『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』 第7話 ユリウスが贈る特別な誕生日

『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』 第7話 ユリウスが贈る特別な誕生日 ファンタジー

第7話のサブタイトルは「思いがけない贈り物」。ユリウスがエルサの誕生日を知るのは偶然ではなく、弟のハンネスが本を託して段取りを整えた結果である。連れて行かれた先はその本を原作にしたオペラで、舞台にかかるのは高慢な王子が薔薇に姿を変えられる話だった。そして帰り道、エルサは伝えそびれた報告をひとつ抱えて屋敷に戻ることになる。

アニ
今週は第7話「思いがけない贈り物」だわね!誕生日を旦那様に教えたのは、じつは弟だわね!
ラン
そうなの!しかもプレゼントの本まで、弟が先に用意してたんだよ!
キャロ
うんうん。連れて行かれた先は、その本を原作にした舞台でした。
アニ
かかっていたのが、高慢な王子が薔薇に変えられるお話ござる!

公式サブタイトルは「思いがけない贈り物」。始まりは前回の後始末から

潰れかけた貴族が、パルニラ家へ駆け込んでくる

第7話はロイアス家ではなく、パルニラ家の屋敷から始まる。駆け込んできた貴族が「助けてくれ」「ロイアス公爵家からの圧力で家紋ごと潰されそうだ」と訴える場面である。第6話の夜会でエルサに絡み、ユリウスから公爵家を敵に回したのと同じことだと面と向かって告げられた相手で、あの宣告がそのまま実行されていたことが、ここで分かる。

応対しているのはパルニラ家の執事で、「ヤルモ様、いかがいたしましょうか」と指示を仰ぐ。返ってきた答えが「どうもしないさ」だった。「不正とあの酒癖で、いずれ潰れる運命だっただろう」「それならば、何かの役に立ってから舞台を降りたほうが、彼のためだと思わないか」。助ける気は最初からなく、使い道の話しかしていない

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『君を愛する気はない…』7話。本編は新婚2人の不器用なラブラブっぷりを愛でるお話。道化師役のイエレがいい仕事。エルサにとって「子どもの家」は見過ごせないのはよく分かる。でも従者はつけようよ←ヤルモはずっと尾行してるのか? エルサの小さな手順前後が何を呼ぶか。ハンネスやるやん笑
#きみ愛

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続いて、屋敷の中が羽だらけになる。ヤルモの「こらこら、家中を羽だらけにするつもりかい?」「天使のようだよ」「セラフィーナは宝石よりもずっと美しいのに、その魅力に気付けないなんてね」から、荒れているのが妹だと分かる。第6話の終わりに、ユリウス本人から今後は行動を控えてほしいと直接言い渡された、その続きである。

そのすぐあとに置かれるのが「セラフィーナとの関係を濁しておくことは、ユリウスにとってまだ有益なことだったはずだが」という一言で、「彼女の登場は本当に予想外ですね」と続く。妹をなだめる言葉と、失恋を政治の計算違いとして眺める頭が同時に流れているのが、この兄のこわいところだと思う。ついでに言えば、その計算を狂わせた「彼女」がエルサだと、敵側の口から確認されたことになる。

王城での後始末と、逃げ出した進展報告

場面は王城へ移る。アレクシスの「お手柄だったな、ユリウス」から始まり、鉱物の純度偽装は国としての信用に関わる大スキャンダルだと説明される。第6話でユリウスが夜会の場でぶつけた調査の話は、国ぐるみの案件として片づいたわけである。

引っかかるのはそのあとだ。「しかし、いつもなら裏から手を回して潰すお前が、正面から行動に出るとは珍しいな」。ユリウスの返しは「まあ、そうなっても仕方のない愚かな貴族でしたので」。ここで確認されるのは、この人が普段は表に出ないやり方を選ぶということと、今回それを崩したのが妻に絡まれたからだということである。

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「きみを愛する気はない」
と言った次期公爵様が
なぜか溺愛してきます
第7話
#きみ愛
動植物を用いて
月の名前にするのは
ファンタジー作品で
よく見かけるが
和風月名と
同じ様な感覚だ
どういう季節か
イメージですぐ
分かりそうでいて
例えるその物自体を
知らないと
あまり分からない

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「しばらくは城内の業務に専念してくれ」という指示が出た直後、アレクシスが「この前の夜会には奥方と参加したそうではないか。そちらの方の進展報告」と続けようとして、ユリウスは「失礼します」で切り上げて出ていく。残されたアレクシスの「あれは何かあったな」で場面が終わる。国家規模の報告はいくらでもできるのに、妻の話になった瞬間に退室する。この一往復だけで人物が立っている。

誕生日を教えたのは、弟のハンネスだった

「偶然知った」にしては、材料がそろいすぎている

公式あらすじは「偶然エルサの誕生日を知った」と書いているが、本編を見ると偶然の度合いはかなり低い。城で働くハンネスがユリウスを呼び止め、「こちらを姉に渡してほしいんですが」と包みを差し出す。中身は誕生日プレゼント用に選んだ本だという。

ユリウスの「えっ、エルサはもうすぐ誕生日なのか?」に、ハンネスは「ああ、やっぱり」と返す。「姉は自分から言うタイプではないですからね」と言って生まれた月日まで教え、さらに「きっと娯楽品は自分では買わないし、ユリウス様にもねだらないだろうと思って」と、姉が遠慮する理由まで先回りして説明していく。

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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます 7話
前半はエルサの誕生日を知り、オペラへと連れて行くユリウス。
彼女に祝われたことで誕生日というモノを意識するようになったと、同じような特別な思い出でお返しするのが相変わらずハートフルでほっこりする。
#きみ愛アニメ

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極めつけが「姉はああ見えて、ファンタジーやラブロマンスの小説が好きなんですよ」という趣味の申告と、「ユリウス様、僕、応援しています」である。ユリウスの「本当に君は、エルサと似ていないな」で締まる。第4話では姉が不当な扱いを受けていないか確かめ、証拠を取っておけと言っていた弟が、今回は逆方向に全力を出している。つまりこの日のプレゼントは、材料が全部そろえられた状態で義兄に手渡されたものだった。

「当日は、俺にも祝わせてほしい」

屋敷ではユリウスの忙しさが目立っていて、使用人が「お夕食の時も書類を読んでいらっしゃいました」と言うほどである。エルサはお茶を運び、「適度に休憩なさってくださいね」とだけ置いて下がろうとする。呼び止めたのはユリウスの方で、「エルサ! 今、気づいた」という間の悪さがそのまま出ている。

渡されたのは弟からの本で、「少し渡すのが早いが、誕生日プレゼントの本だそうだ」という言い方になる。早く渡した理由は、当日までに読ませておくためだったと、あとで分かる。そして続くのが「当日は、俺にも祝わせてほしい」「君に誕生日を祝ってもらったように、俺も何かしたいんだ」である。

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「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます第7話✨
偶然エルサの誕生日を知ったユリウス
『俺にも祝わせてほしい』と、溜まった仕事を必死でこなし、エルサをオペラに連れていく⭐
素晴らしい舞台とユリウスの優しさに、その日はエルサにとって特別な1日となった☀️

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ここは第2話の返礼になっている。あのときエルサはユリウスの誕生日を祝っていて、祝われた側が祝い返す言葉を持つまでに五話かかったことになる。エルサの反応も見逃せない。実家の家族以外と初めて過ごす誕生日だと言ったあとに続くのが、「なんだか、ドキドキしてきました」だった。第6話で胸の高鳴りを体の異変だと思っていた人が、同じ言葉を素直な楽しみとして使っている。

会議、雪、そして劇場の前で待つ時間

「すごい気合。会議に出席するだけなのに」

誕生日当日、ユリウスは「すまない、エルサ。欠席できない会議が入ってしまって」と先に屋敷を出る。ただし「今日は君を連れて行きたい場所があるんだが、先に行って待っていてほしい」と、行き先を伏せたまま約束だけは残していく。

見送ったあとの使用人の一言が効いている。「すごい気合。会議に出席するだけなのに」。装いに手をかけたのが会議のためではないことを、本人以外の口で言わせている。もうひとつ置かれるのが「雪、夕方までに止むと良いのですが」で、この日の天気が最初から仕込まれている

▼ ネットの反応

第7話「思いがけない贈り物」
ご視聴ありがとうございました✨️

ふたりはエルサが憧れていた両親のような
仲睦まじい夫婦に少し近づけたでしょうか…?

感想はぜひ「#きみ愛」で教えてください

このあと8/15(土)深夜3時00分~先行配信
アニメタイムズ|U-NEXT|アニメ放題|dアニメストア

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実際にはエルサの方が先に着き、劇場の前で待つことになる。案内の者に場内で待つよう勧められても、彼女は外にいる。「こんなこともあろうかと」と取り出したのが、実家の両親からもらったブランケットだった。遅れる側ではなく待つ側に用意があるのが、この人らしいと思う。

「こうして今、旦那様を」で止まる独白

待ち時間にエルサが読んでいるのが、弟から届いた小説である。「このお話、何度読んでも素敵です」と口に出しているので、読むのは初めてではない。寒さに「実家にいた頃を思い出します」と言い、そこから独白が始まる。

「父と母のような仲睦まじい結婚生活に憧れてはいましたが、私はこの結婚で、公爵家の妻の役割を果たすだけだと思っていたのに」。ここまでは言葉になる。続く「こうして今、旦那様を」で止まり、その先は言われないまま、遅れて到着したユリウスの声にかき消される。

▼ ネットの反応

お知らせです!
第7話「思いがけない贈り物」にて、バルニラ家の執事役として出演しております!☕️✨

素敵な物語に関わることができて嬉しいです。
ぜひご覧ください!

#きみ愛

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この止まり方には答え合わせがある。放送後に公式アカウントが出した一言が、ふたりはエルサが憧れていた両親のような仲睦まじい夫婦に少し近づけたでしょうか、というものだった。言えなかった続きが何だったのかは、この一文からさかのぼって読める。第6話で「脈?」と首をかしげていたものに、今回は名前がつきかけている。

舞台にかかっていたのは、薔薇に変えられた高慢な王子の話

「棘は、自分自身が強くありたいと願う」

エルサが読んでいた小説の筋が、そのまま画面で語られる。周りを顧みない高慢な王子が、魔女から呪いをかけられて薔薇に姿を変えられる。王子は消え、鋭い棘を持つ茨が日々成長して城を飲み込み、怯えた村人が薔薇を焼き払おうとする。

そこで止めに入るのが花屋の娘で、言うことが「植物の棘は、茎が折れないようにするもの」「棘は、自分自身が強くありたいと願う」である。王子は娘の心根の美しさに恋をし、自らの高慢さを恥じて、炎で焼かれる覚悟をする。成長の止まった茨を不思議に思った娘が青い薔薇を見つけ、花びらにそっと触れると呪いが解ける。

▼ ネットの反応

『君を愛する気はない…』7話オペラ終幕後のシーンでも、エルサのハミングのテーマが活躍。たぶん5話とは構成を変えて、チェロ→ヴァイオリンと旋律が引き継がれる事で、5話よりも一歩進んだ2人の姿を描いていると思う。あと、オペラ(ミュージカル風ですが)の舞台装置が現代的な演出で面白い。
#きみ愛

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ユリウスからのプレゼントは「君がハンネスからもらっていた小説が原作のオペラだ」だった。行き先は国立芸術劇場で、エルサは「舞台を観劇するのは初めてです」と喜ぶ。本を早めに渡したのは、この筋を頭に入れた状態で舞台を見せるためだったことになる。そしてこの話、第1話とほぼ同じ形をしている。愛する気はないと言い放った男と、棘を棘のまま肯定する娘。本人たちは気づかないまま、自分たちの話を並んで見ている

「誕生日おめでとう、エルサ」

終演後、エルサは私ばかり興奮してしまって申し訳ありませんと、なぜか謝る側に回る。ユリウスの返しは「俺も見るのは久々で興味深かった」。そのあとに、この回でいちばん長い台詞が来る。

「生まれてきた日は特別なんだと、君が俺に祝い方を教えてくれなければ、こんなふうに誰かの誕生日を心から祝いたいと願うことはなかったと思う」。そして「誕生日おめでとう、エルサ」。第5話で明かされた通り、この人の子ども時代には、うれしい報告を聞いてもらえた記憶がない。祝われた経験の乏しい人間が、祝う理由を説明してから祝っている

▼ ネットの反応

『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』
7話ご視聴ありがとうございました。

あまり出番ないけど、アレクシスも忘れないでね⭐️
#きみ愛
#きみ愛アニメ

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が降り出すのはここである。帰り道の予定も用意されていて、「この後、使用人たちも祝いたいと言っていたから、帰って夕食になる」。エルサの「何か今日は皆さんコソコソしているなぁと思いました」で、屋敷ぐるみの仕込みだったと分かる。締めが「今年の誕生日はまぶしくて、とても特別な一日になりましたよ」だった。まぶしいは第6話でエルサが会場に使い、そのまま旦那様に向けた言葉である。同じ言葉が、今回は一日ぜんぶを指している。

苗屋で選んだ薔薇と、迷い込んだ先の教会

「お誕生日に見たオペラのバラに似ています」

後半は日常に戻る。エルサが苗屋で選んでいるのはブロッコリー、玉ねぎ、ニンジン、ソラマメで、「先日は旦那様に土づくりをお手伝いいただきましたし、きっとおいしいお野菜ができると思います」と言う。公爵家の妻が自分で菜園の苗を選びに出ているのが、この作品の平常運転である。

店の者が勧めるのが新種の薔薇の苗で、「四季咲きで、大切に育てると何度も花をつけるそうですよ」という説明がつく。エルサの反応が「お誕生日に見たオペラのバラに似ています」で、そのまま買って帰る。舞台の薔薇は、呪いをかけられた王子の姿だった。

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『きみを愛する気はない~』第7話「思いがけない贈り物」
エルサのお誕生日。ユリウスがこれだけハッキリ気持ちを伝えているのに、距離が縮まらないのなぜ?教員の件はすぐに報告すべき案件です。ヤルモに悪用されそうだ…
#きみ愛

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ついでに分かるのが暦の作りで、この世界は月の名前が花からとられているらしい。エルサは自分の誕生日を「その花が咲く頃ですね」と言い表していて、月の名を聞けばどの季節か伝わる仕組みになっている。誕生日にもらったものを庭へ植え替えて、しかも一度きりでなく何度も咲く種類を選ぶ。この人の選び方がよく出た場面だと思う。

「教員募集の張り紙を拝見してまいりました」

買い物の帰り、エルサは道に迷う。「知らないところまで来てしまいました」とたどり着いたのが寂れた教会で、子どもの家が併設されている。掲示されているのは教員募集と寄付のお願いで、公式あらすじの「資金繰りに苦しむ子どもの家」はここを指している。

中では男が声を荒らげている。「孤児だからって、ただ飯を食わせるわけにはいかないんだよ」「働かせろ!」。荷運びや煙突掃除ならいくらでも仕事がある、という理屈である。これに「この子たちは、労働よりも学ぶ時間を大切にするべきです」と返す声があり、男は「教える人間もいないのにか?」「こんな施設、潰したっていいんだぞ」と畳みかける。

▼ ネットの反応

#きみ愛 7話
エルサの誕生日の話
雪が降る中の恋人たちってなんかロマンチックですね
孤児たちの教師の仕事をすることになったけど、それが火種になるのかな

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そこでエルサが前に出る。「教員募集の張り紙を拝見してまいりました」「ロイアス公爵家のエルサと申します」。名乗りが二段になっているのが要点で、先に応募者として立ち、そのあとで公爵家の名前を出している。順番が逆なら、ただ権威で黙らせた場面になっていた。迷い込んで、張り紙を見て、その場で決める。第6話で自分の生まれについての陰口を事実として受け止めたときと、同じ速さである。

「思いがけない贈り物」まとめと考察

言えなかった報告と、先に知っていた男

城では、ユリウスが数週間の出張を渋っている。回避しようと必死だなと見抜かれ、「当たり前だろう。数週間は屋敷を空けることになるんだぞ」と返す。以前は命じられればどこへでも行っていたくせにと言われるのが、そのまま変化の説明になっている。

問題はその流れで出る一言である。昼に街で奥方を見かけた、教会の前で一人、何か考え込んでいる様子だった、また従者もつけずに。つまりユリウスは、エルサ本人からではなく、城で他人から先に聞かされている

▼ ネットの反応

#きみ愛 第7話、視聴しましたぁ!
エルサの誕生日を祝うユリウス、カッコ良かったです。彼女の大好きな小説のオペラを観劇するなんて彼も中々やりますね♪しかもロマンチックに雪まで降り始めるなんてもう素敵すぎて言葉になりません♥️
ヤルモに教会での一件を知られたことが心配です。
#きみ愛アニメ

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帰宅後、エルサは「それと、子どもの家でのことをご報告しなくては」と切り出しかける。ところがユリウスの返事が「食事にしようか」で、話は流れる。持ち帰りの仕事があると聞いたエルサは、「子どもの家の件は、旦那様のお仕事がひと段落してからにしましょう」と自分から先送りする。そして直後に置かれるのが、「孤児たちの家の教員ね」というヤルモの声だった。エルサは黙ったのではなく、二度言おうとして二度とも流れている。

考察。贈り物は、片方だけではない

副題の「思いがけない贈り物」は二つあると読める。ひとつはユリウスからエルサへの舞台で、これは弟が材料を用意したうえで成立した。もうひとつはエルサが持ち帰ってきた教員の仕事で、こちらは誰も予定していない。前者は当日中に渡り、後者は渡されないまま家の中に置かれている

この回を通して起きているのは、言えなかったことの反復である。エルサは劇場の前で「こうして今、旦那様を」の先を言えず、帰宅後は報告を二度先送りした。ユリウスはユリウスで、王城で妻の話を振られた瞬間に部屋を出ている。第6話が、言いかけて止めた褒め言葉を最後に言い直す回だったことを思うと、ちょうど裏返しの形になっている。

▼ ネットの反応

アニメ『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』
8/15(土)放送 第7話「思いがけない贈り物」あらすじ&先行カット公開!
折り返し記念応援イラスト企画が始動!
第1弾は『聖女の魔力は万能です』珠梨やすゆき先生の描き下ろし!

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ここで薔薇の寓話が効いてくる。棘は自分自身が強くありたいと願うもので、王子の呪いは焼き払われても解けなかった。触れられて解けた。ユリウスが自分の棘を下ろしつつあるのは、この回でもう見えている。心配なのはむしろ、手の届かないところで話が進んでいることの方だ。次回に持ち越されるのは、出張の予定、報告されていない教員の話、そしてそれをすでに知っているヤルモの三つである。贈り物の回でありながら、置いていかれたものの方が重い。


アニ
読み終わったわね!贈り物は、片方だけじゃなかったござる!
ラン
そうなの!エルサ様も、思いがけないものを持ち帰ってきたんだよ!
キャロ
うんうん。その報告は、二度とも言い出せないまま先送りになりました。
アニ
先に知っていたのが、よりによってあの人だわね、ござる!

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