『超巡!超条先輩』第1話 感想|懐かしさと新機軸が混ざり合う異色の日常

『超巡!超条先輩』第1話 感想|懐かしさと新機軸が混ざり合う異色の日常 コメディ

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場末の交番に配属された新人警察官の一本木直。バディを組むことになったのは、あらゆる超能力を使いこなしながら、モラルも思いやりも期待してはいけないと言われる嫌われ者の先輩、超条巡だった。世界一しょうもない超能力の使い方、実家の道場を狙うヤクザ、そして悪態の裏の不器用な優しさまで、ポリスコメディの幕開けとなる第1話を場面ごとに一つずつ丁寧に振り返る。

アニ
超能力ポリスコメディの始まりでござる
ラン
超能力の使い方がしょうもなさすぎるわ!
キャロ
一本木さんの強さが気になります。
アニ
二人のバディぶりを見届けるでござる

場末の交番の超能力巡査長

『超巡!超条先輩』がついに始まった。主人公は、場末の交番に配属された新人警察官の一本木直。そこで彼女がバディを組むことになったのは、あらゆる超能力を使いこなしながら、街の嫌われ者でもある超条巡だった。第1話は、口が悪くやる気もなさそうな先輩の、意外な素顔が見えてくるまでを描いた、テンポのいい超能力ポリスコメディの幕開けだった。

世界一しょうもない超能力の使い方

冒頭のナレーションは、いかにも本格的だ。千里眼、読心術、テレパシー。人知を超えた力で犯罪捜査を行う超能力捜査官たち。けれど広い世の中には、FBIで働くでもCIAに顔が利くでもない、場末の超能力捜査官がいる。人は彼を、超能力巡査長と呼ぶ。

そんな前ふりのあとに描かれるのが、酔っ払いが忘れたスマートフォンのパスワードを当てるという、あまりにも地味な仕事だった。世界一しょうもないセキュリティを突破している、と心の中で突っ込む一本木の心まで、超条はしっかり読んでいる。壮大な前ふりと、しょうもない日常の落差が、この作品の笑いの方向性をはっきりと示していた。

▼ ネットの反応

(超能力捜査官が活躍する世界で)
「FBIで働くでもCIAに顔が利くでもない場末の超能力捜査官がいる…
人は彼を、超能力巡査長と呼ぶ」

と言う設定が面白そうで【超巡!#超条先輩】第1話を観てみたら、アバンタイトルでピンコード当てやってたw

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扱うのは大体が小さな事件ばかり。市民の手助けは立派な仕事だと言う一本木に対して、好きでおっさんの記憶にダイブしているわけではないとぼやく超条。この温度差が、二人の掛け合いの基本になっていく。

超能力ものといえば、派手な能力バトルや大事件を思い浮かべがちだ。けれどこの作品は、その力をあえて日常の小さな困りごとに使わせることで笑いを生んでいる。能力のすごさと使い道のしょぼさのずれが、全編を通して効いていた。

モラルを期待してはいけない先輩

一本木が赴任した初日、所長は彼女に、超条にモラルや思いやりを期待してはいけないと真剣に忠告した。勤務態度は悪く、問題行動を連発し、人にも心を開かない。どうせ心を読まれるからと、本人の前で陰口を言う所長も所長だが、超条は所長の預金額から体の悩みまで全部お見通しだと言い返す。

▼ ネットの反応

小林裕介
リゼロで悲惨な目に散々合った直後に
最低野郎を演じる仕事を引き受けるのなんかの業を背負っている
#超条先輩

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超能力を酷使するせいで、右脳側の髪が白くなっているという設定も面白い。おしゃれではなく、そういう老け方なのだという。強すぎる力を持ちながら、使い道がことごとく残念な男という人物像が、最初の数分でしっかりと伝わってきた。

子どもたちとヨーヨーで遊び、今どきの子が昔懐かしいおもちゃで遊んでいるのは、全部自分が流行らせたからだと胸を張る。そして、うちの交番は警官の墓場だ、逃げたければ手柄を立てるんだなと一本木に告げる。やりづらい先輩だ、と一本木が思うのも無理はなかった。

それでも一本木は、仕事第一で自分の手柄は二の次だと言い切る。まっすぐすぎる新人と、斜に構えた先輩。正反対の二人が同じ交番で顔を突き合わせることになり、早くも騒がしい日々の予感が漂っていた。

相棒としての自己紹介

このままではよくないと考えた一本木は、相棒として互いを知るために、改めて自己紹介をしようと提案する。

柔道一家の一本木直

一本木直、高卒採用の19歳。柔道場の娘で、自身も有段者。奥襟を取って投げられなかった相手はいない。柔道の資格加点で、警察官採用試験をどうにか突破した。そう語る一本木に、超条はそれはただの百科事典の音読だと返し、自分の自己紹介もふざけたものですませてしまう。

超条についての悪いうわさは、一本木の耳にも入っていた。けれど一本木は、先輩と一緒に働くのを楽しみにしていたと言う。治安の悪い街で育ち、超能力者のスーパー警官がいたらと思うようなトラブルはざらだった。友達に絡むチンピラも、強盗も、道場に乗り込んできたヤクザも、片っ端から投げてきた。超能力者がいなくても、自分で全部解決してきた新人という事実に、超条も思わず突っ込みを入れる。

▼ ネットの反応

極め、締め、投げ
これは打撃も欲しいな
#超条先輩

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結局、セクハラ上司を投げ飛ばして、この交番に飛ばされてきたのだという。考えなしに体が動いてしまう、と恥ずかしそうに語る一本木。この新人も、超条に負けず劣らずの問題児なのだと分かる場面だった。

超能力者がいたらと願うほど治安の悪い街で育ち、それを全部自分の腕で解決してきた。だからこそ一本木は、超能力者の先輩をうわさだけで判断せず、自分の目で確かめようとしているのだろう。その公平さが、彼女の大きな魅力だと感じた。

大事なもんなんて

パトロールの途中、一本木の前に、彼女の実家の道場に嫌がらせを続けているヤクザたちが現れる。道場主である祖父は入院中で、男たちは道場を手に入れようと狙っていた。警官の実家でしのぎなどできるわけがない。だから一本木は警察に入ったのだろう、と超条は見抜く。

▼ ネットの反応

#超条先輩 1話リアタイしました
「濃厚経歴令和少年ジャンプ作品が巻き起こす嵐」
WJで打ち切り終了後次マン大賞3位取ってOPにM!LKまで引っ張ってきた異色の超能力ポリスコメディ
ギャグや話のテンポがちょうど良くはやくて笑いが止まらなかったです!
新時代のこち亀が見れました♪
#超巡アニメ

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一本木は、自分が警察官になったのは家を守るためで、仕事第一という物言いもその裏返しだったと打ち明ける。恥ずかしい限りだと言う彼女に、超条は、家族と家を守りたくて何が悪い、大事なものなんて人の勝手だろうと返した。もっと容赦なく嫌みを言われると思っていた一本木は、拍子抜けしてしまう。

その言葉は、ぶっきらぼうでありながら、一本木の生き方をまっすぐに肯定するものだった。先輩はなぜ警察官になったのだろう。一本木の中で、超条という人物への見方が少しずつ変わり始めていた。

道場を狙うヤクザ

その夜、道場を守る一本木の前に、ヤクザたちが再び現れる。今度の挨拶は手荒になる、という言葉どおり、男たちは重機まで持ち出してきた。

重機の暴走

得意の柔道も、重機が相手では役に立たない。目的はもはや道場ではなく、メンツの問題だと男たちは言う。連絡しようにもスマートフォンがない。追い詰められた一本木の前に現れたのは、冒頭でパスワードを当ててもらった酔っ払いのおじさんだった。悪党の蛮行は録画して拡散してやると息巻くものの、カメラは自撮りになっていて、あっさり捕まってしまう。

娘が送ってくれた大切なスマートフォンを壊されそうになったそのとき、男たちの体が動かなくなる。超条の超能力だった。こういう計画性のない暴走がいちばん嫌いだ、と現れた超条は、無事かと一本木に声をかける。嫌われ者の先輩が、いちばん必要なときに駆けつける。王道の展開が、ここまでの積み重ねのおかげでしっかりと胸に響いた。

先輩こそ大丈夫ですか、重機の暴走より悲鳴が上がっていますよ、と一本木に心配される超条。余計なお世話だと返しながらも、まんざらでもなさそうな二人の掛け合いが、緊迫した場面に軽やかな笑いを添えていた。

「ガキに見せるもんじゃねえよ」

そこへ、昼間のヨーヨー勝負のリベンジにやってきた子どもたちが現れる。今は取り込み中だから帰れ、この揉め事はとてもお前らみたいな「ガキに見せるもんじゃねえよ」。そう言いながら、超条は超能力で操るヨーヨーの大技で、ヤクザたちを次々と片づけていく。子どもたちの前で堂々と大技を披露するのだから、一本木ならずとも突っ込みたくなる。

▼ ネットの反応

超条「ガキに見せるモンじゃねぇよ!」

ストリングトリック・スパイダーベイビー鉄球ver.──

直「じゃあ見せんな」
#超条先輩

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いったい何者なのかと叫ぶ男たちに、超条は、ただのそいつの相棒だと答える。すごく不本意だけどな、と付け加えながら。一言多いし礼儀も知らない、ちょっと痛い目を見たほうがいいと思う。けれど、そいつの事情も少しは知ってしまったから、手を貸しに来たのだという。悪態をつきながら、相棒のために動く先輩の姿に、一本木は少しだけ彼が分かった気がしていた。

ヨーヨーという子どもの遊び道具が、ここで一気に必殺技に変わる。昼間の何気ない遊びの場面が、クライマックスへの伏線になっていた構成もうまい。ふざけているようで、ちゃんと見せ場を作ってくる演出に感心させられた。

まとめと考察

第1話は、口が悪くやる気のない超能力者の先輩と、腕っぷしの強すぎる新人が、本当の意味で相棒になるまでを描いた回だった。ギャグのテンポのよさと、ときおり見せるまっすぐな優しさのバランスが心地よかった。

嫌われ者の不器用な優しさ

事件のあと、超条は、ヤクザの暴走を読めずに一本木の家に被害を出したのは自分のミスだと謝る。一本木は、先輩は人の心が読めるから、人の大切なものが分かってしまうのだと語る。それを守らずにいられなくて警察官になったのではないか、と。超条は、勝手な思い込みは非能力者の特権だとはぐらかした。

▼ ネットの反応

#超条先輩 1話
しっかりめのギャグ作品で助かった
気楽に流し見しながら楽しめる
ゆっけ氏の演技も健在!

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心を読める者は、人の醜い本音も、大切に守りたいものも、すべて知ってしまう。だからこそ、悪態をつきながらも人のために動いてしまうのかもしれない。嫌われ者という評判の裏に、不器用な優しさが隠れている。心を読める男だからこその優しさという解釈が、この作品の芯になっていきそうだ。

私の心を読んでもいいですよ、と言う一本木に、不愉快なことを考えていそうだからやめておくと返す超条。照れているのを見透かされて、かわいいと言われてしまう先輩の姿に、二人の距離がぐっと縮まったことが伝わってきた。

当分続くバディ

超条は、今回の手柄をすべて一本木のものとして報告していた。その手柄があれば異動の希望も通る。俺の相棒も晴れて卒業だ、楽しかったぜと告げる超条に、一本木はまだ先輩と働きたいと食い下がる。けれど、所長は、暴走する重機を地面に叩きつけ、十数人の暴力団員を一人で拘束した一本木の手柄に、すっかり引いてしまった。

▼ ネットの反応

超条先輩 1話

この作品ギャグアニメだったのか
内容もそれなりに面白いし超条に振り回される一本木ちゃん大変そうだなぁと思った。それに在らぬ噂まで広まっちゃったしこのコンビ面白いな
#超条先輩

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結局、一本木は超能力者と互角の怪物として評価され、二人のバディ関係は当分の間継続することになる。手柄を押しつけたのは、面倒な報告書を書きたくなかったからだと言い張る超条。照れ隠しなのか本音なのか分からないところが、いかにも彼らしい締めくくりだった。

▼ ネットの反応

良い最終回だった #超条先輩

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社会に出て思い知るのは、一緒に働く人は選べないということ。冒頭と同じ言葉で締めくくられる構成も見事だった。選べなかった相棒が、いつの間にか手放したくない相棒になっていく。最強かどうかは分からないバディの活躍を、これからも楽しみに見届けたい。

毎回どんなしょうもない事件と、どんな大立ち回りが待っているのか。肩の力を抜いて笑いながら、二人の成長も見守れそうな作品になりそうだ。

アニ
痛快な幕開けでござった
ラン
先輩、意外と優しいじゃないの!
キャロ
バディ継続が楽しみです。
アニ
最強(?)バディに注目でござる

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