この記事の作品:
公園で子供のサッカーに混ざったヤニねこが、わずか2分でバテて“不審者”として通報される波乱の第3話。家賃滞納のカタに草むしりを命じられるが、あろうことか大家のキャベツ畑まで食べ尽くしてしまう。さらに笑いに飢えたカンサイねこや、多幸感だけを求めて浄水器で酒を呷る新キャラ・アルねこも登場。相変わらず“最悪”で笑える、ヤニカスまみれの一話だ。




公園サッカーで通報!波乱の第3話
子供に混ざってサッカー、2分でバテて通報される
第3話は、ヤニねこが公園で子供たちのストリートサッカーに「ニャーも仲間に入れてくれニャー」と混ざる場面から。ところが走り出して2分ですっかりバテてしまい、「これが老いってやつなのかニャー」とダウン。「タバコ吸ったら回復するニャー」と言い張る始末だ。
挙句、その姿は通行人に「不審者が子供を追いかけ回している」と誤解され、警官に通報されてしまう。「ここがニャー神原(相模原)だからいいようなものの」と釘を刺されるが、当のヤニねこに反省の色はない。子供たちに交じって遊ぶフリーダムぶりが、そのまま騒動になるいつもの調子である。
大家への「ちょっかい」と、まさかの禁煙説教
アパートに戻れば、待っているのは大家との攻防だ。タバコの害を「発汗性物質は70種類以上」「脳卒中のリスクは2倍」と滔々と説き、禁煙セミナーのパンフレットまで勧めてくる大家。だがヤニねこは聞く耳を持たず、あろうことか大家の顔面に“ちょっかい”を仕掛ける始末。口は悪いが面倒見のいい大家が、思わず「言い過ぎたかもしれん」と反省してしまうほどの傍若無人ぶりだ。
家賃のカタに草むしり——そしてキャベツ畑の悲劇
タバコを吸いながらの草むしりと、しけもく散布
家賃を待ってもらう代わりに、ヤニねこは大家の敷地の草むしりを引き受けることになる。ところが始めて5分でタバコをすばすば、即座に2本目に着火。「舐めてんのか」と呆れる大家に「はいにゃ」と気のない返事を繰り返すばかり。おまけに吸い殻を撒き散らし、大家に「家賃滞納およびしけもく散布罪だ、バカヤロー」と怒鳴られる。
労働の合間にヤニねこがつまんでいたのは、なんと地面から生えたつくし。「お腹すいてたから」と悪びれない。日雇いバイト暮らしゆえか、そのへんの野草にまで手を伸ばす食いしん坊ぶりが、次の悲劇への布石になる。
つくしを食べ、ついにキャベツ畑まで——大家絶叫
差し入れを持って戻ってきた大家が目にしたのは、ぱんぱんに膨れたヤニねこの腹だった。「つか、なんだあの腹。俺のキャベツ畑は——」。そう、ヤニねこは大家が丹精込めて育てていたキャベツを、畑ごとたいらげてしまっていたのである。
元記事では「ヤニねこがキャベツ畑に見入り、守りたい気持ちが芽生える」と描かれていたが、本編はまるで逆。大家の心のオアシスを胃袋に収めてしまうという、ヤニねこらしい最悪のオチだ。差し出された菓子には「今お腹いっぱいだから持ち帰るにゃ」と、どこまでもマイペースなのだった。
事故物件の謎と、笑いに飢えたカンサイねこ
壁紙のシミとポスター、“ラップ音”の怪
賃貸でのタバコによる壁紙の変色を指摘されても、ヤニねこは「にゃーの部屋の壁紙はクリーム色にゃ、きっと元からこの色にゃ」ととぼける。さらに部屋に貼られた謎のポスターや、壁から聞こえる“ラップ音”——「うちが自己(事故)物件だ」というボケも飛び出し、ヤニねこの住まいがなにやら曰くつきであることが匂わされる。
だらしない生活の細部まで笑いに変えていくのが、この作品の持ち味。散らかった日常のひとつひとつが、そのままギャグの起点になっている。
「タバコやめる」宣言と、カンサイねこのノリツッコミ地獄
そこへ現れるのが、関西弁の友人カンサイねこ。「妹ちゃんのためにタバコやめる言うとったやん、まだ吸ったんの?」と絡み、ヤニねこの「今日からもう吸わないにゃ」という(おそらく守られない)宣言に「お、その粋やで」とすかさず乗っかる。笑いに貪欲なカンサイねこは、ヤニねこの一挙一動をボケと捉えてはノリツッコミを連発。「牛乳の中で微生物が固まる→それチーズやがな」といった具合に、一人で漫才を回し続ける暴走ぶりが今回の見どころだ。
新キャラ・アルねこと、下品すぎるオチ
浄水器カクテルと、多幸感だけを求めるアルねこ
今回の新キャラは、酒浸りの「アルねこ」。ヤニねこが酒とタバコを咎められずに済むからと入り浸る相手だ。浄水器に適当なウイスキーをドボドボ、ガムシロップとレモン汁、そこへ水道水をドバーという、およそ味を度外視した“カクテル”をこしらえる。「酒も味があって、僕からしたらおまけ。多幸感を得るためだけの滑走路」——味ではなく酔うためだけに飲むその姿は、ネットで「下手したらマジで死ぬ」と心配されるほどの危うさだった。
町内放送に屁を轟かせろ——カンサイねこの悪ノリ
終盤は、カンサイねこの悪ノリが全開に。「マイクで屁の音を放送したらおもろいんちゃう?」と、ヤニねこに町内パトロールの放送で屁を轟かせるよう焚きつける。「ええおなら出たらタバコ奢ったで」の一言に「やるニャー!」と全力を出すヤニねこ——という、どこまでも下品でどうしようもないオチで第3話は幕を閉じる。
公園の通報に始まり、キャベツ畑の全滅、危険な酒、そして町内放送の大惨事。「今週も最悪だったニャ」と評されつつも、その突き抜けたダメ人間ぶりに笑ってしまう——ヤニねこはこれでいい、と思わせてくれる一話だった。




関連作品:


















コメント