『転スラ』第95話「グランベルの希望」感想|「私が名付けをしよう」で始まり、「もう死んでる」で終わる

『転スラ』第95話「グランベルの希望」感想|「私が名付けをしよう」で始まり、「もう死んでる」で終わる ファンタジー

第95話の副題は「グランベルの希望」。冒頭の回想は、名前を持たない虫に「私が名付けをしよう」と声をかける場面から始まる。現在では、ラズルに「お前は弱い」と言われたシオンが「そうだな」と認めたところから反撃に出る。そして友を失ったグランベルは、それを絶望とは呼ばず、希望と呼んだ。名付けで始まった回が、そのまま名付けの話で閉じられる。

アニ
第95話の副題は「グランベルの希望」でござる
ラン
冒頭がいきなり回想なのね!
キャロ
名前のない虫に、名前をあげる場面から始まります。
アニ
その虫がラズルでござるよ
  1. 副題「グランベルの希望」と、公式のあらすじ
    1. あらすじが書いているのはシオンの側だけだった
    2. その希望は、いちばん絶望しそうな場面で出てくる
  2. 冒頭は、名前を持たない虫と、名付ける男の話
    1. 「なぜ殺す気で来なかった」
    2. 「迷いがあるのね」「ひょっとして あなたは反対なの」
    3. 「お前のような変わり者は嫌いじゃない」
    4. 「名はない」「では 私が名付けをしよう」
  3. 魂を救うための、危ない手順
    1. 「相手の体内へ侵入する方法です」
    2. 「お前は俺を過大評価しすぎだ」
  4. 「あの仮面 今どこにあるんだ」
    1. 抗魔の仮面を、複製して使う
    2. 「だとしたら あの仮面は一体どこから来たんだ」
  5. 「お前は弱い」に「そうだな」と返す
    1. 「認めろ」「お前は弱い」
    2. 「私は自分が死んで初めて殺される恐怖を知った」
    3. 「魂の価値はその生き様で決まる」
  6. 闘神化と、諦めなかったほうが勝つという理屈
    1. 「ディアブロと比べて劣っている自分に 不安になる時があった」
    2. 「意識を向けるは己にのみ」「自分自身を彫刻するのだ」
    3. 「お前に教えてやろう」と前置きしてから殴る
  7. ラズルの最期と、「絶望?」「いいえ 違いますとも」
    1. 「俺は先に行く」「約束の場所で」
    2. 「だからこんな世界など滅んでしまえばいいのです」
    3. 「私はね たった今 心が希望で満たされたのです」
  8. 「勝負は一瞬」
    1. 「その権能は同じく 生と死」
    2. 「しかと受け止めてやる」
  9. まとめと考察
    1. 「久しぶりだね スライムさん」「いや サトルさんだったね」
    2. 「ヒナタが名付けをしてくれなければ」
    3. 「私が名付けをしよう」で始まり、「もう死んでる」で終わる

副題「グランベルの希望」と、公式のあらすじ

あらすじが書いているのはシオンの側だけだった

第95話の副題は「グランベルの希望」。ところが公式のあらすじは「クロエとヒナタの救出に向けてリムルたちが奮闘する一方で、シオンとランガはラズルを相手に戦い続けていた」と始まり、「圧倒的な力の差を前に諦めないシオンはその能力を進化させる」で終わる。題に名前が入っている人物のことが、あらすじには一行も書かれていない。

▼ ネットの反応

#転生したらスライムだった件
第95話 ご視聴ありがとうございました

次回▶第96話「勇者覚醒」
ついに第4期第2クール最終回・・・

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#転スラ

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その希望は、いちばん絶望しそうな場面で出てくる

グランベルの希望が出てくるのは、友が死んだ直後だ。しかも本人はそれを絶望とは呼ばない。題の言葉が、悲報の受け取り方をそのまま指している。副題は展開の予告ではなく、ある一人の返事の中身だった。

冒頭は、名前を持たない虫と、名付ける男の話

「なぜ殺す気で来なかった」

この回は回想から始まる。倒れたラズルが「なぜ 俺を殺さない」と問い、返ってくるのは「逆に尋ねたい」「なぜ殺す気で来なかった」だ。ラズルは「何」としか返せない。殺さなかった理由を聞いた側が、殺す気がなかった理由を聞き返されている。

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#いっしょに転スラ #転スラ #Tensura
グランベル…
本当妻を失ってここまで変わるなんて…

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「迷いがあるのね」「ひょっとして あなたは反対なの」

見抜くのは連れの女性のほうだ。「迷いがあるのね」「ひょっとして あなたは反対なの」と重ねられ、ラズルは「冥界は貧しい」「現世を奪わなければ我々に未来はない」と大義を述べたうえで、「だが俺には分からないのだ」と漏らす。侵略の理由を説明できる本人が、その理由に納得していない。

「お前のような変わり者は嫌いじゃない」

そこでグランが言う。「お前のような変わり者は嫌いじゃない」「どうだ俺たちと一緒に来ないか」。ラズルは「一緒にだと」「インセクトの俺とか」と戸惑うが、返るのは「これから西へ 長い旅に出なくてはならないんだ」「だからね 信頼できる仲間が欲しいの」という実務的な理由だった。敵として来た相手を、旅の人手として誘っている。

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名付け #tensura #転スラ #ytv

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「名はない」「では 私が名付けをしよう」

誘いの締めが名前の話になる。「あなた 名前は?」と聞かれて「名はない」と答えると、「ほう では 私が名付けをしよう」と続き、「これからは ラズルと名乗るがよい」で決まる。名乗り返しは「私はマリア そしてこの人が」「グランだ」、そして「よろしくね ラズル」だ。この回のいちばん最初の出来事が、名前を与えることだった。

魂を救うための、危ない手順

「相手の体内へ侵入する方法です」

現在に戻ると、リムルたちはクロエとヒナタの魂の救出を詰めている。思念伝達で呼びかける案に対し、ディアブロが出すのは「マテリアルボディが触れ合った状態で スピリチュアルボディのみとなり」「相手の体内へ侵入する方法です」という段取りだ。助ける方法が、そのまま自分も戻れなくなる方法になっている。

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#いっしょに転スラ #転スラ #Tensura
抗魔の仮面は一つだけではない想いは繋がる所好きすぎるって…

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「お前は俺を過大評価しすぎだ」

危険度を確かめたうえで、リムルは礼を言い、そこに一言足す。「だが一つ言っておく」「お前は俺を過大評価しすぎだ」。ディアブロの返しは「これはまたご謙遜」で、リムルは内心で「謙遜じゃねえよ」と否定する。持ち上げる側と、持ち上げられて困っている側の温度差が最後まで縮まらない。

「あの仮面 今どこにあるんだ」

抗魔の仮面を、複製して使う

暴れる相手をどう落ち着かせるかという問題に、カリスが仮面を出す。「あの仮面は私を封じるほどのアイテムでした」「この者の精神を安定させる作用もあるのではないかと」。リムルは「シズさんから受け継いで クロエにあげたあの仮面なら」と乗りかけて、そこで止まる。封じるための道具が、落ち着かせるための道具として読み替えられている。

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転生したらスライムだった件 第95話

強敵に苦戦→回想シーン入ります→覚醒からの逆転勝利。
なんか一人で少年漫画の王道バトル展開を
背負ってたシオンさんが今回の主人公でした。
ラズルVSシオンが凄かったから
グランベルの方がかなりあっさりしてたと感じました。

#転スラ

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「だとしたら あの仮面は一体どこから来たんだ」

止まった理由が可笑しい。「あの仮面 今どこにあるんだ」と考え、「クロエと一緒に過去に戻ってるんだとしたら」「また巡り巡ってシズさんに受け継がれることになるのか」と辿り、「だとしたら あの仮面は一体どこから来たんだ」に行き着く。答えは出ないまま「いや 考えるのは後だ」で打ち切られる。作戦会議の途中で、時間の輪の話に迷い込んで自分から降りている。

「お前は弱い」に「そうだな」と返す

「認めろ」「お前は弱い」

一方の戦場では、シオンとランガがラズルに歯が立たない。ラズルの言葉は「認めろ」「お前は弱い」「弱者にできることなど」「何もない」だ。シオンの返しは反論ではない。「そうだな」「お前の言う通りだ」「私は弱い」と、そのまま受け取る。言われた通りに認めたところから、この戦いの後半が始まっている。

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#転スラ 95話
強いか弱いかではなく生き様に価値を見出し闘神化したシオン!ラズル戦は大興奮でした!
色欲之王対希望之王!生と死を司る権能対決は,クロエ,ヒナタを思うルミナスの意志がグランベルの希望を上回った!
クロノアの精神体は想像と違いリムル愛で溢れてたが..ヒナタは死んだってどういうこと?

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「私は自分が死んで初めて殺される恐怖を知った」

続くのは自分語りだ。「オーガの私にとって力は正義の象徴だった」「弱い者は死ぬ」「それは魔物にとって当然のことだ」と前置きし、だから他種族を殺さないという決まりも「どこか他人事のように感じていた」と認める。そのうえで「私は自分が死んで初めて殺される恐怖を知った」と言う。ルールを守れなかった理由を、守れるようになった理由と一緒に並べている。

「魂の価値はその生き様で決まる」

拠りどころとして持ち出すのは受け売りだ。「大事なのは」「魂のありようを見極めること」と言われたこと、そして「魂の価値はその生き様で決まる」「強いか弱いか そんなことに意味などないと」。締めは「私の生き様を見るがいい」だった。弱いと認めた相手に、強さ以外の物差しを持ち出して言い返している。

闘神化と、諦めなかったほうが勝つという理屈

「ディアブロと比べて劣っている自分に 不安になる時があった」

弱さの中身も言葉にされる。「ディアブロと比べて劣っている自分に 不安になる時があった」「力の及ばぬ私では いつかリムル様に見捨てられるのではないかと」。結論は「それが私の弱さだ」で、外の敵ではなく比べる癖のほうを弱さと呼ぶ。負けそうな理由ではなく、誰かと比べてしまうことのほうを弱さだと言っている。

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進化した #tensura #転スラ #ytv

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「意識を向けるは己にのみ」「自分自身を彫刻するのだ」

言い直しがそのまま覚悟になる。「他人を羨んで何になる」「意識を向けるは己にのみ」「自分自身を彫刻するのだ」。直後に「個体名シオンの固有能力」が「ユニークスキル 闘神化へと進化しました」と告げられる。比べるのをやめると宣言した瞬間に、進化が確認されている。

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#転スラ 4期95話
シオン覚醒で勝利!ルミナス、グランベルに本当に一瞬で勝利!
そしてシズさん登場、再会キター!!と思いきやヒナタは…
は?

あー、また来週まで待てなくなる〜
#いっしょに転スラ
#アニメ好きと繋がりたい

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「お前に教えてやろう」と前置きしてから殴る

攻撃が通ったあとの言葉も、教える形をとっている。硬い外骨格を砕かれて驚く相手に「お前に教えてやろう」と前置きし、勝利の女神は最後まで諦めない者に微笑むのだ、という意味のことを言う。そのまま解放の宣言に入り、決着へ向かう。力で勝ったのではなく、諦めなかったほうが勝ったのだと本人が説明している。

ラズルの最期と、「絶望?」「いいえ 違いますとも」

「俺は先に行く」「約束の場所で」

倒れたラズルが残すのは短い言葉だ。「すまんな グランよ」「ここまでのようだ」「俺は先に行く」「約束の場所で」「また」。冒頭で名前をもらった相手への、最後の報告になっている。名付けの場面で交わした約束が、死に際の言葉として戻ってくる。

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転スラ
シオン vs ラズル回だった。
シオンが弱いって言ったら強いのは一体誰になるんだ。
しかしラズル死んでしまうとは・・・
グランベルも絶望どころか希望とは一体?
クロノアって一体何なんだ。破壊の化身として自我はないと思いきや、意外と友好的じゃんかよ。
#転スラ #tensura

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「だからこんな世界など滅んでしまえばいいのです」

受け取ったグランベルは荒れる。「世界は常に私の願いを踏みにじる」「今もまた私の友が行きました」と言い、「だからこんな世界など滅んでしまえばいいのです」と続ける。相対するルミナスの返しは「バカを言うでないわ」「絶望するなら一人で勝手にするがよい」だ。慰めではなく、一人でやれと突き放す言葉が返っている。

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95話提供 & 次回「勇者覚醒」
特に何も書かれていないので来週も定時スタートなのだろう。てか次で今クール分は終わりでは? #転スラ #tensura

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「私はね たった今 心が希望で満たされたのです」

ところが否定される。「絶望?」「いいえ 違いますとも」と言い、「私はね たった今 心が希望で満たされたのです」と続く。理由は「愛する者と友との約束を今こそ」だ。直後に「諦めぬ者」が「アルティメットスキルサリエルへと進化しました」と告げられる。友の死が、願いを叶える合図として受け取られている。

「勝負は一瞬」

「その権能は同じく 生と死」

ルミナスの見立ては具体的だ。「アスモデウスと グランのサリエル」「おそらくその権能は同じく 生と死」と並べ、「同じ条件ならば」「より強固な意志を持つ者が勝つ」と続ける。締めが「勝負は一瞬」だった。力の比べ合いではなく、意志の強さで決まると先に宣言されている。

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勝負は一瞬 #tensura #転スラ #ytv

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「しかと受け止めてやる」

向き合い方も独特だ。「今こそ因果を断ち切り決着をつけましょう」に対し、「しかと受け止めてやる」と応じ、そのうえで「そして必ず殺してやるゆえ安心するがよい」と付け足す。覚悟を受け止めると言った同じ口で、必ず殺すと約束している。

まとめと考察

「久しぶりだね スライムさん」「いや サトルさんだったね」

精神世界に入ったリムルを迎えるのはシズだ。「久しぶりだね スライムさん」「いや サトルさんだったね」と呼ばれ、リムルは「やめろよ 今の俺はリムルって名前なんだ」「過去を捨てる気はないけど」「そう呼ばれるとなんだか照れるんだよ」と返す。ここでも話題になっているのは、どの名前で呼ばれるかだった。

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Tensei Shitara Slime Datta Ken 4 – 95 #転スラ #tensura

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「ヒナタが名付けをしてくれなければ」

クロノアの説明も名前の話に着地する。「クロエの中に封じ込められた破壊の化身よ」「同時にもう一つの人格みたいなものなの」と明かしたうえで、「ヒナタが名付けをしてくれなければ」「ここまでの自我は生まれなかったと思うけどね」と言う。冒頭で虫に名を与えた場面と、まったく同じことがここでも起きていた。

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#転生したらスライムだった件 第95話
っぱシズさんよな(*´▽`*)

#転スラ

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「私が名付けをしよう」で始まり、「もう死んでる」で終わる

この回は名付けで始まり、名付けの話で閉じる。グランが名もない虫にラズルと名を与えて仲間にし、ヒナタが破壊の化身に名を与えて人格を生んだ。どちらも、敵だったものを敵でなくした行為だ。ところが最後に置かれるのは「ヒナタはもう死んでるの」という一言で、リムルの返事は「は?」だけだった。名前を与えた側が二人とも退場している、という並びで幕が下りる。

アニ
「お前は弱い」に「そうだな」と返したでござる
ラン
認めてから強くなるのね!
キャロ
グランベルは友の死を絶望と呼びませんでした。
アニ
名付けで始まり、名付けで閉じた回でござった

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