『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去 ラブコメ

新宿で一夜を過ごすことになった朔と明日姉。おそろいのパジャマと枕投げではしゃいだ後、明日姉は君がどんなふうに今の君になったのかを教えてと切り出す。一生に一度の夜に語られたのは、朔がこれまで誰にも見せてこなかった素顔だった。朔が語ったパーフェクトなヒーローの過去、ラムネ瓶のビー玉と月、そして物語が多すぎたという明日姉の言葉まで、二人の短い駆け落ちの終わりを描いた第15話を振り返る。

アニ
チラムネ第15話でござる
ラン
枕投げしてる二人がかわいい!
キャロ
朔さんの過去が語られるんですね。
アニ
ビー玉と月の話に注目でござる

第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」は、新宿で一夜を過ごすことになった朔と明日姉が、夜通し言葉を交わす回だった。おそろいのパジャマと枕投げではしゃいだ先に待っていたのは、朔がこれまで誰にも語ってこなかった自分自身の話。明日姉がそれをどう受け止め、どんな言葉を返したのか。二人の短い駆け落ちの終わりまでを、場面ごとに振り返っていく。

光るお風呂と、おそろいのパジャマ

逃げ込んだ部屋で、明日姉はまず光るお風呂に目を輝かせる。見るものすべてが珍しいらしく、はしゃぐ明日姉を前に、朔はよくわからないけどもうそれでいいやとあきらめ顔。非日常が重なりすぎて、気を張っていないとどうにかなってしまいそうだという朔の独白からは、余裕のあるいつもの朔とは違う、等身大の男の子の戸惑いが伝わってくる。短くて長かった一日の終わりに、二人はようやく立ち止まったのだ。

▼ ネットの反応

チラムネ15話も明日姉がとにかく可愛過ぎた! 大好きな最推しの明日姉を更に大好きになった! 原作読んだ時からずっと楽しみにしてたお気に入りのお話を遂に映像として観られて声を聴けて感無量過ぎた! 西野明日風は良いぞ! #チラムネ

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像1
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像2
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像3
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像4

元のツイートを見る

着替えを済ませた二人は、おそろいのパジャマ姿になる。やっぱりちょっと照れるねとはにかむ明日姉に、朔は初めてパジャマをおそろいにした相手は俺だねと返す。たとえこの先二人の距離が開いたとしても、それはきっとずっと忘れられない。前回、さよならの準備を始めると決めた朔だからこそ、この小さな思い出を大切に胸にしまおうとする姿が切なかった。

子供みたいに、無邪気なままで

部屋の中を探検しようと言い出した明日姉を、朔はやめたほうがいいと止める。ところが明日姉は、世間知らずだって思ってるんでしょ、なんなら朝からずっとねと口をとがらせ、私だって高校3年生だよと言い返す。それでも続けて口にしたのは、せめて旅行の間ぐらいは、あの頃のように子供みたいに無邪気なままでいたいという本音だった。背伸びをしているようで、実は誰よりも今の時間を大切にしたがっている。明日姉らしい言葉だと思う。

対する朔は、編集者を目指すなら起承転結を考えろ、段階を踏め、状況や環境に流されるな、自分の意思を貫け、相手をよく見ろと畳みかける。東京でこの街で生きていくんだろう、あんたはあんたでいろ。ほら俺は古臭い男だからと照れ隠しをするあたりも含めて、相手を大切に思うからこそ一線を引く朔の誠実さがよく表れた場面だった。

▼ ネットの反応

15話目
土壇場ビビリ君vs意外とポンコツ姫の枕投げ対決草
#チラムネ
#千歳くんはラムネ瓶のなか

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像5

元のツイートを見る

けれど明日姉も黙ってはいない。私の中では起承転結も感情の流れもある、状況や環境に左右されず相手をよく見て言っているのだと返し、勝手なことばかり言うなとかみつく。そこから始まったのが、まさかの枕投げ。土壇場ビビリと意外とポンコツ姫の言い合いをしながら枕をぶつけ合う二人は、本当に子供のようだった。いつか俺たちは大人にならなきゃいけないけれど、それまでは精いっぱいのまっすぐな子供でいたい。ちゃんと子供をやっておかなきゃ、ちゃんと大人もできない。例えばこういう青くて青臭い夜みたいにという独白が、この回の空気をそのまま言い表していた。

一生に一度の夜に、一生に一度の話を

あなたを聞かせて

はしゃぎ疲れた明日姉は、何かお話をしようよと切り出す。一生に一度の素敵な旅の締めくくりにふさわしい話を。ドラマチックもロマンチックもなくていい、君がどんなふうに今の君になったのかを教えて。朔は、自分がそれを話したら明日姉の未来にろうそくの一本ぐらいは灯せるのかなと考える。

今の私に、旅の終わりに、この夜に、あなたを聞かせて。すごくありきたりでチープな過去だと渋る朔に、明日姉は、もし本当にありきたりでチープな話だったとしても、私が編集して世界にたった一つの物語にしてみせると言い切る。前回、神保町で見た編集者の姿に憧れた明日姉が、さっそくその役目を自分で引き受けたのだ。ああ、それなら安心だと朔。ちっぽけだけど、つまらないけど、くだらないけど、千歳朔の話を。ここから先は、この回のもう一つの主役である朔の過去が語られていく。

▼ ネットの反応

#千歳くんはラムネ瓶のなか
#チラムネ 

15話Aパートラスト。
『今の私に、旅の終わりに、この夜に。あなたを聞かせて。』

『すごくありきたりでチープな過去だ。』

『もしも本当にありきたりでチープな話だったとしても、私が編集して、世界にたった一つの物語にしてみせる。』

『あぁ、それなら安心だ。一生に一度の夜に、たぶん、一生に一度の話をしよう。ちっぽけだけど、つまらないけど、くだらないけど、千歳朔の話を。』

明日姉は、千歳朔と手をつなぎ、安心させてあげたんだね。。。

千歳朔の話。
『千歳くんはラムネ瓶のなか』

明日姉が編集して、世界にたった一つの物語として世に出した作品。。。

だからもしかして、、、
明日姉って、裕夢先生なのですか❓

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像6
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像7

元のツイートを見る

パーフェクトなヒーローになろうと誓った

小さい頃から目立つタイプだった朔は、かけっこで負けたことは一度もなく、テストもトップクラス。みんなは自分ほど何でも上手にはできないらしいと気づいたのは4年生くらいの頃だったという。それでも他の子を下に見ることはなく、休み時間に一人で絵を描いていてみんなに避けられていた女の子にも、そういうのが嫌で話しかけた。好きだった漫画のキャラを描いてプレゼントしてもらったのはうれしかったけれど、のちに告白されて断ると、同情であんなことをしてほしくなかったと散々に罵倒されてしまう。同情なんかじゃなかったのに。

頼られれば断らなかった朔の周りには、やがて面倒事は千歳に頼んでおけという空気が生まれる。断ったり、結果が相手の望むものでなかったりすると文句を言われ、何でもできてみんなに優しい千歳くんというイメージから少しでもそれると、必要以上に攻撃されるようになった。誰かが背中に迫ってきて、一度でも抜かれたら見放されるのではないかという恐怖。だから朔は努力した。始めた野球では、先輩の誰よりも手の皮をぼろぼろにしていたという。

▼ ネットの反応

現役高校生に伝えたい事…

実は急速に心は育ってて
中学の時のなんちゃらを
引きずっていた絶対損だってこと
高2から高3なんて
別人のように変わる事もある

15話で
2人が語ってる事
インキャ
ヨウキャで心を分断せず

自己完結より
ボロボロになるけど
人と関わる方選んでみて欲しい
#チラムネ

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像8

元のツイートを見る

5年生になる頃には、何ができても当たり前だと思われるようになり、宿題が机から消えていたり、体操服に臭い香水をかけられたりした。それでも誰もいじめだとは思っておらず、朔自身もそうは感じていなかった。そんな時、ある先生に言われたのが、神様からのプレゼントをたくさん持って生まれてきた人は先頭に立ってみんなを導く役目がある、みんなが憧れて思わずついていきたくなるヒーローになれるように、という言葉だった。

朔はそれを、先生の優しい気持ちとはまったく別の意味に受け取った。足を引っ張る気にならないほど完璧な人間になればいい。誰かを助けるためではなく、誰一人寄せつけないために、パーフェクトなヒーローになろうと誓ったのだ。助けた相手が過度な期待を寄せて離れなくなるなら、最初から自分のための行動だと伝えておけばいい。好きになって振られた子たちに陰口を叩かれるなら、最初から軽薄で信用ならない男でいればいい。謙遜すれば嫌味と言われるなら、はなから俺様野郎でいればいい。完璧すぎて鼻につくなら、ときどきしょうもないジョークでガス抜きをすればいい。

何か一つがトラウマになっているわけではない。誰かに投げつけられる小さな石を一つ一つかわしていたら、いつの間にかこういう男になっていた。いつも軽口を叩き、人の問題には自己犠牲的なやり方で踏み込んでいく朔の在り方に、こんな理由があったとは。ほらやっぱりちっぽけでつまらなくてくだらない話だと笑ってみせる姿が、かえって痛々しかった。

ラムネ瓶のビー玉と、遠くに輝く月

物語が多すぎた

あの日、月に手を伸ばしたつもりだった。ラムネの瓶に沈んだビー玉のように、みんなが憧れて欲しがるのに誰もその在り方を変えられない、尊い何かになりたかった。けれどラムネのビー玉は夜空に浮かぶ月ではなく、硬い壁で自分の周りを囲んで、瓶の底から遠くの月を眺めているだけ。そして俺は月じゃなくてビー玉の方だった。タイトルにもつながるこの独白は、第2クールに入って一番胸に響いた言葉かもしれない。

話を聞き終えた明日姉は、ようやくわかったよと静かに語り出す。少年漫画から飛び出してきたヒーローみたいだった君が、どうしてそういう在り方になったのか。君の人生には物語がなかったんじゃない、物語が多すぎたんだ。普通なら経験の一つでもあればそれを物語にして、思うようにいかなくなったときに楽になれる。けれど朔は、こんなものはちっぽけな苦しさだ、くだらない痛みだ、自分次第で乗り越えられると、何一つ物語にすることを許さなかった。君のように君を助けてくれるヒーローはいなかったから、そうやって一つ一つ自分で理想を守ってきたんだね、と。

▼ ネットの反応

#千歳くんはラムネ瓶のなか 15話

まさに「編集者」として、千歳朔と言う物語(人生)に寄り添う明日姉が、ちゃんと「大人の女性」を漂わせていて惹かれる。そこで、“明日(未来)に新たな風”を吹かせた明日風先輩が、朔との想いに、どう決着を付けるのかを見届けたい!
#チラムネ

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像9
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像10
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像11

元のツイートを見る

その言葉に、朔は初めて本音をこぼす。小さい頃は少年漫画のヒーローみたいになりたかった。まっすぐいろんなことに正面から向き合って、努力して、仲間を大切にして、困っている人を見たら無条件に手を差し伸べるような男に。だけど、誰もそんな俺を求めてはいなかったんだよ。繰り返される、だけど、という言葉に、朔が長い間飲み込んできたものの重さがにじんでいた。

君の輝きを証明してみせる

それってただの君じゃん、と明日姉は返す。山崎君や七瀬さんに無条件で手を差し伸べ、まっすぐに向き合って解決のために努力する。彼ら彼女らを大切に思いながら、そんなんじゃないということにしておきたいから、悪ぶって自己犠牲的な解決方法ばかりを選ぶのだと。これまでの朔の行動を一番近くで見てきた明日姉だからこそ言える言葉だった。

▼ ネットの反応

2期になって1周回って主人公の千歳朔好きになってきたなぁ
あす姉のお姉さんだけどポンコツで背伸びしてる感じとても良かった
主人公の理解者ポジだったけど今回で退場なのかな
#チラムネ 15話

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像12
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像13
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像14

元のツイートを見る

そんなに上等なものじゃない、本当の千歳朔はいろんなものを諦めようとして、でも諦めきれなくてジタバタあがき続けているただのガキなんだよ。そう言う朔に、明日姉はそれを私たちはヒーローって呼ぶのと微笑む。誰だって君みたいにあがき続けられないし、届かないと思いながら月に手を伸ばしたりしない。朔の望みは満月なのかもしれない。だけどその間にある半月も三日月も、ラムネの瓶に浮かんだビー玉だって、誰かにとっての大切な宝物なんだ。

ちゃんとここにいるから、君の輝きが確かに誰かを照らしているということを私が証明してみせるよ。そう語る明日姉の笑顔こそが、朔には、ずっと手を伸ばしていた月のように思えた。編集者になりたいと願った明日姉が、最初に編集した物語が千歳朔の話だった。前回からの流れを思うと、これ以上ない答えだったと思う。

▼ ネットの反応

明日風の添い寝セラピー

#チラムネ #chiramune

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像15
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像16
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像17
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像18

元のツイートを見る

それから二人は、子供の頃に信じていた都市伝説や、自分だけの秘密基地、お気に入りだったおもちゃの話をした。まるで話すことをやめたら夢から覚めてしまうとでも言わんばかりに。例えば10年後、この夜を懐かしく思い出す日があるとして、俺たちはどんな大人になっているんだろう。その時互いの隣にいるのは誰だろう。俺の役目は終わった、あとはきっと明日姉が世界に一つだけの物語にしてくれるはずだ。まどろみの向こうで、少年少女が夏のあぜ道を走り回っていた。

短い駆け落ちの終わり

心配かけてごめんなさい

福井に戻った明日姉は、お父さん心配かけてごめんなさいと頭を下げ、何をやるにしても筋は通しなさいという言葉を受け止める。蔵センにも心配かけてごめんねと謝ったうえで、明日姉は二人にお願いがありますと切り出した。明後日の放課後、もう一度三者面談をしてくれませんか。どうせ暇なんでなという返事と、次が最後だと考えなさいという言葉。はいと答える明日姉の表情には、東京へ向かう前の迷いはもうなかった。

そして朔には、明日の放課後にもう一度私とデートすることと付け加える。駆け落ちの終わりが、そのまま二人の関係の終わりではないことを示すような、明日姉らしいかわいらしい約束だった。

▼ ネットの反応

旅ですこし大人びた、そんな美しさ

#チラムネ #chiramune

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像19
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像20

元のツイートを見る

だからですよ

朔が西野さんと呼びかけて差し出したのは、東京のお土産。嫌いだと言っただろと返されて、だからですよと答える朔。前回の電話で東京バナナで勘弁してもらえませんかと言い、バナナは嫌いなんだと即答されたやりとりが、ここで見事に回収される。大人相手にも一歩も引かない朔の軽口は、最後まで健在だった。

▼ ネットの反応

千歳くんはラムネ瓶のなか 15話
ヤバすぎだろ蔵センのメッセージw
新宿のラブホテルの夜で語った朔の過去…完璧故の悲劇…想像以上の重さだったなぁ…。
過去を聞いて優しく包み込む明日姉最高だった…!
朔は間違いなくヒーローだよ❗️

明日風の三者面談と未来を見届けないと…!
#チラムネ

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像21
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像22
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像23
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像24

元のツイートを見る

俺の休日が台無しだ、焼肉をおごれよという声に、8番で勘弁してくんないと返す朔。じゃあ餃子とビールもつけてくれと返され、場はすっかりいつもの空気に戻っていく。これで本当に、俺たちの短い駆け落ちが終わった。東京での一夜がどれほど特別だったかを思うと、このあっけないほどの日常への帰還が、かえって余韻を深くしていた。

第15話のまとめ考察

ビー玉の中の朔と、物語にする明日姉

第15話は、千歳朔という主人公の根っこにあるものが、初めてはっきりと言葉にされた回だった。何でもできて、誰にでも優しく、ときに悪ぶって自己犠牲的な選択をする朔。その在り方は、小さな石をかわし続けた末にたどり着いた鎧のようなものだった。完璧であることで誰も寄せつけないようにしてきた少年が、ラムネ瓶の底からずっと月を眺めていたという告白は、作品のタイトルそのものの意味にも触れている。

▼ ネットの反応

枕投げのシーン。
#千歳くんはラムネ瓶のなか
#チラムネ

『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像25
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像26
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像27
『千歳くんはラムネ瓶のなか』第15話「いつか思いだす遠くの空の青い夜」感想|朔が語った過去反応画像28

元のツイートを見る

そして、その話を物語として受け止めたのが明日姉だった。前回、神保町で編集者という夢をはっきりと見つけた明日姉が、この夜に最初に向き合った作家は朔だったと言える。物語が多すぎたから、一つも物語にできなかった。その指摘は、朔の過去を否定も美化もせず、ただありのままにすくい上げる優しさに満ちていた。君の輝きが確かに誰かを照らしているという言葉は、ずっと一人で自分を守ってきた朔にとって、何よりの救いだったはずだ。

枕投げではしゃぐ子供のような時間と、互いの深いところに触れる大人びた時間。その両方が一つの夜の中に同居していたからこそ、いつか思いだす遠くの空の青い夜という副題が、これほどしっくりくるのだと思う。三者面談とデートの約束を控えた二人が、駆け落ちの先でどんな答えを出すのか。福井に戻った明日姉と朔の行方を、最後まで見届けたい。

アニ
朔の本音が聞けたでござる
ラン
だからですよで笑っちゃった!
キャロ
明日姉さんの言葉が優しかったです。
アニ
三者面談の行方を見守るでござる

コメント