『異世界ごはん旅』第6話「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」感想|重い話を丼で飲み込ませる

『異世界ごはん旅』第6話「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」感想|重い話を丼で飲み込ませる ファンタジー

第6話のサブタイトルは「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」。雪原の階層で見つけた神殿に踏み込み、ダンジョンの最深部まで一気に到達する回だった。待ち構えていたのは白い木と水盤を使った仕掛けで、ここでリンのTRPG好きが初めて正面から役に立つ。そして最深部で明かされたのが、ごまみそこそがこのダンジョンのボスだったという事実。締めくくりは、リンが口にした「順序が逆なんだ」という一言だった。

アニ
今週の異世界ごはん旅は第6話「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」だわね!雪原の神殿で謎解きだって?リン、張り切ってるんでしょうな〜
ラン
TRPG好きの私としては、もうドキドキが止まらないの!サブタイトルにウナギって入ってるのも気になるのね!
キャロ
うんうん。リンの元の世界の知識が、また変な形で役に立つんでしょうね。期待と不安が入り混じります。
アニ
それに、公式のあらすじには「ボス」とも書いてあるわね!一体何が出てくるのか、わくわくござる!

敵が一匹もいない神殿と、動き出すTRPG脳

「敵の一匹もいないとは、確かに少し不気味だな」

第6話は、雪原に建っていた神殿の内部から始まる。第一声が「すごく静か」「暗いし何もないし」「何が目的の建物か分からなくて、なんだか不気味ですね」で、この作品にしては珍しく、暴食の卓の面々からしばらく飯の話が出てこない。

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アニメ速報
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TVアニメ『捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました』

第6話のあらすじ&先行カット公開中️

ダンジョンで待ち受けていた数々の謎解きとボス。リンにできることは──?

先行カットはこちらhttps://t.co/FaI4IMPbBI

#異世界ごはん旅

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空気を決定づけたのがヴィルの「しかし、敵の一匹もいないとは、確かに少し不気味だな」だった。魔物が出てこないこと自体が不安になる、という状況の作り方がうまい。前回までにこのダンジョンは仕掛けが凝っている割に敵が弱いという違和感を積み上げてきていて、その違和感が「そもそも出てこない」という形にまで進んだのがこの神殿だった。

建物についてはセノンが解説役に回る。様式から古代の神殿だと見抜き、「こういった古の話の類には強いんです」と説明したうえで、「真ん中の少し膨らんだ柱が、この時代独特のものなんですよ」と根拠まで挙げる。「おお、確かに膨らんでます」と素直に感心するリンとの温度差も含めて、エルフの長寿という設定がきちんと実用されているのが気持ちいい。

「私のTRPG脳がささやいている」

扉の先にあったのは、白い木と大理石の水盤が置かれただけの部屋だった。「罠はなさそうだけど」「先に進むためのヒントもなさそうですね」と手詰まり感が漂う中、リンの頭の中では別の声が鳴り始める。「これ以上の情報が欲しい場合は、何らかの調査判定を」

本人も「こんなところにまで脳内TRPGの影響が」と自覚しているのだが、止まらないまま「状況としてはまさに、謎解きとかありそうな感じなんだよな」と分析を続けてしまう。趣味が思考の癖として染みついているという描き方で、この人の一番の武器が知識ではなく発想の型であることが分かる。

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#捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました 第6話より
やっつけたモンスター(家畜?)のお肉がパッケージングされてドロップする世界で、ダンジョン内が草原だからといって驚くなよリンwなのでキラーマシンみたいな魔導カラクリが出てきたって極寒階層に現世風の神殿があったっていいじゃないか?Tボーンステーキ食べたくなっちゃった。コストコ行こうかな?ww
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調査の結果として集まった材料は四つ。水盤に刻まれた来世での愛を誓う古い詩、壁に並ぶ動物のレリーフ、二本が絡み合って一本になっている白い木、そしてその枝にある、何かを置けそうなくぼみ。ここでリンが口にしたのが「私のTRPG脳がささやいている。あのくぼみに何かをはめ込むんだよ」だった。材料を並べ終えた瞬間に答えが浮かぶ、という組み立てになっていて、推理としてもきちんと筋が通っている。

白い木と水盤、そして左右のくぼみ

「ギミック攻略には、トライアンドエラーが大事ですからね」

思いついたリンが「ダメだったらごめんなさい」と前置きすると、セノンが返したのが「構いませんよ。ギミック攻略には、トライアンドエラーが大事ですからね」。この一言がとても良かった。

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TVアニメ #異世界ごはん旅
ご視聴ありがとうございました

AT-X,BS日テレ,CBCテレビにて
6話のご視聴ありがとうございました~‼
明日は20:57~TOKYO MXにて放送です

そしてABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題ではこのあと26:30~先行配信開始

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戦えないポーターが「たぶんこうだと思う」と言い出した時に、外れる前提で付き合ってくれる仲間がいるというのは相当に恵まれている。しかも手伝いを申し出るのが、この場でいちばん知識のあるセノンなのがいい。第4話から積み重ねてきた「ポーターは戦力外でも構わない」という空気が、ここでは「思いつきも歓迎される」という形にまで広がっていた。

結果、仕掛けは動く。「やりましたね、リン。どうやら間違いではなかったようですよ」と言われて、本人が「マジか、これで正解だったなんて」と一番驚いているのも可笑しい。当てた本人が半信半疑だったというのが、この人の等身大なところだと思う。

反対側にも同じくぼみがある、という読み

もう一つ効いていたのが、調査の途中でリンが漏らしていた「反対側にも同じようなくぼみがあったりして」という推測だった。二本が絡み合って一本になっている木、という形をヒントに、左右対称の仕掛けだと当たりをつけている

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第6話始まった❗️

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実際、確認に向かったヴィルから「リンの予想どおり、向こうにもくぼみがあったから置いてきた」と報告が入る。見えていない側まで推測が届いていたわけで、TRPG脳という言い方でごまかされているが、やっていることは立派な構造の読み解きである。

仕掛けが完成すると、空だった水盤に水が満ちていく。「この水はどこから?」「木もあくまで、装置の一部ってこと?」と、解けた直後にさらに疑問が増えるのもこのダンジョンらしい。解いたご褒美が新しい謎という構造は、前回までの階層と同じ性格をしていて、この場所がどこまでも作り物であることを思い出させてくれる。

ストームイールと、元の世界から持ってきた知識

「イールってことは、ウナギでしょ?」

水が満ちた瞬間に現れたのが、この回の敵だった。セノンの説明が「空を操り、風と雷鳴を呼ぶと言われる魔物ですね」で、ヴィルも「まさか、実在するとはな」と警戒する。水中に潜られると位置が掴めず、「どうやって倒せば」と手が止まってしまう。

そこで動いたのがリンだった。名前を聞いた瞬間に「イールってことは、ウナギでしょ?」と結びつけ、「私の世界にも似たような生き物がいたんです。そいつは氷で動きを鈍くしてから捌くんですよ」と提案する。

これが今回いちばん好きな場面だった。異世界の未知の魔物が、元の世界の調理法という角度から急に既知のものになる。戦闘力ゼロのポーターが戦力になる理屈として、これ以上わかりやすい形はないと思う。しかも出所が魔法でも聖女の力でもなく、ただの生活の知識だというのがこの作品の芯だ。

塩辛を撒いて、おびき寄せる

とはいえ潜られたままでは魔法が当たらない。エドとアリアの側から出てきた条件が「どこにいるか分かれば、空間を区切って捕まえられるよ」というもので、これに対してリンが出した答えがおびき寄せることだった。根拠はスキルのサバイバルさんが示した情報である。ごまみそはアリアに預けられ、そのまま嫌がって暴れていた。

そして差し出されたのが「スルメイカの塩辛、お酒のおつまみにしようと思ったけど」という一品。「私が餌を投げるんで、そしたら魔法を使ってください!」と役割まで指定して撒き、浮いてきたところを仲間が仕留める。自分が食べるはずだった酒の肴を囮に使うというのが、この人らしい貢献の仕方だった。

決着の後の会話もいい。ヴィルは「まさか、ここまで粘液がひどいとは思わなかったがな」と苦笑しつつ、「大丈夫だったか、リン。頼むから、あまり無茶をしないでくれ」と真っ先に確認する。前線に立たない仲間の身を最初に案じる並びが、この二人の関係をよく表していた。そしてすぐさま「ストームイールのお肉、つまりウナギ」「日本人の心が踊りますな」と話題が食材に戻るので、危機の直後に飯の話へ切り替わる速さだけは通常運転である。

最深部で聞こえた、ごまみその声

ダンジョンコアの前で、全員に声が届く

下へ降りた先は、外観からは考えられない広さの空間だった。「外観と大きさも広さも全然合いませんね」「ダンジョン、ほんと不思議です」と、この場所の異常さは最後まで説明されない。そこに置かれていたのがダンジョンコアで、「ダンジョンの根幹だ。これなくしてダンジョンは成り立たない」と説明される。

異変はそこで起きる。これまでリンにしか言葉として届かなかった声が、その場の全員に聞こえてしまったのだ。「これ、ごまみその声」「なんだと」「そういうことだったか。神経がずぶといわけだ」と、点と点がつながる音がする。

ごまみそこそが、このダンジョンのボスだった。第4話でいきなり現れて、名前を呼ばれただけでネームド化し、以来ずっと荷物のように運ばれてきたあの子猫が、である。伏線としてきれいなのは、この子が一度も怖がらなかったことがそのまま根拠になっている点だ。ダンジョンの中でだけ異様に落ち着いていた理由が、自分の家だったからで説明がついてしまう。

ボスが自分でコアを壊してしまう

身構えた面々の予想を裏切って、話は戦闘に進まない。「敵ならば致し方ない」という空気の中、ごまみそは自分でダンジョンコアを壊してしまう。理由は、リンたちと一緒に行くためだった。

当然ダンジョンは崩れ始める。「ダンジョン攻略終了か」「ダンジョンコア壊れたからね」という間の抜けた会話のあと、「飛び込め! 崩落に巻き込まれるぞ」と全員で脱出することになる。ボス戦の代わりが避難という、前代未聞の攻略だった。

ここで考えたいのは、これが本当に良い結末だったのかという点だ。確かにダンジョンは消えたし、誰も死ななかった。ただ、その原因を作ったのもこのダンジョンのボスであり、リンが名前を付けていなければどうなっていたのかは誰にも分からない。解決したというより、たまたま噛み合っただけという危うさが残っていて、気楽に見られる回のはずなのに妙に引っかかった。

「これをどう書類にすんだよ」

報告を受ける側の悲鳴

帰還後、ギルドでの報告がまた面白い。職員から「ダンジョンボスのテイムとか、また予想外のことをしてくれたな」と言われ、リンが返したのが「そう言われましても」。続けて経緯を説明するのだが、その内容が「実家の猫に似てるなと思ったらネームド化してしまい、一緒に行くと言って自分からダンジョンコアを破壊して」というもので、本人ですら「自分で言っていても謎な事態なんですよね」と認めている。

受けた側の反応が「これをどう書類にすんだよ」で、隣からも「前代未聞なのですよ」と追い打ちがかかる。異常事態を処理させられる事務方の悲鳴という視点が入ると、起きたことの珍しさが一段はっきりする。武勲としてではなく、書式に収まらない案件として扱われるのが可笑しかった。

ちなみにリン自身は、テイマーとしての才能を褒められても「もうしばらくは、ポーター兼ご飯番でいいかなと思ってますけどね」と受け流している。序盤で追放された時の扱いを思えば、今の役割を自分で選び直しているという言い方になっていて、この一言はかなり大きいと思った。

「いい匂いがしたから懐いた」

落ち着いてから、リンが気にしていたことを聞く。「ごまみそはどうして、ご飯をあげたくらいで私に懐いてきたんだろうね」。返ってきた答えが「いい匂いがしたから」で、本人は「私、もしかして変な匂いとかしてます?」と真剣に心配し始める。

ここでヴィルが挟んだ説明が良かった。「妙な表現になるが」と前置きしたうえで、「魂の匂いというか、マナの波動というか、そういった感じのものが共鳴したんじゃないか?」。リンは「馬が合った、相性が良かったって感じで認識していいんでしょうか?」と噛み砕き、「要するに、心の友みたいなもんなんかな?」と落ち着く。

声が聞こえた件にも説明が用意されている。「おそらくあの時は、ダンジョンコアが近くにあったから、俺たちにもごまみその言っていることが分かったんだろう」。不思議で済ませずに一応の理屈を置いてくるのがこの作品の丁寧なところで、同時に、コアが壊れた今はもうリンにしか届かないという状況も確定する。ついでに明かされたのが、本来ボスはコアと領域を離れてはいけないという原則で、それを破った理由が「でもな、おなかすいてなあ」。食い意地でダンジョンを空けていたことになる。

ヴィルの生家と、「順序が逆なんだ」

「俺が正妻、兄貴が愛人の子だからな」

ここから空気が変わる。ヴィルが「こうなった以上、リンの問題もあるし、一度戻ってあいつの判断を仰ごうと思っている」と切り出し、仲間が「は? 本当か?」と驚く。本人の言い分は「まあ、意地を張っている場合じゃないだろう」だった。

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このあと23:00から
『捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました』第6話
AT-Xで【最速】放送!

<キャスト>
徳井青空
小野友樹
諸星すみれ
立花慎之介
千葉翔也
本渡 楓
山本兼平
田村ゆかり

番組情報
https://www.at-x.com/program/detail/?id=21307

#異世界ごはん旅
#at_x

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事情を尋ねたリンに明かされたのが、その街に兄がいるという事実。しかも「母親違いのな」と続く。仲が悪かったのかという問いには「いや、仲は悪くなかったように思う」「兄貴は人間ができててな。悪ガキだった俺にも優しくしてくれた」と、はっきり否定している。

問題はそこではなかった。跡取りに決まっていた兄がいるのに「俺を担ぎ上げたい連中も多くてな」、その理由が「俺が正妻、兄貴が愛人の子だからな」兄弟の仲ではなく、周囲の思惑だけで家がこじれたという話で、だからヴィルは「そのいざこざが煩わしくて、俺は勝手に家を出た」ことになる。「今さらどんな顔して帰ればいいのか」という一言に、逃げた自覚がそのまま出ていた。それでも帰ると決めたきっかけがリンの事情だというのが、この人の義理堅さらしくて良かった。

「魔物が先じゃない、聖女召喚が先に来てる」

そしてリンの事情が仲間全員に共有される。「その国で使い潰されなくてよかったよ」と労われ、セノンからは「リンを役立たずと見誤ってくれた連中には感謝しかないわけですが、リンにとっては災難でしたね」という、皮肉と労りが同居した言い方が飛ぶ。

話題が古い文献の記述に及び、かつても魔物の災いに際して巫女姫が召喚された、という伝承が語られる。「実際、こんな魔物騒ぎが起きてるわけだし」「いにしえの聖女召喚に縋りたくなったんじゃない?」という流れになったところで、リンが「違う」と止めた。

続いた言葉が今回の核心だった。「順序が逆なんだ」「魔物が先じゃない、聖女召喚が先に来てる」「この一連の騒動、聖女召喚が実行されてから急速に始まった、と考えるほうが、まだ筋が通りませんか?」。仲間からも「妙な魔物が出るようになったのも、リンちゃんが召喚された後っぽいしね」と裏づけが出る。

これは相当に重い。見かけ倒しの魔物、兆候のない突然のダンジョン、仕掛けばかり凝っていて殺意の薄い階層。第4話から積み上げられてきた違和感が、一本の線でつながる。そして線の始点にあるのが、リン自身が呼び出されたという出来事だという結論になる。捨てた側が撒いた種を、捨てられた側が拾い集めている構図で、気楽な料理ものの顔をしたまま、話の芯がかなり深いところへ届いた。

「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」まとめと考察

かば焼き丼と、朕の辞書

重い話のあと、締めはやはり食事になる。「究明を急ぎたい事態ではあるが、それよりまず休息が必要か」という判断で、リンがキャンピングカーを出す。初めて見た側の反応が「この箱が、噂の嬢ちゃんのスキルか」「うかつに広められないわけだ」で、このスキルの異常さが外部の目を通して確認されるのも久しぶりだった。

そして本命がストームイールのかば焼き丼である。「真っ白なお米に、お醤油とお酒」から始まる説明に、「パリッと皮が焼き上がってやがる」と反応が返る。リン自身も「まさか、こっちの世界でもかば焼きが食べられるなんて思いませんでしたよ」と、しみじみしていた。倒した敵をその日のうちに丼にしてしまうこの構成は、この作品でしか成立しない気持ちよさがある。

▼ ネットの反応


TVアニメ #異世界ごはん旅
本日6話放送開始

6話「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」
お楽しみに‼‼

放送情報
AT-X:8/10(月)23:00~
BS日テレ:8/10(月)24:00~
CBCテレビ:8/10(月)25:37~
TOKYO MX:8/11(火)20:57~

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サブタイトルを回収するのはごまみそだ。食べるかと聞かれて返したのが「朕の辞書にな、食べないという文字はないからな」。すかさず「ずいぶんと食い意地の張ったナポレオンだな」と突っ込まれる。一人称が朕という時点で相当に偉そうなのだが、その口で言うことが食欲の話しかない。ボスだったと明かされた直後にこれをやられると、威厳の残りかすまで綺麗に消えるので、サブタイトルの選び方として完璧だった。

気楽に見られる皮を被った、重い一話

第6話を通して見ると、この回は三つの大きな情報を一気に置いていったことが分かる。ごまみそがダンジョンボスだったこと、ヴィルの生家に跡目のいざこざがあること、そして異変の原因が聖女召喚である可能性。どれ一つとっても後を引く話ばかりだ。

それでいて、見終わった後に残る印象は重くない。理由ははっきりしていて、情報を置いた直後に必ず食事の場面が来るからだ。重い話をした後には丼が出てくるし、正体が割れた直後には食い意地の台詞が来る。受け止めきれない話を、食べることで一度飲み込ませるという運びで、これはタイトルにごはん旅と付いている作品の、いちばん正しい使い方だと思う。

次回以降で気になるのは、ごまみその立場だ。コアを壊した以上もう帰る場所がなく、リンにしか言葉が届かない状態に戻っている。捨てられた者が、捨てられた者を拾ったという並びになっていて、この子を仲間にした意味は、たぶん可愛いマスコットが増えたという話では終わらない。ヴィルの帰郷と聖女召喚の謎、その両方に足を踏み入れる次の街で、この子がどう扱われるのかを見ておきたい。


アニ
謎解きに挑むリンの姿、素敵だったわね!そしてまさかの正体…あの子、とんでもない子だったわ。
ラン
コアの近くだとみんなにも声が聞こえる、っていう理屈も面白かったの!ちゃんと説明があるのがいいわね!
キャロ
うんうん。ヴィルさんの生家の事情も明かされましたし、リンが出した答えもかなり重い話でしたね。
アニ
それでも最後はかば焼き丼で締めるのがこの作品だわね!次回の旅も楽しみだわね!

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