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エルファリアがウィルを氷の派閥へ迎えようとした矢先、雷のゼオが彼を奪い去る第23話。開祭の式場は、頂点に立つマギアヴェンデ同士がぶつかる戦場と化す。ウィルを賭けた、氷と雷の壮絶な頂上決戦——シリーズ最大級のバトル回を振り返る。




奪われたウィルと、決闘の火蓋
ゼオの、譲れぬ欲
「こいつは俺がもらう。欲しくなった、それだけだ」——ゼオがウィルを奪い去り、事態は一変する。力なき者を無能と切り捨てる塔の価値観を嫌い、欲のままに動くゼオの生き様が、争いの発端となった。
ドワーフを塔に加えよと説くゼオに、アロン様やエルノールは眉をひそめる。「力を持つ愚者は危険すぎる」——常識も秩序も邪魔だと言い切るゼオの危うさが、緊張を高めていく。
マギアヴェンデ同士の、決闘
ウィルを巡り、ついにエルファリアとゼオのマギアヴェンデ同士の決闘が始まる。頂点に立つ者同士の激突は前代未聞。だが周囲は「介入しても問題が先延ばしになるだけ」と傍観を決め込む。
気を失ったまま眠るウィルを傍らに、氷と雷の頂上決戦の幕が上がる。キャリオットがゼオの勝利を見込むなど、観衆の視線もこの一戦に釘付けとなった。
エルファリアの、圧倒的魔法
塔随一の、発動速度
先手を取ったのはエルファリア。その魔法の発動速度は塔でも随一で、敵への容赦もない。上位魔法を連射し、分身とともに弾幕と砲撃を織り交ぜる、圧巻の遠距離戦を展開する。
かつてウィルがグランドデューク戦で教わった継承詠唱——その技術の本家本元が、彼女の戦いにあった。「12の魔法を操る実技の天才」の実力が、いかんなく発揮されていく。
ウィルは絶対、渡さない
「ウィルは絶対に渡さない」——エルファリアの一撃一撃には、確かな意志が込められていた。遠距離での撃ち合いは、弾速も精度もエルファリアに分がある。
それでもゼオは怪物だった。分身を囮に本体を上へ逃がし、本命の一撃を狙う駆け引き。マギアヴェンデ同士の高度な攻防が、一進一退で繰り広げられる。
ゼオの、雷帝
術式に頼らぬ、雷の極地
反撃に転じたゼオが見せたのは、魔力の術式に頼らず、魔力の流出だけで全てを置き去る戦い方。その名も「雷帝」——雷の派閥が追従すべき極地だ。
全身に電流を流し込み、移動速度も反応速度も極限までブースト。エルファリアの魔法速度をも凌駕する、理論では計りきれない怪物的な素質が牙をむく。
近接戦の、怪物
ダンジョン到達階層はアロンに次ぐ48層。杖でありながら、その在り方はいっそ剣に近い——遠距離はともかく、近距離戦ではゼオに軍配が上がる。
加速した雷帝による強襲は、並のメイジでは対応しきれない。「決まりかな、これは」と観衆が息を呑むほど、ゼオの猛攻がエルファリアを追い詰めていく。
愛という、欲
私の番、という想い
追い詰められてなお、エルファリアは折れない。「何がそうまでてめえを駆り立てる?」と問うゼオに、彼女はまっすぐ答える。
「ウィルは私を追いかけてきてくれた。約束をずっと抱きしめてくれていた。だから今度は私の番——私のウィルへの愛は!」。ナスターシャ教授が「なぜそこで愛!?」と驚くほど、迷いなき想いの発露だった。
隠し玉と、継承詠唱
エルファリアは隠し玉を放つ。本来は恥ずかしがり屋のウィルを捕まえて抱きしめるための魔法だったという結界で、加速したゼオの雷帝ごと凍らせてしまうのだ。
さらに分身が呪文を引き継ぐ継承詠唱、攻撃と移動と詠唱を同時にこなす平行詠唱——エルフの秘技を極めた最上位魔法が、銀世界を現出させる。ゼオもまた最上位の雷で応じ、戦いは極限へ達する。
まとめ――終わらない夢へ
決着つかぬ、頂上決戦
氷と雷、互いの最上位魔法がぶつかり合う頂上決戦。薄れゆく意識の中で「エルフィー、なんで戦ってるの?」とつぶやくウィルの声も届かぬまま、戦いはこの一話では決着がつかなかった。
作画カロリー過多とも評された圧巻のバトル作画に、視聴者からは驚嘆の声が続出。ウィルがどちらの派閥に所属するのか——その行方は、次回へと持ち越される。
最終回へ
自分を巡って繰り広げられる、頂点同士の激闘。眠り続けるウィルは、この戦いにどう決着をつけるのか。
次回はいよいよシーズン2の最終回、第24話「終わらない物語(ユメ)」。ウィルとエルフィの物語が、どんな結末を迎えるのか——最後まで見届けたい。




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