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京都の街並みが懐かしい雰囲気で描かれていたな。喜八は清六という兄と電氣の発明を夢見ていたんだ。出征してしまった兄との約束、その目録が物語の鍵になりそう。酒造娘の稲子との出会いが、彼の停滞した日々に変化をもたらす。




京都を舞台に始まる電氣の物語
スチームパンクと明治ロマンが交錯する世界観
本作の世界は、明治時代の京都を思わせる街並みがベースになっているんだ。ただし史実とは少し違って、電氣の天才たちが若くして世を去り、代わりに蒸気の技術が驚くほど発展したという設定。この世界では、電氣はまだ「来ていない時代」の力なんだよね。
見ていると、どこか懐かしいような、それでいて未来を感じさせる不思議な感覚になるんだよね。建物の細部まで丁寧に描かれていて、京アニならではの背景美術のクオリティの高さを堪能できる。特に、スチームパンク的なガジェットが街並みに溶け込んでいる様子は、まさに圧巻。
電氣が世界を革命する力となる予感を感じさせるんだ。この緻密に作り込まれた世界観が、物語への没入感を高めていると言えるだろう。蒸気の匂いや煤のにおいが漂ってきそうなリアリティも魅力の一つだ。
失われた兄の夢と酒造家の娘との出会い
物語は、坂本喜八が失われた兄・清六の夢である電氣の発明を追い求めることから始まるんだ。喜八は機械いじりが好きだけど、臆病な性格でなかなか行動に移せない。そんな彼の日常に変化をもたらすのが、酒造家の娘・百川稲子との出会いだ。
稲子は自分に自信はないものの、人を信じる心優しい少女なんだよね。喜八と稲子の出会いは、互いの停滞していた日々に波紋を呼ぶことになる。そしてもう一人、物語の鍵を握るのが、蒸気の財閥・三添商店の御曹司、三添洋輔だ。
洋輔は電氣目録に執着し、稲子との政略結婚を迫るんだ。この出会いが、喜八の旅に新たな展開をもたらす予感を漂わせている。喜八が失われた目録を取り戻し、兄の夢を実現できるのか、そして稲子はどんな役割を果たすのか、今後の物語が楽しみだ。
兄の背中を追いかけて
失われた目録、交わされた約束
二十世紀電氣目録。名前からしてワクワクする響きだよね。1話を見て最初に胸に沁み込んできたのは、喜八と清六の兄弟の絆だったんだ。
清六が熱心に電氣の発明を書き込む姿、そして喜八がその夢に憧れて隣で同じように目録に向かう…ああ、この二人がこれからどんな未来を切り開こうとしていたんだろうって。でも、その希望に満ちた日々は、すぐに戦争によって引き裂かれる。清六が出征してしまい、目録も行方不明になる。
あの時、喜八は何を思ったんだろう。兄の背中を追いかけたい気持ちと、目の前の現実とのギャップで、心が押しつぶされそうだったんじゃないかなって想像してしまう。
原作を知らずに「何これ」と思いながら見始めた自分は、その分、純粋に映像と物語の世界観に引き込まれたんだよね。目録を開いた喜八の「なんなんだよ」という声で終わる引きも、続きが気になって仕方ない。
停滞した日々と、稲子との出会い
月日が流れ、喜八は酒造を営む娘、百川稲子と出会う。清六の戦死後、夢を諦めて臆病になってしまった喜八にとって、稲子はまるで光のような存在だったのかもしれない。自分に自信はないけれど、人を信じることに長けた素直な彼女との出会いで、少しずつ停滞していた喜八の日々が動き出す。
‘京アニ作品らしく、背景美術がとにかく綺麗なんだよね。特に伏見や洛内を舞台にしたスチームパンクの世界観は、細部まで丁寧に作り込まれていて、見ていて本当に飽きない。そして何より、稲子とのやり取りが瑞々しくて、二人の関係性がこれからどうなっていくのか、ついつい期待してしまうんだ。
三添洋輔の登場で物語に波乱の予感が漂うけど、喜八と稲子の出会いが、その後の展開を大きく左右するんだろうな。個人的には、喜八が兄の遺志を受け継ぎ、電氣の時代を作るために、再び立ち上がってほしいと願っているんだ。
稲子との出会いが運んだもの
百川家の温かさと、彼女の抱える影
二人の出会いは、なんと神社のお社の前。「極楽にいるお母さんとお話しさせてください」と一心に祈る稲子に、喜八が最新式の蝋管録音機で「明神様の声」を返すといういたずらを仕掛けるんだ。種明かしをされても、稲子は「本物の神様みたいに聞こえます」とにこにこしている。
「うちは信じることが取り柄なんです」と言い切る稲子は、京都伏見の百川酒造の次女。亡き母のような酒を造る杜氏になることを夢見ながら、自分のことは「グズ」と卑下して自信を持てないでいる。疑うことが染みついた喜八とは、まるで正反対の少女なんだ。
壊れた扇風機を抱えて仏具店の喜八を訪ねた稲子は、電氣仕掛けの幻灯が映す極楽図に「本当の極楽かと思いました。うち、お母さんに会えた気がして嬉しかったです」と目を輝かせる。「子供騙しだ」と自嘲する喜八に、「坂本さんは電気の才能があるって、うちは信じてるんです」と真っ直ぐ告げる稲子。その言葉が、拗らせた喜八の心をかき乱していくんだ。
穏やかな日常に現れた、三添洋輔という影
しかし、その穏やかな日常は、三添洋輔の来訪をきっかけに、少しずつ歪み始めていく。蒸気機関で財を成した御曹司である彼は、二十世紀電氣目録に執着し、あらゆる手段を使って手に入れようとしているらしい。そして百川家に貸し付けた資金の即日全額返済を突きつけた上で、「良い返事をもらえれば借金にも融通を利かせる」と、稲子との政略結婚を持ちかけてきたんだ。
丁寧な物腰のまま外堀を埋めていくそのやり口は、まるで脅迫のように響いた。
そんな彼女を、洋輔のような男に渡すなんて絶対に許せない。蒸気の財閥という力を持つ彼に対抗できるものがあるのかどうか…。
この窮地で動いたのは、姉の規子だった。実は失われたはずの電氣目録を隠し持っていて、文箱に収めたそれを稲子に託し、喜八の元へ届けさせるんだ。一体、どんな運命が二人を待ち受けているのだろうか。
目録を巡る思惑が交錯する
稲子への切迫した申し出、そして逃避行
映像はさすがの京アニでした!観ていてほんと楽しかったー!ただ、お話の方はどうもそこまで強く惹きつけられるものではなかったんですが…。
そんな第一話で印象に残ったのが、三添洋輔が百川家に迫るシーン。借金の即日返済を突きつけた上で、稲子との政略結婚を持ちかけるなんて、あまりにも露骨で、可哀想になっちゃいましたね。特に、亡き母のような酒を造る杜氏になりたいと願っている稲子だからこそ、洋輔の申し出は残酷に見えました。
そして、目録を隠し持っていた姉の規子が、稲子を使いに立てて、喜八に二十世紀電氣目録を託すのです。
再会と電氣目録の謎
そして、喜八との再会。そこで、稲子が手にする電氣目録!一体どこで手に入れたのか、その経緯が気になりますよね。
ストーリー概要には清六が目録を持って出征したことしか書かれていないので、この目録は本当に失われたものなのか、それとも何か別の事情があるのか…。喜八は、兄の夢を諦めざるを得なかった過去がありますが、稲子と出会い、再び電氣という希望を見つけたのかもしれません。ただ、目録を追う洋輔の存在も気になります。
洋輔は一体何を目論んでいるんでしょうか?目録に秘められた力…様々な思惑が交錯し、これから何が起こるのか不安と期待が入り混じります。




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