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恋太郎が知与を彼女たちに紹介するところから26話は始まる。委員長気質が発動した知与は、彼女たちの乱れを片っ端から矯正——その結果、全員のキャラが崩壊した地獄絵図が完成してしまう。後半は、絶対に写真へ写らない愛々を狙う新聞部・雉根田兎留々との攻防。恋太郎の「無理やり書かれた記事は暴力と同じ」という一言が、この回を締めている。




知与の矯正とファミリーの日常
初対面の第一関門は「BPOは大丈夫か?」
26話は、恋太郎が伊院知与を現在の彼女たちに紹介するところから始まる。いとこであり、しかも中学1年。この「親族兼ロリ幼女」という属性が彼女たちにとっては第一の関門だったらしく、開口一番「BPOは大丈夫か?」と尋ねてくる始末なんだ。冒頭からメタ全開である。
そんな知与が最初に食いついたのが、羽香里のスカートの短さだった。ここで学級委員長の気質が完全に発動してしまう。着こなし、メイク、髪型——彼女たちの気に入らない点を、片っ端から指摘していくことになるんだ。
叩く羽々里、叩かれる育、そして地獄絵図
その最中、なぜか羽々里が育を叩き出す。しかも叩く方も叩かれる方もハート目になってしまい、誰にも止められない。理由は最後まで判然としないのだが、それでいいのが100カノなんだよな。
そして知与は、恋太郎を含めた全員の乱れをすべて直しきってしまう。結果はご想像のとおりだ。正されたことで各自の個性が消し飛び、収拾のつかないキャラ崩壊のカオス地獄絵図が完成する。整えたはずなのに、風紀は前より乱れているという矛盾。
あまりの光景に、知与はメガネが外れて号泣。強制的に乱れを正してしまったことを、彼女は深く反省するのだった。
キスの連鎖と、「乱れている自覚はある」
羽香里のキスが教えた「これが恋太郎」
泣きじゃくる知与に答えを示したのは、羽香里だった。彼女は突然、恋太郎にキスをする。そして諭すんだ。乱れているように見えても、これが恋太郎なのだ、と。
正しさで整えるのではなく、そのままを受け入れる。理屈ではなく行動で示してみせるあたりが、策士・羽香里らしいところだよね。
続いて羽香里は、唐音にキスを振る。そこからは止まらない。恋太郎と彼女たちが、次々とキスを交わしていくことになる。もはや歯止めというものがない。
知与の結論、そして全員の「自覚」
その光景を見た知与が抱いた感想が、この回の答えだった。確かに乱れている。けれど、幸せそうだ——彼女なりに、この家族のかたちを理解した瞬間なんだ。
触発された知与自身も、思わずキスをしてしまう。ところが、それを見ていた彼女たちの反応が可笑しい。乱れている自覚はある、というオチ。自覚があってこの状態なのだから、もう誰にも止められない。
中学1年のキスシーンを描いた直後に、理事長のグレーな行いを冷静に処理してみせる——このチキンレースぶりに、ネットでも「BPO」の三文字が飛び交っていた。攻めているのに、どこか憎めないのが本作なんだよな。
原作からのカット部分もあるようだけれど、繋ぎは見事だったという声も多かった。
新聞部・雉根田兎留々、絶対に写らない愛々を狙う
「全集中!被写の呼吸!」——現れた新聞部
場面は変わって、美々美と愛々が校内の廊下を並んで歩いている。すれ違う生徒たちから、美々美に黄色い声が飛ぶ。その堂々とした自信が羨ましい、と愛々はこぼすんだ。
そこへ突然現れたのが、新聞部の雉根田兎留々。カメラを構え、シャッターを切りながら迫ってくる。狙いは愛々——というより、絶対に写真へ写らない愛々を、どうしても被写体に収めたいらしい。
「全集中!被写の呼吸!」と叫びながらカメラで迫る兎留々。どこかで聞いた呼吸法が飛び出す時点で、この回の温度感がよく分かるというものだ。
学校新聞299部を、恋太郎はすべて回収した
そんなこんなで、翌日。とうとう愛々が学校新聞に載ってしまう。ところが、遅れて彼女たちのもとへやって来た恋太郎の腕には、大量の新聞が抱えられていた。愛々の写った学校新聞299部を、たった一人ですべて回収してきたというんだ。
曰く、「無理やり書かれた記事は暴力と同じ」。この男は、どこまでも本気でこういうことを言い切る。ド級の誠実さがこんな形で発揮されるのが恋太郎なんだよな。ギャグの体裁を取りながら、芯の部分は一切ブレていない。
騒ぎを収めようと、今度は羽々里が理事長権限を行使する。兎留々を理事長室に呼び出して注意を——というところまでは、良かったのだけれど。
ミスディレクション作戦と、突風の一瞬
理事長、隠し撮りの前になすすべなし
理事長室での対決は、まさかの返り討ちだった。兎留々が切ってきた手札は、恋太郎と彼女たちの校内での隠し撮り写真。学校内であの関係を築いている以上、羽々里に打つ手はない。理事長の権力が、あっさり封殺されてしまうんだ。
こうなれば、あとは自分たちで守るしかない。恋太郎と彼女たちは、愛々を守るために団結する。
そして始まるのが修行だ。なぜか愛々は、バニーガールの格好をさせられることになる。理屈は不明だが、本人は恥ずかしさのあまりミスディレクションを発動し、瞬間移動で姿を消してしまう。修行として成立してしまっているのが恐ろしい。
作戦成功、そして美々美だけが見た素顔
自信を持つように、と美々美から諭された愛々。二人はもう一度、兎留々の前に立つことを選ぶ。
兎留々のカメラは、何度シャッターを切っても愛々を捉えられない。写るのは、決まって美々美のほうだ。ついに兎留々は退散していくことになる。
種明かしはこうだ。美々美をあえて目立たせることで愛々のミスディレクションの効果を倍増させ、より隠れやすくする——それが二人の作戦だった。美々美の華やかさそのものを武器に変える発想が、実に見事なんだよな。ところが、安心したのも束の間。そこへ突風が吹く。その一瞬、美々美だけが愛々の素顔を目にすることになる。そして絶句——あまりの美しさに、彼女は驚愕するのだった。素顔は視聴者にはまだ明かされない。この引きは、ずるい。




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