『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた SF

この記事の作品:

人助けの万屋をしながら、本当はただ暴れる理由を探しているだけの高校生、夜科アゲハ。ある日、クラスで孤立していた幼なじみの雨宮桜子が、彼に「助けて」と言い残して突然姿を消してしまう。鳴り響く公衆電話と赤いテレホンカード、心を見透かす入国審査、そして荒野で再会した雨宮の涙まで、都市伝説ミステリーの幕開けとなる第1話を場面ごとに一つずつ振り返る。

アニ
都市伝説の秘密結社の物語でござる
ラン
公衆電話が鳴るなんて怖すぎるわ!
キャロ
雨宮さんの行方が気になります。
アニ
アゲハ殿の決断を見届けるでござる

退屈を持て余す万屋アゲハ

『PSYREN -サイレン-』がついに始まった。主人公は、高校一年生の夜科アゲハ。人助けで事件を解決する万屋をしながら、どこか満たされない日々を送る少年だ。第1話は、幼なじみの失踪と赤いテレホンカードをきっかけに、彼が「サイレン」と呼ばれる未知の世界へと引き込まれていくまでを描いた、都市伝説ミステリーの幕開けだった。

「暴れる理由が欲しいだけ」

冒頭、アゲハは同じ学校の生徒からカツアゲをしていた相手を懲らしめ、任務完了とばかりに胸を張る。1万円で何でも解決するトラブルバスター。周りからはそう呼ばれているが、友人は、わざわざ自分からトラブルに首を突っ込むアゲハを、ただ「暴れる理由が欲しいだけ」だと見ている。

地球温暖化、戦争、エネルギー危機、ネットの誹謗中傷、年金。ネットで目にする暗いニュースを並べたうえで、アゲハは「どうでもいいよそんなもん」と言い切る。将来のことなど知ったことではなく、今を生きられればそれでいい。正義感ではなく退屈しのぎで動く主人公という描かれ方が、この後の展開の伏線になっていた。

▼ ネットの反応

1話目からめっちゃおもしろかった!

#PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像1

元のツイートを見る

腕っぷしは強く、口も悪い。けれど、困っている人を放っておけない性分でもある。その両面が、最初の数分でしっかり伝わってくる導入だった。主人公が完全な善人でも悪人でもないところに、この作品らしい空気を感じた。

鳴り響く公衆電話

帰り道、アゲハは誰もいない公衆電話が鳴っているのに気づく。間違い電話かと思いながら受話器を取るが、相手の声は聞こえず、電話はすぐに切れてしまった。そして電話機には、PSYRENと書かれた赤いテレホンカードが残されていた。

冒頭で街の人々がうわさしていたのは、公衆電話に出ると楽園に行けるという話だった。もう何人も消えているらしい。スマートフォンが当たり前の時代に、公衆電話とテレホンカードが不気味な入り口として置かれている。その違和感が、物語の不穏さをいっそう引き立てていた。

▼ ネットの反応

ここから物語ははじまる #PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像2
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像3
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像4
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像5

元のツイートを見る

誰も使わなくなった公衆電話がひとりでに鳴る。たったそれだけの場面なのに、背筋がひやりとする。日常のすぐ隣に、得体の知れないものが口を開けている感覚が見事に表現されていた。

雨宮桜子と秘密結社サイレン

翌日、アゲハのクラスに、久しぶりに一人の少女が登校してくる。幼なじみの雨宮桜子だ。

「氷の女王」と呼ばれる幼なじみ

雨宮のあだ名は「氷の女王」。クラスに友達はおらず、話したことのある生徒もほとんどいない。入学したての4月、話しかけてきた女子たちに向かって、雨宮は「サイレンがやってくるわ」と言い放った。そのときはあなたたちも私も無力なゴミ、みんな死ぬ、と。その一言で、彼女のクラスでの立ち位置は決まってしまった。

けれど、アゲハは覚えている。子どものころ同じクラスだった雨宮は、明るくて頭がよく、人気者だった。母親を亡くしてぼろぼろだったアゲハを、優しく元気づけてくれたのも彼女だ。今の冷たい雨宮と、記憶の中の優しい雨宮。その落差が、彼女に何かが起きていることを静かに物語っていた。

▼ ネットの反応

#PSYREN 1話感想
接触できれば幸福になれるものの、下手に首を突っ込めば不幸にしかならない謎の組織サイレン。

オカルトとは無縁そうな不良学生アゲハがその謎に挑むと、なかなかに王道。

原作連載時点でもテレカは過去の遺物だったろうに、令和だと更に古き良き感が増す。

そして、桜子が色んな意味で圧倒的ヒロインとして君臨するだろうな。

いつもは他人を寄せ付けないくらいにはクールだけど、たまに本来の姿の如く弱音を吐いたりする。

意図的にサイレンに近づこうとしたということは、家庭内に重苦しい爆弾抱えてそうで、そこらも気になるところ。

ジャンプ連載らしくバトル中心にはなりそうだが、題材的に謎解き要素も楽しめそうで、待望のアニメ化と言われていただけある。

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像6

元のツイートを見る

周りの生徒たちが雨宮を陰で笑う中、アゲハだけは彼女を昔のままの目で見ている。その視線の温かさが、粗暴に見えるアゲハの本当の優しさを感じさせた。

「じゃあ助けてよ」

アゲハは、雨宮が持っていた赤いテレカと同じものを自分も拾ったことを思い出し、あれは何と読むのかと尋ねる。雨宮はそんなものは持っていないと否定し、この世には知らなくていいことが山ほどある、好奇心で深追いしたら、と言いかけて言葉を切った。

▼ ネットの反応

#PSYREN -サイレン- 1話。組んでる腕の交差が逆になる。左手の指が机の天板をすり抜ける。うしろにあった教室のドアが前に移動する。開始8分弱でこんな状態、ダメだこりゃ。

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像7

元のツイートを見る

去っていく雨宮に、アゲハは何か困っているならいつでも言え、1万円で相談に乗ってやると声をかける。振り返った雨宮が口にしたのは、「じゃあ助けてよ」という一言だった。そして翌日から、雨宮桜子は行方不明になる。冗談めかした申し出に返ってきた、本気の助けを求める声が、物語を一気に動かした。

新興宗教、家庭内暴力、借金取り。クラスではさまざまなうわさが好き勝手に飛び交う。けれどアゲハの耳には、あの一言だけが残っていたのだろう。雨宮の言葉を本気で受け止めたのは、クラスの中でアゲハただ一人だった。

都市伝説「秘密結社サイレン」

友人のひとことで、アゲハはあのカードが「サイレン」と読むことに気づく。それは、ネットで騒がれている都市伝説の秘密結社の名前だった。現実が嫌になった人々を集め、新たな楽園へと導く組織。今、全国で失踪者が相次いでいる神隠しの黒幕だといううわさがある。

オカルト研究会の生徒によれば、神隠しの黒幕とされるのは怪人ネメシスQ。楽園を望む人間に赤いテレホンカードを授け、サイレンへ導くのだという。失踪者たちは、その赤いテレカを持っていたらしい。さらに、サイレンの真実を突き止めた者に5億円の懸賞金をかけた大富豪まで現れ、本物の未使用のテレカなら500万円はするという。

そして彼は、サイレンを調べていたサイトの管理人が変死していると忠告する。都市伝説として片づけるには、あまりにも具体的な話ばかりだ。危険だと分かっていても、アゲハが引き下がるはずもなかった。

▼ ネットの反応

#PSYREN 1話
導入は凄い良くて公衆電話から異界へ繋がる都市伝説ホラーに行ってくれたら面白そうだったけど結局バケモノと戦うだけだろな多分w

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像8

元のツイートを見る

サイレン入国管理センター

アゲハは、ついに赤いテレカを使う決意をする。その先に待っていたのは、想像をはるかに超えた世界だった。

姉の説教と、深夜の電話

家に帰れば、待っているのは姉の説教だ。喧嘩、いたずら、朝帰り。高校に入っても何も変わっていない。今のあんたを見たらお母さんが泣くよ、と姉は叱り、罰として夜間の外出を禁じる。母親代わりとしてアゲハを育ててきた姉の言葉は厳しいが、そこには弟を思う気持ちもにじんでいた。

▼ ネットの反応

(*’д’c彡☆))Д´)パーン #PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像9
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像10

元のツイートを見る

それでもアゲハは夜の公衆電話へ向かう。雨宮の「じゃあ助けてよ」を思い出し、助けたら1万円はきっちり払ってもらうと言いながら、赤いテレカを差し込んだ。500万円という言葉に一瞬心が揺れたことも含めて、いかにもアゲハらしい決断だった。

二択の入国審査

電話の向こうから聞こえてきたのは、「サイレン入国管理センター」を名乗る声だった。これから入国審査を行う。質問ははいかいいえの二択で、はいならダイヤルの1、いいえなら2を押せという。12歳以上の日本人か、この国の未来に絶望しているか。質問は次々と続き、やがてアゲハの心の奥に踏み込んでいく。

▼ ネットの反応

PSYREN 1話

この作品を見たけれど今のところ微妙かも?
話の盛り上がりとしてはまだあんまだから今後に期待かな
#PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像11
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像12
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像13
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像14

元のツイートを見る

家族との約束を守る気はない、母親代わりの姉がうっとうしい、衝動的な暴力に身を任せている瞬間だけが心のもやもやを吹き飛ばしてくれる。誰にも話したことのない本音を言い当てられ、アゲハは思わず叫ぶ。どこかで見ているのだろう、出てこい、と。自分の心の奥を見透かされる恐怖が、淡々とした質問の連続から伝わってきた。

電話の声はアゲハを容赦なく罵倒し、最後に、サイレンに行きたいのかと問う。アゲハはこけにしやがってと吐き捨て、自分のやり方で必ず尻尾をつかんでやると誓った。この時点の彼はまだ、自分が何に手を出してしまったのかを分かっていない。

▼ ネットの反応

電話のシーン
めっちゃ暴言来ると思って身構えてたら 淡々とした口調だったので拍子抜けでした

#PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像15
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像16

元のツイートを見る

偽刑事と目覚めるカード

翌日、学校に刑事を名乗る二人組が現れる。けれど、警察官の息子である友人は、二人が偽物だと見抜いた。アゲハの前に現れた男たちは、公衆電話の回線をすべて監視していると明かし、サイレンのテレカを渡せと迫る。サイレンとは大いなる意志であり、一つの世界なのだと語る男の言葉は、アゲハには理解できないものだった。

男たちから逃げるアゲハの周りで、あらゆる電話が鳴り始める。カードが目覚めたのだ。誰でもいいから電話に出てくれと叫びながら、アゲハは鳴り続ける電話の一つを取った。次の瞬間、彼は見知らぬ荒野に立っていた。

▼ ネットの反応

#PSYREN 1話

電話をかけたのでは無く、出てしまった 。このアゲハの独白に、“PSYЯEN(サイレン)”のテレカに内在した蠱惑さが際立たされ、ネメシスQの手中に収まってる感じが、堪らない。原作は未読ですが、都市伝説関係の話は好きなので、私もPSYЯENの世界の虜になりたい!

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像17
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像18
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像19

元のツイートを見る

現代の学校や住宅街から、一瞬で荒れ果てた大地へ。景色ががらりと変わる演出が鮮やかで、ここから物語の本番が始まるのだと強く感じさせた。

荒野で再会した雨宮

荒野でアゲハを待っていたのは、刀を手にした雨宮だった。なぜここにいるのかと問い詰め、サイレンに電話したのか、テレカを使ったのかと詰め寄る雨宮。取り返しのつかないことをしたのだと責める彼女に、アゲハは、あのとき助けてと言ったから、と答える。

▼ ネットの反応

無限戦士ヴァリスか #PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像20
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像21
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像22
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像23

元のツイートを見る

雨宮は泣きながら、あんたは大バカだと叫んだ。その涙には、アゲハを巻き込んでしまった後悔と、それでも来てくれたことへの思いが入り混じっていたように見える。氷の女王の仮面の下に隠されていた素顔が、ほんの一瞬だけのぞいた場面だった。

あのとき自分は電話をかけたのではなく、出てしまったらしい。怪人ネメシスQの呼びかけに。アゲハの独白とともに、これが命を懸けたゲームの始まりだと告げられ、第1話は幕を閉じた。

まとめと考察

第1話は、退屈を持て余していた少年が、幼なじみの「助けて」という一言に応えて、未知の世界へと足を踏み入れるまでを描いた回だった。都市伝説の不気味さと、少年少女の思いがしっかりと結びついた導入だった。

公衆電話という入り口

誰もが携帯電話を持つ時代に、公衆電話とテレホンカードが異世界への入り口になっている。その古さが、かえって都市伝説らしい不気味さを生んでいた。電話をかけたのではなく、出てしまったというアゲハの独白は、この作品の怖さを端的に表している。自分の意志で選んだつもりが、実は呼ばれていたのかもしれないのだ。

▼ ネットの反応

第1話見たぞー!
期待を大きく上回ってきた!
アゲハかっこいいし、雨宮さんやっぱりいいキャラしてるね最後の涙がとても良かった…さぁ、次回からますます楽しみ!
#PSYREN #サイレン

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像24
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像25
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像26
『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像27

元のツイートを見る

入国審査の質問が、アゲハの心の空白を正確に突いてきたことも印象的だった。この国の未来に絶望しているか、高校生活に満たされないものを感じるか。サイレンが求めているのは、そうした満たされない人間なのかもしれない。

空虚な少年が見つけたもの

今を生きられればそれでいいと言っていたアゲハが、雨宮の一言のために危険へ飛び込んだ。暴れる理由が欲しいだけだった少年は、初めて誰かのために動く理由を見つけたのだろう。荒野で泣く雨宮を前にしたアゲハが、この世界で何を知り、どう変わっていくのか。

▼ ネットの反応

命をかけたゲームが始まったようですね
次回も楽しみです
#PSYREN

『PSYREN -サイレン-』第1話 感想|未知の世界への扉が開かれた反応画像28

元のツイートを見る

サイレンとは何なのか、雨宮はなぜこの世界を知っていたのか、そしてネメシスQの正体は。多くの謎を残したまま始まった命懸けのゲームの行方を、じっくりと見届けたい。

アニ
命懸けのゲームの始まりでござった
ラン
雨宮ちゃんの涙にグッときたわ!
キャロ
サイレンの正体が気になります。
アニ
二人の行く末に注目でござる

関連作品:

コメント