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「墓」が世界各地に現れ、その奥に眠る「遺物」が所有者に異能力を与える世界。盗掘で稼いでいた剛力遼河は、雇い主に嵌められて巨体の怪物に襲われ、両足をもがれて死を待つだけの身に。絶望の底で謎のカラスが現れ、気がつけばそこは15年前――2025年の警察署の中だった。世話になっていた刑事に誤解を解いてもらい釈放された剛力を待っていたのは、かつて自分を散々いびっていた元仕事仲間の待ち伏せ。第1話「終わりから再び」を、ネットの反応とあわせて振り返っていく。




終わりから再び――剛力遼河、絶望の底で
世界に現れた墓と遺物の力
世界各地に突如として謎の墓が出現し、社会は混乱に陥った。これらの墓の中には、所有者に異能力を与える「遺物」が眠っていることが判明。遺物を手にして財を成す者が現れる一方で、その力をめぐる争いも絶えなかったんだ。
物語の舞台となるのは、そんな異能力と危険が隣り合わせの世界。主人公・剛力遼河は、この墓から遺物を盗み出し、生計を立てていた青年だ。
彼の仕事は、決して安全とは言えない。それでも大胆不敵に墓へ潜り、危険と隣り合わせの日銭を稼いでいた。
巨体の怪物、もがれた両足、そして謎のカラス
物語は、いきなり地獄のような光景から幕を開ける。雇い主の裏切りによって窮地に取り残された剛力を襲うのは、見上げるほどの巨体を持つ怪物。逃げることも叶わず、彼は両足をもぎ取られてしまうんだ。
血を流しながら、ただ死を待つだけ。その絶望の底で彼の前に現れたのが、一羽の謎のカラスだった。そして意識が途切れ、次に目を開けた時――剛力は15年前の世界に立っていた。
第1話のサブタイトルは「終わりから再び」。文字通り、すべてを失った男の終わりから、この物語は始まる。
目覚めたのは、15年前の警察署だった
戻された年は2025年――墓が最初に現れた年
気がつけば剛力がいたのは、まさかの警察署の中。壮絶な死の直前から一転、留置場で目を覚ますという落差に、こちらまで混乱してしまいました。
そして突きつけられるのが「2025年」という年。墓が最初に出現した、あの15年前です。彼が知っている「これから起きること」が、まだ何ひとつ起きていない世界に戻ってきたわけですね。
自分の身体を見下ろせば、もがれたはずの両足がある。この一連の流れを、説明台詞に頼らず畳みかけてくる導入は見事でした。
刑事の口添えで釈放、そして立ち振る舞いを考える
留置場から剛力を出してくれたのは、昔から世話になっている刑事さんでした。誤解を解いてもらい、あっさりと釈放。この「昔からの縁」がちゃんと生きているあたりに、彼が単なるならず者ではないことがにじんでいます。
外へ出た剛力がまず考えたのは、これからどう立ち振る舞うか。未来を知っているという、たったひとつにして最大の武器をどう使うか――ここで焦らず思考を巡らせる描写があるおかげで、彼の狡猾さが伝わってきます。
力任せに突っ走るのではなく、まずは盤面を確かめる。この一拍があるからこそ、後の展開がぐっと面白くなるんですよね。
そして、そんな彼のもとへ、過去の因縁のほうから会いに来ることになります。
裏路地の待ち伏せ、そして立場の逆転
かつて這いつくばった相手が、目の前に
裏路地で剛力を待ち伏せていたのは、かつての仕事仲間――元暴力団の男だった。記憶の中の15年前、剛力はこの男に散々いびられ、這いつくばって耐えるしかなかったんだよね。
相手からすれば、いつもどおり格下をいたぶりに来ただけ。ところが目の前に立っているのは、15年分の修羅場をくぐってきた男なんだ。この時点で、勝負は完全に見えている。
凄まれても、剛力の表情はまるで動かない。あの温度差が最高に気持ちいいんだよな。
かつて這いつくばっていた「あの頃の自分」を思い出させる相手だからこそ、この後の逆転がぐっと効いてくる。
暴力でねじ伏せ、男が取り出した「得物」
そして始まるのは、完全に一方的な展開。剛力は元仕事仲間の男を、容赦のない暴力でねじ伏せていく。
きれいな正義のヒーローではまったくない。むしろ粗暴で、容赦がなくて、はっきりクズい。でも、そこが気持ちいいんだよね。「主人公も割りかしクズで好き」というネットの声にも、思わず頷いてしまった。
追い詰められた男は、対抗するために懐から得物を取り出す。ここで空気が変わるんだ。剛力の目つきが鋭くなる――その得物が、ただの武器ではないと気づいてしまったから。
そう、それは「遺物」だった。未来を知る彼だけが、その価値を正確に理解できる。第1話は、この最高の引きで幕を閉じるんだ。
第1話の手応えと、ネットの反応
「強くてニューゲーム」の快感
アニメ「盗掘王」第1話を見終わった。まず言えるのは、映像が独特で面白いということ。冒頭の怪物に襲われる場面から、絶望、そして15年前への帰還まで、一気に持っていかれた。
雇い主に嵌められ、両足をもがれて死にかけるという地獄からのスタート。だからこそ、そこから始まる巻き返しに否応なく期待してしまう。それにしても、あの謎のカラスには本当に救われたんだな。
記憶と知識だけが武器というのは、ある意味で最強のチート能力を持っているようなもの。ネットでも「強くてニューゲーム」「ソロレベリングっぽい」という声が並んでいて、そのわかりやすさこそがこの作品の強みだと思う。
一方で「作画がAIっぽい」「キャラの顔がムカつく」といった辛口の反応もあって、そこは好みが割れそうだな。
呉羽昇の登場、そしてここからの遺物集め
裏路地での立ち回りは、アクションとしての見応えも十分だった。「遼河のアクションシーンカッコよかった」という反応も多く、テンポの良さで25分があっという間だったという声もあちこちで見かけたよ。
そして、剛力の前に立ちはだかった元仕事仲間の男――先行上映会の反応で名前が挙がっていた、岡本信彦さん演じる呉羽昇だろう。原作では立場が逆転していく相手だけに、この初対面の意味は大きい。
いびる側から一転、ねじ伏せられる側になった彼が、これからどう剛力と関わっていくのか。ここも見どころになりそうだ。
そして何より、ラストで明かされた「あの得物は遺物だ」という気づき。ここから剛力の遺物集めが始まるのかと思うと、続きが気になって仕方がない。成り上がりと復讐、その第一歩を踏み出した彼の戦いに目が離せない。




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