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第6話のサブタイトルは「新たな強敵!?合同特訓!」。七人そろった球川闘球部が、裏スーパードッジ大会に向けて砂浜で合宿に入る回だった。そこへ萌愛に居場所を探らせていた平子たちが合流し、さらに高知県出身の強豪、土佐アタッカーズが乱入してくる。三つのチームがぶつかったのは、当てるのを禁じたパス回し対決。球に触ることすらできない球川を動かしたのは、「あんたたちにはあんたたちのチームワークがあるんだよ」という一言だった。




「ただの合宿じゃないからね」砂浜で始まったスパルタ
七人そろった球川闘球部が、海へ
三笠はこと火浦颯美が加わって七人になった球川闘球部が、裏スーパードッジ大会に向けて合宿に入るところから第6話は始まる。舞台は砂浜と、そのすぐそばの旅館。宿の主人は弾子の父たちの代からの顔なじみらしく、「元気なガキどもを見るとこっちも元気になるってもんや」と笑って一行を迎え入れていた。第1話からずっと廃部だった部が、宿の世話まで焼いてもらえる立場になっている。それだけで、ここまで来たんだなという感慨がある。
浜辺では母のみさとが球を投げ込んでいて、「コントロール悪いよ」「ちょっとは加減しなさい」「怪我したらどうすんの」と声が飛ぶ。それに対してばーちゃんことはるかが返したのが「いいじゃないか、元気があって」。この二人の温度差が、そのまま今回の指導方針の温度差になっていく。
そして「気合入ってるようだね」に続いて出たのが、「当然、この合宿はただの合宿じゃないからね」という一言だった。海に来た、水着になった、という画づらとは裏腹に、開始から一分ほどで「これは遊びではない」と宣言してしまう。★この作品は毎回、浮かれた入り口から真面目な芯へ一気に潜っていくのがうまい。今回もその型がきれいに出ていて、冒頭のゆるさに油断していると足をすくわれる作りになっていた。
走り込みばかりのメニューには理由があった
珍子は最初、この合宿を完全に疑っていた。「いきなり海なんて、ただ遊びたいだけじゃん」「あんたにとっても気持ち悪いのかと思ったけど」と毒づいていたのに、延々と走らされた末に出てきた感想が「めちゃくちゃマジな合宿じゃねえか」。この手のひら返しの速さが珍子らしくて笑ってしまった。
その走り込みについて、「ひたすら走り込みを続けるのも、私たちに持久力が足りないのを見抜いてるからよね」という読みが入るのがこの回のいいところだ。★ばーちゃんのスパルタは、理不尽ではなく診断に基づいている。闇雲にしごいているのではなく、七人に何が足りないかを見た上でメニューを組んでいる、とわざわざ台詞で説明してくれる。
もっとも、その診断力は弾子には容赦なく向けられる。走り終わってもけろりとしている様子を見て「まだまだ元気なようだね、弾子も十セット追加だ」。しかも返事が「よっしゃあ」なので、罰になっていない。合宿には男子も交ざっていて、背負わされた重りに潰されかけながら「今のままじゃ、俺はただの足手まとい」「みんなについていける体力くらいは」とこぼす場面もあった。
そこで返ってきたのが「あんたには、あんたにあった別メニューを用意してるんだから」、そして「人それぞれだからこそ、チームワークがあるってことを忘れちゃいけないよ」。★実はこの台詞が今回の背骨で、このあと二回、まったく違う場面で効いてくる。序盤の何気ないやりとりに答えを先に置いておくやり方は、見終わってから巻き戻したくなるタイプの作りで気持ちがいい。
「たまたま僕らも合宿だね」平子たちの合流
偶然ではなく、萌愛に探らせていた
そこへ現れたのが平子たち聖アローズ闘球部だった。「なんでここに」と驚く球川側に、平子は「はっはっ、偶然だね」「たまたま僕らも合宿だね」ととぼけてみせる。ところが数秒後、自分から「本当は萌愛にスパイしてもらってたんだけどね」とばらしてしまう。
★このばらし方がとにかく平子らしい。隠し通そうという気がそもそもなくて、しらばっくれるのは様式美として一往復だけやっておく、という態度に見える。そして萌愛のほうも、命じられて情報を取ってくること自体はまったく苦にしていない。この二人の関係は前回までにさんざん見せられてきたが、戦いの外に出しても同じ調子でいてくれるのが安心する。
この乱入を、ばーちゃんは追い返さない。「ちょうどいい、合同特訓といこうじゃないか」とその場で予定を書き換えてしまう。★強い相手が向こうから来たなら使えばいいという判断で、サブタイトルの「合同特訓」はここで成立する。指導者側がまったく動じないので、話がどんどん前に進んでいくのが小気味よかった。
賞品は弾子のスパッツ、しかも旅館から拝借
ばーちゃんが提案したのは、両チームから三人ずつを選抜して行うビーチフラッグ。合図と同時に走り出し、二十メートル先の旗を先に奪った側が勝ち、というシンプルな種目だ。ところが弾子が「ドッジじゃないとやる気出ないよ」と乗り気でない。そこで平子が「では、これではどうかな」と取り出したものが問題だった。
「弾子君が愛用しているスパッツだ」「旅館のコインランドリーから拝借してきた」。すかさず「普通に泥棒だ」と突っ込みが入るが、本人はまったく悪びれない。しかも「でも、なんでスパッツ?」と問われた答えが、「どうせ使うなら普段から身につけているものがいい」「その方がより弾子君を感じられて、僕のやる気も上がるというものさ」。
★注目したいのは、これが相手のやる気を出させるための賞品ではなく、自分のやる気を出すための賞品だと本人がはっきり言っている点だ。前回、試合の最中に弾子との距離を縮めたがっていた時と理屈がまったく同じで、つまり平子の中では戦いも合宿も地続きになっている。ネットで変態呼ばわりされているのも当然なのだが、本人が一片も恥じていないので、見ているこちらは笑うしかない。
睨みつける弾子に対して、平子が返したのが「いいよ、その目だ。その熱い眼差しで、もっと僕を見つめてくれたまえ」。怒られることすら報酬にしてしまうので、この人に対しては怒るという手段が効かない。★★敵役なのに一切勝てる気がしないという妙な強さがあって、今回いちばん笑ったのはここだった。
ビーチフラッグ対決、勝ったのは体力ではなかった
「今回に限ってはタックルもあり」という特別ルール
球川側の三人は弾子、もち子、羽仁衣。聖アローズ側は平子と萌愛を含む三人で、体格でも体力でも向こうが上に見える組み合わせだった。そこで球川側に授けられたのが、「ビーチフラッグは体力はもちろんだけど、瞬発力と戦略も必要」「あっちは体力勝負のつもりみたいだから、裏をかくんだよ」という作戦だ。
弾子は「なるほど」とうなずいて「よし、頼んだぞ、もち子先輩、羽仁衣」と託す。★ここ、地味に大きい変化だと思う。少し前までの弾子なら、自分が全力で走って自分で旗を取ると言い出していたはずで、作戦を聞いた上で人に任せるという選択が最初から出てくるようになっている。
そして号砲と同時に、平子が弾子に突っ込んでいった。「今回に限ってはタックルもあり」「特別ルールだ」「悪いね、弾子君」と、宣言の順番が完全に手遅れになっている。そのまま「弾子君のスパッツは僕のものだ」と叫びながら走っていくので、動機のほうも隠す気がない。★真剣にやっているのに全部おかしい、というこの作品特有の空気が全開だった。
旗を取ったのは羽仁衣、そしてはこと颯美の答え
弾子が止められている間に前へ出たのが、もち子と羽仁衣だった。体力勝負に付き合わず、瞬発力と身のこなしで抜けていって、最後に旗をつかんだのは羽仁衣。球川闘球部の勝利となる。★陰キャで非力という設定のまま、努力と工夫で結果を出す形になっているのがこの子らしい。
ところが夜、「ビーチフラッグはお見事だったわ。行動を起こす瞬発力はさすがね」と褒められた羽仁衣は、素直に喜ばなかった。返したのが「でも、我にもっと体力があれば、ピンチにもならず勝てたかもしれない」。勝った側が、勝ち方に納得していないという場面だ。
これに対して三笠はこと火浦颯美から返ってきたのが、「そんなこと気にする必要はない」「私たちは仲間だ」「苦手なところは助け合えばいい」「いざとなったら頼ればいいの」「ダメだと思ったら背中に隠れなさい。それがチームワークってもんだ」。羽仁衣が「颯美先輩、はこキャプテン」と言葉に詰まるところまで含めて、今回の白眉だった。
★★注目したいのは、誰も「もっと体力をつけろ」とは言っていないことだ。足りないものを本人の努力で埋めろ、という方向には一切話を持っていかず、足りないままでいい、その分は他の六人が持つ、と言い切っている。序盤で男子に返された「人それぞれだからこそチームワークがある」が、ここで形を変えてもう一度出てきた形で、★同じ答えを二人の違う人物に別々に言わせるという丁寧なやり方をしていた。
「寝ぼけたパス回しじゃ」土佐アタッカーズ登場
ボールを使った特訓、その第一歩がパス
合宿二日目、ようやくボールが出てくる。「今日からはいよいよ、ボールを使っての特訓だ」に「やったー、やっとドッジができる」と沸いたのも束の間、続いた指示は「まずはパス回しからだ。肩を温めていくよ」。「えー、パスだけ」という不満が上がるのも無理はない。
ここで新加入の二人が立て続けに釘を刺す。「パスを甘く見ちゃいけないわ。すべての投球を最大限に生かすのは、巧みなパスワークよ」。そしてもう一方からは「お前のシュートは大したもんだが、パスだってもっと磨けるはずだ」「それともこのまま、全力だけが取り柄の体力バカでいいのか」と、名指しで弾子の弱点を突く言葉が飛んだ。
「何を」と食ってかかる弾子の横で、「さすが、もう弾子ちゃんの弱点を見抜いている」という声が上がる。★入ったばかりの二人が、いきなりチームの穴を言い当てているという描き方で、この二人が名門を背負っていた家の娘だという設定が説得力を持って効いてくる。褒めるより先に欠点を指摘してくるあたりも、第5話で敵として現れた時の物言いと地続きで気持ちがいい。
高知県出身、西日本の強豪が横から球をさらう
その練習中、横から飛び込んできた何者かが球をかっさらい、「寝ぼけたパス回しじゃ」と言い放つ。「誰だお前は」と身構える球川側に返ってきたのが「ボールはうちら、土佐アタッカーズのもんじゃ」。今回初登場となる新チームの登場だ。
説明はその場で入る。高知県出身のメンバーで構成されたチームで、四国はもちろん西日本の大会で勝利を重ねる強豪。しかも「うちらもここで強化合宿してたんじゃ」という、球川と同じ理由で同じ浜にいた。公式のあらすじによれば率いているのは坂本龍華で、土佐に坂本という名前を置いてくるあたり、狙いが分かりやすくて好きだ。
挨拶代わりに投げ込まれた球を受け止めた球川に対し、「疲れたにもかかわらず受けるっちゃ、なかなかのもんじゃ」「じゃが、パス回しがへなちょこなき、うちらの敵じゃなきに」「チームワークでは誰っちょに負けん。土佐アタッカーズは最強の七人じゃき」と、名乗りまで全部土佐弁で通してくる。
その勢いに「チームワークなら私たちだって負けてない」と言い返したところで、珍子が放ったのが「ひらがな以外で頼むわ」。★険悪になりかけた空気を一言で崩してしまうので、この子はやっぱりムードメーカーとして優秀だと思う。相手側も「おもしれえやつらじゃ」と笑うので、★敵対ではなく好敵手として出会わせる導入になっていたのが好印象だった。
パス回し対決、球に触ることさえできない
当てるのは禁止という、必殺技を封じるルール
「両チームともやる気だね。じゃあ、どっちがすごいのか勝負してみようじゃないか」とばーちゃんが仕切り、提示された種目がパス回し対決だった。ルールは、試合と同じように内野と外野に分かれるが今回はパスのみ。相手にぶつけるのはなしで、途中で取られることなくパスを回し続けられた方が勝ち。
「当てちゃダメなの」という不満には「だからこそ特訓になるんだよ」、さらに「それともパスだけじゃ勝てないってのかい」と煽りまで入る。「そんなこと絶対ないわ、私たちもチームワークで勝つ」と受けて対決が始まった。
★★ここでのルール設定が今回いちばん頭がいいと思った点だ。当てるのを禁じるということは、弾子の球威という球川最大の武器を封じるということで、つまり球川は自分たちがいちばん苦手な土俵で戦わされる。スポーツものは往々にして必殺技の見せ合いに寄っていくものだが、この回はそれを制度として禁止してしまった。地味な種目を選んだのではなく、★あえて主人公の長所を取り上げた上で何が残るかを見せにきている。
「これが私たちの弱点」を突きつけられる
始まってみると、まるで歯が立たなかった。土佐アタッカーズのパスは球川の間をすり抜けていき、「そんじょそこらのチームが、うちらを邪魔できるわけ」と余裕さえ見せられる。球川側から漏れたのが「ダメだ、球に触ることさえできねぇ」だった。
そして突きつけられたのが「取ることができないなら、必殺のショットがあっても同じこと。これが私たちの弱点」。★どれだけすごい球を投げられても、球が手元に来なければ無意味という、身も蓋もない事実である。その日の朝に投げつけられた「全力だけが取り柄」という嫌味が、ここで嫌味ではなく診断だったことが分かる作りになっていた。
強さの根拠も相手の口から語られる。「うちらはこんまい頃からいつも一緒」「学校で離れ離れのクラスになっても、そがなうちらを強う結びつけてるのがドッジボール」。★積み上げてきた時間そのものが武器だと言われてしまうと、今週結成したばかりの球川には返す言葉がない。「悔しいけど、とんでもないチームワークだわ」というつぶやきが正直だった。
その空気を変えたのが、ばーちゃんの「考えな。あんたたちには、あんたたちのチームワークがあるんだよ」。ここではこが「ペースに乗せられて、自分の長所を忘れていたわ」と我に返り、「ここからは私たちのターンよ」と切り替える。★★相手と同じ土俵で勝とうとしていたのが敗因で、勝つために必要なのは追いつくことではなく、別の答えを出すことだった、という整理の仕方が鮮やかだった。
土佐アタッカーズの正体と、球川の返し方
颯美の脚と、はこの読み
反撃の口火を切ったのは、外から見ればパスミスにしか見えない一球だった。「パスミスじゃん」と相手が笑った次の瞬間、「颯美のスピードがあれば、このくらいのパスは取れる」「はこが考えてることは全部わかってるさ」と二人が動く。「すげえ、先輩」と声が上がり、「これが私たちのチームワークだ」と宣言が返る。
★ここで「人それぞれだからこそ、チームワークがあるってことを忘れちゃいけないよ」が回想として差し込まれる。序盤で男子に、中盤で羽仁衣に向けられていた言葉が、三度目にしてついに球川全体の戦術そのものとして立ち上がる形だ。同じ台詞を三回使いながら、毎回意味を一段ずつ広げていくやり方で、★説教くさくならずにテーマを通してしまったのが見事だった。
一方、土佐アタッカーズの強さの正体も明かされる。「うち一人で受け止めようとしちゃったら、吹っ飛ばされちゃった」「けど、メンバー全員で威力を分け合うことで、うちらはチームとして耐久力を上げちゅう」「それがうちら、土佐アタッカーズじゃ」。★威力を一人で受けずに全員で薄めるという発想は、羽仁衣に返された「背中に隠れなさい」と実は同じことを言っている。同じ答えに先に到達していたのが相手チームだったという配置で、だから強敵として説得力があった。
「その勝負、ぜひ僕たちにも参加させてくれたまえ」
そして球川の切り札が飛ぶ。弾子の一球を受けた土佐側が「なんちゅう威力じゃ」と声を上げ、「パス回しだけのルールがなかったら、うちらはどうなっちゃったことか」と漏らす。「あれこそが球川闘球部一番の武器かい」という問いに、「あの超弩級のショットを生かすのが、あたしらのチームワークだ」と返す流れが決まっていた。
★この一往復で、球川の答えがようやく形になる。弾子の球威を捨てるのではなく、その球威を生かすためにパスを磨くという位置づけに変わった。冒頭で「パスだけ」と不満を言っていた場所に、きちんと戻ってきている。
相手も「土佐アタッカーズ、うちらも真剣にやるき」と本気になったところで、横から「その勝負、ぜひ僕たちにも参加させてくれたまえ」と平子が割り込んでくる。★三チーム入り乱れての混戦になり、そのまま夜の旅館へなだれ込む。食事に群がり、枕を投げ、最後は全員が倒れ込む。チームの垣根がなくなっているのがこの合宿のいちばんいいところで、大会でぶつかる相手と今のうちに笑い合っておく時間は、後で必ず効いてくると思う。
「新たな強敵!?合同特訓!」まとめと考察
短所を「補い合える個性」に置き換えた回
第6話を通して見ると、必殺技が一度も決め手になっていないことに気づく。ビーチフラッグは走る競技、パス回し対決は当てるのが禁止。つまり今回は、この作品が売りにしてきた派手なショットを最初から画面の外に置いた上で、体力、瞬発力、つなぎという基礎だけで一話を組み立てている。
その上で、引け目を抱えた人物が二人出てくる。体力がなくてついていけない男子と、「我にもっと体力があれば」と言った羽仁衣だ。★どちらにも返ってきた答えが同じで、足りない分を一人で埋めろとは誰も言わない。短所を短所のまま置いておいて、他の誰かの長所と組み合わせて使う、というのが今回の結論だった。
平子の扱いも、今回はこの結論の外側にいる。スパッツを盗み、タックルを繰り出し、睨まれて喜ぶ。★★ただ、公式の描き下ろしで添えられた「ライバルの存在を常に身近に感じていたい」という言い方をされると、やっていることの下品さと動機の純度がまるで釣り合っていないことが分かる。この人にとって弾子に近づくことと強くなることは同じ意味で、だから合宿にまで押しかけてくる。★笑える場面として消費されているが、実はいちばん求道的なのが平子だと思う。
次はいよいよ裏スーパードッジ大会
土佐アタッカーズは「最強の七人じゃき」と名乗り、球川闘球部もちょうど七人。同じ時期に同じ浜で強化合宿を張っていたということは、★目指している場所も同じと考えるのが自然で、この二チームが大会でぶつかる可能性は高い。今回のパス回し対決は、その前哨戦を先に見せてもらった形になる。
締めくくりは、合宿を見守ってきた側の言葉だった。「やれやれ、騒がしい合宿だったね」「でも、みんな本当に楽しそうだったわ」「弾子はいいチームメイトに恵まれたよ」「まだまだ強くなるよ、この子たちは」「いよいよ大会だ。全国のチームと全力で戦える」。★勝った負けたではなく、恵まれたという言い方で締めるのがこの作品らしい。
★★最後に考えたいのは、なぜこの合宿でわざわざ当てるのを禁じた勝負をやらせたのか、という点だ。土佐アタッカーズは、一人で受けきれない球を全員で分け合うことで耐えるチームだった。これはつまり、弾子級の球威をチーム全体で無力化できる相手が実在するということでもある。全国の化け物が集まる大会で待っているのが、個の必殺技だけでは崩せない相手だとすれば、★今回パス回しばかりやらされたことの意味は、そのまま次章への準備になる。遊んでいるように見えて一歩も無駄がない、良い合宿回だった。




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