『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音

『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音 学園

この記事の作品:

『彼女の友達』第3話は、前回のすれ違いを乗り越えたタケルとカオリが、ようやく恋人らしい時間を過ごす回だった。けれど翌日、大雨で午後の授業が中止になった帰り道、トモコがタケルの家までついてくる。もっと好きになりたいというカオリの想い、本気だったらいいのかというトモコの問い、そして嘘つきはお互い様という一言まで、第3話を振り返っていく。

アニ
彼女の友達第3話でござる
ラン
カオリの手料理回だよ!
キャロ
トモコさんの動きも気になりますね。
アニ
タケルの本音に注目でござる

第3話 カオリと過ごす夜

『彼女の友達』第3話は、すれ違いを乗り越えたタケルとカオリが、ようやく恋人らしい時間を過ごす回だった。苦手な料理に笑顔で挑むカオリと、その姿に改めて惹かれていくタケル。けれど翌日、大雨で学校が早く終わった帰り道に、トモコがタケルの家までついてくる。甘い夜と、本音をぶつけ合う雨の日。二つの夜を、場面ごとに振り返っていく。

ポンコツでも笑顔で

タケルの家の台所で、カオリは慣れない料理に挑戦していた。まだ野菜が切れていないのに鍋は煮立ち、火を弱めたらいいんじゃないかと言われて慌てて調整する。大根は皮をむく前に切ってしまい、代わりにタケルがむくことになる。それでもカオリは、くじけそうになる自分に「笑顔があれば何でもできる」と言い聞かせ、スマイルを忘れない。

いただきますの後、おそるおそる味をたずねるカオリに、タケルは「うん、とっても美味しいよ」と答える。ところが今度は、炊飯器のスイッチを入れ忘れていたことが発覚。「ポンコツな彼女で」ごめんねと謝るカオリに、タケルは「スマイルでしょ」と返し、ご飯は明日でいいから、せっかく作ってくれたんだから食べようと笑いかける。失敗を責めずに、彼女の口ぐせで励ますタケルの優しさが、なんとも温かい場面だった。

カオリのポンコツぶりは、これまでも天然な言動として描かれてきたが、この回の料理の場面ではそれが彼女の一番の魅力として映る。失敗しても落ち込みすぎず、笑顔で立て直そうとする前向きさ。上手にできることよりも、苦手なことに一生懸命向き合う姿の方が、ずっと人の心を動かすのだと感じさせてくれた。完璧ではない彼女だからこそ愛おしい。タケルがそう思えたことが、この夜の出来事につながっていく。

▼ ネットの反応

彼女の友達の第3話✨
仲直りのしるしにとタケルの家に上がるカオリ✋
苦手な料理にも笑顔で頑張って取り組む彼女を温かく励ますタケルに、感情が抑えきれずに抱き着くカオリ
また引かれたと思いその場を離れるカオリを抱き寄せ、タケルは彼女にキスをする❗️

『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像1
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像2

元のツイートを見る

もっと好きになりたい

苦手なことでも笑顔で頑張るカオリさんだから僕は。そう言いかけたタケルの言葉に、カオリの気持ちはあふれ出す。そんなに優しくされたら、またタケル君に引かれるようなことを言ってしまう。それでも、「私タケル君のこともっともっと好きになりたい」。第2話で、自分だけが盛り上がってしまったと泣いて走り去ったカオリが、今度は正直に気持ちを言葉にしたのが印象的だった。

ごめん、また自分だけ盛り上がってと身を引こうとしたカオリを、今度はタケルの方が引き留める。そして彼女を抱き寄せ、キスをする。前回はぎこちない反応でカオリを傷つけてしまったタケルが、自分から一歩を踏み出した瞬間だった。「好きです」と告げるタケルに、「私もタケル君が大好きだよ」と応えるカオリ。中学のころからタケルを想い続けてきた彼女にとって、ようやく報われた夜だったのだろう。

この場面がよかったのは、二人の関係が一方通行ではなくなったことがはっきり描かれていたからだ。これまでのタケルは、カオリの好意を受け止めきれず、どこか流されるように付き合っているようにも見えていた。けれどこの夜のタケルは、自分の言葉でカオリへの気持ちを伝えている。ポンコツでも笑顔で頑張る彼女を、心から好きだと思えたからこその告白だった。

大雨の日の訪問者

雰囲気が変わった二人

翌朝の学校では、トモコを慕う後輩が、あれ見ましたかと声をかけてくる。後輩の目に映ったのは、「昨日までとはまるで雰囲気が違うバカップル」になったタケルとカオリの姿だった。日高先輩のことはずっと奥手だと思っていたのにと、男なんてうざいと毒づく後輩。トモコがその話をどんな思いで聞いていたのかは描かれないが、親友とその彼氏の距離が縮まったことは、誰の目にも明らかだった。

そこへ担任から、大雨警報が出たので午後の授業は中止にするという知らせが入る。カオリは、さっきママから連絡があって今日は帰ってこいと言われたとタケルに謝る。僕のことは大丈夫だから、それよりこの雨だし今日は家まで送るよと言うタケルに、「タケル君優しい」、好きと甘えるカオリ。じゃあ私もさっさと帰るわと二人に手を振るトモコの姿が、このときはまだ何気ないものに見えていた。

恋人として一歩前に進んだ二人の姿は、周りから見てもはっきりわかるほどだった。けれど、その幸せそうな様子がトモコの目にどう映ったのかを考えると、この朝の何気ない会話も少し違って見えてくる。親友の幸せと、その彼氏への執着。トモコの胸の内は、この時点ではまだ誰にも見えていない。

▼ ネットの反応

彼女の友達 3話のぽにて
#カノトモアニメ #彼女の友達 #ポニーテール #ポニテ #Pferdeschwanz

『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像3
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像4
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像5
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像6

元のツイートを見る

家にはあげません

カオリを送り届けて家に着いたタケルの後を、トモコがつけてきていた。ここが日高くんの家なんだと興味深そうに見回すトモコに、タケルはきっぱりと告げる。「帰ってください 吉岡さん」。「後をつけてきても家にはあげません」。帰れと言うならこのまま帰るからと引き下がるそぶりを見せるトモコだが、大雨の中で彼女をそのまま追い返すことは、タケルにはできなかった。

とにかくおとなしくしていてくださいと念を押し、「浮気は絶対しませんから」、僕はもうカオリさんと、と言いかけるタケル。その言葉をさえぎるように、トモコは問いかける。浮気じゃなければいいのか、「本気だったらいいのかな」。これまで浮気をしてほしいと迫り続けてきたトモコが、ここで初めて本気という言葉を口にした。からかいの延長なのか、それとも本心なのか。その一言で、タケルとトモコの関係は大きく揺らぎ始める。

本当の気持ち

これが私の本当の気持ち、「私は正直に言ったよ」。だから教えてよ、日高くんの「本当の気持ち」。答えを迫られたタケルは、ついに胸の内を明かす。「僕も吉岡さんが好きでした」。綺麗で、学校で一番目立っていて、運動もできて、水泳部のエース。「自分には手の届かない高嶺の花だろうって」思っていた、と。

けれどそれは過去の話で、今はカオリさんのことを本当に。全部正直に言いましたと話を打ち切ろうとするタケルを、トモコは逃がさない。タケルがかつてトモコに憧れていたという事実は、この物語の見え方を大きく変えるものだった。過去の憧れと、今の恋人への想い。その二つの間で揺れるタケルの弱さが、トモコの言葉によってあらわになっていく。

嘘つきはお互い様

やがてタケルは、トモコがこれまで口にしてきた話の中に嘘があったことを知る。どうして、なんで僕なんかにそこまでと問うタケルに、トモコははぐらかすように、親友の彼氏だからこそだという答えを返すだけだった。「もう吉岡さんの言うことは信用しません」と言い切るタケルに、トモコは笑って返す。「嘘つきはお互い様でしょ 日高くん」。

この一言は、とても鋭い。カオリと付き合いながら、かつてトモコに憧れていたことを隠していたタケル。第2話では、トモコと一緒にいた理由をカオリにごまかしてもいた。嘘をついているのはトモコだけではないという指摘は、タケル自身が一番目をそらしたかったことなのかもしれない。

届かないメッセージ

その夜、カオリはタケルからの返事を待っていた。「寝るの早いよ タケル君」。早く会いたい、会いたい。「大雨じゃなかったら 今頃」またタケル君と、とつぶやくカオリは、同じ雨の夜にタケルの家で何が起きていたのかを知らない。前の晩に通じ合った想いと、届かないメッセージ。その落差が、この回のラストをいっそう切なくしていた。

大雨という偶然が、カオリとタケルを引き離し、トモコとタケルを同じ家に閉じ込めた。もし雨が降らなければ、カオリはタケルの隣にいたはずだった。たった一日の天気が三人の運命を分けてしまう皮肉さが、この作品の背徳的な面白さをよく表している。何も知らずに会いたいと願うカオリの姿に、見ている側はただ胸が痛くなるばかりだった。

第3話のまとめ考察

甘い夜と雨の夜

第3話は、二つの夜の対比が強く印象に残る回だった。一つは、ポンコツでも笑顔で頑張るカオリと、その姿に心から惹かれたタケルが、ようやく気持ちを通わせた夜。もう一つは、大雨に閉じ込められたタケルの家で、トモコが本気という言葉を口にした夜。続けて訪れた二つの夜が、まったく違う顔を見せる構成が、この作品の背徳ラブコメとしての面白さを際立たせていた。

▼ ネットの反応

彼女の友達 ミニアニメ劇場 その3のぽにて
#カノトモアニメ #彼女の友達 #ポニーテール #ポニテ #Pferdeschwanz

『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像7
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像8
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像9
『彼女の友達』第3話 感想|大雨の夜に明かされたトモコの本気とタケルの本音反応画像10

元のツイートを見る

特に、タケルがかつてトモコに憧れていたと明かした場面は大きい。これまでのタケルは、トモコの誘いをきっぱり拒む誠実な彼氏として描かれてきた。けれど、その拒絶の裏には、手の届かない高嶺の花への憧れがあった。だからこそトモコの言葉はタケルを揺さぶるし、カオリへの想いが本物であるほど、その揺らぎは苦しいものになる。誠実であろうとするタケルの姿と、過去の憧れを捨てきれない弱さ。その両方を抱えた等身大の主人公だからこそ、この物語から少しも目が離せないのだと思う。

トモコの本心はどこにあるのか

トモコの言葉の真意も、回を追うごとにますますわからなくなってきた。浮気をしてほしいと言い続けてきた彼女が、本気だったらいいのかと問いかけ、そのくせ自分の嘘も認めてしまう。どこまでが本心で、どこからが演技なのか。嘘つきはお互い様という言葉には、タケルだけでなく、自分自身への皮肉も込められているように思えた。

そして何も知らないカオリは、タケルに会いたいとメッセージを送り続けている。もっと好きになりたいと素直に言えたカオリの想いが、まっすぐであればあるほど、三人の関係の危うさが際立つ。笑顔で頑張る彼女の気持ちに、タケルはこれからどう向き合っていくのか。甘さと苦さが同時に押し寄せる第3話だった。

振り返ると、この回のタケルは二度、正直になっている。一度目はカオリに好きですと伝えたとき、二度目はトモコにかつての憧れを打ち明けたとき。どちらも嘘ではないからこそ、タケルは苦しい立場に追い込まれていく。正直であることが、必ずしも誰かを守ることにはならない。その難しさを、第3話は二つの夜を通して静かに突きつけていた。カオリの笑顔を守るために、タケルが次にどんな選択をするのかを見届けたい。

アニ
甘さと苦さが同時に来たでござる
ラン
カオリのスマイル、応援したくなるでしょ!
キャロ
トモコさんの本心が気になります。
アニ
三人の行方を見守るでござる

関連作品:

コメント