『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル バトル・アクション

この記事の作品:

紫ゑの記憶から、刀の持ち主の妹が西木屋にいると分かった空と絶。けれど江戸の町には、絶を狙う追っ手が待ち構えていた。絶を先に行かせた空の前に現れたのは、マレビトと呼ばれる謎の少年・虚だった。虚は空に、鍵という不思議な言葉を投げかける。あなたが鍵かという問い、写し取られた空のデッキ、そしてコアは生命力という言葉まで、第5話を振り返る。

アニ
バトスピ第5話でござる
ラン
謎の少年がついに来た
キャロ
空さんのデッキがそのまま使われて驚きました。
アニ
順に見ていくでござる

第5話 あやめの菓子と西木屋への道

第5話は、第4話の最後に紫ゑが思い出した、あやめの菓子の話から始まった。刀に刻まれた家紋の手がかりを追って、空と絶は刀の持ち主の妹がいるという西木屋を目指す。けれどその道中で二人を待っていたのは、絶を狙う追っ手と、空を鍵と呼ぶ謎の少年だった。一気に物語の謎が広がった第5話を振り返っていく。

兄の面目を保つお土産

あやめの菓子を買っていったお侍さんは、紫ゑの家の家紋と同じだと話していた。紫ゑによれば、そのお侍さんは去年も買いに来てくれて、奉公に上がっている妹へのお土産にしていたという。妹も喜んでくれる、「おかげで兄の面目を保ててるって」。それを聞いた紫ゑの父が、すごく嬉しそうにしていたというのも微笑ましい。

妹の奉公先は西木屋。「西木屋に行こう」と即決する空に、絶はぽつりと「奴はもういない」と漏らす。刀の持ち主は、もうこの世にはいないのだろう。それでも「この刀は返すのではなく届けるもの」、「そういう約束だ」。絶が背負ってきたものの重さが、この短い言葉から伝わってくる。

返すのではなく、届ける。持ち主がいなくなっても、その人が大切にしていた誰かのもとへ刀を運ぶ。義理堅い絶らしい考え方で、だからこそ紫ゑが覚えていた小さな思い出が、絶にとっては何よりの手がかりになった。第4話で紫ゑを助けた空たちの行動が、こうして絶の旅につながっていく流れも気持ちよかった。

乗りかかった船

なぜついてくるのかと問う絶に、空は「乗りかかった船だし、最後まで付き合うよ」と笑う。刀を届けたあとはどうするのかと聞かれた絶の答えは、江戸を離れる、「少し長居し過ぎた」。目的を果たしたら去っていくつもりなのだと知って、空の表情がわずかに曇るのが切なかった。

▼ ネットの反応

目的達成したら去るのか #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像1
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像2
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像3
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像4

元のツイートを見る

ところが絶は急に、空に帰れと言い出す。追われていることに気づいたのだ。「お前には関係ない」と突き放されても、空は引き下がらない。西木屋まで見つからずに行けるのかと聞けば、案の定、道はよく分かっていないらしい。頼りになる侍の、意外な弱点がのぞく場面だった。

突き放すのは、空を巻き込みたくないからだろう。人斬りと呼ばれ、命を狙われ続けている自分のそばにいれば、空まで危険にさらすことになる。それが分かっているからこその冷たい言葉で、そこに絶の不器用な優しさがにじんでいた。

あなたが鍵か

二人の前に、突然一人の少年が現れる。「見つけた」。そして空に向かって、「あなたが鍵か」と問いかける。意味の分からない言葉に戸惑う間もなく、追っ手が二人を見つけてしまう。追っ手たちがその少年をマレビトと呼んでいたことも、少年がただ者ではないことを物語っていた。

▼ ネットの反応

誰だてめぇ #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像5
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像6
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像7
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像8

元のツイートを見る

空は西木屋への道順を絶に教え、「大事な約束なんだろ」と背中を押す。「まとめて俺がよそに引っ張ってくから」と追っ手を引きつける空に、絶は「すまん」とだけ告げて走り出す。恩を返す側だったはずの空が、いつの間にか絶を支える側になっていた。

道順をすらすら教える空は、江戸の町で育った少年らしい頼もしさを見せる。絶が届けたいものを届けられるように、自分にできることを迷わずやる。損得ではなく、ただ相手の約束を大事にしたいという気持ちが、空を動かしていた。

マレビトの虚とのバトル

君が勝てば私は彼を追わない

追っ手をまいた空の前に、再びあの少年が立ちはだかる。お前も追っ手かと身構える空に、少年は「私はただ確かめたいだけ」と答える。絶の後を追わせまいとする空に、少年が持ちかけたのはバトスピでの決着だった。「君が勝てば 私は彼を追わない」、「私が勝てば 君は私の邪魔をしない」。

ここで空が思い出したのは、住職から認められた界放の許し。「今後は俺の許しはいらない」、「自分の判断でバトルをしろ」。今それをなさねばならないと信じたときに、と託された言葉が、空の背中を押す。立会人は不要だという少年の、「尊重はするが」という言い方にも、この世界の外から来た者のような距離感があった。

▼ ネットの反応

実にミラーバトル #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像9
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像10
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像11
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像12

元のツイートを見る

私は虚

界放領域で向かい合った少年は、「私は虚」と名乗る。人はマレビトと呼ぶが、好きに呼べばいい。名乗ってもいない空の名前を当然のように呼ぶあたり、何もかも見通しているような不気味さがある。

気になるのは、虚が語った鍵の意味だった。「閉ざされたものを開く」。「グレートリセットで生じた歪みを超える」。「果てなき旅路の案内人」。どれも抽象的で、今の時点では何を指しているのかまったく分からない。けれど、この作品の世界そのものに関わる大きな謎が、ここで初めて顔を出したのは間違いない。

絶さんにその恩返し

バトルの最中、虚は空に、なぜ絶を助けるのかと問い続ける。空の答えは「助けてもらったんだよ」。綴屋でカード狩りをしていた連中にはめられたとき、絶に助けられた。「絶さんにその恩返しみたいなもんだ」。

さらに虚は、絶がどこで何を求めているのかと踏み込む。答えに詰まる空に、「語りたくないもしくは語れるほど詳しくは彼を知らないか」と見透かすように言う。空自身、絶のことをまだよく知らない。それでも助けたいと思える。その真っすぐさこそが、空という少年の強さなのだと思う。

虚の問いかけは、空に向けたものでありながら、実は絶という人物を知るためのものだった。空の口から語られる絶の姿を、虚は一つ一つ確かめていく。バトルをしながら相手の心の中をのぞき込むような、静かで不思議な対話だった。

▼ ネットの反応

流れが変わってきたな #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像13
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像14
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像15
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像16

元のツイートを見る

コアは生命力

攻撃をライフで受けた空は、その痛みに「この痛み、コアは生命力」と気づく。虚によれば、コアを生命力として分かち合うことで、人とスピリットは意志を通わせる。「この領域は、かの世界と繋がっている」。そして時を越えて、あまねく世界とバトルを通じてつながっているのだという。

このとき界放領域に映し出された光景は、これまでのシリーズを思わせるものだった。バトスピという作品そのものの歴史が、この世界の設定に組み込まれているのかもしれない。長くシリーズを見てきた人ほど、思わず身を乗り出した場面だったのではないだろうか。

▼ ネットの反応

どんどん攻めていけ #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像17
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像18
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像19
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像20

元のツイートを見る

写し取られたデッキ

空が切り札を呼び出して反撃に出たのもつかの間、虚もまったく同じカードを召喚してみせる。「そのデッキ、まさか」。虚は「君のデッキを映し取らせてもらった」と平然と答える。同じデッキ同士のミラーバトル。差がつくのは、プレイングだけだ。

そして虚は、空のデッキの使い方を指摘する。このデッキは、ソウルコアを糧とするカードを多く採用しているはずなのに、「ソウルコアが死んでいる」。その原因を、虚は絶の影響かと見る。「君の目には彼がこう見えているのか」。「カードとカードが影響し合うように人と人も影響し合うもの」。デッキを通して、虚は空の中にいる絶の姿を確かめていたのだ。

同じカードを使っているのに、勝敗を分けたのは使い方の違いだった。カードの力を引き出しきれていないという指摘は、空にとって痛い言葉だったはずだ。けれど裏を返せば、空にはまだ伸びしろがあるということでもある。この敗北が、空をどう変えていくのか見届けたい。

結果は空の負け。「では約束通り」、「私の邪魔はしないでもらおう」と立ち去る虚は、「やはりこの体では消耗が激しい」ともらす。その体が本来のものではないことを匂わせる一言が、また新しい謎を残していった。

動き出した志士

彼は彼 僕は僕

その頃、絶を討つことを天命と語ってきた志士のもとには、もう一人の人物が姿を見せていた。「ご無沙汰だね」と現れたその人物に、志士はあのマレビトが江戸に姿を現したと告げ、なぜ絶を求めるのかと問いただす。

返ってきたのは「彼は彼」、「僕は僕」、「分かるわけないでしょ」という素っ気ない言葉。マレビトには物事を見通す力があるのだろうと迫られても、「そんな便利な力じゃないんだけどね」とかわすばかり。マレビトと呼ばれる存在が一人ではないこと、そして志士の側にもその力が関わっていることが、ここではっきりした。

▼ ネットの反応

石田ぁ! #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像21
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像22
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像23
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像24

元のツイートを見る

答えないならそれでもいい。志士が口にしたのは、絶は自分が斬るという決意だった。信念を貫こうとするこの志士が、いよいよ本格的に動き出す。張り詰めた空気が、後半の不穏さを一気に高めていた。

志士とマレビトの関係も、どこかぎこちない。好きでここにいるわけではないという言葉からは、利害だけで結びついた危うい協力関係が見えてくる。虚とこの人物、二人のマレビトがそれぞれ何を求めているのかが、今後の大きな鍵になりそうだ。

目覚めた空と閉ざされた手がかり

住職には飯の恩がある

空が目を覚ますと、そばには絶がいた。戻ったら空だけが倒れていたという。妹には会えたのかと尋ねる空に、絶は「まだだ途中で引き返した」と答える。大事な約束より、空のことを優先して戻ってきたのだ。

謝る空に、絶は「住職には飯の恩がある」、「それだけだ」と素っ気ない。けれどその言葉が照れ隠しなのは明らかだった。空と出会ってから、絶の中でも何かが少しずつ変わり始めているのかもしれない。

▼ ネットの反応

通信できるんか #battlespirits #絶界の空

『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像25
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像26
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像27
『Battle Spirits [Re] 絶界の空』第5話 感想|虚とのミラーバトル反応画像28

元のツイートを見る

もう半年も前の話

改めて西木屋を訪ねた二人だったが、返ってきたのは思いもよらない答えだった。お侍さんの妹は、もう店をやめていたのだ。「やめたよもう半年も前の話さ」。どこへ行ったのかも分からず、話を聞こうにも「こっちはもう店じまいなんだ」と追い返されてしまう。

それでも空は諦めない。「明日また行こう」と前を向く空に、絶は突然「走れ」と叫ぶ。現れたのは、天に従い、亡き同志たちの無念を晴らすと誓う志士だった。「覚悟せよ」という声とともに、ついに絶との因縁が正面からぶつかろうとしている。刀を届けるという約束の行方も含めて、物語は大きく動き始めた。

刀の持ち主の手がかりは途切れかけ、虚は鍵という謎を残して去り、志士は絶の前に立つ。たった一話で、これほど多くのものが一度に動き出すとは思わなかった。空と絶の二人旅が、ここからどこへ向かうのか目が離せない。

アニ
謎が一気に増えた回でござった
ラン
空の負けが悔しい
キャロ
絶さんが戻ってきてくれてよかったです。
アニ
刀の行方を見守るでござる

コメント