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フェブラリー戦の勝利に沸くポリスホッパーの中で、自分の力の正体が掴めず“もやもや”するアラキ。そんな彼に湯田博士は、ダストの「ポータブル化」=町の外へ出る夢を語る。続く対ランプス戦は、まさかの2連敗。だが苦労人タケツネが“逆転チャンス”のモグラ叩きを提案し、その決勝でアラキはダストの動きを先読みする自らのラムスに覚醒し、仲間を導いて大逆転する。「俺、もう大丈夫かも」——少年が一歩を踏み出す第2話「アドレナリン・ゲーム」だ。




フェブラリー戦の余韻と、アラキの“もやもや”
動画を見返すポリスホッパーと、実感の湧かないアラキ
第2話「アドレナリン・ゲーム」は、前回フェブラリー・ロアーズに勝利したポリスホッパーが、その試合の録画を見返す場面から。「まぐれじゃなくて作戦で勝った」と沸くチームの中で、当のアラキだけは浮かない顔をしている。「アラキが打てって言ったからだ」「スザクの動きが見えてたんだろ」と称えられても、本人は「何がどうなってたのかさっぱりで、俺だけまぐれだったのかも」と実感が湧かないのだ。
勘が異様に当たる“アラキ予報”は評判だが、それが本当に自分の力なのか、ただの偶然なのか。アラキには確信が持てない。「顔を上げよ、まだ実験は始まったばっかりじゃん。目指せ上昇チーム」と仲間に励まされても、もやもやは晴れないまま次の戦いへ向かうことになる。
湯田博士の「ポータブル化」——町から出られない理由
この回では、子どもたちに“実験”としてゲームを持ちかける湯田博士の目的も語られる。仲間の一人が「これが博士の研究にどう繋がるんですか?」と尋ねると、博士はこう答える。ラムスキャリアはダストの届く〈しんかつしか〉の町の外へ出ると、ラムス(能力の部位)が維持できず消えてしまう。だから博士は「メビウス・ダストのポータブル化」——ダストを持ち運べるようにして、みんなが町の外でも生きられる未来を目指しているのだという。
メビウス・ダストは未だ謎だらけ。どうラムス化するのか、なぜ湧き水がダスト残量を回復させるのか、なぜラムスキャリアは身体能力が高いのか。それらを解明するために、全力でラムスを使ったデータが欲しい、と博士は言う。「町の外に出たい」というアラキの夢と、この研究がまっすぐ繋がっていることが示される、重要な場面だ。
対ランプス戦、まさかの2連敗
5番勝負のルールと、続く黒星
次の対戦相手は、四ツ木を拠点とするランプス。ゲームはラムス同士の1対1を5番勝負で行い、誰をどの種目に出すかは各チームが選ぶという形式だ。ところが序盤、ハルトが手を増やす能力で挑むも敗れ、続くスピード対決ではステラも一歩及ばず、ポリスホッパーはまさかの2連敗を喫してしまう。
ゲームのルールがシンプルすぎる、盛り上がりに欠ける、という辛口の感想もネットには見られた。まだキャラクターも能力も出そろわない序盤ゆえの評価だが、この2連敗が、次の“大逆転”をより鮮やかにする布石になっている。
苦労人タケツネの“逆転チャンス”提案
2連敗で追い込まれたポリスホッパーに、思わぬ助け舟を出したのが相手リーダーのタケツネだった。じつはランプスは、「次に打たないと4戦目の出番がなくなる」とメンバーが出場を巡って揉めに揉めていた。全員に見せ場を作りたい苦労人タケツネは、頬に縦線を浮かべながら一計を案じる。
それが「次のモグラ叩きを3人でやり、もしそちらが勝てば3ポイント入れてポリスホッパーの勝ちでいい」という提案だ。個性豊かすぎる仲間のせい(おかげ?)で、結果的に相手へ一発逆転のチャンスを与えてしまうタケツネ。この回でラムス能力も判明し、「リーダーらしくてかっこいい」と評判を集めた彼の奮闘記が、思わぬ笑いも誘った。
モグラ叩き——アラキ、覚醒
「お前の能力はお前にしかわからない」ショウセイの言葉
運命のモグラ叩きに、ポリスホッパーはショウセイ、アラキらの3人で臨む(オルガやカイも加わる)。前に出てくるモグラを叩けば1点、妨害もありのアグレッシブなバトルだ。土管が密集する複雑なフィールドを前に、それでも兄貴分ショウセイはアラキを送り出す。
「お前の能力は、お前にしかわからない。だから見極めてこい」。この一言が、ずっと自分の力を疑い続けてきたアラキの背中を押す。仲間の期待をプレッシャーに感じていた少年が、ついに自分自身と向き合う瞬間だった。
ダストの動きを先読み!指示で導く大逆転
そして、アラキのラムスがついに輪郭を現す。「俺の能力は、ダストの動きを誰よりも早く見ること。少し先のダストの動きが見える」。彼の目には、次にどの土管からモグラが出てくるかが手に取るように分かるのだ。「滑り台の右からモグラ3体、ネット奥から2体。俺の指示通りに動いてくれ!」。
アラキの先読みに導かれ、ポリスホッパーは猛追。ダスト残量が尽きかけるギリギリの攻防を制し、2連敗からの大逆転勝利を掴み取る。「勝てたのはアラキのおかげ」と仲間が沸き、敗れたタケツネも「悔やむな、我々は力を出し切った」と力尽きる。ネットで囁かれた“ラムス予知”という読みが、みごとに的中した瞬間だった。
「俺、もう大丈夫かも」——芽生えた自信と、忍び寄る影
成長したアラキと、執着するクルス
試合後、アラキがぽつりと漏らす。「俺、もう大丈夫かも」。もやもやを抱えて始まった第2話が、自分の力を初めて信じられた一言で締めくくられる。このアラキの成長こそが、この回の芯だ。
だが、平穏は長くない。祝勝に沸くアラキのもとに、幼い姿の少年クルスが現れる。「アラキ、久しぶり。配信見たよ。アラキが人気者になれそうで嬉しい」——アラキに執着するクルスの登場が、次なる波乱を予感させる。「送ってって、じゃないと帰らない!」と甘えるクルスに、アラキはたじたじだ。
湯田の実験に加わる、新たな“獣”たち
そしてラストには、さらに不穏な影が差す。先ほどのゲームを見ていたという何者かが湯田博士に接触し、「私たちもぜひ参加させてください」と実験への参加を申し出るのだ。「死なない程度にショートしろよ」「最大級のウサ晴らしよ、世界が壊れるくらいの」。穏やかならぬ言葉が、これから訪れる激化を告げている。
アラキの小さな一歩と、水面下でうごめく新たな脅威。青春群像とバトルを同居させたこの作品が、次章へ向けて着実に駒を進めた第2話だった。強くなりたい理由を見つけ始めたアラキの、これからの戦いに注目したい。




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