『リゼロ』第81話「一途な星」感想|同じ嘆きで始まり、同じ嘆きで終わる

『リゼロ』第81話「一途な星」感想|同じ嘆きで始まり、同じ嘆きで終わる ファンタジー

『リゼロ』第81話の副題は「一途な星」。この回は、俺じゃダメだ、という同じ嘆きで始まり、同じ嘆きで終わる。その間に挟まっているのが、四百年待った人が会えた時間を四日と数え直す場面と、番号だけが飛んでいくやり直しの記録である。五つ目のルールは聞き出せたが、そのために立てた約束は自分で破ることになったそして幕に残るのは、名前だけである

アニ
第81話の副題は「一途な星」。星というのは、塔の星番を四百年やってきたあの人でござる
ラン
レイドがロイを乗っ取れた理由も、開始一分で説明されたのね! 食われた側が食い返したの!
キャロ
そしてシャウラさんは、四百年ではなく四日と数え直しました。会って話せたのは二日だけだと。
アニ
隠していた五つ目のルールも、とうとう明かされたでござるよ
  1. 副題は「一途な星」、そして書いた組は「監視塔の番人」と同じだった
    1. 副題も担当者も公式サイトに載っている
    2. 脚本の三人交代は十五話続いている
    3. 十二話前の「監視塔の番人」と同じ布陣
  2. レイドがロイを乗っ取れた理屈は、開始一分で説明される
    1. 食われた側が、食い返していた
    2. 本人の説明のほうが短い
    3. 用件のほうは変わっていない
  3. レイドがこだわっているのは、試験ではなく筋だった
    1. 断り方に理屈がない
    2. 生き死にの定義まで一言で済ます
    3. 相手を選ぶ基準も、強さではない
  4. スバルの質問は、ルールの数を数えるところから始まる
    1. いちばん危ない質問から入る
    2. 大サソリの正体は、本人に確認する
    3. 四つの中身は、去ること、決まり、書庫、塔
    4. 五つ目だけが出てこない
  5. 四百年待った人が、会えた時間を四日と数え直す
    1. 単位が入れ替わる
    2. 一目でいい、が崩れる
    3. 隠していた理由が、意地悪ではない
  6. 交渉に使った約束を、聞き出した直後に自分で破る
    1. 頼んでいるのは、殺される側のほう
    2. 条件を付けて聞き出す
    3. 破り方が、殺さないほうへ倒れる
  7. やり直しの記録は、番号だけが飛んでいく
    1. 合図は、前の回と同じ台詞
    2. 記録が、できないことで埋まっていく
    3. 番号は、ゼロ、一、二、七、十、十一、十二、十五と飛ぶ
  8. 同じ嘆きで始まり、同じ嘆きで終わる
    1. 冒頭の独白は、謝罪で終わっている
    2. ベアトリスの処方は、動くな、だった
    3. 自分の名前を、他人のように呼ぶ
    4. 幕に残るのは、名前だけ

副題は「一途な星」、そして書いた組は「監視塔の番人」と同じだった

副題も担当者も公式サイトに載っている

第81話の副題は「一途な星」。公式サイトのストーリー欄に第81話として掲載され、あらすじも同じページに出ている。放送時間の変更告知も前日付で並んでいた。

担当者は、脚本が梅原英司、絵コンテが原英和と小島正幸、演出が原英和、総作画監督は佐川遥と野田康行。星というのは、塔の星番を四百年やってきた人のことである

脚本の三人交代は十五話続いている

脚本は中村能子、梅原英司、横谷昌宏の三人が順番に回している。第67話から数えて、この並びは一度も崩れていない。

今回は梅原の番だった。ここまで続くと、次の回を誰が書くかは放送前から分かってしまう。三人の持ち回りが十五話も揃っている作品は、そう多くない。

十二話前の「監視塔の番人」と同じ布陣

第69話の副題は「監視塔の番人」で、脚本が梅原英司、絵コンテが原英和、演出も原英和だった。今回と同じ三つの欄に、同じ名前が並んでいる。

番人を出した組が、十二話をまたいで、番人が四百年待っていた理由の回に戻ってきている。絵コンテに小島正幸が加わったこと以外、顔ぶれは変わっていない。

▼ ネットの反応

#リゼロ 4期15話(81話)(閑話4) #rezero
「魔法の小ネタ」
・エミリアの攻撃は格闘形で脳筋一辺倒だったが
スバルの協力でアイスブランド・アーツを生み出す。
本作に氷属性はないので火魔法の扱いとなる。
・ラム姉様は風魔法が主体。
・ベアトリスとスバルは陰魔法が主体。
・レムは水魔法が主体。

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レイドがロイを乗っ取れた理屈は、開始一分で説明される

食われた側が、食い返していた

第80話の幕で出た報せは、探していた相手と勝てない相手が同じ人物だ、というものだった。今回はその仕組みが冒頭で片づく。

レイド・アストレアはロイ・アルファルドに記憶を食われたが、逆に相手の魂を塗り潰し、肉体の主導権を奪った。だから彼は制限なく二層に降りて、そこに立っている

本人の説明のほうが短い

同じことを本人はこう言う。ガキの食い意地に、オレが食い尽くせるもんかよ。

確信があったのか、と問われた答えが良い。オレの確信なんざ一個だけ、オレがオレであることだけだ。理屈の説明を丸ごと自己紹介に置き換えている。

用件のほうは変わっていない

エミリアの言い方は最後まで丁寧だった。あなたが生き返ったのはすごくおめでとうなんだけど、あなたが食べ返しちゃった子に大事な用があるの。

ユリウスも同じ側から頼む。暴食のロイ・アルファルド、彼を解放してもらいたい。すでに決着はついている、それ以上、敗者を貶めるべきではない。名前を奪われた側が、奪った側の扱いに口を出している。

▼ ネットの反応

#リゼロ 81話

前回、ユリウスが言ってた「レイド=ロイ」の謎が回収されましたね

やはりレイドはバケモノだった!
あの大罪司教の暴食担当をいとも簡単に!

ただ意外とあっさり変身しちゃったな〜
もっとこう『遊星からの物体X』みたいなドロドロと変貌過程が醜くいのを想像したのだけど

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レイドがこだわっているのは、試験ではなく筋だった

断り方に理屈がない

協力の話になると、返事は短い。おめえらに手ぇ貸してやる義理はねえ。そもそも自分の試験を突破した者がほとんどいない、とも付け足す。

面白いのはその次だった。この状況下で試験にこだわるのか、と聞かれて、ちげえな、オレがこだわってんのは試験じゃねえ、筋だと返す。試験官が試験を投げている。

生き死にの定義まで一言で済ます

大罪司教との戦いの最中に出るのが、食うか、食われるか、それが生きるっていうことだろうが、である。

決着の後の感想も同じ調子で、やっぱ生の体はちげえな、肉に血が通ってる感じがしやがる。乗っ取った体の使い心地の話になっている。

相手を選ぶ基準も、強さではない

騎士に向けた文句は、剣の振り方がなっちゃいねえ、そんなんじゃ楽しめねえ、だった。勝ち負けではなく振り方を見ている。

この塔で唯一、ルールの外側にいる人物である。試験を出す側でありながら、試験の話をしているのは相手のほうだけになっている。

▼ ネットの反応

ロイを逆に食らっていたレイド、
強すぎ。

スバルと離れたくないシャウラが
隠していた5つ目のルール…
天真爛漫の裏に隠れた
一途な思いが可愛い。

そしてシャウラを殺させず、
自ら死ぬスバルがまたカッコいい。

死に戻りの繰り返しで突破口を探る…
初期のリゼロ感あったの好き。

#リゼロ 81話

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スバルの質問は、ルールの数を数えるところから始まる

いちばん危ない質問から入る

やり直してきたスバルが最初に確かめたのは、意外なところだった。おまえは、オレの言うことなら何でも聞くのか。返事はもちろんっすよ。

続けて、オレが死ねって言ったら死んでくれるのか。返ってきたのは、死ぬっすよ、である。やり直してきた人が最初に測ったのは、この子が自分の命令で死ぬかどうかだった

大サソリの正体は、本人に確認する

次の質問が、でかいサソリに化けるの、できたりしないか。答えは、ちょっとニュアンス違うっすけど、できるっす。

そのあとに小さく付くのが、でも、あんまし好きくないっす。第80話で正体を言い当てた側が、今度は本人の口から裏を取っている

四つの中身は、去ること、決まり、書庫、塔

試験のルールを聞かれると、四つまでは澱みなく諳んじる。試験を終えずに去ることを禁ず。試験の決まりに反することを禁ず。書庫への不敬を禁ず。塔そのものへの破壊行為を禁ず。

どれも塔の側を守る条文で、挑戦者に得のあるものが一つもない。それでも聞かれれば順番どおりに出てくるので、覚えていないという逃げ方はできなくなっている。

五つ目だけが出てこない

ところが五つ目は、と聞かれた途端に止まる。ないっす。お師様、聞いてなかったっすか。あーしは四つまでしか、と言いかけて、名前を呼ばれると言い方が変わる。

NGっす、話したくないっす、そんなのどうでもいいじゃないっすか。数を数えるだけの質問が、この回でいちばん重い質問になっている。関係ないわけあるかよ、と押し切られて、話は年数のほうへ移る。

▼ ネットの反応

#リゼロ 81話
お師様を待ち焦がれて400年!シャウラが不憫だ!
食卓に並べられた(来るはずもない)お師様への食事は泣く!
別れが嫌でルール5を隠したシャウラの恋心!死ねと命じれば..でもスバルの願いは”死”ではなく”救済”..この場面は感動もの!
菜月昴の書を発見したスバル!過去と今とを融合出来るのか⁈

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四百年待った人が、会えた時間を四日と数え直す

単位が入れ替わる

スバルの説得は年数から入った。塔の星番を四百年やってきたんだろ、と。

返事が、まだ四日っすよ、である。四百年を持ち出した側に、四日という単位で返している。しかもそのうち二日は寝込んでいたので、会って話せたのは二日だけだと数え直す。

一目でいい、が崩れる

もともとの見積もりは慎ましかった。一目でいいって思ってたっす。四百年、塔でずっと待って、一目見られたらそれで満足だと思っていた。

崩れ方も具体的だった。お師様はあーしのすべてなんっすもん、お師様を思う全部であーしはできてるっす。四百年の全部を使っても伝えきれない、と続く。

隠していた理由が、意地悪ではない

五つ目を言わない理由がここで出る。これを話したら、お師様は試験のクリア方法に気づくっす。

話しちゃったら、お師様の時間が終わっちゃう。隠していたのは攻略を邪魔するためではなく、攻略できてしまうからだった。嘘をついた自分を嫌いになるか、と聞かれ、嫌いになんかならないよ、と返された直後に、塔の仕掛けが動き出す。

▼ ネットの反応

#リゼロ 81話

400年間お師様をひとりぼっちで待ち続けたシャウラ
やっと会えたお師様(スバル)なのにたった2日しか一緒にいられないなんて…

監視塔ルールに違反があったためシステムが作動、シャウラの意思とは無関係に…

こんなんもう泣くしかないやろ

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交渉に使った約束を、聞き出した直後に自分で破る

頼んでいるのは、殺される側のほう

仕掛けが動くと、本人の側から先に頼み込む。今ならお師様が命じてくれたら、あーしはあーしを殺せるっす。

あーしに死ねって言ってください、と言っているのは殺される当人である。理由も隠していない。こんなにお師様が欲しい、欲しくてたまらない、だから、と続く。

条件を付けて聞き出す

スバルの返しは、五つ目のルールを聞かせてくれ、だった。そんな場合じゃない、と言われても引かない。

そして条件を出す。それを聞けたら命じてやる、安心しろ、お前が化け物になる前に、オレがお前に命じてやる。言葉は取れたが、口にした直後に本人が、ほら、目の色が変わった、と言う。

破り方が、殺さないほうへ倒れる

直後の一言が、さっきのアレ、嘘だ。条件は、聞き出すためだけの嘘だった。

そのうえで確認する。お前を助けていいんだな。シャウラが泣くから、お前には殺されてやらねえよ、必ず、助けてやる。約束を破って、殺さない側へ倒している。

▼ ネットの反応

#リゼロ、81話
スバルカッコよくなったなぁ。シャウラを助ける誓いは男前すぎた。ただ仲間全員無事なまま乗り越えるのは不可能に思えるほどの難易度で。死に戻り回数に制限はないのかもだが、スバルのメンタルの限界が先に…応援はしてるけど誰一人は無理なのかもしれない。シャウラも助けて欲しいが…

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やり直しの記録は、番号だけが飛んでいく

合図は、前の回と同じ台詞

やり直しの合図は決まっている。ベティの名前が呼べたってことは、うっかり記憶を落としてきてはいないみたいなのよ。続けて、ナツキくん、目が覚めたようだね。

第80話の冒頭とまったく同じ検査が、今回はループの開始音として鳴る。そこにカウントゼロ、という数え始めが重なる。

記録が、できないことで埋まっていく

一回目の記録はこうだった。レイドと暴食の戦いは止められない。乗っ取りの阻止も困難。ユリウスなら勝機はある。そしてナツキ・スバルは勝ち目がない。

二回目は早期決着を狙って失敗し、ベアトリスの奇襲は相性が悪いと分かる。七回目は、暴食は不利になれば逃走し、放置したレイドは必ず最終的にナツキ・スバルを殺しにやってくると記録される。

番号は、ゼロ、一、二、七、十、十一、十二、十五と飛ぶ

十回目はメィリィと塔の外へ出る手で、魔獣の狙いも大サソリの狙いも自分だと分かり、単体では守れないと結論が出る。

読み上げられる番号はゼロ、一、二、七、十、十一、十二、十五の八つで、飛んだぶんは一秒も映らない。三から六、八と九、十三と十四が丸ごと抜けていて、失敗の中身は語られないまま番号だけが進む。そして最後の十五にだけ、より先に誰かを死なせない、という一行が付く。ほかの番号が全部できなかったことの記録なのに、そこだけが目標の形をしている。

▼ ネットの反応

#リゼロ 81話 感想
シャウラの気持ち考えると辛いなああ
400年という途方もない時間待って2日だけだもんなあ ほんとに辛い
どうやってもシャウラ助からなそう
スバルが20回近くも死に戻りなんて相当な難易度の高さよ…
菜月昂の本があるのはなぜ?死に戻りする度に増えてる?
シャウラ死ぬなあああ

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同じ嘆きで始まり、同じ嘆きで終わる

冒頭の独白は、謝罪で終わっている

目を覚まして仲間の無事を確かめた直後、スバルは聞いてくれ、と切り出す。続くのが、俺なんかじゃなく、である。

もっと強くて、賢くて、たくましい俺だったならよかった、ごめん。回の最初に置かれているのが、この謝罪だった。誰に向けたものかは示されない。

ベアトリスの処方は、動くな、だった

十一回目のあと、震えを指摘される。震えているのよ、スバル。当然かしら、スバルはずっと頑張りすぎてるのよ。

続く指示が、ここでおとなしくしてるのよ、ベティが代わりに対処するかしら。足りない部分はベティたちが埋めるかしら、それがナツキ・スバル流なのよ、まで言い切る。何度もやり直してきた人への処方が、動くな、である。

自分の名前を、他人のように呼ぶ

受け入れられずに出るのが、お前は震えたりしないだろ、何かがあったはずだ、それがお前を変えたんだろ、ナツキ・スバル、という呼びかけである。

記憶を失った側が、記憶のあった自分を別人として呼んでいる。もし、俺の中に本当のお前がいるなら出てこいよ。俺は、俺じゃダメなんだよ。お前が必要なんだよ、と続く。

幕に残るのは、名前だけ

締めの一節が、なのに、なんで俺なんだ、臆病で、腰抜けの俺じゃ、みんなを助けてやれねえ。冒頭の謝罪と同じ内容が、今度は叫びになっている。

そのあと一分近く、台詞のない時間が続く。そこに置かれるのは、ナツキ・スバルという名を持つ一冊だけである。意味は何も説明されないまま幕が下りる。

▼ ネットの反応

81話目
シャウラの400年間の想いがたった2日で解消されるわけがない!
シャウラを助ける方法が気になる!
レイドがロイってことに意味があまり分かっていなかったけど、ロイに食べられてレイドが肉体を乗っ取ったという事が分かってスッキリした!
スバルの本が漢字表記が気になるところ。
#リゼロ

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アニ
五つ目を聞き出すために立てた約束を、スバル殿は自分で破ったでござる
ラン
でも破り方が「殺さない」ほうなの! 必ず助けてやる、って言い直したの!
キャロ
やり直しの記録は、ゼロ、一、二、七、十、十一、十二、十五と番号が飛びます。飛んだぶんは映りません。
アニ
幕に残るのは、ナツキ・スバルという名前だけでござるな

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