『ヘルモード 2nd Season』第23話「開放者」感想|手柄を譲った霊薬で、勇者を借りる

『ヘルモード 2nd Season』第23話「開放者」感想|手柄を譲った霊薬で、勇者を借りる バトル・アクション

『ヘルモード 2nd Season』第23話「開放者」で、アレンはエルフの霊薬を中央大陸の前線へ回しながら、それを自分の手柄だとは一度も名乗らない。勇者ヘルミオスに「なんで嘘をつくのさ」と言われても、エルフの女王からの礼だと言い通す。その霊薬が締めで、魔神を倒すために勇者を10日借りる元手に変わる。「僕ってエルフの霊薬1000個分なんだね」。名乗らなかった手柄が、いちばん大きな借りを引き出していた。

アニ
第23話の副題は「開放者」でござる
ラン
アレンくん、今回もすごい数と戦うのね!
キャロ
霊薬を渡しても、手柄はエルフの女王に譲っていました。
アニ
その譲った手柄が、勇者を借りる元手になる回でござる

手柄を譲った霊薬で、勇者を借りる

第23話でいちばん効いているのは戦闘の規模ではなく、中央大陸へ回したエルフの霊薬の扱い方です。アレンは霊薬を渡しながら、それが自分の力だとは最後まで認めません。その「認めなかった手柄」が、締めで勇者そのものを連れてきます。

▼ ネットの反応

#ヘルモード 23話
大軍を迎え撃つ廃ゲーマー
指揮化で上がったアレンの戦力も、死闘の先に待つのは勇者よりも強い魔神の存在
難攻不落を如何に攻略するか
使えるモノは勇者すら使う柔軟さと、”霊薬”による政治的根回しが活きる展開に、安易なチート譚に終わらぬ面白さを見る
やっぱり良い作品です

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「なんで嘘をつくのさ」と言われても、手柄を名乗らない

エリーを通じて中央大陸の勇者ヘルミオスと話す場面で、ヘルミオスは「前線の兵の体力と魔力が急に回復することがあったんだけど 何か知ってる」と聞いてきます。エリーの答えは「このエルフの霊薬を使っていたからです」。ヘルミオスはすぐに「でもそれ アレン君の力だよね」と見抜きますが、エリーは「いいえ エルフ秘蔵の霊薬です」と言い張ります。

ヘルミオスは「いやいや なんで嘘をつくのさ」「自分の功績だって言わないと」と食い下がり、「ギアムート帝国の皇帝は気前いいから 爵位とかくれるよ」「僕も公爵にしてもらえたし」とまで言います。それでもエリーは、霊薬を100個、後ほど1000個、10日後にローゼンヘイムが滅んでいなければさらに1000個と約束したうえで、「これはギアムート帝国の支援に対する エルフの女王からのお礼だそうです」と締めました。

「大きな借りを作った」と見抜いたのは、勇者本人

ヘルミオスの返事は「へえ これで帝国はローゼンヘイムに 大きな借りを作ったってわけだ」「相変わらずだね アレン君は」でした。爵位を断った理由を、勇者は一言で言い当てています。

手柄を自分の名で受け取れば、借りはアレン個人への礼で終わる。女王の名で渡せば、帝国がエルフの国に借りを負う。アレンが欲しかったのは爵位ではなく、国と国のあいだの貸し借りでした。

「諦めなよ」への答えが、勇者を借りること

同じ会話で、アレンはローゼンヘイム侵攻の総大将が魔神レーゼルだと伝え、弱点や倒し方を尋ねます。ヘルミオスの返事は厳しいものでした。「戦うの 多分殺されるよ」「今のアレン君の力じゃとても勝てない」「魔神って僕より強いし」。過去に2体ほど倒したことはあるが、自分のエクストラスキルは「魔神を狩るために エルメア様が授けてくれたもの」で、その戦いで旧友を何人も亡くした。そして「仲間を大事にしたいなら 倒すのは諦めなよ」。

締めで、その答えが出ます。アレンは女王に頼んで帝国に助っ人を求め、「帝国から勇者を借りたんだ」。仲間に驚かれると「勝つための手段は選ばない」「勇者は魔神を倒せるスキルを持ってる」「便利に使うべきだ」と言い切り、「それ本人の前で言う」と突っ込まれます。倒すのを諦めろと言った本人を、倒すための手段として連れてきたわけです。

▼ ネットの反応

#ヘルモード
23話見た!やっぱりアレンがチートすぎるw1人で100万の魔王軍倒したのかw
そして借り出される勇者wwまあでも勇者がいないとダークエルフの魔人には勝てないってことよな…次回最終話でやり合うだろうしどんなバトルが見れるのか楽しみだ!

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「僕ってエルフの霊薬1000個分なんだね」

女王は「まさか エルフの霊薬でこのような話になるとは」「ギアムート帝国に悪いことをしてしまったでしょうか」と気にし、アレンは「女王陛下にお願いした 先行投資のおかげです」と言います。ヘルミオス本人は「先輩遣いが荒いよね」とぼやき、「貸し出し期間10日だってさ」「僕ってエルフの霊薬1000個分なんだね」と自分の値段を口にしました。

霊薬の数は、最初から数えられるように置かれていました。100個、1000個、10日後にさらに1000個。10日という区切りは、霊薬の約束と勇者の貸し出し期間の両方に出てくる。先行投資という言い方どおり、渡した霊薬には最初から返ってくる日付がついていたように見えます。

前回は敵が名前をつけ、今回はアレンが名前から正体を割る

副題の「開放者」は、第22話で魔族がアレンを名指しした呼び名です。第23話ではその呼び名がもう一度敵の口から出る一方で、アレンのほうが敵の名前から正体を読み解きます。名前の向きが、前回と入れ替わっています。

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本日のアニメお気に入りシーン⑤
#ヘルモード

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「開放者」は、敵の口から先に出る

冒頭、世界樹のそばにいる魔神レーゼルは、偵察に来たエリーを見つけて「なぜ敗れたのかを考えていたが 原因はお前だな」「魔獣でも魔族でも精霊でもない」「お前はなんだ」と問い、そのまま「開放者の」と言い当てます。エリーは「いかにもです」と胸を張り、「世界を統べるお方のしもべですわ」と名乗って、アレンを困らせました。

レーゼルに「魔神ごときか」と笑われたエリーは本気で怒りますが、アレンのほうは冷静に、魔神が世界樹を離れる気がないことを確かめています。「まるでゲームのボスキャラだが」「こっちとしては都合がいい」。敵は名前を知っていて、アレンは居場所を知っている。どちらも相手のことを半分だけ握った状態から、この回は始まります。

▼ ネットの反応

さぁ〜(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)TOKYOMXで〜ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 第23話 「開放者」の〜始まりだ〜
#ヘルモード

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名前の長音から、魔神の出自を割る

女王への報告で、アレンは魔神の正体に切り込みます。「エルフの皆さんの名前には特徴がありますよね」「ソフィアローネ フォルマール ガトルーガ」「それにローゼン」「みんな長音が入っています」「魔神の名はレーゼル」「外見は魔族に近かったけど」「長い耳にソフィーと同じ銀髪でした」。

女王側は「まさか ハイエルフ」と言いかけて「記憶にない」と打ち消し、アレンは「では ダークエルフならどうでしょう」と続けます。千年以上前にローゼンヘイムを追放されたダークエルフは、今も国外で里を作って暮らしていて、「現在の王はオルバース」「先代もレーゼルという名ではなかったかと」。アレンは「この戦争はエルフへの復讐」「なら 魔王軍がそれに手を貸してるってことになるか」と筋を立てます。

名前の音の並びから種族を当てにいくのは、いかにもゲームを遊び込んだ人の読み方です。キャラクターの名付けに法則がある、という前提で世界を見ている。前回は敵が「黒髪」「開放者」とアレンに名前をつけていましたが、今回はアレンが敵の名前を読み解く側に回りました。

答え合わせは、敵同士の会話で視聴者にだけ届く

アレンの推理は、この回の中では誰にも確かめられません。答えが出るのは締めの敵同士の会話です。道化のような姿の使いが現れ、レーゼルに「同胞らはどうしている」と聞かれると、「故郷を追われた恨みってのは根深いね」「実力もないくせに魔王軍と合流して エルフを倒せって息まく長老たちを 王様が抑え込んでるよ」と答える。さらに「誰が君に魔神の力を授けたのか忘れてないようだね」。

▼ ネットの反応

森久保ニキ! #hellmode #ヘルモード

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故郷を追われた同胞、長老と王。アレンが名前の音から立てた筋が、敵の側の会話でそのまま裏づけられる。前回、魔族の会話でルキドラール大将軍の腕のことが裏づけられたのと同じ形で、この作品は答えを敵の口から視聴者にだけ渡します。

もう一つ目を引くのは、敵同士の目的のずれです。レーゼルは「我には世界樹さえあればよい」と言い、使いのほうは「僕らはエルフをきちんと滅ぼしてほしいわけ」「あんなでかいだけのくたびれた木」と切り捨てる。魔神は木のために戦い、魔王軍は国を滅ぼすために魔神を使っている。「魔王軍700万を壊滅させた開放者が 君を殺しにやってくるけど大丈夫なの」に、レーゼルは「無論」とだけ返しました。

▼ ネットの反応

【#ヘルモード 第23話】
アレンの快進撃で要塞も取り戻した
途中ヘルミオスから魔神の話がでたね
勇者より強いって
魔王と勇者が職業ランクどちらも★5だったのは初期の設定ミスだよね
魔法の部下の魔神が勇者のカンストより強かったら魔王と格差あり過ぎる

アレンは勇者呼び出してヘルミオスの力借りて魔神を倒す算段
ダークエルフとエルフには因縁がありそうだし、
最後のセリフからして魔神になったダークエルフも魔王側に騙されてそうな感じ
なんでそう思うかって?
同胞の身を案じるセリフ吐いてる敵方は大体騙されてるのが物語のセオリー……

#アニメ感想 #アニメ好きと繋がりたい

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新スキル「指揮化」と、両陣営の交代制

この回のもう一つの見どころは、戦い方の更新です。アレンは新しいスキルで召喚獣を軍隊に変え、敵は前の負けを踏まえて攻め方を変えてきます。

召喚獣が将軍になる

アレンの新スキルは「指揮化」。指揮化した召喚獣自身の説明では「将軍となった召喚獣が兵を操り 軍隊となる能力なのだよ」で、口調まで将軍らしくなっています。アレンは「海上で100万の軍勢と対決だ」「一体も漏らさずここで殲滅する」と宣言し、「指揮化状態だと ノーマルの特技でAランクを一撃か」と手応えを数えました。

召喚獣の数を増やす話ではなく、一体の召喚獣に兵を率いさせる話になっているのが面白いところです。アレン一人の戦いが、指揮系統を持つ戦争に変わった。ヘルミオスが「たった20日で200万の軍勢を倒した」と驚くのも無理はありません。

▼ ネットの反応

クッソスピード感あるなほんとww #hellmode #ヘルモード

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敵は「黒髪」を狙い、交代で削りにくる

海上の戦いで、敵の側から「あれは黒髪」「黒髪を殺すのだ」という声が上がり、アレンは「とうとう俺の存在に気づいたか」と受けます。やがて違和感に気づく。「疲れ知らずの召喚獣と違って 魔獣は休息がいるはずだ」「なのに変わらず襲ってくる」「この軍勢の狙いはネストじゃなく 廃ゲーマーだったんだな」「交代制を敷いて こちらの体力を奪う作戦か」。

休むかと聞かれたアレンは「いや このまま戦う」「上等だ こっちも殲滅戦の覚悟だ」と言い、「ゲーマーなめんなよ」と叫びます。戻ってきたときの言い分が「グリフの上で寝てきたから大丈夫だよ」なのも、いかにも廃ゲーマーらしい休み方でした。

要塞でも、同じ交代制がこちらの手になる

ラポルカ要塞の側では、敵が包囲戦と深夜の攻撃を仕掛けてきます。「ラポルカの周囲は山脈で囲まれている」「切り立った山を越えるなど不可能だ」と言う将に、召喚獣の側は「翼を持つ魔獣を筆頭に すでに登り始めていますです」と返す。対するエルフ軍には「8時間ごとの3交代シフト」が導入され、召喚獣の覚醒スキルで魔力の回復も早められます。

海上では敵がアレンに交代制を仕掛け、要塞ではエルフ軍が交代制で夜襲をしのぐ。同じ手が、同じ回の中で両方の陣営に置かれています。どちらの側も、休まないことではなく、休み方を設計することで戦っていました。

13日目の勝利を、数字で数える

この作品は、戦況をいつも数字で見せます。第23話は、その数字がとくに多い回でした。

400万と100万を、分けて受け持つ

女王との会議で、魔王軍の正規兵は100万程度まで減らせたが「予備兵400万は依然無傷のまま」だと確認されます。アレンの計画は「ラポルカ要塞に押し寄せる400万は 私の仲間と召喚獣で対処」「海を渡ってくる予備兵は 私一人で殲滅します」。女王側の「100万の軍勢をお一人で」という驚きに、召喚獣の側が「アレン様には我々召喚獣がついておりますです」と答えました。

戻ってきたアレンに、仲間は「全部やっつけた」と聞き、アレンは「まあね」。「やっぱとんでもねえな お前は」と言われるまでが一続きです。

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1人で100万!? #hellmode #ヘルモード

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霊薬は1日2000個、犠牲は1万人

要塞の攻防戦は、始まって5日で「1日に使うエルフの霊薬は2000個を超え」「倒した魔族は150万体に達した」。それでも途切れない総攻撃にエルフ軍は疲弊し、「犠牲者は1万人を超えた」。アレンが戻ったとき、敵はまだ250万で「こちらの10倍近くが健在だ」という状況でした。

帝国へ回した霊薬は100個、1000個、さらに1000個。要塞で使うのは1日2000個以上。中央大陸へ送った数より、ここで一日に消える数のほうが多い。それでも霊薬を外へ回したのは、10日で返ってくる借りのほうが大きいと読んでいたからでしょう。そして8日後、防衛戦の開始から13日目に、エルフ軍と廃ゲーマーは魔王軍の殲滅に成功します。

精霊王は、まだ寝ている

勝利のあとでアレンがこぼすのは、「この精霊王は」「エルフをかわいい子だとか言ってたくせに」「半月以上寝っぱなしかよ」。前回、精霊神になったと告げて眠りについた精霊王は、13日間の防衛戦のあいだも起きてきませんでした。

神様が寝ているあいだに、人と召喚獣と霊薬で国を守りきった。この回の勝利には、奇跡の出番がない。「我々には奇跡が味方している」という声に「そう思うか」と返す場面もありましたが、実際に積み上がっていたのは交代制と霊薬の数でした。

ドゴラに残した言葉

ネストへ向かう前、アレンはドゴラを呼び止めて「お前のエクストラスキルは 発動できれば俺たちの切り札になる」と言います。「スキル名からして 魔力を全消費して相手を叩く 一撃必殺の技だと思うんだ」「セシルのプチメテオを超えるぐらいの」。

ドゴラは「俺はエクストラスキルが使えないし 強くもない」と引きますが、アレンは「頼りにしてるんだぜ」「お前は勇者とも渡り合っただろうが」と返し、「通常攻撃でもドゴラは優秀なんだ」と続けました。数字で戦況を見るアレンが、仲間を励ますときにも数字を見せているのがアレンらしいところです。

まとめ:名乗らない手柄と、読み取られる名前

第23話は、名前と手柄をめぐる回でした。敵はアレンを「開放者」と呼び、アレンは敵の名前の音から出自を割り、霊薬の手柄は女王の名前で渡されます。

▼ ネットの反応

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◤#ヘルモード 2nd Season⚔◢
第23話「開放者」
放送開始です
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名前を渡す側と、名前を受け取る側

手柄を自分の名前で受け取らなかったから、帝国はエルフの国に借りを負い、その借りで勇者が来た。敵の名前を自分の読み方で読んだから、魔神の出自に手が届いた。アレンは、名前を受け取るより、名前をどこに置くかで戦っている。ヘルミオスの「相変わらずだね アレン君は」は、そのやり方を知っている人の言葉でした。

この先の見どころ(予想)

ここからは予想です。勇者の貸し出し期間は10日。首都フォルテニアでは、世界樹さえあればよいと言う魔神が待っています。ヘルミオスの「仲間を大事にしたいなら」という警告を、アレンが勇者本人と一緒にどう越えるのかが焦点になりそうです。魔王軍とレーゼルの目的のずれが、どこかで効いてくるのかにも注目したいと思います。

アニ
手柄を名乗らない霊薬が、勇者を連れてきたでござる
ラン
勇者さん、霊薬1000個分なのね!
キャロ
魔神の正体も、少しずつ見えてきました。
アニ
首都を取り戻す戦いが楽しみでござるな

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