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サブタイトルは「雨の中の決戦!弾子、覚醒!」。羽仁衣の魔球(チート)を看破した萌愛がスパイダーエッセンスでドーピング対抗し、相打ちの末に、ついに弾子と平子のタイマン勝負が実現する。二階堂大河と一撃弾平、父たちの雨の名勝負の記憶を挟んで、必殺の墓石トルネードすら通用しない圧倒的な好敵手へ。弾子がたどり着きかけたのは、全力を超えた超全力だった。雨の決戦回を振り返る。




羽仁衣vs萌愛、チートとドーピングの潰し合い
「でも、蜘蛛が全てを見ていたわ」
最新鋭テクノロジーの魔球で聖アローズの二人を続けて仕留め、平子に「球川の魔女」と言わしめた羽仁衣。だがそのトリックは、平子の側近・萌愛に見抜かれていた。瞬間移動の正体は動力付きローラーシューズ。ボールの推進力と軌道の変化は光学ステルスドローンの仕業。周囲を飛ぶハチ型ドローンは画像投影で相手を惑わせていた。「頑張って特訓したけど、結局メカに頼ったわね、ハニーさん」。自分の蜘蛛が全てを見ていた、というわけだ。
ここからの萌愛の理屈がすごい。この反則を申告すれば聖アローズの勝利。しかし平子お嬢様のお望みは弾子とのタイマン勝負。「であれば、全ての反則を私が跳ね返すのみ」。かくして「スパイダーエッセンス、ドーピング完了」である。反則をルールで裁かず反則で上書きする無差別級ぶりに、ネットの反応も「情報量がおかしい」と大喜びだった。
相打ち、そして「もうぼっちじゃない」
「ボッチに戻りたくなかったら、本気でかかってきなさい」。挑発する萌愛はしかし、連戦でボロボロの羽仁衣を「そんなにボロボロじゃもうどうしようもないわね」と見切ってもいた。それでも羽仁衣は、最後の力を振り絞って萌愛を仕留める。直後、自らも「プレイ続行不能により負傷退場」。文字通りの相打ちだった。
第3話で「我は非力、だからこそ秘密特訓をした」と覚醒した彼女が、今回はメカも根性も全部使ってチームの窮地を支え切った。ネットの反応の「力尽きたけど萌愛倒したのはえらい」「もうぼっちじゃなくて球川闘球部の仲間だね」という声が全てだろう。似た者同士の羽仁衣と萌愛をライバルと見る声も多く、再戦が今から楽しみだ。
タイマンへの最終関門
毎朝、パパのお墓とキャッチボール
コートに残ったのは弾子と、平子を「お嬢様」と呼ぶ聖アローズ屈指の実力者という二人。「ダンコ様がお嬢様のお相手にふさわしいかどうか、今度こそ見極めてやろう」と、回転パワーの強烈ショットを浴びせてくる。だが弾子は「父ちゃんのボールに比べたらまだまだだね」と涼しい顔。種明かしは珍子がしてくれる。弾子は毎朝パパのお墓を相手にキャッチボールをしているのだ。墓石トルネードという技名の重みが増す、さらっと恐ろしい設定である。
回転には回転で応え、二人まとめてダブルヒット。「ダンコ様はお嬢様のお相手として申し分ありません」「文句なし」とお墨付きを得て、ついに舞台が整った。降りしきる雨の中、平子が笑う。「ダンコ君、ついに二人っきりだね」「二人ともびしょ濡れだ。とことんやろうじゃないか!」。
雨の日の、大河と弾平
「この時をどれほど夢見ていたことか! 嬉しいよ、楽しいよ。心が躍って張り裂けそうだ」と最高潮の平子は、父の記憶を語り出す。二階堂大河と一撃弾平の戦いの日も、雨だった。「雨には雨の闘球があるのだよ、ダンペイ君」。ワンバウンドで水の壁を作り、そのボールに追いついてもう一度投げ込む高難度の必殺ショット、ハイパーダイビングショット。だが弾平は手を負傷していながら、とっさにプロテクターをクッションにしてキャッチしてみせた。「凄いだろ、ダンペイ君は」と誇らしげに語る大河に、幼い平子は「僕にもダンペイ様みたいなライバルがいたらいいな」とねだり、返ってきたのが運命の一言だ。「平子にもいるんだよ。お前の永遠のライバル、一撃弾子君だ」。
「その日から7年間、僕は毎日闘球の特訓をしてきたんだ。ダンコ君と最高の試合をするためにね!」。感涙する聖アローズ側の外野と、「かなりこじらせてんなぁ」「薄々気付いてましたけど、あらまぁ…」と引き気味の球川側の温度差がたまらない。前作ファンには、回想の大河の声も聞き逃せないポイントだったようだ。
墓石トルネードが、通じない
ボールに当たってもいないのに
だが試合は、想像を絶する形で始まる。平子の第一投。弾子はボールに触れてすらいないのに、水しぶきだけで吹っ飛ばされたのだ。「嘘だろ」「なのにあんなに吹っ飛ばされたのか」とどよめく外野。そして倒れた弾子を見下ろす平子の様子がおかしくなっていく。「ボールに当たってもいないのに」「裏切りだ。許しがたいよ。君は僕と、そしてパパの思いを裏切ったんだ。報いは受けてもらう」「いつまで寝転がっているんだい。もうこれ以上がっかりさせないでくれたまえ」。
観客席の評は「思いっきり逆ギレだ」「愛から憎しみに変わりつつありますわ」と手厳しい。7年間夢見たライバルが自分の一投で沈んだことが許せないという、重すぎる期待の裏返しである。ネットの反応も、この時の平子の顔芸を「美少女の顔か?」と騒然だった。
「全力を超えた超全力だ」
脳裏に響くのは父ちゃんの言葉。「たとえ力尽きたとしても、それでも全力だ。さあダンコ、全力だ」。仲間のため、父ちゃんの闘球部のため、弾子は立ち上がり必殺技の墓石トルネードを放つ。誰にも取れないはずのその球を、しかし平子は「これはさっき見たよ。やれやれだよ。これくらいの球が必殺だなんて」と難なく処理し、強烈な返球を叩きつけてきた。「もう一球投げてこいってことか」「もっと強くしていいの」。
そこで弾子がよみがえらせるのは、全力の球を受け止めてくれるようになった珍子との特訓の記憶だ。「もう私、ダンコちゃんの全力の球、取れるわ」「遠慮することはないわ。もっともっと強くてもいいのよ」。取れる相手がいなかったせいで掛かっていたリミッターは、珍子によってすでに外れていた。強敵を前に極限集中へ追い込まれた時に発揮される、全力を超えた超全力。「父ちゃん…じゃあ今のダンコの状態って、その時と同じ…」。覚醒の瞬間、平子は歓喜する。「素晴らしい。やっと、やっとその気になってくれたんだね、ダンコくん」。言葉の途中で、第4話は幕を閉じた。
「雨の中の決戦!弾子、覚醒!」まとめと考察
拗らせの原因は、ほぼパパ
改めて並べると、平子の執着の設計図がよくわかる回だった。憧れの父が刷り込んだ「永遠のライバル」という言葉、7年間の毎日の特訓、そして本人に会う前から完成していた理想像。だから弾子が一撃で沈めば「裏切りだ」と愛が憎しみに反転する。ネットの反応の「拗らせの原因ほぼパパのせい」という総括には笑うしかないが、その歪さごと「これぞライバル」と愛されているのがこの作品の強さだ。平子の一方的な思いを真正面から受け止める弾子も、また大器である。
羽仁衣の物語としても大きな回だった。スパイとして潜入した陰キャが、反則スレスレのメカと最後の根性で仲間のために相打ちまで戦い抜く。ぼっちから球川闘球部の仲間へという変化は、試合の勝敗より雄弁だ。
超全力の決着は、次回へ
それにしても、チートとドーピングが公然と飛び交い、審判が反則を裁く間もなく話が進む無差別級っぷりで、ネットの反応でも「本当に癖のアニメ」「無茶苦茶なのに最後は熱くなる」と評判だ。父から受け継いだ必殺技という王道の熱さは、前作を知る世代の郷愁も直撃している。墓石トルネードを見切った平子に、リミッターの外れた弾子の超全力はどこまで通じるのか。
本編後の全力おまけコーナーは聖アローズ学院特集で、大河の代に名門へ押し上げられた闘球部の伝統や、柔里の父親譲りのアックスショット、萌愛の監視ぶりまで暴露される大サービス。「聖アローズの日常もっと見せてくれ」の声も上がっていた。次回、いよいよ雨の決戦に決着がつく。




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