『天は赤い河のほとり』 第6話 ハットゥサ帰還と迫りくる影

『天は赤い河のほとり』 第6話 ハットゥサ帰還と迫りくる影 恋愛

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第6話のサブタイトルは「好きになってはいけないひと」。アリンナから都へ戻ったユーリを待っていたのは、ナキアが言い出した宴だった。ところが標的にされたのは、装いを笑われたユーリではなく、カイルの腹心である弟のザナンザのほうで、仕掛けはエジプトからの極上のワイン。しかも二人が逃げた南の先では、ミタンニの軍がすでに動きはじめていた。

アニ
ハットゥサに帰還したみたいだわね!やっと落ち着けるかなと思いきや、今度は宴の席に影が忍び寄るって…!気になる回だわね!
ラン
そうなんだ!ザナンザ様が出てきたら、きっと心強い味方になってくれるはず!カイル王子の弟さんだもんね!
キャロ
うんうん。しかしご内室同伴を言い出したのがナキア皇妃だというのは、何かとんでもない企みがあるのかもしれませんね。
アニ
そうよね!一体どんなことが待ち受けているのか、期待と不安でいっぱいだわね!さあ、記事を読んで真相を探ろう!

都に戻っても、剣を置かない

「これしかないから」

第6話は、紀元前十四世紀のヒッタイト帝国の首都という説明から入り、そのまま稽古の場面につながる。「そこまでだ」「ザナンザ相手に、そこまで剣を使えれば十分だよ」と声がかかり、女官たちが「ユーリ様ってば上達が早くて、もう私たちではお相手できません」と音を上げる。

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第6話
「好きになってはいけないひと」

#アニメ天河

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褒められた本人の答えが今回の背骨だった。「だって、私がカイル王子のそばにいるためには、これしかないから」。サブタイトルどおり、この回のユーリは好きになってはいけない相手のそばに居続けるための理由を、自分で作り続けている。

剣が強くなることと、想いを諦めないことが同じ動作になっているのがうまい。側室という立場は表向きで、いずれ正妃が来ると本人も分かっている。分かったうえで振っている剣なので、上達の速さがそのまま焦りの速さに見えてしまう。

第四王子ザナンザという人

稽古を見ていたザナンザが漏らすのが「兄上がなぜあの娘に惹かれるか、分かったような気がします」「何にでも一生懸命で可愛い」。カイルと共に育った腹心の弟で、二人そろって双璧と呼ばれる存在だと紹介されている。

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天は赤い河のほとり第6話✨
アリンナでカシュガ族を討伐したユーリとカイルは、ハディたちを女官として迎え入れハットゥサに帰還✋
そこでカイルは、第4皇子・ザナンザと再会する
彼はカイルにとって、幼いころから一緒に育った腹心の弟であり、2人は『ヒッタイトの双璧』と言われる存在だった☀️

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そこへ知らせが入る。皇帝が久しぶりにそろった王子たちのために今晩宴を開く、その際はそれぞれ内室を連れてくるように、というものだった。「イシュタルを見たいので、ユーリ様には是非にと、陛下のお言葉です」と続く。そして最後に一言、「ご内室同伴を言い出したのは、ナキア王妃です」

この順番の置き方がいい。皇帝の招きという形をとりながら、発案者だけが最後に明かされる。カイルの「王妃め、また何か企んでいるのか」という反応が正しいのだが、警戒する先を全員が読み違えることになる。

宴の入り口で起きたこと

「てっきり殿下の小姓かと」

会場に着いた時点で、ユーリは「私、やっぱり場違いじゃ」と縮こまっている。貴婦人たちの「あれがカイル様の」「何よあれ」「まるっきり男の子みたいじゃない」という囁きが刺さる。ここまではよくある居心地の悪さだった。

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天は赤い河のほとり 6話

ユーリちゃんは男の子っぽいって周りに言われる。ナキア王妃の言うことは尤もである。
着飾られたユーリちゃんがとても美人!! 似合ってる!!
ナキア王妃の企みはワインから。カイル王子の弟が洗脳されてしもうた! 三角関係ぃぃ!! #アニメ天河

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そこへナキアが出てきて、「この入り口はお前の入れる所ではない。お下がり」と止める。カイルが「ここは王家の者の入り口。私の妃であるこの者も通れるはず」と返すと、「そんな身なりなので、てっきり殿下の小姓かと」。続けて「イシュタルだかなんだか知らぬが、なんとわきまえぬ姿よ」「カイル王子ともあろう方が、側室の衣装も揃えられぬとは」と畳みかける。

ユーリが「王子はちゃんと揃えてくれたよ。私が好きでこの服を」と庇うと、「お黙り。お前の問題ではない。皇帝陛下の宴に側室をそんな姿で連れてくる王子の品位を問うている」と切り返される。嫌みの矛先が最初から本人ではなくカイルの評判に向いているのが厄介で、反論すればするほど場が悪くなる作りになっていた。そのうえでカイルが「気にすることはない。お前はお前らしくしていればいい」と言い切るのが、この人らしい。

「イシュタルは夜明けを待っておりますので」

実際には、こうなることを見越して衣装が用意されていた。「ユーリ様ご安心ください。こんなこともあろうかと用意しております」と連れ出され、会場ではカイルが「イシュタルは夜明けを待っておりますので、しばらくお待ちを」と時間を稼ぐ。待たされた側が焦れるほど、登場が効くようにできている。

▼ ネットの反応

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『#天は赤い河のほとり』
日本テレビにて第6話

⠀⠀⠀ 放送開始
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本人は「やっぱりこんな服恥ずかしいわ」と出たがらず、「ほら諦めて出ておいで」と引っ張り出される。反応が「これは見違えた」「そういえばイシュタルは美と豊穣の女神でもあったな」「本当にこれほどの姫をお望みだったとは」で、入り口で小姓呼ばわりした側の主張がその場で崩される。

ネットの反応でもここは評判が良く、着飾ったユーリを褒める声が並んでいた。ただ、この作品はきれいな場面をきれいなまま終わらせない。笑い者にされかけた側が拍手される流れになったぶん、本当の仕掛けが別のところで進んでいることに誰も気づけなくなる。

母に似ている、という言葉

ザナンザが語る生い立ち

宴の隅で、ザナンザがユーリに声をかける。疲れたかと聞かれて「こんな華やかな席初めてだし、王妃のことも気になっちゃって」と答えると、返ってきたのが「さっきあなたを見て驚いた。あなたは私の母上に似ている」だった。

▼ ネットの反応

天は赤い河のほとり 6話
#tenkawa_anime #アニメ天河 #ntv

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生い立ちが語られる。母は体が弱く、幼い頃に亡くなった。その後前王妃ヒンティが自分を引き取り、兄と分け隔てなく育ててくれたという。そして「私が覚えている母は小柄で細やかで、少女のような人だった」「ちょうどあなたのような」と結ばれる。

ここが今回いちばん怖い場面だと思う。この時点では、亡くした母を懐かしむだけの穏やかな昔話にしか見えない。けれど後半で起きることを知ってから読み直すと、この人がユーリに向ける感情の下地が、本人の口から丁寧に説明されていたことになる。仕掛ける側は、この会話を聞いていなくても勝てる材料をすでに持っていた。

エジプトからの極上品

そのあとザナンザにワインが勧められる。運んだ者が「王妃様、差し上げてまいりました」と報告し、ナキアが「ご苦労」と受ける。説明されていたのは「エジプトからの極上品」で、ぜひ召し上がっていただきたかった、という言い方だった。

▼ ネットの反応

日本テレビ「天は赤い河のほとり」
第6話 好きになってはいけないひと

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一方のユーリは部屋に戻り、「もうこんなひらひらした服嫌。すぐに着替える」と衣装を脱ぎたがっている。湯殿の支度を申し出る相手に「一人で入れるよ」と断り、そのあとに漏らすのが「それにしても、ちょっと気が抜けちゃったな。今夜は王妃が何か仕掛けてくると思ったのに」

警戒していた本人が、警戒を解いた瞬間にこれを言う。しかも仕掛けはとっくに済んでいて、残っているのは効くのを待つ時間だけだった。嫌がらせのほうが目くらましで、本命は入り口の口喧嘩ではなく一杯のワインだったという構成が意地悪くて良かった。

「兄上、この娘を私に譲ってくれ」

別人になった弟

現れたザナンザの様子がおかしい。カイルの「これはどういうことだ」に対して、「兄上、この娘を私に譲ってくれ」。正妃ならともかく側室を譲ることなど、と返されても「珍しくないだろう」と食い下がる。

▼ ネットの反応

カヨルお疲れ様でした!
『天は赤い河のほとり』第6話「好きになってはいけないひと」
無事にハットゥサに帰還するも、
今度はザナンザ皇子にナキアの魔の手が!
とんでもない洗脳力で笑っちゃうし、
目が真っ赤になるところ面白かった~
ミタンニも攻めてきて色々大ピンチ過ぎる!
#アニメ天河

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「ザナンザ王子は何者かに操られて」という進言に、カイルは「のようだな」とだけ答える。そして事態が跳ねる。「私のものにならないのなら、この場でユーリを殺す」。止めに入ろうとしたキックリを「待て、キックリ。ザナンザは本気だ」と制するしかなくなった。ネットの反応でも、目の色まで変わる見せ方に触れる声が出ていた。

ユーリのほうは「この時と似てる」と過去の出来事を思い出しかけている。以前にも操られた人物を見ているので、彼女だけが状況の名前を知っていることになる。この気づきが後半の荒っぽい解決につながるので、一瞬の独り言のようでいて実はいちばん重要な台詞だった。

「お前がどう治めるか、見せてもらおうか」

ザナンザは城門を開けさせて外へ出る。向かった方角を問われた衛兵の答えが「まっすぐ南の方へ」で、カイルが顔色を変える。この時点では、単なる逃亡先ではないことが視聴者には分からない。

▼ ネットの反応

#アニメ天河 6話
ユーリはカイルと剣の稽古をしてた。ユーリの服装が今回めっちゃ可愛かったw
事件は起きてしまいナキアによってザナンザが操られてしまいユーリを奪ってしまった
ザナンザが連れて行かれユーリは前のティトみたいにザナンザを正気に戻した!ミタンニの奴等許せぬ…!

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皇帝の詰問が厳しい。「ミタンニ戦も近いというのに、軍を率いるお前たちが女の奪い合いとは」と叱られ、ナキアがすかさず「弟と側室ごときを管理できない方に、今後祭り事や戦事をお任せできるのでしょうか?」と乗せる。それでもカイルは追跡の許可を願い出て、「そちらも怠りませんので、どうか」と押し通す。

許可の出し方が「お前がどう治めるか、見せてもらおうか」なのが厳しかった。弟を助けに行くという私的な動機が、そのまま帝位にふさわしいかどうかの試験に変換されている。ナキアの狙いは誘拐そのものではなく、この状況を作って評価を落とすことだったのだと分かる。

南へ、国境の国へ

「ずっと兄上が羨ましかった」

連れ去られたユーリは「お願い、戻ろうよ」と説得を続けるが、進む先はミタンニとの国境の国キッズワトナだった。国の外へ出てしまえば取り返しがつかない。

▼ ネットの反応

第6話は、かなり切ない展開に。是非ご覧下さい!!
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そこで出てくるのが本音だった。「私はずっと兄上が羨ましかった」「優しい母君と、約束された将来と、誰をも惹きつける兄上の性格が、ずっと妬ましかったんだ」。続けて「誰よりも大切に愛しむから、私のものになる」と迫られる。

操られているから出た言葉ではなく、ずっとあったものを引きずり出されただけだというのがつらい。宴の席で母の話をしていた人と同じ口が言っているので、どこまでが薬の作用でどこからが本心なのか、見ている側にも切り分けられなくなる。切ない展開だという感想が並んでいたのも分かる。

正気に戻す方法

そこへ土地の連中が絡んでくる。「兄ちゃん、彼女を嫌がってるみてえじゃねえか」「俺たちが可愛がってやるから置いてきな」と、状況がさらに悪くなる。ユーリが漏らすのが「本当なら、やられる人じゃないのに」「どうしたら正気に」だった。

▼ ネットの反応

天は赤い河のほとり第6話見たザナンザの剣の手解きを受けたユーリは剣の上達も上がりしかし皇妃の罠にかかってしまったザナンザはカイルからユーリ奪って逃走してしまったユーリはティトが操られているときと同じだと思いザナンザに一発入れる正気を取り戻したがザナンザとカイルとの関係皇妃の企みそしてユーリの運命はどうなるかなこのアニメ面白いな来週も続きが楽しみです
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答えが荒っぽい。殴られたザナンザが「なんてことするんだ、ユーリ! 私を殺すつもりか!」と叫び、そこで目が戻る。「元に戻った?」「覚えてる」と確かめ合い、「すまない、ユーリ!」「わびは後でゆっくり!」と切り替えて剣を取る。

ネットの反応では、以前ティトが操られた時と同じだと気づいたのだ、という読みが複数の人から挙がっていた。理屈で解いたのではなく、見たことのある症状に見たことのある処置をしただけ、という乱暴さがこの主人公らしい。謝罪を後回しにして戦いに入るザナンザの切り替えも早くて、腹心と呼ばれる人の地力がここで出た。

剣の腕、どれほど上達したか

「死ねない!」

ザナンザがユーリに投げるのが「剣の腕、どれほど上達したか見せてもらおう!」。冒頭の稽古がここで回収される。褒められて照れていた腕前が、そのまま実戦に放り込まれた。

▼ ネットの反応

#アニメ天河 6話

ヴィンランド・サガの主人公でも上達に時間かかるもんだったけどこの天河は色々ぶっ飛んでて上達が人超えてるんじゃないかこれ

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戦いながらユーリが言うのが「カイル王子の役に立ちたくて覚えたんだ」、そして「この町が襲われたことを王子に知らせるまで、死ねない!」。つまりこの時点で、彼女は自分の身の危険ではなく町が襲われているという情報のほうを優先している。

ネットの反応には上達が早すぎるという声もあったが、第1話からの流れを追っていれば、この子が習い事として剣を握っていないことは分かる。そばにいるための手段として始めたものが、知らせを届けるための手段に変わった一瞬だった。

歩兵五千、戦車五百

逃げ遅れた相手を捕まえての尋問が始まる。「今ここに進軍しているミタンニの兵力はどのくらいだ?」と迫り、「誰が言うか」と粘る相手に「鼻がなくなったら、女にモテなくなるぞ」と脅す。

▼ ネットの反応

@hirokinanami773 はい、第6話拝見するのを楽しみにしています!!
#天は赤い河のほとり
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引き出された数字が歩兵が五千、戦車が五百。続けて総大将を問われて出てきたのが「司令官は、黒太子様だ」だった。つまり、ザナンザが操られて南へ走ったこと自体が、結果として侵攻を早く掴む形になっている。

王宮では女の奪い合いと叱られていた事件が、その日のうちに国境の情報収集に化けているのが皮肉だった。しかもそれを持ち帰れるのは、誘拐された側とその犯人という二人だけになっている。

「好きになってはいけないひと」まとめと考察

血の黒太子という名前

名前が明かされる。「名前はマッティワザ」。戦い方は冷酷無比で、女子供でも容赦なく斬り殺し、戦車の轍は血の川をなすという。ついた呼び名が「血の黒太子」だった。

▼ ネットの反応

『#天は赤い河のほとり』第6話、王妃の陰謀再び。今度はカイル皇子と仲違いさせる為ザナンザ皇子を操りユーリを誘拐。ユーリの荒療治で何とか正気を取り戻したけどミタンニの襲撃が!軍を率いてるのは「血の黒太子」マッティワザ。黒太子といえばエドワードかスカールだけど彼も強そうね。#アニメ天河

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受け取り方が的確で、「ミタンニ切っての武将だ」「それを初戦から出してくるとは」「ミタンニは本気だな」と続く。そして「このままキッズワトナが落ちれば、ミタンニに攻め込まれる」で幕が下りる。宴の失敗も弟の暴走も、この一文の前ではすべて前置きになってしまった。

第5話で皇帝が年内の決戦を予告していたのを思うと、予定より早く、しかも最悪の顔ぶれで来たことになる。国境の国が落ちるかどうかという話に切り替わった以上、次はカイルが軍を率いる側の話になるはずで、追跡の許可を「どう治めるか見せてもらおうか」と出された意味も、そこで問われることになる。

嫌がらせが囮だった回

改めて見ると、今回のナキアは一度も直接ユーリを狙っていない。入り口での嫌がらせは公開の場でカイルの品位を落とすためのもので、本命は宴の席で回された一杯だった。しかも狙われたのは、いちばん近くにいていちばん疑われない人物である。

▼ ネットの反応

演出2
作監2

制作協力 DONGWOO A&E

天は赤い河のほとり 6話
#tenkawa_anime #アニメ天河 #ntv

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そのうえで効いてくるのが、ザナンザ本人の生い立ちだった。亡くした母に似ている、という言葉を先に置いておいたおかげで、操られた彼が向かった先が偶然ではなく必然に見える。妬ましかったという告白も、薬が作ったものではなく、薬が蓋を外しただけだと分かるように組まれていた。

サブタイトルは表向きユーリの片想いを指しているが、終わってみると、この回で好きになってはいけない相手を抱えていたのは彼女だけではなかったことになる。そばにいるために剣を握る少女と、兄への羨望を飲み込んで腹心をやってきた弟が、同じ夜に同じ理由で足をすくわれた。そこへミタンニの本気が重なるのだから、王宮の内側の話がそのまま国の存亡の話につながっていく組み立てになっている。帰還の回でありながら、落ち着ける場所などどこにもないと突きつけてくる一本だった。


アニ
ザナンザ皇子を落とした一杯、恐ろしいほど効いていたのね…。宴の席で渡されただけなのに…!
ラン
そうなの!まるで別人のようになっちゃってたし!でもね、羨ましかったっていう言葉のほうは、本当のことだったと思うの!
キャロ
うんうん。ナキア皇妃の策略はまだまだ深そうですね。そして最後に出てきたミタンニの総大将の名も、これから重い意味を持ちそうです。
アニ
そうよね!ユーリちゃんの剣がこんな形で役に立つとは思わなかったわね!次がどうなるのか、ますます気になってきたわね!

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