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サブタイトルは「イオ・トーラス がんばります」。巨大化魔法を制御できない天然娘イオのお当番回だ。奉仕活動でカストル、スピカと組んだ彼女は、迷い犬コメットを追って幽霊が出るという大鏡の中へ。待っていたのはまさかの相手で、イオは心音さえ聞き逃さない集中で大逆転する。ほのぼの解決の後に残る少女の霊の気配まで、夏にぴったりの第16話を振り返る。




天然パワフル、イオ・トーラス
おばあさんは、キングコングの持ち方で
今回の主役は牡牛座の魔女見習い、イオ・トーラス。杖をついたおばあさんを運んであげようと、街の大通りでいきなり巨大化して騒ぎになるところから始まる。しかもその抱え方が、ネットの反応いわく「キングコングの持ち方」。「大丈夫ですよ、優しく握ってますから」「そういう問題じゃない」。
クロードは、人の役に立ちたい精神は立派だと認めつつ、イオの巨大化魔法が同じ牡牛座の中でも飛び抜けて大きいこと、街中でむやみに使えばパニックになることを諭し、学園への奉仕活動を提案する。本来は規則を破った罰だが、力の使いどころを学ぶにはうってつけというわけだ。
プリン3個で結成された三人組
相棒に指名されたのは、ポルックスに絡んだ生徒を「ちょっと脅しただけだ」と喧嘩の訴えが届いていたカストル。「奉仕活動なんて偽善行為だろ」と吐き捨てる彼に、イオは「偽善でも、誰かのためになるなら別にいいんじゃない?」ときょとんと返す。不安になったクロードはスピカをお目付け役に追加。プリン1個の提示から「5個でお願いします」「3個だ」というプリン交渉で成立した。
だが第二校舎の清掃中、イオは力加減を誤って壁を破壊してしまう。昔から力の制御が苦手で、憧れは自分だけでなく他人の体も強化できるトーラスマジックの使い手、デネブ先生。「イオちゃんならきっとできるよ」と励ますスピカに、カストルは「無理だな。根拠もなく背中を押すのは無責任だろ」と水を差し、二人は険悪になってしまう。
鏡の世界の幽霊
迷い犬コメットと、大鏡の噂
そこへ中等部の子たちが駆け込んでくる。「お願い、コメットを助けてほしいの」。第二校舎でこっそり世話していた捨て犬が、大きな物音(イオのせい)に驚いて逃げ、ネームタグだけが備品室の大鏡の前に落ちていたという。その大鏡には、夕暮れに前に立つと少女のような腕に掴まれ、鏡の中へ引きずり込まれるという噂があった。
鏡はもともと、火事で亡くなった少女の部屋にあったもので、行く先々で不可解な事件を起こしてディアナ校で保管されることになった、といういわく付き。「下級生の面倒を見ることも奉仕活動だって、クロード先生言ってた。みんなでやろう」。イオの号令で、三人は「汝、うつしみを捧げよ」の文言とともに鏡の中へ飛び込むことになる。
合わせ鏡の迷宮で、カストルがビビる
鏡の中は、合わせ鏡のような廊下が延々と続く異空間。どこからか低い声が響き、扉が勝手に閉まる怪奇現象の連続に、「魔術師が幽霊にビビるとか笑えるな」と強がっていたカストルの化けの皮が剥がれていく。スピカを「スピスピ」と呼んで「急にあだ名呼び!?」と突っ込まれ、震えながら「幽霊をぶん殴る準備運動をしてたんだが?」と言い張る姿は、ネットの反応でも大ウケだった。
やがて姿の見えない「幽霊」の口汚い罵声とポルターガイストが襲いかかり、混乱の中でスピカがさらわれてしまう。泣きかけるイオに、カストルは容赦なく発破をかけた。「めそめそ泣いてたら、スピカもコメットも戻ってくんのか。お前は誰かの助けになりたいんだろ。だったら、うだうだしてんじゃねえ!」。
幽霊の正体と、イオの覚醒
「こいつは幽霊じゃない。俺たちと同じ魔術師だ!」
落ち着いて観察すれば、落ちたシャンデリアの鎖には熱で焼き切ったような跡。姿が見えないのも怪奇現象も、光を操る魔法なら説明がつく。カストルが看破する。「透明に見せているだけだ。ジェミニマジックで光を操ってな。こいつは幽霊じゃない。俺たちと同じ魔術師だ!」。
幽霊なら手が出せないが、実体があるなら話は別だ。力を制御できない悩みに寄り添うだけでなく、いざという時は理屈で道を開くカストルの株が上がる場面で、ネットの反応でも「同じ悩みを抱いていたカストルと絡めて解決させたのは手堅い」と評されていた。
心音さえも、聞き逃さない
そして反撃はイオに託される。実体があるなら必ず音がする。歩く音、いや、心音さえも聞き逃さないように。トーラスマジックで研ぎ澄まされた聴覚が透明な敵を捉えた瞬間、巨大化したイオが闘牛のごとく突進。「これなら姿が見えなくても関係ねえな」「イオちゃんは怒らせないようにしよう」。ネットの反応でも「今回のMVPは間違いなくイオ」と大好評の大立ち回りだ。
伸びた「幽霊」の正体は、少女どころかまさかのおっさん。光の屈折で少女の姿を装い、盗品を集めた自分の「サンクチュアリ」に人を寄せ付けないため幽霊のフリをしていた、とんでもない変態だった。スピカとコメットも無事保護され、「変態さん、出口を教えてください!」と詰め寄るイオに、彼はすっかりトラウマ気味だった。
「イオ・トーラス がんばります」まとめと考察
「少し自分のことを好きになれた気がします」
コメットは飼い主の子のもとへ戻り、「お姉ちゃんのおかげで、またコメットと遊べるよ。本当にありがとう!」。一行は学校から表彰され、イオは「イオの力が誰かの役に立てて、少し自分のことを好きになれた気がします」とはにかんだ。その様子に思わず微笑んだカストルは、「魔法を制御できない体質に、入れ替わりに振り回されてきた自分を重ねてたんでしょ」と見抜かれ、「うるせえ! そんなんじゃねえ!」と真っ赤になるのだった。
種明かしによれば、大鏡は映ったものを鏡の中にコピーする魔道具で、引きずり込まれる噂は変態が流したデマ。少女の霊は都市伝説だった、ということになっている。
残った謎と、次回ファイナルトライアル
ただし、気になることがひとつ。変態は「犬が勝手に入ってきた」と言い張っており、コメットが自力で鏡の扉を開けられるのかという疑問が残る。そしてラストに映り込んだ「何か」に、ネットの反応は「最後、やっぱまじで居るじゃねぇか!」「少女の霊も本当に…」とざわついた。ほのぼの回の顔をして、しっかり伏線を残していく。
次回はついに期末試験(ファイナルトライアル)が開幕。「どんなに頑張ったって無理だって」「やってみないと分からないでしょ」という言い合いから始まる予告も不穏で、全24話の後半戦はここからが本番だ。




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