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セカンドブルームで、ウィルがついに一人でのウィース装填を成し遂げる第22話「想い、花開き、轟く」。自ら生み出した氷の魔剣、明かされるケリドウェンの正体、そして雷のゼオとの真剣勝負——ウィルが塔に自らの居場所を掴み取る、シーズン屈指の見せ場を振り返る。




塔を抜け出した、仲間たち
エルファリアとコレットの、想い
「私、マギアヴェンデが嫌い。あの子は塔で待っているだけ。ウィルが可哀想」——コレットの言葉は、エルファリアの胸にも刺さっていた。幼い日にウィルへかけた“約束の魔法”のせいで、彼を苦しめてきたのではないか、と。
だがウィルは、彼女を恨んでなどいない。「恨むとすれば、無能者の自分自身だ」。エルフィの隣に立ち、大切な約束を叶えたい——離れていても揺るがぬ二人の想いが、静かに交わる。
見張りに来た、シオンの本心
塔を抜け出してきたのは、リアーナ、コレット、イグノール、そしてシオン。ウィルを案じて集った仲間たちに、シオンは「余計なことをしないか見張りに来ただけ」と嘯く。
「あいつはどうせ今度も乗り越える。最後の最後に助けたら格好がつかないだろ、メイジとして、男として」——突き放すようでいて、誰よりウィルを信じるシオンの不器用な優しさがにじむ。門前払いされながら通うワークナー先生の姿も、じんと胸に響く。
セカンドブルーム、再びの試練
危機一髪の、滑り込み
開祭は進み、ウィルとユリウスは姿を見せない。「絶望して逃げ出したのだろう」とクロイツが失格を告げようとした、まさにその時——「ここにいます!」と、二人が滑り込む。
課された相手は、前回と同じウォースウーズ。魔力を生み出せぬ者には倒せぬこの難敵に、ウィルは今度こそ一人で挑む。
エルファリアが授ける、祝福
戦いの前、エルファリアがユリウスに直々に祝福を授ける。「ウィルに力を貸してくれてありがとう。あなたも信じてあげて、ウィルを」——念願だった氷の派閥入りが、こんな形で叶ったのだ。
「私の苦労を無駄にしたら承知しないからな」と照れ隠しのユリウス。打算から始まった関係が、確かな信頼へと花開いた瞬間だった。
ウィル、一人での装填
自ら生成した、氷の魔剣
「イメージは、一冊の本。今日まで辿ってきた道から、必要なものを想起する!」——ケリドウェンの導きで開かれた剣のパスを辿り、ウィルは「ティアリス・ウィース、リロード!」と叫ぶ。
生み出されたのは、氷属性の魔剣。他者に頼らず、自らウィースを生成してみせたのだ。外部装填より威力は劣るものの、注意魔法をはるかに超える一撃で、ウォースウーズを打ち砕く。
迎えに行きたい、という想い
「僕は君に魔法をかけられた。けどそれは呪いなんかじゃない、約束っていう魔法だ」——ウィルの心には、エルフィへの想いが満ちていた。「君から数えきれない勇気をもらった。だから最後は、格好をつけて君を迎えに行きたい」。
かけられたのは呪いではなく、二人を結ぶ約束の魔法。その想いを刃に込めて、ウィルは自分の力で戦い抜いてみせる。
明かされる、魔女の正体
ケリドウェン=校長コルドロ
「うまくやったじゃないか、ケリドウェン」——見守っていた者が、魔女の正体を口にする。その正体は、なんと魔法学院の校長コルドロ。「この姿の時はケリドウェンと呼んで。老化魔法を自分にかけるのはしんどいのよ」——不老の魔女だったのだ。
ドワーフに希少なウイストの宝玉を与え、ウィルの剣を陰から補強していたのもケリドウェン。発展途上のウィルの器を、彼女は「新たな第五元素の使い手」として、静かに育てていた。
なおも認めぬ、クロイツ
それでもクロイツは認めない。「あんなものが魔法などと。その剣がマジックアイテムの可能性は? ウィルを精査する必要がある」——ウィルの体を調べようと、なおも難癖をつけ続ける。
剣が杖と言えるのか、前例のない事態に場は紛糾する。各派閥の上位メイジすら扱いを決めかね、収拾のつかない空気が漂い始める。
まとめ――想い、花開き、轟く
ゼオの一撃を、しのげ
膠着を破ったのは、雷のゼオだった。「見極める方法はシンプルでいい。一撃しのいでみせろ。超えたなら証をくれてやる」——放たれた雷の必殺呪文「ザルギア・サガ」は、回避も防御も不可能な直撃必殺。
ウィルは雷の着弾と同時に装填し、その威力を半減させて耐え抜く。「マギアヴェンデの一発をくらってまだ立ってやがる。これ以上の証はねえ。上に来い、ウィル・セルフォルト」——ゼオが真っ向からウィルを認め、クロイツもついに沈黙した。
始まる、ウィルの争奪戦
だが決着の直後、思わぬ火種が上がる。「僕はエルフィーのところに」と言うウィルを、ゼオが「こいつは俺がもらう。欲しくなった、それだけだ」と奪おうとするのだ。
「ウィルを離して!」と激怒するエルファリア。マギアヴェンデ同士によるウィルの争奪戦という、まさかの展開へ。次回・第23話へ、想いは花開き、そして轟いていく。




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