『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』第19話「釣り人クランの女帝」感想|釣り勝負

『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』第19話「釣り人クランの女帝」感想|釣り勝負 バトル・アクション

剣の装備の発注を終え、束の間の休息を取ることにしたエルマとルーチェ。エルマの提案でラーナ地底湖へ釣りに出かけた2人の前に、釣魚クラン海竜の牙が現れる。リーダーのメアリは、エルマに釣りの勝負を仕掛けてきた。ゲーム知識を総動員したエルマの戦いの行方は。釣りデートのすれ違い、女帝メアリとの真剣勝負、そしてルーチェの大当たりまで、第19話を振り返る。

アニ
転生重騎士第19話でござる
ラン
今回は釣り回なんだって
キャロ
ルーチェさんがデートを期待していますね。
アニ
順に見ていくでござる

釣りデートのお誘い

第19話「釣り人クランの女帝」は、剣の装備の発注を終えたエルマとルーチェが、束の間の休息としてラーナ地底湖へ釣りに出かける回だった。ところがそこに現れたのは、釣り場の独占をたくらむ釣魚クラン海竜の牙。リーダーのメアリから釣りの勝負を持ちかけられたエルマは、ゲーム時代に培った知識のすべてを懸けて挑むことになる。いつもの戦闘回とはがらりと雰囲気の違う、肩の力を抜いて楽しめる、にぎやかな一話だった。

デートですか

始まりは、エルマのさりげない一言だった。「たまには気晴らしに釣りでも行ってみないか」。これに「デ、デートのお誘いっていうことですか」と色めき立つルーチェに、エルマは「あ、釣りだが」とあっさり返す。それでも「と、とはいえ釣りデート!」、「普段よりお洒落しないと!」と浮かれるルーチェの空回りぶりが、最初からかわいい。

けれどエルマのほうは、まったく別の方向に本気だった。「今日は一日、準備に専念して」、「釣りは奥が深いからな」。「本気で極めようと思ったら何億ゴルドあっても足りないくらいだ」と語るエルマに、ルーチェは「さ、さすがにそれは言い過ぎじゃないですか」と引き気味。デートを期待するルーチェと、釣りに燃えるエルマ。2人の温度差がそのまま笑いになっていた。とはいえ、自分から誘っておいて準備に全力を注ぐあたり、エルマなりにこの休息を楽しみにしていたのだろう。

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本日のアニメお気に入りシーン⑤
#転生重騎士

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冒険者と釣り

エルマによれば、ゲームの世界でもレアな魚はアイテムと交換できたり、武器の素材になったりしたという。冒険者と釣りは切っても切り離せない関係にあるのだと熱弁する。しかも狙うのはダンジョンの魚だ。「普通の場所で釣っても 普通の魚しか釣れないからな」。「もうちょっとデートチックなお誘いなのかなぁと期待しちゃいました」とがっかりするルーチェには、少し同情してしまう。

丸一日かけてそろえた竿は、エルマが「レッドトレントの釣り竿」、市場価値250万ゴルド。ルーチェに渡されたのは、初心者用で市場価値10万ゴルドの「マジックツリーの釣竿」だった。「自分の釣竿の用意に熱が入りすぎた 本当にすまない」と謝るエルマに、「私はこの釣竿で十分ですから」と笑うルーチェ。この竿の差が、のちにとんでもない結果につながっていく。

釣魚クラン海竜の牙

釣り場の独占

ラーナ地底湖で釣り糸を垂らし、「釣りをしながらゆっくりお話ししてるのってなんだか楽しいですね」と和んでいたのもつかの間、柄の悪い男たちが割って入る。「このダンジョンの釣り場は俺たちが独占する」。ルーチェは「何かと思ったら釣りクランなんですか」と拍子抜けするが、エルマは事態を真剣に受け止めていた。

ダンジョン釣りの利益はばかにできないというのだ。希少な魚は一度逃せば簡単には手に入らず、称号の条件や素材にもなる。「釣りのできるダンジョンを集団で抑えることは莫大な利益につながる」、「しかも命の危険も格段に低い」。ゲーム知識に裏打ちされた分析が、釣りの話でもしっかり発揮されているのがこの作品らしい。

ダンジョンの自由は俺が守る

ゆっくり釣りができればいいというルーチェをよそに、エルマはこういう連中が好きになれないと言い切る。「ダンジョン釣りは冒険の楽しみの一つだ」、「戦いに疲れた冒険者にささやかな楽しみや無邪気な喜びを思い出させてくれる」。そして「俺はダンジョン釣りを愛している」、「ダンジョンの自由は俺が守る」。

ここまで熱く語られると、「別にそこまで熱くならなくてもいいんじゃないかなって」というルーチェのつっこみがそのまま視聴者の声になる。真面目な顔で釣りへの愛を語るエルマの姿は、普段の冷静な戦略家とのギャップも相まって、思わず笑ってしまうほどだった。ゲームの世界を誰よりもやり込んできたエルマにとって、ダンジョン釣りはただの金稼ぎではなく、冒険そのものの楽しさを象徴するものなのだろう。だからこそ、それを独占しようとする相手を見過ごせなかったのだと思う。

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帽子のセンスは #転生重騎士

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女帝メアリ

騒ぎを聞きつけて現れたのが、クランのリーダーであるメアリだった。エルマはメアリの持つ竿を見ただけで、相当な腕の持ち主だと見抜く。メアリもまたエルマの竿に目を留め、「気に入ったわ」、「アタイと釣りで勝負しなさい」と持ちかける。負けたらクランを解散し、勝ったらエルマをクランに入れる。「むろん釣り人としての誇りがよ」という言い切りに、メアリなりの筋の通し方が見えた。

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#転生重騎士
19話見た!釣りクランのメアリと勝負することになったエルマ!
エルマの知識、戦略とメアリの釣竿…どっちが勝つのかと思ったがw
まあ予想してた通りルーチェが最強でしたw結局豪運が最強なんですよw
魚との駆け引きも見たかったが、ルーチェのいろんな可愛いところ見れたのでまあ良しとする。

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「男には」引けない戦いがあると勝負を受けるエルマに、ルーチェは「ゆっくり楽しく釣りがしたかっただけなのに」と嘆く。ルーチェの小さな願いが、どんどん遠ざかっていくのが気の毒でおかしい。デートのはずが、いつの間にかクランの存続を懸けた決闘になっているのだから無理もない。

2時間の真剣勝負

期待値の戦い

ルールは「制限時間は2時間」、釣った魚の市場価値の合計で勝敗を決める。メアリのクラスは海賊で釣り運に補正がかかり、竿の性能でもかなわない。そこでエルマは、定位置で黙々と釣るメアリとは逆に、頻繁に場所を変える作戦に出る。

狙いは単価の高いオーガ鮭。「魚の影のパターンを見れば」、「魚の種類と釣れやすい盤面かどうかを見極めることができる」。「このまま続けていれば期待値で俺が勝てるはずだ」。ゲーム時代に蓄積してきたデータを総動員して勝ち筋を組み立てていく姿は、まさにいつものエルマの戦い方だった。釣りの勝負であっても、相手の強みを分析し、自分の不利を戦略で埋めようとする。その姿勢は戦闘のときとまったく変わらない。

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オーガ鮭 #転生重騎士

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最後まで何が起きるかわからない

ところが残り30分、メアリが「ゴルドコイ」を釣り上げて一気に逆転する。「ダンジョン釣りは何が釣れるかわからないから面白いのよ」。知識とテクニックで積み上げたアドバンテージが、幸運ひとつで覆されてしまう。

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本日のアニメお気に入りシーン⑥
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それでもメアリは、諦めかけたエルマを挑発する。「最後まで何が起きるか分からないのがダンジョン釣りなのよ」、「小賢しい期待値なんて捨てて」、「大物狙いでかかってきなさい」。勝負の焦りで魚をただの数字として見てしまっていたことに気づかされたエルマが、悪徳クランのリーダーに教えられるとはと苦笑まじりに認める場面は、ギャグ回の中にもちゃんと熱さがあってよかった。

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#転生重騎士 19話
ルーチェ CV若山詩音さんの声芸の面白さが際立ってきたな
というかこの釣り回はギャグ回ということでいいのかな?w

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ルーチェの大当たり

ところが、本当の勝負はまったく別の場所で決まっていた。初心者用の竿を握ったルーチェが、とんでもない大物を次々と釣り上げていたのだ。「3匹目だぞ3匹目」、「女神様だ」と海竜の牙のメンバーまで大騒ぎ。「今日が初めての釣りだって」と信じられない様子だ。

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運が全てじゃねえかよwwww #転生重騎士

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「ビギナーズラックってやつですかね」、「私ってなんだか昔からこういうことがよくあるんですよ」と首をかしげるルーチェ。高い幸運を持つルーチェだからこその結果なのだろう。「俺たちの戦いは」いったい何だったのかと肩を落とすエルマたちの姿に、思わず声を出して笑ってしまった。

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ルーチェの方が釣れるやつだ #転生重騎士

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知識と技術を尽くしたエルマとメアリの真剣勝負を、何も考えずに竿を垂らしたルーチェが軽々と飛び越えていく。まさに最後まで何が起きるかわからないダンジョン釣りの醍醐味を、一番体現していたのはルーチェだったのかもしれない。

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えっ #転生重騎士

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決闘のゆくえ

うやむやになった勝負

翌日、「皆さん釣り場の独占はやめるって」という報告で騒動は決着。肝心の勝負のほうはすっかりうやむやになってしまった。ルーチェは「また必ず行きましょうね」、「私もうちょっとこだわった釣竿が欲しいです」とすっかり釣りを楽しんだ様子なのに、エルマは「なんだか割り切れない気持ちが」と浮かない顔。この対比が最後まで楽しい。

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決闘もうやむやに #転生重騎士

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ミスリルの剣と小さな来訪者

気を取り直して向かったのは、ミスリルの剣を受け取るためのベルガの工房だった。ところがそこでは、誰かがベルガともめていた。「この剣を売れと言ってるだけだ」と迫る声。エルマたちが慌てて駆けつけると、相手はエルマたちを弱そうだと鼻で笑う。

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ちっさ #転生重騎士

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ところが、その声の主はエルマたちの目線よりずっと下にいた。「エルマさん、下」、「下です」。そこにいたのは小さな子どもだった。自分をばかにしているのかと怒り出す小さな相手と、思わず言葉を失うエルマたちの姿で第19話は幕を閉じる。のんびりした釣り回の最後に、また新しい騒動の気配が置かれていた。

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幼女の芸の幅が非常に広いことに定評のある久野ちゃんが出て次回に続く
#転生重騎士

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第19話のまとめ考察

釣りにも全力のエルマ

第19話でいちばん楽しかったのは、どんなことにも本気になってしまうエルマの姿だった。戦闘では冷静な戦略家として頼もしいエルマが、釣りとなると竿に250万ゴルドをかけ、ダンジョンの自由を守ると熱弁をふるう。そのまっすぐさは笑いを誘いながらも、ゲームの世界を心から愛してきた人なのだということをよく伝えていた。

そしてメアリの「最後まで何が起きるか分からないのがダンジョン釣りなのよ」という言葉は、ゲーム知識で効率を追い求めてきたエルマにとって、ちょっとした気づきになったのではないか。期待値だけでは測れない楽しさがある。それを一番自然に見せてくれたのが、純粋に釣りを楽しんでいたルーチェだった。

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追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する 第19話

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束の間の休息

激しい戦いが続いてきた中で、こうした休息の回が挟まるのは見ていてもうれしい。命がけの戦いばかりではなく、こうして冒険の合間の楽しみを描いてくれることで、この世界で暮らすエルマたちの日常がぐっと身近に感じられる。デートを期待して空回りするルーチェ、釣りに燃えるエルマ、筋の通った悪役のメアリ。それぞれのキャラクターの新しい一面が見られた、肩の力を抜いて心から楽しめる素敵な一話だった。最後に現れた小さな来訪者が、エルマたちにどんな騒動を持ち込むのかも気になるところだ。ベルガの工房でもめていた理由も含めて、のんびりした釣り回の余韻のまま、また新しい物語が動き出しそうな予感が残った。

アニ
笑える釣り回でござった
ラン
ルーチェが一番釣ってた
キャロ
エルマさんの釣り愛がすごかったです。
アニ
次の騒動も見守るでござる

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