくことにしたという一言が、二人の関係のこれからを物語っていた。

素直になれないアモナが、それでもロニのために少しだけ歩み寄る。その不器用な優しさが、口の悪さの裏に隠れたアモナの本当の気持ちを物語っていた。ツンケンした態度とのギャップが、彼女の魅力をいっそう引き立てている。

まとめと考察

第1話は、正反対の二人が出会い、思いがけず関係を持ったところから始まる、新しい形のラブコメの幕開けだった。笑いの中に、二人の不器用な思いやりがしっかりと描かれていた。

正反対だからこそ惹かれ合う

聖職者として悪魔を拒むロニと、悪魔の力で戦うアモナ。立場も考え方も正反対の二人は、言い合いをしながらもどこか息が合っている。反発しながら惹かれ合う関係の楽しさが、テンポのいい掛け合いの中に詰まっていた。

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杉田継続だ! #darksummoner #アニメダークサモナー

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堅物でありながら恋心に振り回されるロニと、口は悪いけれどロニのことを気にかけているアモナ。二人とも素直になれないところがよく似ている。周りの仲間たちも、気づかないハル、面白がるエウリィ、茶化すインプと個性がはっきりしていて、パーティー全体のにぎやかさが心地よかった。

また、ギャグの見せ方も印象的だった。インプが看板を掲げて画面を隠したり、ロニが木に頭を打ちつけたりと、きわどい場面を笑いに変える工夫があちこちにある。テンポよく畳みかけるコメディの演出が、作品の軽やかさを支えていた。

くっついてから始まる物語

多くのラブコメが二人がくっつくまでを描くのに対し、この作品は最初からその先を描いている。関係が始まったあとだからこそ生まれる照れや意地の張り合いが、新鮮な面白さになっていた。神官としての信仰と恋心の間で揺れるロニが、これからどんなふうにアモナと向き合っていくのか。聖と邪の二人の日常を、これからも楽しみに見守りたい。

パラスティアという世界にはまだ多くの魔物がいて、パーティーの冒険もこれから本格的になっていくはずだ。冒険と恋のどちらも、二人がどう乗り越えていくのかが楽しみになる第1話だった。

アニ
にぎやかな幕開けでござった
ラン
ロニくんの空回りが面白かったわ!
キャロ
パーティーの掛け合いも楽しみです。
アニ
二人の行く末に注目でござる

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