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新種の怪異調査のため、カナと越谷は副所長・赤坂いろはとともに魔総研へ。道中で甲型・乙型の講義を受けた二人を待っていたのは、まったくの新種「丙型」怪異だった。あらゆる魔法が効かない――いや、魔法を食べてしまう怪異。赤坂の攻撃は口に飲み込まれ、越谷の斬撃は通ったものの、その傷口からは目が生えてくる。別室では越谷長官とツツミ教授が睨み合い、教授はついに独断で動き出す。第2話「この怪異に退治方法はございませんの」を、ネットの反応とあわせて振り返っていく。




魔総研へ向かうカナと越谷
道中の講義――甲型と乙型の怪異
新種の怪異の調査のため、カナと越谷は魔総研(魔法技術総合研究所)へと向かう。案内役として同行するのは、副所長の赤坂いろはだ。
その道中で語られるのが、怪異の分類についての解説だ。基本となる甲型と乙型――それぞれの性質の違いが、赤坂の口から順序立てて説明されていく。仕事アニメらしい、地に足のついた前振りである。
そして、この説明がきっちり効いてくる。今回二人が向き合うことになるのは、その枠組みから完全に外れた存在なのだから。
魔総研に待っていた、新種の「丙型」怪異
魔総研に到着した二人を待っていたのは、これまで確認されたことのない新種――「丙型」怪異だった。既存のどの分類にも当てはまらない、まったくの未知の存在である。
そして判明する、その恐るべき性質。この丙型には、あらゆる魔法が効かない。正確に言えば、効かないのではない――魔法を「食べて」しまうのだ。
魔法少女の武器は、当然ながら魔法である。その魔法こそが餌になるというのだから、これほど相性の悪い相手もない。第2話のサブタイトル「この怪異に退治方法はございませんの」が、状況のすべてを言い表している。
魔法を食べる怪異、なすすべなし
別室で見守る越谷長官とツツミ教授
この対応の様子を、別室から見つめている二人がいます。越谷長官と、ツツミ教授。前回、真っ向からぶつかり合った因縁の相手同士です。
現場に降りるのではなく、モニター越しの監視者としてそこにいる立場。互いに一歩も譲らないあの空気が、静かな緊張となって画面に張り詰めていました。この二人が同席しているというだけで、ただの怪異退治では終わらないことが伝わってきます。
現場の魔法少女たちが体を張る一方で、その頭上では別の力学が働いている――この構図を淡々と映してくるところが、本作の一番の持ち味なんですよね。
赤坂の魔法攻撃、口が移動して食べられる
まず前に出たのは、副所長の赤坂いろは。魔総研副所長の権限において形態変更手続きを要請し、自ら変身して魔法攻撃を仕掛けます。放送に合わせて変身バンクが公開され、ネットでも大いに盛り上がっていた場面ですね。
ところが結果は、あまりに無情でした。攻撃が届くかと思った瞬間、怪異の「口」がぬるりと移動し、魔法をそのまま飲み込んでしまうのです。
どこを狙っても、口のほうから迎えに来る。これでは撃てば撃つほど相手に餌を与えているようなもので、まさになすすべなし。赤坂の実力を疑う余地はないだけに、この理不尽さがいっそう際立ちました。
手詰まり――誰の目にもそう映ったところで、動いたのが越谷仁美でした。
越谷仁美、新型魔法兵器で挑む
斬撃による局所攻撃――口のない場所を狙え
ここで越谷が持ち出したのが、新型の魔法兵器だ。魔法を食べられてしまうなら、食べられる前に叩き切ればいい――そういう発想だよね。
狙うのは、口のない場所。移動してくる口が届かない一点へ、斬撃で局所的な攻撃を叩き込む。真正面から力押しするのではなく、相手の性質を逆手に取る。天才的センスと呼ばれる越谷らしい一手だった。
そして、この作戦は通った。怪異にはっきりとダメージが入るんだ。手も足も出なかった空気が、一瞬にして変わる。
……のだが、この作品はそう甘くない。
ダメージは通った、しかし「目」が生えた
ダメージを受けた怪異は、なんとその箇所に「目」を生やしてみせる。斬られた場所を、こちらを認識するための器官へと作り変えてしまったわけだ。
つまり、同じ手はもう二度と通用しない。攻撃するたびに相手が学習し、対応してくる。魔法を食べるだけでも十分に厄介なのに、そこへ適応能力まで備わっているとなると、いよいよ手のつけようがない。
ダメージが通った瞬間の希望を、次の瞬間に叩き潰してくる。この見せ方が本当にうまくて、思わず唸ってしまったよ。
それでも越谷は諦めない。決定打がないと分かっていてなお、彼女の挑戦は続いていく。
ツツミ教授の独断、そして土刃メイ
アスト株式会社の魔法少女を呼び寄せる
膠着した状況を別室から見ていたツツミ教授が、ここで独断に踏み切る。呼び寄せたのは、アスト株式会社の魔法少女・土刃メイだ。
マジルミエでもなく、魔総研でもなく、外部企業の魔法少女。しかも越谷長官に諮ることなく、教授の一存で。この一手があの確執にどう跳ね返るのかを考えると、じわじわと嫌な予感がしてくるんだよな。
現場は現場で必死に戦っているのに、その頭上では組織の政治が動いている。仕事アニメとしてのこの生々しさが、たまらなくいいんだよね。
土刃メイ到着の寸前で、第2話終了
その間も、越谷のチャレンジは続いている。あの手この手で攻めるものの、決定打には至らない。効果がないまま、時間だけが過ぎていく。
そして――土刃メイが到着する、まさにその寸前。第2話はそこで幕を閉じる。いちばん気になるところで切ってくるんだから、たまったものじゃない。次回のサブタイトルは「こういうイチャモンは久々だな」。この引きで一週間待たされるのは、なかなかの拷問だよ。
OPテーマはsyudouさんと八木勇征さんの「ラテマジック」。作品の疾走感によく合っていて、こちらも話題を集めている。次回、土刃メイが何を持ち込むのか、目が離せない。




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